この道の果てまで・・・

ただ純粋に ただ一途に歩む時
突如として それまでとは まったく違う
次元の異なる大地が あなたの目の前に姿を現す。

新たな誓い

2009-06-11 09:35:48 | Weblog




夜中に ふと目が覚めて
 
雷雨明けの 高層ビル群の上に 

またたく夜空の星を見上げながら

とても涼しい風を感じていた。




こんな時間なのに

小さな女の子の泣き声が響いている

私の住む所は 夜中でも車の絶える事の無い

幹線道路脇に立つマンションの10階だ




目を凝らして 

声の聞こえる方を見てみると

若いお母さんの後を 小さな女の子が

泣きながら追いかけて行く

夜中の1:00を とっくに回っている こんな時間にだよ。




すがり付いて来る 女の子は
 
僅かに2.3歳の 歩く姿も やっとの子だというのに

母親の若い女性は 何度も何度も 

その子を振り払いながら 大声で怒鳴りつけている。




何か気に入らない出来事でもあったのか 

自分の感情を剥き出しなのだ。

あれは お母さんの姿などでは無かった。

お母さんの空気や雰囲気など微塵も無いのだ。




余程 駆け出して行って その子の事を抱きしめて
 
お母さんに文句を言ってやりたい気分になったけれど

そんな事をした所で お母さんは聞く訳も無いし




それどころか 小さな女の子は 

自分が そんな風にまでされているのに

お母さんを叱る私を 嬉しく思うどころか

逆に敵意を抱いてしまうし お母さんを庇うのだ。




小さな その子にとっては 

そんな親でも自分の全てなのだ。

それを大人は 余りに解っていないなと

私の中で物悲しさが消えずに眠りについた夜だった。




今の この親は
 
子供の頃に充分な愛情を

受けずに育ったはずなのだ。




あの行為は 愛を充分に受けて育った

愛が解っている人が あえて取る行為などではなく

明らかに愛が何なのかが解らずに育った人の

取る行為だった。だから余計に悲しかった。




あの小さな子も そうして育てられ

あの母の様に育ち あの母の様な子育てを

知らずに受け継ぎ そうとは気づかずにしてしまうのだ。




ちょうど あの母親が生まれた今から何十年も前に

託児所に小さな内から預けられた子が

愛を知らずに育ち 大人になり子育てをした時に

どんな子供が育って行くかを見通していたはずなのに

その流れも止められずに 世の中の流れは 

どんどん そちらの方向へと流れて行ってしまった。

そんな自分の非力さまでを まざまざと見せ付けられた夜だった。




私には止める事は出来なかったけれど

何が大切なのかを完全に

見失い 勘違いしてしまった状態で進んでいく社会が

閉塞状態に陥るのは必然かも知れないと感じた夜でもあった。




それでも私は 小さなちからのままに

少なくとも 私の出逢う人達には 

勘違いを紐解く道を

照らし出して伝えて行く努力は

これからも 惜しむ事無く続けて行こうと

誓いを新にした夜でもあったのです。














あなたの心の見つめ方の
手助けが出来ます。

まだ誰も知らない楽な生き方
絶望から あなたを救い出し
生きる上での大きなヒントを与える
http://ningen-monogatari.com/sub15.html




大切な人と
大切な日々を生きる為に
自分を見つめて歩く道
人間物語が贈る「自分の心の育て方 講座 」
http://ningen-monogatari.com/sub00.html