緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

師走の日々 最後の最後でデトックス

2021年12月25日 | 健康
今年も残りわずか。
シニアの学校も今年の課程を終えました。
茶道も今年は終了。

公民館での最後の茶道教室の日、少し早いかと思いましたが、朝からダイダイの実を採り、お稽古仲間の皆さんに差し上げました。

実はまだまだなっているのですが、取り敢えずは茶道教室で差し上げる分だけ採りました。

今年中に行かなくてはならない病院にも時間を見つけて行きました。
歯科と眼科です。
眼科は薬が切れかけていました。
眼医者さんには、なぜ緑内障が急に悪化したか、ちょっと突っ込んで聞きました。

急激な悪化は眼医者さんにとっても予想外だったそうです。
おそらく緑内障だけでなく視神経萎縮も起こっているのだろうということでした。
それにしても何がきっかけだったのか、またなぜ左目だけなのか分からないそうです。
今は左目だけ3種類の薬を使って眼圧を下げ、これ以上悪化しないようにしています。

1カ月に一度の歯科と眼科の受診以外に内科にも行ってきました。
定期健診の結果で、血清クレアチニンの数値が高い(0.73)ということで3か月に一度受診するように検診を受けた病院から言われたからです。
同じような数値で前年まで何とも言われなかったので、お医者さんに相談しようと思いました。

実はもう一つ相談したいことがありました。
ちょっと尾籠な話になるので苦手な人は以下は読まないでください。

ここ一月ほど、午後になるとお腹がガスで張って、外出した時など苦しい思いをするようになっていました。
腸内フローラの状態が悪いのかなと思っていたのですが、治療可能かどうか相談したかったのです。

結果は、クレアチニンの数値については気にしなくて良いとのこと。
お腹の張りについては、お医者さんはお腹を触診したりして「確かに張ってますね」と言われ「ガスの状態をみたいのでレントゲンで撮っていいですか」ときかれました。
で、腹部のレントゲン撮影。

その結果が大ショック。
ガスではなく、腸の内部に便がびっしり停滞している状態だったのです。
ええええっ! うっそー!!

だって私、毎日お通じあるし、便秘だなんて信じられないわー!

でも、レントゲンで見る限り、気体ではなく固体が溜まっていたのでした。
お医者さん曰く「あなたの場合、腸閉塞にはならない。でもこういうので(急な腹痛を起こし)救急車で運ばれる人もいるんですよ」とのこと。
原因は、元々そういう傾向があるところに寒さで腸の働きが鈍ったのではないかということでした。
というわけで、腸の働きを活発にする薬が処方されました。

「ずっと飲み続けなくてもいいですよ。とにかく今あるものを出してしまいましょ」ですって。
というわけで10日分のお薬を貰い、年末最後になってデトックスの日々を送ることになりました。


とまあ尾籠な話にお付き合いいただいたお詫びに、我が家の庭に来た可愛いメジロさんの写真です。


ドアップで撮るとメジロさんの目はこんなんなんです。



天満天神繫昌亭へ行く

2021年12月18日 | お出かけ
シニアの学校の総合文化科の遠足で繁昌亭に行ってきました。
繁昌亭、南森町にあるので遠足というより近足ですね。
この日はカメラを持っていなかったので写真はスマホでちょっとピンボケに撮っています。

1時半開場、2時開演なので、同じ班の人達と一緒にランチしようということになりました。
南森町には鯖料理専門店があるというので、その店に行きました。⇒ここ
このお店、日本全国にあるみたいです。

予約した人がコースを注文していて、鯖尽くしのお料理をいただきました。

内容は、
 ・さばのお造り
 ・さばの塩焼き
 ・さばの南蛮漬け
 ・さばの海賊揚げ
 ・鯖節のやっこ
 ・和風ポテトサバダ
 ・名物とろさば胡麻
 ・さばの醤油干し

私的に、この中でも一番美味しかったのは鯖の塩焼きでした。(我ながら平凡!!)
私、鯖は嫌いじゃないですし、美味しかったのですが、1カ月は鯖はいただきたくない気分になりました。
コースではない、軽い定食か丼もあり、そっちの方が良かったかも。


ランチを終えて繫昌亭前まで行きましたが、まだ誰も来てません。
開場まで時間があったので、繁昌亭の隣の大阪天満宮を皆でブラブラ。

天満宮です。


開場時間になると若い男の子が太鼓を叩いて知らせます。

この太鼓の音がいかにもやる気なしで、一緒に行った班の人が「もっと気合入れてほしいわー」と言ってました。
ちょっと眠くなる音だったんです。
寄席って、あんな感じなんでしょうか。

