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緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

お知らせ、そしてお茶のお稽古のこと

2025年07月13日 | 茶道
お知らせ

今回でgooブログでの記事の更新を終わらせていただきます。
すでにはてなブログを始めていますので、よろしければ以下のはてなブログでフォローをお願いいたします。

緑陰茶話

エッセイと写真で綴るシニアライフ

緑陰茶話

 


gooブログには長い間お世話になりました。
私は以前に幾つかブログをやったことがあり、今回も他のブログを試しましたが、gooブログは中でも良心的で、一番使いやすいブログでした。
ずっと無料で使わせていただき、gooブログには感謝ばかりです。
また、gooでのつたないブログを読んでくださった皆様にも感謝申し上げます。
このブログはgooブログ終了の日まで、このまま置いておくことにしますが、次回以降ははてなブログのみの更新となりますので宜しくお願いします。


        


お茶のお稽古ですが、続けています。
今回、唐物のお免状をいただくことになりました。
要するに唐物のお点前を教えていただくことになったわけです。
といっても分からない人には何のことやらですし、私自身もよく分かっていません。

唐物のお点前は、お抹茶を入れる茶入れが唐物の、濃茶のお点前です。
唐物というのは昔の中国製(鎌倉時代以降の宋・元・明時代)のことだそうです。
もちろん、とても珍しく高価な物で、現在、唐物と呼ばれているものはそのレプリカがほとんどだそうです。

理屈言いの私のことですので「唐物のお点前を習っても、実際にそのお点前でお茶を点てるなんて、無いんじゃないですか」と先生に言ってしまいました。
ほんと、可愛くないですね。
先生曰く「まったく無いということはない。小林一三や益田鈍翁やったら本物でお茶会開いとったかもしれへん」
確かに、それなら有りそうです。でもそのクラスのお茶会に私が呼ばれることはない。

唐物のお茶入れを清める(拭くことを清めると言います)為に、紹巴織で織った特別な帛紗を使います。
それも買いました。

先輩の方々は朱色系の帛紗を持っている方が多かったので、私は重ならないようにブルー系にしました。
色だけでなく柄も色々あり、私のは瑞松です。
こうした小物を楽しむのも茶道の醍醐味かも。

唐物では帛紗の扱いも独特です。
お茶杓も象牙か、もしくは節の無い竹製を用いるのだそうです。
なかなか深い世界です。

一方、夏向きに、我が家の床の間に掛けた掛け軸。

「遠山無限碧層々」と書かれていて、禅語です。
意味は「山また山と限りなく重なり、青また青と限りなく続くこと。悟りの上にさらに悟りがあり、向上の道の無限を示したもの」(禅学大辞典)なんだそうです。

去年、ネットで購入した中古の掛け軸ですが、字が立派なのが気に入りました。
書かれた方は秋山長造氏、調べてみると、もう亡くなられている岡山出身の昔の社会党の政治家だった人でした。
ネットが繋ぐ縁でその書が我が家に参りました。

今は茶道以外、お出かけすることもありません。
暑いので出かけたくもありません。
兄の看護の為に訪問看護師さんが週に2度来られて、ありがたいような、ストレスなような。
人が来るということ自体がストレスなのですが、やはりありがたいですね。

今年の夏は暑すぎるせいか蝉の鳴き声があまりしません。
鳥たちの鳴き声も。
人間が引き起こした猛暑でしょうが、それが生き物たちに与える悪影響かもしれません。
ちょっと気がかりです。



春の掛け軸 お茶の稽古

2025年03月21日 | 茶道
家の床の間に新しい掛け軸をかけてみました。
題は「桜と牛」、画家は高樹


アップで見るとこんな感じ。


例によって中古品の掛け軸です。
桜がメーンの筈なのに少々貧弱。
その代わり牛は重量感たっぷりに描かれています。
公民館でのお茶のお稽古の時に持っていって、お稽古の時に掛けるつもりです。

公民館ではない先生のお宅でのお稽古では初めて炭点前をお稽古しました。
炭点前は他の人がしているのは何度かみたことがありますが、自分がするのは初めてでした。
炉の中の炭を整えて茶釜を掛けるお点前です。

一人が代表してお稽古するのですが、先輩の方々は一度は経験している様子でしたので、私がやりますと言うと、先輩の一人から「羽釜だけど大丈夫?」と言われました。
実は茶道では、使う茶釜が季節によって異なるのです。
3月は羽釜、4月は天井から鎖でぶら下げた釣釜になります。

