緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

ヒヨドリさーん、今年も来てね。

2015年05月31日 | 庭の植物
ベランダに這わせている葡萄、一見、順調なように見えます。
でも、よくよく見ると葉っぱに小さな穴が。。




そうなんです。毎年、青虫が大発生します。矢印の先にいるヤツです。


毎年、この時期、毎日毎日、ピンセットで30匹、40匹と青虫退治。捕っても捕ってもきりがないです。
結局葡萄はボロボロ。いい加減いやになって葡萄の木を引っこ抜くことを考えてました。

ところが、去年。虫の発生が途中で止まり、いなくなりました。
ヒヨドリさんが来て、食べてくれてたのです。
ヒヨドリさんにしてみれば、「やめられない、止まらない」のカッパエビセン状態だったみたいです。

ヒヨドリさんには今年も来てほしいです。


自然観察旅行

2015年05月24日 | 旅行
一泊二日でバス旅行に行ってきました。
場所は、一日目は鳥取県の奥大山国民休暇村周辺、二日目は隣県のS村でした。

このツアーは、大坂にある自然観察講座のスタッフと受講生OBで、毎年行っているものです。
手作りツアーだから、色々と不手際もあるのですが、ボランティアで企画してくださる方がいて、私もよく参加します。
(不手際といえば、私も、過去のこのツアーで、集合場所を大阪駅と新大阪駅を間違えて、バスの出発を待ってもらったことがありました。以後、私は遅れてくる人に冷たい視線を投げたことがありません!)

観察の中心は植物なのですが、奥大山国民休暇村周辺では近くの山に登ったり、散策したり。

夜の食事です。




ミニバイキングがついていて、それが嬉しかった。

この日、霧が深くてバスの運転手さんが道を間違え、1時間あまり遅れて到着しました。運転手さんは運転が怖かったそうです。バスの窓から見えた光景は、左右の森が霧に沈んでいてとても神秘的だったのですが。

深い霧の結果、最初の予定より1時間ほど全体にズレたせいか、温かい筈のお料理が冷たかったのは残念でした。
他に多人数のグループ客がたくさんいたので仕方なかったのかも。

朝の食事はバイキング。


第二弾はこれ。

蒜山が近いせいか、乳製品が新鮮です。
他にも色んなものがありましたが、これ以上食べることはとても無理でした。

翌日はお隣の県のS村に移動。晴れていて見通しが良く、S村に移動の途中の展望台では360度の景色が臨めました。

手前の山の向こう、雪で白く見えるのが大山です。


反対側(160度程右)、霞んで見える山の手前の平野は蒜山高原です。



植物の先生の話では、蒜山高原は大昔、湖だったそうです。

この展望台、バスを降りる予定ではなかったらしいのですが、降りてみて売店を覗くと、長芋や筍などの農産物が異様に安かったです。荷物になるし、量が多すぎるので買いませんでしたが、後に道の駅や高速道路のサービスエリアで見たものより格段に安かったです。(大きな筍1本190円とか)

S村は歴史のある村です。ここも村起しで頑張っています。
四方に色んな種類の山があるので、トレッキング好きの人達にとっては基地になる村です。

でも私たちにとっては目当ては植物。それも凄いです。一部を紹介します。

これは当初コケリンドウと紹介したものですが、よく調べてみるとフデリンドウのようです。咲いているものが二輪見えます。

森の中を同じ道を引き返して再び見てみると三輪になってました。

短い時間に咲いちゃったのです。

次はヤマシャクヤク


次はレンゲツツジ


S村に限らず、私はたまに「限界集落」またの名を「水源の里」っぽい場所に行きます。
そこでは、いわゆる絶滅危惧種である植物が容易に見られるので、村ではその事実を宣伝して人には来て貰いたいのです。でも迂闊にそれを言うと、真っ先に来るのはそうした植物を盗掘して売りさばく業者の人達です。(もちろん、犯罪です。)

絶滅寸前の山野草を盗掘する人達も悪いですが、そんなものを欲しがる人達も困ったものだと思います。
平地の街でそんな植物を育てることなんて普通にはできません。
愛することと欲しがることは違うんですけどね。

来年、ご高齢の植物の先生がお元気ならば、またこのグループで自然観察旅行に行くつもりです。





綿の発芽

2015年05月19日 | ボランティア
私が住んでいる市の文化財収蔵館で、ボランティアの募集があったので応募してみました。
ボランティアの内容は、昔の暮らしの体験を子供たちにしてもらうお手伝いです。

具体的には、綿を育てて収穫し、それを使って糸紡ぎや機織りを子供たちに体験してもらうわけですが、教える側ができなくてはどうしようもないので、1年目は講習を受けて自分ができるようになります。2年目から学校へ主張授業に行ったりするそうです。

私は両手拇指CM関節症という手の病気で、糸紡ぎみたいなものができるのかと思って問い合わせたところ、とにかく一度体験してと言われてお試しでやってみたところ、そんなに手に負担はかからずやることになりました。

とりあえず綿の種を貰い、家のプランターに植えてみました。
収蔵館にも、もちろん綿を栽培する畑があり、そちらの世話もボランティアの仕事です。でもそれだけでは綿が足りず、家で栽培できる人は家でも栽培するわけです。

12日に種を貰い、2晩水に浸け、プランターに植えたところ、昨日くらいからボツボツ芽が出てきて、出揃ったみたいです。



ホッとしました。

続けられるかどうか分からないボランティアですが、キツイものではなさそうですし、興味もあるので今後が楽しみです。


ガーデニングって水やりが大切?

