goo blog サービス終了のお知らせ 

緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

高校選抜を観に高松へ

2025年03月28日 | 男子新体操
選抜というと野球が連想されるかもしれませんが、桜ばかりが花ではないように、野球ばかりが選抜ではないのです。
春にはいろんなスポーツの高校選抜がありますが、私が行って観てきたのは新体操、それも男子新体操をメーンに観てきました。
というわけで観戦旅行記です。

会場は、四国は高松市にある高松市総合体育館でした。

高松市まで観に行くとすると、どうしても1泊はしなくてはなりません。
認知症が進んでいる兄のことを考えると、外泊は避けたいところですが、23日の団体競技だけ観ることにして、1泊で、ほぼ弾丸で行ってきました。

日程は、22日、家を午後の2時半頃に出れば、6時頃に宿泊施設に到着できます。
翌日の朝、体育館まで行き、競技の終わる2時半までいて、表彰式は見ずにすぐ帰ると23日午後の6時過ぎには帰宅できます。

実は、ぎりぎりまで行くべきか悩んでいたので宿がなかなか取れませんでした。
やっと取れた宿はドミトリータイプ、要するに相部屋です。
私、相部屋は別に構わないのですが、自分のベッドが2段ベッドの上で、垂直の梯子で登らなくてはならないのには閉口しました。

というのも、相部屋といっても部屋ではなく、壁沿いにベッドが設えられていて、前は人一人通れる廊下のような狭さ、荷物は自分のベッドのある空間の枕元に置く仕様。
ロッカーは別にあるのですが、洗面道具や着替えはロッカーまで取りに行くわけにはいかず、結局、何度となく垂直の梯子を昇り降りする破目になったからです。

若い頃は貧乏旅行ばかりしていたので、その頃の山小屋やユースホステルとかに比べると格段に清潔でしたが、とにかく狭苦しくてくつろげない。
何度も垂直の梯子を昇り降りしていると、終いに落ちるんじゃないかと思いました。
(梯子は膝を梯子に対して水平ぎみにしないとつっかえて昇れない💦)

梯子を昇り降りしていて、昔、2段ベッドから転落したシスターの話を思い出しました。
彼女はしばらく意識不明の重体に陥り、それがきっかけで宗教的覚醒だったか臨死体験だったかをしたとという話でした。あまりにも昔に聞いた話なので詳しくは覚えてない。
どっちにしても、私は宗教的覚醒も臨死体験もしたくない。
できれば梯子の昇り降りはご容赦願いたかった。

着いてからの夕食も、一人旅ではいつも悩むのですが、宿の人に聞いて近くの洋食屋さんに行きました。
土曜の夜でしたので狭い店内は人でいっぱい。
私は一人だったので孤独のグルメよろしくカウンターに座ることができました。
カウンターから厨房内を見ると、二人の若い女性のスタッフもいるのですが、中年のシェフが一人で調理に奮闘していて、ほとんどカオスのような状態。
シェフの表情が悲壮を極めていました。

夜でもやっているというAランチを食べました。

味の方は普通。丁寧に作ればもっと美味しかったかも。

翌日は宿の近所のコンビニでパンやらお弁当、飲み物を買い込み、宿の休憩室で朝ご飯としてパンを食べ、お弁当の方は昼ご飯として会場まで持っていきました。
遠征ではこういった食事の確保が大変だし重要なんです。

早い目に会場に着いたのですが、既に開館を待つ人が長蛇の列。
でも広い会場でしたので前の方の見やすい席に座ることができました。

競技の結果は井原高校のぶっちぎりと言っていい程の優勝でした。
演技が始まってすぐに会場がどよめきはじめました。



井原高校は岡山県の高校なので、高松市は海を隔てた向こう側。
休憩時間に後ろを振り返ると井原高校の関係者がたくさん応援に来てました。(お揃いのTシャツで分かる)
私はちょっと人探ししました。

実は今年の2月に加古川市で行われたTOBAN杯という体操の演技会で、X(旧ツイッター)で知り合った人の息子さん(H君)が井原の応援に来ているということで、会えば挨拶してほしいと言われていたのです。