なぜそうなるかと言うと、炉の季節は11月から4月なのですが、年を跨いだ3月の頃には炉の中の灰が増えています。
それで、それまで使っていた五徳では釜の底が炭につきそうになるので、羽釜という釜の両端に薄い出っ張りのある釜を炉の中の縁に掛けて湯を沸かすのです。
ただ縁に掛けただけでは炭からの距離が短すぎるので、小さな四角柱の木片を羽の下にかませて釜の位置を高くするのです。

先輩が心配したのはその木片の扱いでした。
湯の入った重い羽釜を、1.5cm程の木片の上に置くのはある程度器用でないと難しいのでした。
私はそんなことは知らず、「やります」と言ってしまったわけです。

それは終盤の動作で、炭点前ではその前に色々とやることがあるのでした。
正座して、いい加減足が疲れた状態で羽釜をのせるのですが、私はその時右足の太ももの裏が攣ってしまい、羽釜を落としそうになりました。
太ももの裏が攣るなんて初めての経験です。

それでも何とか羽釜をのせることが出来ました。
うまく炉の内側の縁に置かれた木片の上にのせられず、木片を落とす人も多いのだそうです。
(過去に炉の中に落とした為に木片には焦げた跡がありました。)
70代に入って、足が攣ることが多くなって、それでも太ももの裏は初めてで、年を取ると言うのはこういうことなんだと自覚しました。💦

その日は炭点前だけでなく、茶湯(ちゃとう)のお稽古も初めて行いました。
茶湯というのは、仏様(亡くなられた人)に差し上げるお茶のことだそうです。
それは別の人が代表でお稽古して、他の人達は見学です。
割と簡単なお点前でした。
初めてのことを色々と教わりましたが、お茶のお稽古、ボケ防止にはなりそうです。

次回の先生の家でのお稽古は4月になります。
釣釜での稽古になりますが、それがまたユラユラ揺れて蓋を開けたりするのが難しいのです。
齢を重ねて、身体的に難しいことを習うのも意味があると思うしかなさそうです。


福引、当たりました。

2025年02月17日 | 茶道
1月に参加した今宮戎の献茶式ですが、参加者には福引券も渡されていました。
当たる筈がないと思い、ほぼ忘れていたところ、今宮戎神社から郵便が届きました。
開けてみたら福引が当たっています、ついては賞品を受取りにきてくださいとのこと。

当たったのは嬉しいけど、受取りに行くというのはめんどくさい。
今宮戎神社って大阪のど真ん中にあって、兵庫県に住んでいる人間には行くのはそれなりに手間なんです。
それに賞品がつまらない物だったら交通費や時間がもったいない。
要するに費用対効果があるかどうか考えたのでした。

でも受取りに行かなかったら、えびす様に『こいつ、わしが福を授けようというのに受取りに来なかった。福がいらんのやな』と思われて、せっかくの福を逃すのも悔しい・・・。
というわけで、今宮戎神社まで賞品を受取りに行くことにしました。



今宮戎神社では神官みたいな人から紙袋に入った小さな木箱を手渡されました。
手渡される時「神像です」と言われました。
家に帰って開けてみると高さ3㎝ほどのえびす様の像でした。

金ピカですが金ではありません。(一応24Kとか18Kとかの刻印がないか探しましたがありませんでした。)

さて、これから私にどんな福が舞い込むのでしょうか。


献茶祭と初釜 続き

2025年01月23日 | 茶道
前の記事の続きです。

今宮戎の献茶祭の翌日は先生の家の茶室での初釜でした。
要するに連チャンでした。
先生は85歳、茶室で生徒たちを招いて初釜なんて、準備だけでもお疲れになるだろうなと思いました。
ちなみに先生はよんだりよばれたり、1月には10件くらいの初釜に参加されるみたいです。
生徒たちも同じ曜日の私達だけではないのです。

先生の家には茶室が2間あります。
普段のお稽古は8畳ほどの広めの部屋。もちろん炉を切っています。
もう一つは1月だけ使う小間です。
小間は3畳と点前畳のある茶室で、庭から躙り口をくぐって入ります。
これほど本格的な茶室を備えた先生は、今どき珍しいかもしれません。

小間の床の間です。(暗いのでスマホの写真写りが悪い。)