2015年05月15日 | 庭の植物
最近、友人と二泊三日で旅行に行こうかという話があって、先日、その話を具体的に詰めるつもりで会ったところ、旅行は中止にしたいとのこと。理由は庭の植物に水をやりたいからと。

『えっ? 旅行は行くとしても6月だし、2、3日水をやらなくったって、庭の植物がどうにかなるなんて、考えられないんだけど。この人、私と旅行したくないのかしら』と思わず考えました。

でも会った時、最初に友人は「もう夏だよね。Pちゃん(友人のペットのトイプードル)の為にエアコン入れて出てきた」と言っていて、必ずしも私と旅行したくないからじゃないと思いました。
というのも、会ったのは5月の上旬、最高温度も25℃。そんな日にワンコの為に暑いからエアコンって? ワンコの体にかえって悪いんじゃないかと思うくらい。

友人は現役時代、動植物にまったく興味がなかった人で、当然、知識もまったくないまま、60歳を過ぎてから、ガーデニングやワンコに興味を持った人。だから、動植物との距離感が全くなくて、やたら慎重に過保護になっているみたい。

ワンコについてはともかく、ガーデニングについては、色々思い出したので、それを書いてみます。

今から20年近く前の頃、デパート主催の寄せ植えの講座に通ったことがありました。
3回くらいの講座で、基礎的な植え方を学び、寄せ植えに必要な苗やら、変わった形のポットやらが費用の中に含まれていたわけです。

先生はイギリスでガーデニングを学び、彼の地の資格を持っている女性でした。
その先生曰く、園芸で初心者が失敗する一番の原因は水のやり過ぎであること。

「植物は、イジメて、イジメて、育てて下さい。」という言葉をしきりに繰り返していました。
ギリギリまで水はやらないで、植物が本来持っている力を引き出してやることが重要ということだったらしいです。

私は、そんなことをわざわざ言われなくっても、面倒くさがり屋だし、そもそも水なんて、必要でもでもないのに頻繁にやらないので、大丈夫(?)だったわけです。

ところが、後々知ったのですが、水のやり過ぎというのは、本当に多い失敗らしくて、熱心もしくは親切丁寧でやさしい人ほど水をやり過ぎて、植物を枯らして(正確には根を腐らして)いたのでした。

観葉植物が水のやり過ぎで元気がないのに、元気がないからさらに水をやるという悪循環に陥って植物を枯らしてしまい、自分には植物は育てられないと言ってた人(元同僚)までいました。

園芸初心者の場合、とりわけ最初は張り切っているものだから、熱心に水やりしてダメにしてしまうのです。とりわけ、室内に置く観葉植物の場合、水のやり過ぎは厳禁なのに、です。

でも、それって、必ずしも本人だけの責任ではないのじゃないみたい。

植物を育てる=水をやると、いつのまにかイメージ的に刷り込まれているように思えます。たとえば、大人が子供にそんなふうに言い聞かせているような・・。
それは、直接的にも言いますし、絵本とかの中で水やりの絵を何度も見せられるように、間接的にも伝えています。

結果的に、植物を育てようとする人は強迫観念的に水やりに励むことになります。

というわけで、園芸関係の講座で、講師は最初に「植物は、イジメて、イジメて、育てて下さい。」と言うことになるのではないかと思ったわけです。

もちろん、植物に関心をなくして、もしくは超忙しくて、水やりを完全に忘れて枯らす場合は論外。(私に多い失敗はこれ(^_^;)

で、最後は水やりしなくても蔓延る我が家の庭のユキノシタの写真です。




葡萄の花、柿の花

2015年05月09日 | 庭の植物
一年で一番、お花がきれいに咲いてる季節です。
我が家の庭にもたくさんのお花が咲いてます。
で、美しいお花の写真をupと思ったのですが、それは他の人達もなさっていること。

そこで、私は今咲いてるけれど、あまり注目されないお花を撮ってみました。
最初は葡萄の花



「これ花ですか?」と言われそうですが、花です。葡萄の花、咲いてます。右上の方、まだ咲いてない部分もありますが。
超ジミー、です。


もう一つは柿の花です。





分かりやすいように、落ちていた柿の花を撮ってみました。




意外に可愛いではないですか。

ちなみに、葡萄はジュース用の品種で成っても生食は無理。ジュースにすると大量の砂糖を使用することになり、第一、葡萄のジュースばかり飲めないし、他に飲む人いないし・・・。
で、ジュースは作りません。
観賞用です。

柿の方は、実は一本の木、一つの実の中に、甘と渋が混じった品種。

一つの実が全部甘いのは、だいたい見て分かります。
混じった実、渋い実は渋抜きして食べます。

それはまた秋のお楽しみです。