Ring☆Rang☆Rung!

ばかわいらしいもの・お人形・手作りetc.…そこはかとなく綴っています…

祖母が・・・

2007-02-05 11:26:36 | 日記・エッセイ・コラム

Photo_239 先日、私の祖母が

 特別介護老人ホームに入所しました。

 実家から 車で15分程の場所です。

 

 

今までも、月に何日間かお世話になっていたのですけれども、

今回審査を通りましたので、長期入所することになりました。

祖母自身が 気に入って 長期入所を希望していたのです。

祖母は 明治43年生まれですから、今年97歳になります。

大きな病気も ほとんどせずに、足腰も達者で 元気です。

ただ 高齢のために、記憶の引き出しがいっぱいで、新しい物事が入りきらなくなってきました…。

私の両親も健在ですけれども、2人とも70歳を過ぎています。

父は4年前に 肺の手術をし、母は一昨年 心臓の手術をしました。

ですから、祖母よりも 両親の体力の方が衰えているのです…。

審査では、そんな事情も 考慮して頂けた様です。

両親の負担も少し減り、何より 祖母が快適に過ごせると言うので、良かったと思います。

 

祖母は とても躾に厳しい人でした…。

特に 私に一番 厳しかったのです。

『 学校から帰って、靴を揃えずに 部屋へ行くと、やり直し 』

『 洗面所やトイレなど、音を立てて扉を閉めると、やり直し 』

……たくさんの 『 やり直し 』 がありました…。

中でも 一番苦痛だったのは 食事時間でした。

私は とても食の細い子供でしたし、食べるのがとても遅かったのです。

食べることに飽きてきたり 疲れたりして、ウッカリ肘を突こうものなら ピシャリ!

お皿やお茶碗などを 押さえないでいると、

「 その左手は何処へ行く !? 」 と ピシャリ!

同じことをしても、兄や従兄弟は叱られないのに、何故私だけ…?

「 お婆ちゃんは 私のことが嫌いなんだ…。」 と いつも母に泣いて訴えていました。

けれども、今 こうして大人になってみると、祖母の厳しい躾を ありがたく思います。

6人いる孫の中の たった一人の女子なので、大人になっても恥ずかしくない様に、特に厳しく躾けてくれたのですね…。

本当に 感謝しています。

いつだったか その話をしましたら、

「 あら、そうだった?すっかり忘れちゃった。ごめんなさいねぇ。」

と 謝られてしまいました…。

私の方が お礼を言わなきゃいけないのに…。

そんな訳で、幼い頃 怖くて苦手だった( ごめんね…。)祖母ですけれども、今は大好きです。

お婆ちゃん、長生きしてね!