場内です。

席は一席ごとに空席にしてました。

この日は歳末恒例女流ウィークとかで、女性の芸人さんばかり。
おまけに大阪落語祭参加公演のため、前売・当日共 1,000円でした。
演目は落語が大半で、あと手品と女道楽で7人でした。

ところで私はこの日初めて“女道楽”という演芸があることを知りました。
女道楽と言えば、私は男性の女遊びという意味しか知らなかったのですが、そういう名の演芸があったのです。⇒ここ

というか今もたった一人、女道楽の芸人さんがいて、その日、出てました。
内海英華さん、都都逸うたいながら三味線を弾かれる美しい人でした。
我ながら、知らなかったことって、沢山あるもんだと思います。

その日のトリは露の都さん。その前が桂あやめさん。
前座クラスの人と比べ、落語の巧さ、面白さはダントツでした。

翌日、茶道の先生のところで繁昌亭に行った話をすると、先生も繫昌亭に良く行くそうで「寄席の落語はテレビでは出来んような話をするやろ」と言いました。
それ聞いて私もやはりと思いました。
確かに内心『いいんかいな』と思うような、テレビでは放映できないし、子供にも聞かせられない話してました。

生の演芸の面白さ、でした。


紅葉三昧 嵯峨野から彦根城・湖南三山の旅 湖南三山編

2021年12月13日 | 旅行
旅の二日目は、いよいよ私にとっての旅の目的、湖南三山巡りです。
でもその前に、同じく紅葉の名所、安土町にある教林坊に向かいました。

嵯峨野のお寺の紅葉もそれなりに味わいましたが、教林坊の紅葉は気のせいか、それとも広大な林の中だったせいか、ひときわ鮮やかに感じられました。











教林坊は推古13年(605年)、聖徳太子によって創建された古いお寺です。
名前の由来は聖徳太子が林の中で教えを説いたからとされています。
ですが教林坊は戦後は長く放置され、荒れ寺となっていたそうです。
平成7年、住職が決まって復興が始まり今日に至ったそうです。
その間、住職を始め多くの人々の並々ならぬ努力があったそうです。

書院や小堀遠州が作った庭園は指定文化財です。

掛軸庭園といって、床の間を作らず、壁面の一部を掛軸型に切って庭園の眺めを楽しむよう作られています。
足立美術館に同様のものがありますが、もちろん教林坊の方がはるかに古く作られています。
実際には、ちょうど外の景色が見られる縁側に観光客が座ってしまい(座ってはいけないと書いてあるのですが💦)、写真を撮るのは大変でした。

旅も終盤で、やっと湖南三山です。
湖南三山、説明によれば、市町村合併で湖南市ができた時に、元々あった湖東三山を意識して新しく作られたとか。
湖南市にある善水時・常楽寺・長寿寺の三つのお寺です。

話によれば、湖南三山はいずれも天台宗のお寺でした。
檀家があるわけではなく、密教の修行の場としてのお寺だったようです。
それゆえ教林坊と同じように守る人がおらず荒れ寺だったみたいです。

ただ文化財としての価値は高く、実際、建物は国宝だし、内部に安置された仏像は多彩で立派でした。
過去には誰も住んでいなかったので仏像が盗難の被害にもあったみたいです。
どのお寺も観光客を満足させることには力を入れていましたが、その理由は修復や維持にお金がかかるからみたいです。

というわけで最初は善水寺。


紅葉もそこそこあったのですが飽きたので建物の写真です。
国宝の本堂です。


この本堂の中で住職のお話を聞きました。

最初のお寺でお話を聞いたので、バスの中で添乗員さんが次の常楽寺さんに電話して、そこでもお話を聞くことになりました。
先の二寺の住職さんがお話したと聞けば三つ目のお寺の長寿寺さんもお話しないわけにはいかなかったみたいです。
結果、三つのお寺の住職さんの各々個性あふれるお話が聞けました。
添乗員さんのスキルにもよりますが、こういうところがツアーの良いところです。

常楽寺の国宝の本堂です。


同じく国宝の三重塔。


三重塔と本堂。


本堂の奥には雷神像やら千手観音菩薩の眷属の二十八部衆の像やら、仏像類がてんこ盛り状態でした。
また境内の散策路には西国三十三箇所観音霊場の石像が1番から33番まで安置されていました。




