緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

仕掛け

2016年07月27日 | 
夜、仕掛けておくと、翌朝掛かっている生き物がいます。

我が家ではこれ。

夜、座敷にダンボール箱を置いておくと、翌朝にはオッサン猫が一匹捕獲できるのです。

ミーちゃん、あんたはウナギか?



60年前の夏紬

2016年07月21日 | 着物
大阪道頓堀の松竹座に歌舞伎を観に行ってきました。
例によって株主優待で頂いたチケットです。



観たのは昼の部で、春日八郎の歌で有名な「お富さん」=与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)の話がメーンでした。

お富さんの歌が大ヒットしたのは1954年のことだったそうです。実はその年に私は生まれています。

たぶん、その頃に誂えたであろう夏紬を着て、私は歌舞伎に行きました。
(襦袢のエリが見えませんが、ちゃんと着てます(^^;)もう少し見えるように着ないとね。)



一昨年、母が亡くなり、古い箪笥を整理していたら、たくさんの端切れの奥からクルクルと丸めた一枚の着物が出てきました。それがこれです。

多少汚れてはいましたが、特に傷んではいませんでした。
たぶん母のものだろうと思いますが、私の記憶にはなく、母の比較的若い頃(20代後半から30代前半?)の着物のようでした。

母が遺した他の着物の手入れのついでにこの着物もクリーニングに出しました。
業者の人にこの着物のことを聞いてみると、とても古いもので夏紬だということでした。
あまりに古いので、染み抜きはできないと言われました。(どうなるか分からないらしいです。)

夏紬は単衣の時期(6月と9月)と、7月8月の盛夏に着ることができるのだそうです。
今はあまり作られていないとか。柄行きから、おそらく十日町あたりのものではないかという話でした。

生地は薄手で、シャリ感があり、多少透けます。

紬は基本普段着で、この着物も高価なものではなかった筈です。
でも、誰が仕立てたのか、とても丁寧に仕立てられていました。
着たらビリッと破れるのではないかと心配でしたが、全然大丈夫でした。

松竹座では、知らない人から「涼しそうな柄のお着物」と言われましたが、建物の中はともかく外は暑かったです。(何を着ていても暑い日でした。)
大量の汗をかいて帰りました。

60代の私が着るには若すぎる着物かもしれないけれど、夏の太陽の下、こんな着物を着て出掛けるのも、着物遊びの一つです。


株主優待です ♪♪

2016年07月17日 | 日記
ボツボツと株主優待の商品が届いています。
私の持ち株の物より兄の持ち株の物の方が多いです。稼ぎがちがいますので(笑)。
優待の商品が良いものだと、兄妹で同じ株を買って、二つ商品を送ってもらうこともあります。

例えばシベール。仙台の方の洋菓子店(ラスク屋さん)の株。
箱詰めのお菓子です。

去年までは私もこの株を持っていて、優待商品が送られてくると、一つの箱のお菓子は勤め先に持っていっていました。勤め先の人達と食べるためです。
でも、仕事は辞めたので、二箱も家では食べられないので、私の株は売りました。
シベールは、関西ではあまり売れないようですが、結構美味しいラスクです。

次はハウス食品。

色々と入っています。
自分で買うことはない商品も入っていて、使って良かったら自分で買い始めることもあります。

次はキーコーヒーの優待商品。

この中の水出し珈琲、作っても量が多すぎて飲みきれず、毎年作らずに余ってしまいます。
私しか飲まないのです。

私の一番のお勧めは秋山牧園です。
安全な飼料で育てた鶏や豚のお肉です。加工品もあります。

商品が来た時、冷凍ものなので直ぐに冷凍庫に入れてしまいました。
それで、写真はなし。
でも商品説明がありましたのでその写真。

高品質でおいしい、とても良い商品ばかりです。
8品入ってます。しばらくメーンディシュに困りません。

次はDCM、ホームセンターです。
売れ筋商品なのか、それとも売れ残りなのか、色々と入ってます。
使うのに苦労するのもあります。パーツケースなんて、一体何に・・・。


