家の床の間に新しい掛け軸をかけてみました。
題は「桜と牛」、画家は高樹

アップで見るとこんな感じ。

例によって中古品の掛け軸です。
桜がメーンの筈なのに少々貧弱。
その代わり牛は重量感たっぷりに描かれています。
公民館でのお茶のお稽古の時に持っていって、お稽古の時に掛けるつもりです。
公民館ではない先生のお宅でのお稽古では初めて炭点前をお稽古しました。
炭点前は他の人がしているのは何度かみたことがありますが、自分がするのは初めてでした。
炉の中の炭を整えて茶釜を掛けるお点前です。
一人が代表してお稽古するのですが、先輩の方々は一度は経験している様子でしたので、私がやりますと言うと、先輩の一人から「羽釜だけど大丈夫?」と言われました。
実は茶道では、使う茶釜が季節によって異なるのです。
3月は羽釜、4月は天井から鎖でぶら下げた釣釜になります。
なぜそうなるかと言うと、炉の季節は11月から4月なのですが、年を跨いだ3月の頃には炉の中の灰が増えています。
それで、それまで使っていた五徳では釜の底が炭につきそうになるので、羽釜という釜の両端に薄い出っ張りのある釜を炉の中の縁に掛けて湯を沸かすのです。
ただ縁に掛けただけでは炭からの距離が短すぎるので、小さな四角柱の木片を羽の下にかませて釜の位置を高くするのです。
先輩が心配したのはその木片の扱いでした。
湯の入った重い羽釜を、1.5cm程の木片の上に置くのはある程度器用でないと難しいのでした。
私はそんなことは知らず、「やります」と言ってしまったわけです。
それは終盤の動作で、炭点前ではその前に色々とやることがあるのでした。
正座して、いい加減足が疲れた状態で羽釜をのせるのですが、私はその時右足の太ももの裏が攣ってしまい、羽釜を落としそうになりました。
太ももの裏が攣るなんて初めての経験です。
それでも何とか羽釜をのせることが出来ました。
うまく炉の内側の縁に置かれた木片の上にのせられず、木片を落とす人も多いのだそうです。
(過去に炉の中に落とした為に木片には焦げた跡がありました。)
70代に入って、足が攣ることが多くなって、それでも太ももの裏は初めてで、年を取ると言うのはこういうことなんだと自覚しました。💦
その日は炭点前だけでなく、茶湯(ちゃとう)のお稽古も初めて行いました。
茶湯というのは、仏様(亡くなられた人)に差し上げるお茶のことだそうです。
それは別の人が代表でお稽古して、他の人達は見学です。
割と簡単なお点前でした。
初めてのことを色々と教わりましたが、お茶のお稽古、ボケ防止にはなりそうです。
次回の先生の家でのお稽古は4月になります。
釣釜での稽古になりますが、それがまたユラユラ揺れて蓋を開けたりするのが難しいのです。
齢を重ねて、身体的に難しいことを習うのも意味があると思うしかなさそうです。
題は「桜と牛」、画家は高樹

アップで見るとこんな感じ。

例によって中古品の掛け軸です。
桜がメーンの筈なのに少々貧弱。
その代わり牛は重量感たっぷりに描かれています。
公民館でのお茶のお稽古の時に持っていって、お稽古の時に掛けるつもりです。
公民館ではない先生のお宅でのお稽古では初めて炭点前をお稽古しました。
炭点前は他の人がしているのは何度かみたことがありますが、自分がするのは初めてでした。
炉の中の炭を整えて茶釜を掛けるお点前です。
一人が代表してお稽古するのですが、先輩の方々は一度は経験している様子でしたので、私がやりますと言うと、先輩の一人から「羽釜だけど大丈夫?」と言われました。
実は茶道では、使う茶釜が季節によって異なるのです。
3月は羽釜、4月は天井から鎖でぶら下げた釣釜になります。
なぜそうなるかと言うと、炉の季節は11月から4月なのですが、年を跨いだ3月の頃には炉の中の灰が増えています。
それで、それまで使っていた五徳では釜の底が炭につきそうになるので、羽釜という釜の両端に薄い出っ張りのある釜を炉の中の縁に掛けて湯を沸かすのです。
ただ縁に掛けただけでは炭からの距離が短すぎるので、小さな四角柱の木片を羽の下にかませて釜の位置を高くするのです。
先輩が心配したのはその木片の扱いでした。
湯の入った重い羽釜を、1.5cm程の木片の上に置くのはある程度器用でないと難しいのでした。
私はそんなことは知らず、「やります」と言ってしまったわけです。
それは終盤の動作で、炭点前ではその前に色々とやることがあるのでした。
正座して、いい加減足が疲れた状態で羽釜をのせるのですが、私はその時右足の太ももの裏が攣ってしまい、羽釜を落としそうになりました。
太ももの裏が攣るなんて初めての経験です。
それでも何とか羽釜をのせることが出来ました。
うまく炉の内側の縁に置かれた木片の上にのせられず、木片を落とす人も多いのだそうです。
(過去に炉の中に落とした為に木片には焦げた跡がありました。)
70代に入って、足が攣ることが多くなって、それでも太ももの裏は初めてで、年を取ると言うのはこういうことなんだと自覚しました。💦
その日は炭点前だけでなく、茶湯(ちゃとう)のお稽古も初めて行いました。
茶湯というのは、仏様(亡くなられた人)に差し上げるお茶のことだそうです。
それは別の人が代表でお稽古して、他の人達は見学です。
割と簡単なお点前でした。
初めてのことを色々と教わりましたが、お茶のお稽古、ボケ防止にはなりそうです。
次回の先生の家でのお稽古は4月になります。
釣釜での稽古になりますが、それがまたユラユラ揺れて蓋を開けたりするのが難しいのです。
齢を重ねて、身体的に難しいことを習うのも意味があると思うしかなさそうです。