
先日の夕方…。
私が一人でお家に居ると、ピンポ~ンとチャイムが鳴りました。
玄関のドアのすりガラス越しに見えるのは、お子たちの姿です。
「 はぁい?」 と声を掛けると、お子たちは言いました。
「「「すみませぇ~ん!」」」
ドアを開けると、小学校2、3年生位のお子たちが 5人並んでいました。
「 あの~、バトミントンの羽根が庭に入っちゃたんです…。」
なるほど、なるほど…。
「 どの辺かなぁ?」
私は お子達と一緒に、雑草の生い茂る横庭へ行ってみました。
探しても見当たりません…。
一人のお子が言いました。
「 屋根に乗っかっちゃったのかなぁ?」
すると、他の子がお向かいのアパートの階段を上って行き…
「 あった!」
私も階段の上から確認してみました。
庇の中程に、白いシャトルが見えます。
庇の位置は高くて、下から手を伸ばしても全く届きません。
脚立を持って来て、立て掛けてみましたけれども、やっぱり届きません…。
お子たちの一人がお家から釣竿を持って来て伸ばしてみても…当然無理…。
( 塀に登って、モップか何かで取ろうかしら…。)
子供の頃、塀登りが大得意だった私は、ふと考え付きました。
塀に手を掛け、飛び乗ろうかと構えた瞬間…
( 2階の小窓からモップを伸ばせばいいんじゃない?)
そう思い直し、2階へ…。
窓からクイックルワイパーを伸ばして、シャトルを引っ掛けて…
「 えいッ!」
「「「 あッ!落ちたぁ~!」」」
無事、落とせました♪
玄関へ戻ると、立て掛けていた脚立を持ったお子たちが並んでいました。
「「「「「 ありがとうございました~っ!」」」」」
私に脚立を渡し、ペコリとお辞儀をして お家の方へと元気に戻っていくお子達…。
その後ろ姿を見送っていたら、ちょっぴり清々しい気持ちになりました。
それにしても……「 脚立が駄目なら、塀登り!」 と考えてしまうなんて、お転婆気質は大人になっても抜けないものですねぇ…。
夜、母と電話でそのことを話すと、「 そうね。貴女はいつも塀に登っていたわねぇ。」 と笑われました。
夫に報告すると、「 危ないから、止めなよ…。」 と言われました。
でもそれは、塀の強度が心配で 崩れたら危ないという意味で、塀に登れるかどうかの心配ではありませんでした。
「 ビビリじゃないから、出来るのは分かってる。」
ふふふ…私のことを よく解っていますね♪
( ちょっぴり 登ってみたかったなぁ。) と思っていることも、きっとバレてるはず…。