写真を撮るために、箱から出していたら、空いた箱にミーちゃんが入りました。

ミーちゃんにはちょっと小さいみたい。
もっと大きい方がいい、なんて言われてもねぇ。


カレッジ最後の京都街歩き

2016年07月10日 | お出かけ
7月7日、七夕の日、シニアカレッシの校外活動(同好会)の京都街歩きの最後でした。

とにかく暑かったです。
おまけにカメラを持っていくのを忘れました。私の携帯、なぜか撮れない。
というわけで写真はありません。

午前中は新島襄の旧邸見学。⇒ここ
NHKの八重の桜で有名になった新島八重さんが住んでおられたところです。
今は同志社大学の施設の一部のようです。

お昼を食べてから、本日のメーンエベント、白峰神宮に行きました。
七夕の日、精大明神例祭の七夕祭りなのです。

白峰神宮は蹴鞠と縁が深く、スポーツ上達の神様だそうです。
特に球技。
でも、蹴鞠の場合、毬を蹴り上げて長く続けるのが目的で、勝ち負けはないみたいです。

奉納される蹴鞠を見ました。⇒これ
リーダーがさっさと奥に進んで行ったので、その後についていったら、かぶりつきで蹴鞠を見ることになりました。
係の人が来て、「ここはテレビに映るからそのつもりで」と言われましたが、どうすればいいのか分からず自然体。皇室日記か何かで映るらしい。
貴賓席にいたのは皇室関係者だったのかも。

蹴鞠する人達、無茶苦茶暑そうな衣装です。身分によって衣装も違うんだそうです。
毬を蹴る度、埃が立ちます。

見てるだけで汗がダラダラ。体はペタペタ、ペトペト。
スポーツ飲料を飲みながら見ました。

2時間近く見て、一旦お茶しに近くの鶴屋吉信京都本店に行きました。
ここ

2階のお休み処で、菓子職人が生菓子を目の前で作ってくれます。
素手ではなく、ゴム手袋のようなものを嵌めていました。(なんか変。)

先に生菓子をいただき、その後、お抹茶をいただきましたが、とにかく抹茶が苦い。
その後、普通の熱いお茶をいただきましたが、それも苦い。(私の舌、変?)

休憩を取ったところで、もう一度白峰神宮に向かいます。
奉納の小町踊りを見るためです。

小学生くらいの女の子達が輪になって舞う、京都らしい優雅な踊りです。

これ
このYouTubeの映像は今年のものではありません。でも雰囲気は同じ。(暑さはマシそう)

こういう時って、子供たちより親達が熱心で、我が子の晴れ舞台をカメラやビデオで撮ってました。

とにかく暑くって、子供たちが踊りの前に拝礼する時も係の人が保護者を呼んで、子供たちを団扇や扇子で扇がせていました。

街歩きは最終回だったので、この後に飲み会があったのですが、私は遅くなるので、先に帰りました。

帰りのバスの中、浴衣姿の若い女性が、下駄ではなくサンダルを履いていました。履きなれない下駄よりもサンダルは正解です。

ただ、白峰神宮で見学中、着物を着馴れたふうに着こなしていた白人の女性、足元は白の地下足袋でした。
あれは外人さんでなければ恥ずかしいかも。

白の地下足袋、何かで使う用途があるのでしょうか。初めて見ました。

今回でシニアカレッジの最後の京都行きとなりましたが、自分一人だとまず行かない、見ないものが見れて今回も大満足です。
企画段階から何度もお世話してくださったYさん、ありがとうございました。

京都観光に行きたい人への助言ですが、京都は、7、8、9月は観光に行っても暑さと湿気が凄いです。
私も体中の水分が絞りとられた感じ。
しかも、レストランや喫茶店は冷房がきつ過ぎる場合もあり、かえって体調を崩しやすいです。
体調が悪い人は避けた方が無難ですし、行くとしたら暑さには十分な準備をして行くべきだと思います。


シニアの進路

2016年07月01日 | 日記
現在、通っているシニアカレッジ、この9月で卒業です。

ここのところ、足の骨の怪我で、大事をとってシニアカレッジのフィールドワークに2回続けて参加せず、校外活動の京都街歩きも不参加で、ちょっと残念な日々でした。
堺のフィールドワークには是非参加したかったのですが。

先日、整形外科に行き、X線で診てもらって骨の状態は異常なしという返事。事故にあった日から考えて、骨の変形はこの先起こらないとの事。
完治するのは8月の半ば位らしいのですが(要するにそれまでは痛みが残る)安心して良い状態らしく、活動復活です。

