緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

ダイダイの収穫

2016年12月29日 | 庭の植物
今年は押し詰まって庭のダイダイを収穫しました。

兄の介護認定審査、その後の退院。おまけに収穫しようとすると雨が降り始めるというタイミングの悪さ。
あれやこれやで、物事がはかどりません。

去年から、収穫したダイダイは、門の前に並べて自由に持って行ってもらうようにしています。
家にあっても仕方ないですし。
知り合いにも差し上げていますが、今年は豊作でした。

門の前に並べたダイダイです。


去年は直ぐに無くなったのですが、今年は日にちが遅かったのでどうでしょうか。
残っていれば、明日も置いておくことにします。

生協で買うと1個150円します。
もちろん、我が家のは無料です。

来年は楽しい年でありますように。

皆さん、よいお年を!



着物の買取、騙されないで!

2016年12月26日 | 着物
先日、新聞の折り込み広告で「読売ファミリー」というのを何気に見ていたら、ある広告が目に入った。

着物の買い取りの広告で、「福ち✖ん」という業者である。
実は私、この業者に着物の出張買取をお願いしたことがあった。

広告によれば
「福ち✖んは、どんな着物でも、高く買い取る自信があります。
大量の着物やシミがあっても大丈夫!
どんな状態でも買取可能!」なんだそうだ。

私の経験とは大きく違うので、それを書こうと思う。

母が遺した大量の着物があって、その処分に困って、ネットの口コミサイトで着物買取で確か一位だったのが福ち✖んだったのだ。
とりあえず電話してみると「どんな物がありますか?」と聞くので、家にあった着物、羽織、コート、帯、の各枚数を知らせた。

そうして買取の日。業者の人が見やすいように着物や羽織、コート、帯をすべて出して畳の上に並べて置いた。
それだけでも大変な手間だった。

やってきたのは齢の頃はアラフォーくらいの女性だった。
なぜか最初から居丈高で、攻撃的というか、フツフツと怒りまくりの状態だった。

羽織やコート、帯については「そんなもの要りません」とバッサリ。
じゃあ、なんで電話で羽織や帯の数を言った時、それは買い取りませんと言わなかったのか疑問。

着物についても、シミではない、おそらく染の段階で付いたと思われる直径1ミリに満たない小さな点を見つけて、「シミがありますね。買取は無理です」

私の若い頃の着物などは反物で買って仕立ててもらっていたので、反物の端切れが付いていたのだが、反物の一番端には品質を示す印版が押されている。
一応品質を示すものだからその端切れも出しておいたところ、染屋さんなのか仕立屋さんなのか分からないが、そこに何か書いているのを見て、印判が汚れているからダメだと言う。
大島紬なら証紙の有無が値段に関係するかもしれないが、染の着物の端切れに書かれた文字が着物自体の価値と何の関係があるのか意味不明。
要するに、2枚ほどの着物を訳の分からぬ理由をつけてこき下ろし、それ以外の着物は見ないまま、すべてダメなのである。

そして、今どき着物を着る人なんていない。ブランド物のアクセサリーや服の方がよほど売れると、人に口を挟ませない勢いでまくしたて、さっさと帰って行った。すごく怒っていた感じだった。

私は唖然呆然状態。
何をしに来たのかさっぱり分からない。
正直、彼女の、というか、福ち✖んという業者の目的が分からず、気持ちが悪くなった。
人の家の中を探りにきたのかとも思えたのだ。
少なくとも、着物を買い取る意志が最初からまったくなかったのは明らかだった。

これが私が買う立場であれば消費者センターにでも訴えたと思うが、買うのは向こうで、ある意味向こうが客なのである。
だから消費者センターに訴えることはできない。たぶんそれを分かった上での態度だと思う。
でも、いくら買い取る方だからといって、人の家に上がり込んで、あれほど無礼な態度を取っていいのかと思うが、構わないと思っているらしい。

その後、私も色々と経験を積んで、着物買取に関しては多少は分かってきた。
購入時には高価で、現時点でもシミ一つない手入れの行き届いた着物であったとしても、売る場合は、ほとんど一律に1500円くらいにしかならない。少しでもシミがあれば値段がつかない。

