現在、通っているシニアカレッジ、この9月で卒業です。
ここのところ、足の骨の怪我で、大事をとってシニアカレッジのフィールドワークに2回続けて参加せず、校外活動の京都街歩きも不参加で、ちょっと残念な日々でした。
堺のフィールドワークには是非参加したかったのですが。
先日、整形外科に行き、X線で診てもらって骨の状態は異常なしという返事。事故にあった日から考えて、骨の変形はこの先起こらないとの事。
完治するのは8月の半ば位らしいのですが(要するにそれまでは痛みが残る)安心して良い状態らしく、活動復活です。
でも、もう町中を歩き回るフィールドワークもなく、7月後半からは夏休み。シニアカレッジも終わりに近づいています。
というわけで10月からの進路を考えています。
幾つかの案があります。
カレッジの方からの提案は、①文学と歴史をメーンに学ぶ今の講座の2期目が創設されたので、そこに行く。②音楽や美術等、他の分野も学ぶ2年制の講座に行く、です。
当初、私は2年制だと、自分に合わなかった場合、2年も行くのが大変だと考えて1年制の今の講座にしたのです。でも、後で聞くと、合わなかったら2年目は行かないという選択もできたのだそうです。
今のシニアカレッジは、歴史の講座はとても面白かったのですが、文学が合いませんでした。しかもその文学の講座数がほぼ半分近くと、とても多いのです。
私の場合、文学そのものが嫌いなのではありません。
歴史は、ほぼ1回1回異なる専門の講師の講義だったのですが、文学は一人の講師がずっと講義します。そうすると取り上げる作家が違っても切口が同じになり、どの作家を取り上げても皆同じに聞こえるのです。
しかも長時間、話を一方的に聞かされるだけというのが苦痛でした。
今の講座の2期目に行った場合、その講師の講座をさらに1年、聞き続けることになります。(^^;)
(その講師の名誉のために書いておくと、その講師のファンも受講生の中には多いのです。)
ならば、その講師が受け持たない2年制の講座に行けば良いのかもしれません。
ただ、ここで一つ、今行っているシニアカレッジの欠点があります。
というより、シニアが行く生涯学習的な場そのものに共通する欠点かもしれません。
それはリピーターが多いということです。
今のシニアカレッジも、はっきりとは分からないのですが、3分の2以上の人がリピーター、つまり前年までそのシニアカレッジに通っていた人達のようなのです。
そのような人達は、ほぼ顔見知りであり、仲良しグループであったりします。
結果、自分達だけで盛り上がったり、はしゃいだり、言い方は悪いのですが、シニアカレッジという場を根城に楽しんでいる感じになります。
もちろん、来ていらっしゃる方達は大人ですから新参者に対しても仲間外れにしないようにそれなりに気を遣ってくれます。(実は、かなり幼稚な意地悪をされた事が1度だけありました。)
私は誰とでもすぐお友達になれるようなタイプの人間ではありません。
そういう人間関係の中にいると徐々に疲れてくるのです。
いずれ馴れるのかもしれませんが、そのシニアカレッジに通い続ける限り、どうやらその種の人間関係が付き纏いそうなのです。
シニアカレッジは学びの場なのだから講義だけ受けていれば良いというような割り切り方は、私にはできません。
で、別の案。
今のシニアカレッジで色々と情報を集めたのですが、別のシニア向けの大学の評判が良いのでした。
そこを仮にシニア大学としておきます。
聞けばシニアカレッジに通いながら別の組織が運営するそのシニア大学に通っている人もたくさんいました。
シニア大学の特徴は数十もの科目数があり、その中の一つに入学し、1年間、その科目についてのみ学ぶことです。フランス文学ならフランス文学だけのクラスに入るのです。
人気のある科目の場合、定員オーバーになり、入学は抽選になります。
(シニアカレッジの場合は申込先着順です。)
実はそこもリピーターが多いのです。なんと、7年間そこに通っているという人もいました。
ただ、同じ科目に複数回の受講はできず、次は別の科目を選ぶことになります。しかも抽選で外れて定員割れしている別の科目を勧められる場合もあるそうです。
その上、科目数がとても多いので、リピーターといっても、顔見知りばかりが一つのクラスに揃うことはなさそうです。
シニア大学の資料を見てみると、たくさんある科目の中の技術系の科目の一つに目が行きました。
以前から、そういう専門の学校がないか探していた分野です。
で、そこに行こうかと思っています。
シニア大学の方は4月開講なので、10月から半年間はどこにも通わないことになりますが、ちょうどボランティアの忙しい時期なので、かえって好都合です。
60歳を過ぎて、進路についてあれこれ考えたり、調べたり、迷ったりしていますが元気なうちに興味のあることをやってみるつもりです。