【 華岡青洲の妻 】
です。
華岡青洲は、世界で初めて、全身麻酔による 乳癌の手術に成功した外科医です。
そして このお話は、華岡家の青洲の嫁・加恵と 青洲の母・於継を軸に書かれています。
青洲の麻酔薬の完成のために、嫁姑が人体実験の座を巡って争うのです。
『 姑vs嫁 』 という 普遍的なテーマを描いた作品として受け取られているせいでしょうか…何度も 舞台化・映像化されていますので、有名ですね。
私も 何度となく観ましたけれども…。
好きではありません。
観る度に、嫌~な気分
になります。
二人が実験台の座を争う…というより青洲を…という感じがして、とても醜い!怖い!と思えてしまうのです。
医学向上のため…という気持ちが、二人の胸のうちに 本当にあったのかどうか、疑いたくなります。
そして 青洲は、そんな二人の醜い争いを知ってか知らずか、
ただただ麻酔薬の完成に没頭します。
青洲は あまりにも愚鈍で、人間らしく描かれていません…。
この三人を、どんなに素敵な役者さんが演じても、誰にも感情移入することが出来ませんので、観終わった後 スッキリしないのです。
では、原作はどうなのかしら…?
お芝居にするために、多少の色付けがされているのかしら…?
そう思いましたので、読んでみることにしました。
……………。
誇張されている訳ではありませんでした…。
しかも、青洲は 嫁と母の争いに気付いてさえいます!
好きではなくなって
しまいました。
先日、NHKで 【 華岡青洲の妻 】 の連続ドラマが再放送されていました。
青洲=谷原章介さん、加恵=和久井映見さん、於継=田中好子さん、という配役でした。
やっぱり、嫌~な気分になりはしましたけれども、青洲が加恵寄りで 人間らしく描かれていましたので、いつもよりほんの少しだけ ホッとしました…。
谷原さんの優しいお顔立ちのせいだけかしら…?
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