最後まで歩けば三十三箇所巡ったと同じご利益があったみたいですが、時間の関係で私は途中まで。


ラストは長寿寺です。


ここまで来るとさすがに疲れます。
200m続く紅葉の参道を通り抜けます。


このお寺も観光客を喜ばす工夫がいっぱい。


湖南三山のお寺、紅葉が美しいのですが、多くは今の住職さんが植えたもののようです。
そうして紅葉の時期に観光客に来てもらっています。
それは地域振興もあるのでしょうが、お寺の維持・修復に多額の費用がかかる為のようです。

住職が頑張らないとお寺が成り立たず、文化財も保護されないみたいな。
四つのお寺の住職を兼任していたとか、サラリーマンしながら住職してたとか、住職さん達、お仕事が境内の植栽も含め、体力勝負みたい。

最後の長寿寺の住職さんからは有難いお話を聞きました。
ちょっと身につまされました。
というわけで最後にお寺参りらしい気持ちになって帰ってまいりました。

正直、湖南三山といっても詳しいことは知らず、紅葉が綺麗だそうだからツアーに参加しただけでした。
元からあったのは湖東三山の方だったみたいです。
それはまた今度ということにしたいです。


紅葉三昧 嵯峨野から彦根城・湖南三山の旅 彦根城編

2021年12月08日 | 旅行
京都で遅いランチを終えて一路彦根城へ。

この旅行について、行く前に茶道の先生とお話していました。
先生自身、旅行好きで、私の旅行話にも毎回興味津々のご様子でした。
今回の旅行で、先生のお勧めは彦根城博物館でした。⇒ここ
収蔵品が素晴らしいとのことです。

それと、とても美味しい茶席用の銘菓「埋れ木」があるとも。⇒これ
要するに、お土産として買って帰らないといけないのだなと推察しました 💦
埋れ木という名についても、彦根城15代藩主井伊直弼が若き日を過ごした詫び住まい「埋木舎(うもれぎのや)」からとられたと聞かされました。

桜田門外の変で殺された大老井伊直弼は13代藩主の14男で、父親が隠居してから庶子として生まれており、養子に行く当てもなく、元藩主の子とはいえ、生涯芽が出そうにない境涯にあったようです。
それで自らの住まいに「埋木舎」と名付けたとか。
それで私は、旅行では、できれば博物館に入り、銘菓「埋れ木」を買って帰りたいと思っていたのでした。

彦根城の駐車場から彦根城へ、登城の為にお堀の横を歩きます。
観光用でしょうか。屋形船が通っていきます。


彦根城と紅葉。





お城に来たからには本丸の天守閣の一番上まで登らないわけにはいきません。
急階段をいくつも登り、なんとか最上階まで行きました。
帰りは、同じツアーの人達と一緒に帰りました。
私も含め、皆さん帰り道がはっきり分からず、迷子になりそうになっていたのでした。

インフォメーションのような場所で博物館に入れるか聞いたところ時間的に無理でした。
で、今回の旅行では博物館は断念、次回行くことがあれば天守閣には登らず博物館の見学をしたいです。

実は今回の旅行のメーンイベントは、彦根城横にある庭園、玄宮園の紅葉ライトアップだったのでした。
ですが、以前にも書きましたが、私はライトアップに興味がない人。
今回はなかったですがプロジェクションマッピングなんかも好きではないです。
正直、玄宮園も昼間にゆっくりと廻って、お茶室でお抹茶も味わってみたかったです。

ホテルは彦根城のすぐ横の彦根キャッスルスパ&リゾートでした。
ライトアップを観に行く前に夕食です。


これに天麩羅やら吸い物やらデザートが付きます。
どれもとても美味しくて、大豆アレルギーの人も満足するメニューでした。

夕食後、玄宮園へ。
行く途中、お堀の石垣と白塀に井伊家の家紋が映し出されていました。


玄宮園です。


背景にお城が見えます。
玄宮園は池泉回遊式庭園で、池に4つの島が作られていて、島の紅葉が水面に鏡のように写し出されるのです。











私のもう一つの目的、銘菓「埋れ木」を買う事ですが、ホテルの売店では3つ入りと6つ入りしか売っていませんでした。
「埋れ木」は、基本、茶席のお菓子ですから、6日くらいしか持たず、また一般家庭でたくさん食べるものではないのです。

でも、それでは茶道教室に持っていくには少なすぎます。
翌朝は9時出発でしたので、ホテルの外の店で買う時間もありません。
それをホテルの人に言うと、製造元に言って9時までにホテルに15個入りを持ってきてくれることになりました。
感謝でした。