学生の頃、国語の先生は 授業の一番最初に、毎時間 必ず
百人一首の小テストをしました。
先生が上の句のはじめの5文字を詠み、私達は後に続く句を 紙に書きます。
10問出題され、答えを書いて提出します。
そして次の授業で、採点された答案用紙が返ってくるのです。
そのために、私達は皆 百人一首を暗記しました。
そのお蔭で、私は古典の授業が好きになりましたけれども、
お友達のRちゃんはトラウマで(?)卒業するまで古典が苦手に
なってしまいました…。
百人一首といえば、歌集としてよりも 歌留多としての知名度の方が高いかも知れませんね。
日々、「 秋の田の~」 だの 「 かささぎの~」 だのと、ブツブツ念仏の様に唱えて 首を暗記する私を哀れと思ったのか、兄が
百人一首の歌留多を取り出してきました。
遊びながら覚えよう、という作戦です。
かくして 我が家の毎日のおやつ時間には、百人一首歌留多
大会が催されることになったのでした。
効果は絶大で、小テストでは 毎回良い成績を取ることが出来ました。
でも、坊主めくりに興じることも多かったので、はたしてこの
歌留多大会が役に立っていたのかどうか、ちょっと疑問です…。
※ 坊主めくりとは、首を詠まずに絵札のみを使用します。
裏返しにした札の山から、一人一枚ずつめくってゆき、
自分の手札とします。
姫をめくると もう一枚引くことが出来、
坊主をめくると 手札を全て山へ戻します。
札の山がなくなったら、終了。
最後に手札を一番多く持っている人が 勝ちです。
単純なルール(地方によって若干異なります。)ですので、
大人も子供も愉しく遊べます。
『 これやこの
行くも帰るも
別れては
知るも知らぬも
逢坂の関 』
歌舞伎の 【 勧進帳 】 で唄われる長唄にも登場する首を詠んでいます。
我が家の歌留多では 何故か むさ苦しい姿で描かれていて、
一番不人気でした。
「 ギャ~!蝉丸が出たぁ~ッ!」 と、皆 叫んでいました…。
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