例外は人間国宝が作ったような着物や帯だという話だが、そんなものを持っている人は稀だと思う。
自分でもこれはと思う良い着物を、多少は高く売りたいのであればネットのオークションに出すか、デパートで売ってくれるような委託販売を利用するかである。ただし手間がかかるし、必ずしも売れるとは限らない。

買取業者が着物の出張買取をする理由も分かってきた。
福ち✖んもそうだが、買取業者は着物の買取だけやっているわけではない。(というか、あくまで私の経験だが、福ち✖んは着物の買取はやっていない。)
本命はブランド物のアクセやバッグ、服、貴金属なのである。
着物は相手の家に上がり込む口実である。

買取の店は、いまでは街のあちこちにあるけれど、大量の着物の処分に困っている人は、そんな店に大量の着物を持っていけない。
逆に買取業者は着物の買取を口実に人の家に上がり込むことができる。
そこで良心的な業者なら、売れそうな着物を低価格で買うと言ってくれる。

そして話のついでにブランド物のアクセやバッグ、貴金属の買取の話を持ち出すのである。
骨董・茶道具なども、要らない物があれば見せてほしいと言われたりする。
むしろそっちがメーンなのである。
押し買いのような犯罪もあるけれど、通常の買取業者もいるので何とも言えない。

また、こちらとしても、タダでも良いから持って行って欲しい場合もある。
シミがあるのはたいてい胴裏で、表はそんなに問題なかったりする。そういうものは解いて外国(中東辺り)に売ることができるのだそうで、タダで良ければ送料無料で引き取るという業者もある。
それはそれで着物が無駄にならないので、シミのひどい着物などの処分には、私はそういう業者を利用したりもした。

さて、そこで私が経験した福ち✖んだが、「今どき着物を着る人なんていない。ブランド物のアクセサリーや服の方がよほど売れる」とは言ったけれど、そういうものがあれば買取るみたいな話はしなかった。
彼女が一体何しに来たのかいまだに謎である。

福ち✖んの経験は、私にとってはとても不快で不気味なことだったので、あえてブログに取りあげるつもりはなかったのだけど、新聞に挟まれていた広告を見て、一気に思い出した。

あくまで私の経験なので、着物の処分を考えている人は参考にしてほしい。


膀胱炎と糖尿病、猫の。

2016年12月19日 | 
兄の入院中、猫まで病気になりました。
原因は兄ですが。

みーちゃん、様子がおかしくなりました。
やたらトイレに駆け込み、畳の上に赤っぽい尿が残っていたり。
また結石かと思い、一人で金属製の重いキャリーケースに入れて(小さなキャリーケースではキツキツで暴れる)、タクシーを呼んで獣医さんのところにいきました。

行きつけの獣医さんではありません。
行きつけの獣医さん、良心的なのですが、お歳で尿道にカテーテルを入れるような処置が今一つ上手くないのです。
猫にとっては災難です。
行きつけの獣医さんが紹介してくれた設備の整ったペットの医療センターに行きました。

大きなビル丸ごと病院で、獣医さんの数も10人は下らないみたいでした。
日曜日でしたので混んでいて、少し待ちました。

診断は膀胱炎。やはり石が原因のようでした。
ただ、今回は詰まってはおらず、尿は出ているようでした。
石のために膀胱が傷つき、それで膀胱炎になったとのことです。
人間の膀胱炎と同じで、何度トイレに行っても気持ちが悪く、何度となくトイレに行きたくなるのです。

原因は兄と言いましたが、みーちゃんの餌が問題でした。
以前の獣医さんに、病院で購入できるストルバイト結石用の餌しか与えないでくださいと言われていたのに、兄はスーパーで売っているストルバイト結石対応の餌を買ってきて与えていたのです。値段が全然違うのです。