H君、4歳の頃から体操をしてて、4月から井原高校に入学し、男子新体操をするそうです。
(特別枠での入学で、兵庫県の実家から離れ、寮生活になるとのこと。)
2月にH君から貰った色紙です。(名前部分は消してます)

可愛いでしょう💛
でもH君、この日は、会場は広いし人もいっぱいで見つけることはできませんでした。

H君のお父さんは色んな人に声掛けしててH君を推してほしいみたいです。
心配しなくったって、私みたいなBBAではなく、井原の子というだけで推す人はたくさんいるんです。
この日も、井原の演技には男子フロアの観客より、女子の新体操の応援に来た女子フロアの観客の反応の方が凄かったのです。
(女子は男子の演技を日頃から見ているわけではなく、見慣れていない人が井原の演技を観るとインパクトが凄いんです)

実力がものを言う世界ですし、H君はいけそうです。
なにより本人がやる気満々というのが重要ですね。

というわけで、私は演技がすべて終わると表彰式は見ずに帰りました。
JRの高松から岡山までマリンライナーに乗って帰ったのですが、Xによれば、遅くに帰った人はマリンライナーの中から岡山で燃えている山火事の火が見えたそうです。
その山火事も昨日の雨でようやく鎮火したみたいです。

4月から新年度、男子新体操は見られるものは見ておこうと思います。



最新の画像もっと見る

6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nana )
2025-03-29 09:43:37
選抜と聞くと季節柄野球かなと思ってしまいました。
新体操は私にとって未知な世界でしたが、素晴らしい演技に感動しました!
ここまで完成させるには厳しい練習があったことでしょう。報われてよかったですね。
見事な演技を見せていただき感謝です。
応援の甲斐がありましたね👏
返信する
nana様 (みどり)
2025-03-29 15:56:53
動画、観ていただけたのですね。
ありがとうございます。
岡山の放送局の動画ですが、演技を割と長く映していました。
練習は生半可なものではないと思います。
柔軟のような基礎練だけでも毎日1,2時間とか。
テレビが演技をフルで放映してくれたら嬉しいのですが。
返信する
高松へ (しまそだち)
2025-03-29 16:07:51
わたしも 最初目にした時は 高校野球?って思いましたョ
徐々に 男子新体操もファンをふやしているようですね

教育者だった父の兄が 臨死体験したと聞きました
綺麗なお花畑を歩いていて 名前を呼ばれて、 意識が 醒めたとか
ぁの伯父の云うことですから わたしも 「そんなことは 無い」とは 否定できません
お兄さま トラブルなくてよかったですね
返信する
しまそだち様 (みどり)
2025-03-29 22:40:56
男子新体操、ファンが増えてるようにも見えません。
野球に比べたら10万分の1くらい。
それだけに選手との距離が近いです。
推し活するなら男子新体操です。

臨死体験は古今東西に見られるものですから否定する根拠もないです。
どう向き合い、解釈するかですが、興味のある人ならともかく、私には興味ないです。
むしろシスターの話で強烈に印象に残っていたのは2段ベッドの上の段は危ないということです。
年寄りに使用させるものではありません。
返信する
Unknown (keba)
2025-03-30 13:31:59
日常生活でも気分転換は大事ですが、介護やそれに類する家族に心配事のある人は、気分転換を意図的にできるといいなぁと思います。
それが、好きな男子新体操で、しかも定期的に大会があるのできっかけになる、ラッキーだと思います。
色々と制約はあるでしょうが、楽しんでくださいね〜
返信する
keba様 (みどり)
2025-03-30 22:05:12
出掛けるとやはり心配で家に帰ったら家が焼失してるんじゃないかとも考えたり。
実際には家に帰ると、兄が猫達を餌をやっても食べずに餌を欲しがると怒っていました。
ウェットタイプの餌、いつものではなく絶対に食べないので箱に蓋をしていたのをわざわざ蓋を開けてやってました。
いつものは蓋が空いたいるのに。
というわけで、私が1泊して、一番迷惑を被ったのはお猫様達だったのでした。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。