緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

文楽を観に行ってきました。

2015年04月26日 | お出かけ
友人に誘われて文楽を観にいってきました。
劇場は大阪日本橋にある国立文楽劇場。
例の橋下さんが、文楽への助成金を打ち切る話があって、それ以降、文楽に興味を持つ人が増えて、結構人は来ています。

私も去年から見始めたばかりで、偉そうなことは言えないのですが、文楽も演目によっては面白いし、内容的についていけなくても、人形の動かし方など別の見方によっては面白い。幕間に友達と、ストーリーについて「あれはないだろ」と突っ込みを入れあったり。

見ているうちに、動かしている人間が見えなくなって、人形だけが見えてくるという不思議な体験をします。太夫の声は家に帰っても響いていたり・・・。そういうところは文楽の力でしょうか。

ところで、この日の演目の一つは「絵本太功記」。
私、どうしても光秀に同情してしまいます。秀吉は好きになれない。
筋立ては光秀、可哀そう過ぎ、でした。
後、二つ演目がありましたが、こういうのってどうなのかな、とも思います。
有名な一場面だけでなく、一つの演目をじっくり見たい人だっていると思います。
退屈しちゃうのでしょうか。そういえば、一緒に行った友人は寝てました。

劇場のロビーにお染の人形が飾ってありました。




で、お染とツーショット。



今度行くときは頑張ってお着物でと思いました。




ミホ・ミュージアムの枝垂れ桜

2015年04月23日 | お出かけ
先日、家族に誘われて滋賀県の信楽町にあるミホ・ミュージアムに行きました。

ミホ・ミュージアムは駐車場から美術館入口までかなり歩かなければいけませんが、その道は枝垂れ桜の並木道。



ちょうど満開の時期に行って、それは見事。

ずっと歩いて行くと、トンネルが現れます。
トンネルの中から桜を見るとこんな感じ。




そのトンネルを抜けると美術館が現れます。
桃源郷をイメージして設計されているのだそうです。

足の悪い人の為に電気自動車が走っていますが、歩けるなら絶対歩いて行った方がいい。

美術館は特別展として、曽我蕭白の富士と三保の松原図が目玉で、後は日本美術。
常設展示としてアジアを中心とした格調高い古代美術です。

でも、桜だけ見に来て、美術館には入らない人もいたみたいです。

さすがに桜の木の下で食事は禁止でしょうが、美術館の前にテーブルや椅子があって、そこでお食事している人もいました。

天気が良かったので、美術館の中のレストランではなく、お弁当を持ってきて、それもありかと思いました。

桜の方は、私が行った後に強い雨の降った日があったので、もう盛りはすぎたでしょう。
また来年ですね。


カラスの巣

2015年04月20日 | 俳句
4月に入って、20日のうち16日は雨だったそうである。
観測史上初めてで、100年に一度あるかないかのことらしい。
せっかく仕事を辞めて、色々やりたかったのだが、雨のせいでできないことばかり。
ちょっと気持ちが腐っていた。

でも、先日、淀川の河川敷でカラスの巣を見て考えた。



カラスは今ちょうど巣篭りの時期。
卵を温めて孵して、雛を育てている。雨の日は翼を広げて雛を守る。
それはもう、涙ぐましいまでに守る。
雨が降っている間中、翼は広げたまま。
お粗末な俳句にするとこんな感じ。

親烏止まざる雨に傘と化す

これだけ雨が降り続けば、交代で守っても、どれだけ大変だろう。
嫌われ者のカラスだけど、巣篭りの時期の雨の大変さは人間の比ではない。

家の中で過ごせる私ごときが雨を嫌がるなんて贅沢というもの。
でも明日からは晴が続くらしい。

カラスはもちろん、野の鳥達こそ待ち望んでいたことだ。

ちなみに写真を撮った日は珍しく晴れた日だった。
分かりにくいけれど、写真には親カラスが少しだけ見えている。




ボランティア探し

2015年04月19日 | ボランティア
3月末でリタイアして、今はのんびり過ごしていますが、そろそろボランティアでも始めようかなと思っています。といっても、何を始めたらいいか何も決まっていません。
仕事はあくまで生活費を得るためのものですが、ボランティアは本当に意義を感じられるものをやってみたいものです。
先日、リタイアして数年になるボランティア生活の先輩の友人と、ボランティアについて、あれこれ話をしました。
彼女もボランティアとの距離の取り方について、悩みはある様子でした。
友人との話で、ボランティアを始めるに際しては、以下のようなことは言えるかと思います。

 1. 自分が意義の感じられる、もしくは興味のあることをする。
 2. 経済的、体力的、時間的に無理のない範囲でする。
 3. 既に人間関係が結束的に出来上がっている、排他的な仲良しグループのようなボランティアは避ける。
 4. そこでは、誰か特定の人に平伏しなければならないボランティアは避ける。
 5. 無責任な人、やる気が感じられない人、活動遂行能力がほとんど無い人が4割以上いるボランティアは、それが分かった時点でやめる。(自分がそういう人になった時も同様。)

何様のつもりじゃ、そんな都合の良いボランティアがあるかと言われそうです。

私はボランティアは基本的に自分の為にするものだと思ってます。
ボランティアには、私は若い頃から関わってきましたが、自分自身のリストラや、母の介護で、実質不可能になっていました。

30代40代の頃のボランティアは、ボランティアという意識もない、自分の為の無償の社会活動でした。ですから、上の2の部分で、気がついたら、勤め先での自分の立場が危うくなっているような、ずいぶん無理なこともやってきました。

ああいう無茶はもうやりたくありません。たぶん、若い頃の無償の社会活動と、リタイア後のそれは、根本的に違うのでしょう。

今は何ができるか、焦らず、ゆっくり探している最中です。




雨の日々 シロヤマブキとダッチアイリス

2015年04月12日 | 庭の植物
4月に入ってほとんど雨の日ばかり。
でも昨日と今日は久しぶりに雨は無し。
で、庭仕事に精を出しました。

気が付くと色んな花が咲いてました。

一つはシロヤマブキ。

シロヤマブキはヤマブキと名前についていても、ヤマブキとは全く別種の植物だとか。
元々は中国地方に自生している低木だったそうなのですが、園芸種として日本全国の庭に植えられています。
秋に黒い種がたくさん成って、それが落ちて芽が出て、簡単に増える低木です。

もう一つはダッチアイリス。これも丈夫な植物です。


上から見るとこんな感じ。


色は黄色もあるのですが、黄色のダッチアイリスが咲くのは毎年もっと後です。