Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

華岡青洲の妻…

2007-05-11 10:19:13 | 

Photo_712 有吉佐和子さんの

 【 華岡青洲の妻

 です。

 

 

 

 

 華岡青洲は、世界で初めて、全身麻酔による 乳癌の手術に成功した外科医です。

 そして このお話は、華岡家の青洲の嫁・加恵と 青洲の母・於継を軸に書かれています。

 青洲の麻酔薬の完成のために、嫁姑が人体実験の座を巡って争うのです。

 『 姑vs嫁 』 という 普遍的なテーマを描いた作品として受け取られているせいでしょうか…何度も 舞台化・映像化されていますので、有名ですね。

 私も 何度となく観ましたけれども…。

 

Photo_713  実は このお話、

 好きではありません。

 観る度に、嫌~な気分

 になります。

 

 

 

 二人が実験台の座を争う…というより青洲を…という感じがして、とても醜い!怖い!と思えてしまうのです。

 医学向上のため…という気持ちが、二人の胸のうちに 本当にあったのかどうか、疑いたくなります。

 そして 青洲は、そんな二人の醜い争いを知ってか知らずか、

ただただ麻酔薬の完成に没頭します。

 青洲は あまりにも愚鈍で、人間らしく描かれていません…。

 この三人を、どんなに素敵な役者さんが演じても、誰にも感情移入することが出来ませんので、観終わった後 スッキリしないのです。

 では、原作はどうなのかしら…?

 お芝居にするために、多少の色付けがされているのかしら…?

 そう思いましたので、読んでみることにしました。

 ……………。

 誇張されている訳ではありませんでした…。

 しかも、青洲は 嫁と母の争いに気付いてさえいます!

 

Photo_714 ますます、このお話が

 好きではなくなって

 しまいました。

 

 

 

 

 先日、NHKで 【 華岡青洲の妻 】 の連続ドラマが再放送されていました。

 青洲=谷原章介さん、加恵=和久井映見さん、於継=田中好子さん、という配役でした。

 やっぱり、嫌~な気分になりはしましたけれども、青洲が加恵寄りで 人間らしく描かれていましたので、いつもよりほんの少しだけ ホッとしました…。

 谷原さんの優しいお顔立ちのせいだけかしら…?

 

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