でも、もう町中を歩き回るフィールドワークもなく、7月後半からは夏休み。シニアカレッジも終わりに近づいています。
というわけで10月からの進路を考えています。

幾つかの案があります。
カレッジの方からの提案は、①文学と歴史をメーンに学ぶ今の講座の2期目が創設されたので、そこに行く。②音楽や美術等、他の分野も学ぶ2年制の講座に行く、です。

当初、私は2年制だと、自分に合わなかった場合、2年も行くのが大変だと考えて1年制の今の講座にしたのです。でも、後で聞くと、合わなかったら2年目は行かないという選択もできたのだそうです。

今のシニアカレッジは、歴史の講座はとても面白かったのですが、文学が合いませんでした。しかもその文学の講座数がほぼ半分近くと、とても多いのです。

私の場合、文学そのものが嫌いなのではありません。

歴史は、ほぼ1回1回異なる専門の講師の講義だったのですが、文学は一人の講師がずっと講義します。そうすると取り上げる作家が違っても切口が同じになり、どの作家を取り上げても皆同じに聞こえるのです。
しかも長時間、話を一方的に聞かされるだけというのが苦痛でした。

今の講座の2期目に行った場合、その講師の講座をさらに1年、聞き続けることになります。(^^;)
(その講師の名誉のために書いておくと、その講師のファンも受講生の中には多いのです。)

ならば、その講師が受け持たない2年制の講座に行けば良いのかもしれません。

ただ、ここで一つ、今行っているシニアカレッジの欠点があります。
というより、シニアが行く生涯学習的な場そのものに共通する欠点かもしれません。

それはリピーターが多いということです。

今のシニアカレッジも、はっきりとは分からないのですが、3分の2以上の人がリピーター、つまり前年までそのシニアカレッジに通っていた人達のようなのです。
そのような人達は、ほぼ顔見知りであり、仲良しグループであったりします。
結果、自分達だけで盛り上がったり、はしゃいだり、言い方は悪いのですが、シニアカレッジという場を根城に楽しんでいる感じになります。

もちろん、来ていらっしゃる方達は大人ですから新参者に対しても仲間外れにしないようにそれなりに気を遣ってくれます。(実は、かなり幼稚な意地悪をされた事が1度だけありました。)

私は誰とでもすぐお友達になれるようなタイプの人間ではありません。
そういう人間関係の中にいると徐々に疲れてくるのです。
いずれ馴れるのかもしれませんが、そのシニアカレッジに通い続ける限り、どうやらその種の人間関係が付き纏いそうなのです。

シニアカレッジは学びの場なのだから講義だけ受けていれば良いというような割り切り方は、私にはできません。

で、別の案。

今のシニアカレッジで色々と情報を集めたのですが、別のシニア向けの大学の評判が良いのでした。
そこを仮にシニア大学としておきます。
聞けばシニアカレッジに通いながら別の組織が運営するそのシニア大学に通っている人もたくさんいました。

シニア大学の特徴は数十もの科目数があり、その中の一つに入学し、1年間、その科目についてのみ学ぶことです。フランス文学ならフランス文学だけのクラスに入るのです。
人気のある科目の場合、定員オーバーになり、入学は抽選になります。
(シニアカレッジの場合は申込先着順です。)

実はそこもリピーターが多いのです。なんと、7年間そこに通っているという人もいました。
ただ、同じ科目に複数回の受講はできず、次は別の科目を選ぶことになります。しかも抽選で外れて定員割れしている別の科目を勧められる場合もあるそうです。
その上、科目数がとても多いので、リピーターといっても、顔見知りばかりが一つのクラスに揃うことはなさそうです。

シニア大学の資料を見てみると、たくさんある科目の中の技術系の科目の一つに目が行きました。
以前から、そういう専門の学校がないか探していた分野です。
で、そこに行こうかと思っています。
シニア大学の方は4月開講なので、10月から半年間はどこにも通わないことになりますが、ちょうどボランティアの忙しい時期なので、かえって好都合です。

60歳を過ぎて、進路についてあれこれ考えたり、調べたり、迷ったりしていますが元気なうちに興味のあることをやってみるつもりです。