色々と先生から説明を受け、思いがけない気づきもありました。
花入れが唐金なのです。

茶道においては、花入れにも格があり、最も格として高いのが唐金なんだそうです。
陶磁器では青磁が最も格が高いそうですが、それでも唐金より格は下になるそうです。

それを聞いて気が付きました。
昨年、秋の公民館祭で開いたお茶会で、公民館から会議室で開くように言われて、殺風景な会議室をお茶会の雰囲気にするために花で飾ったのですが、その時に会員はめいめい花入れを持ってくるように言われたのでした。

そこで私は自宅の倉庫代わりの小部屋に転がすように置いてあった埃だらけの花入れをギシギシと磨いて持って行ったのでした。
ところが先生はその花入れを床の間替わりに作った場所に置きました。
どう見たって一番偉そうな感じで、なんであんな小汚い花入れが一番よい場所に置かれるのか分からなかったのです。
私が何も知らずに持って行ったのは唐金の花入れだったのでした。

これは公民館祭の際に床の間を擬した場所。

右の花入れが私が持って行ったもの。
そんなええもんやったとは知らんかった。

もちろん格が高いといっても値段が高いわけではありません。
着物でもそうですが、100万200万する結城紬よりも化繊の色無地の方が格としては高いのです。
私が持って行った花入れも、亡くなった父親が勤めていた会社の記念品で、底に記念品であることが彫られていました。
だから中古市場に売りに出しても値がつくものではないのです。

この日はたまたま花入れの格について学びました。
これ以上、格について語るのは私には難しすぎてできません。

せっかくなので小間の点前畳に座って写真を撮りました。


この日の初釜でもお食事をいただきました。
近所の仕出し屋から取ったお料理でしたが、前日の花外楼の食事よりも美味しく感じられたのでした。
花外楼のお料理は、からすみのような酒の肴的なものが多かったからかもしれないです。
それとも私の舌の格が低いからかもしれません。



献茶祭と初釜

2025年01月21日 | 茶道
今年も早々にお茶関連の行事が始まりました。
お茶の先生に連れられ、社中の方々と一緒に今宮戎の献茶祭に行きました。



今宮戎の新年の献茶祭、毎年行われるのだそうですが、私は初めての経験でした。
以前、奈良の春日大社の献茶祭に連れて行ってもらったことがあるのですが、今宮戎のそれは、また全く違った趣でした。

春日大社の時は固い板の間に正座して献茶の式次第を見るのがメーンでしたが、今宮戎では先生は外で見るのは寒いからか、色々と回らねばならなかったからか献茶の式典を見るのは止めたみたいです。


これはチケットなのですが、行く場所場所で切り離して使う仕様です。

副席ではお茶のお薄をいただきます。それが2か所。
年酒席ではお食事をいただきます。
展観席ではお道具類を拝見します。
女性のドレスコードは当然のように着物です。

そして場所がすべて離れていて、小型のバスで移動するのです。
そりゃあまあ、その度ごとに草履を脱いだり履いたり、コートを着たり脱いだり、時間がかかるし、なかなかの手間です。

この献茶祭、何人来ていたのか分かりませんが、上手に回らないと時間がかかるそうです。
私達は先生の指示通り動いて、どこかで待つということもなくスムーズに回りました。

最初は「吉兆」で、広間での大寄せの茶会です。
美味しい主菓子にお抹茶をいただきました。
主菓子がきれいに飾られていて、写真に撮りたかったほど。
でもそれはNGです。

そこではお運びの女性が茶碗を持った状態で滑ってひっくり返るというハプニングがありました。
チラッと見ると完全に仰向けにひっくり返っていました。
怪我はなかった様子ですが、本人はさぞやショックだったと思います。
アルバイトで来て、慣れぬ着物で滑ったのかもしれません。

年酒席は「花外楼」で、もちろんご馳走でした。
なんでも「吉兆」と「花外楼」は毎年替わりばんこで副席と年酒席を受け持つのだそうです。
今宮戎の献茶祭って、要するに無茶苦茶贅沢な催しみたいです。
食道楽の大阪らしいといえば大阪らしい。

と、ここまで書いて、翌日の初釜について書こうと置いていたらgooブログにログインできなくなりました。

パソコンは全くダメで、スマホは昨日、wi-fiを切るとログインできるようになりました。
パソコンはログイン画面に行きつくことさえできません。
記事を書くことは無理っぽいです。

で、この記事は献茶祭部分だけですがアップします。
初釜についてはgooブログが直ったらまた書きます。

にしてもgoo、ログインできないユーザーが沢山いるのに説明もなく放置。
ずっと続くようならブログの引っ越しも検討します。

直るまではスマホで投稿できる簡単な記事のみ投稿いたします。
悪しからずご容赦くださいませ。🙇