それ以外にも、ストルバイト結石でも大丈夫なささみのおやつを与えていたのですが、鶏肉なら何でもいいんだろうとばかりに、鶏肉以外の物も入った鶏肉が主成分の缶詰やレトルト食品をネットで大量購入し、与えていました。
てきめんに病気が再発してしまいました。

獣医さんの話では、みーちゃんのように、ダメだと言われていることを飼い主がやってしまい、病院に再度連れてこられる猫はたくさんいるのだそうです。
すべて飼い主の責任です。

獣医さんは「お薬はのませられますか?」と私に聞きました。
家で薬が飲ませられない子には一週間効果のある抗生物質を注射するとのことでした。
私はそれをお願いしました。

血液検査をしてもらったところ、腎臓は大丈夫とのこと。
でも血糖値が180を超えていて、このままいけば糖尿病だと言われてしまいました。
というわけで、今は激しい食事制限の最中です。

おかげさまで、みーちゃん、おしっこのモヤモヤは解消したみたいです。

いつものベランダのダンボール箱で日向ぼっこ兼お昼寝です。

カメラを意識して体をグネグネしだしました。

ひとしきりグネグネして「なんやねん」と見上げるみーちゃんです。


もう一匹の猫のスズちゃんは、いかにもおばあちゃん猫ながら元気です。

ストーブにかじりついています。




復帰しました。

2016年12月17日 | 日記
パソコン、正確に言うとインターネット接続のケーブルだったのですが、新しいのに買い替えて、ようやく安定して繋がるようになりました。
前のは接触不良で繋がったり繋がらなかったりだったのです。
特に、なぜかコメントの送信をしようとすると切れました。
ですので、この間、コメントは控えていました。

実は、そうなる1週間くらい前に、ネットサーフィンをしていて、急にマイクロソフトからだという警告が画面に出たことがあったのです。
要するにウィルスが入って私のパソコンが既に乗っ取られている。
至急、指定する電話番号に電話せよというものでした。
その電話番号は03から始まるものでしたが、もちろんそんな怪しい電話番号に電話なんかできません。
でも気持ちが悪いので、パソコンを使わない時はネットのケーブルを外すようにしていました。

その内にインタ-ネットをしていると度々接続が切れ始めたのです。
最初はウィルスのせいかと思いました。
私のパソコンはソースネクストのウィルスソフトを入れてますし、それ以外にプロバイダ-とセキュリティ契約も結んでいます。でも、どんなに気をつけたって感染する時はするでしょう。

取り敢えず、ウィルスソフトを使って、パソコンがウィルス感染しているかどうか調べました。
すると結果はウィルスは検出されず。原因はウィルスではないということになります。
そこで考えたのはネットのケーブルを外し始めたことが原因ではないかということです。
差したり外したりし始めた為に、差し込み部分に接触不良が起こったのではないかということです。
それで、差し込み部分のケーブルを動かすと繋がるので原因はそれだとようやく分かりました。

ケーブルの中で断線しているのなら、新しいケーブルを買うしかありません。
ワイヤレスという方法もありますが、今更そういう設定にする方法が分かりません。
それで、ネットが繋がる状態の時(ケーブルを持ち上げ気味にすると繋がる)にアマゾンでそれらしいケーブルを注文しましたが、届くのに数日掛かってしまいました。
その上、届いたケーブルはパソコンに合いませんでした。
これはもうケーブルを外して電気店に持って行って買うしかなく、エディオンに買いに行きました。

というわけで、やたら日にちが掛かってしまいましたが、ようやく完全復旧しました。
最初のマイクロソフトからだという警告は、たぶん関係なしです。
電話させて、何かの詐欺を目論んでいたものだったと思います。

私の場合、パソコンは5年毎に買い替えるようにしています。
予定では来年の春です。
でもちょっとくらい早くってもいいいかなとも考えていました。
Windows10に強制バージョンアップされてから、最初の内はそうでもなかったのですが、だんだん使いづらくなっていましたから。
復旧しましたので、パソコンの買い替えはしません。お財布は助かります。

この間、私のブログにコメント下さった方々。ありがとうございました。
復旧しましたので、また皆さんと交流したいです。
宜しくお願いします。