最後の最後の領域である
存在の領域へと あなたは
一度だけ入って再び世間に
戻って来ます。
だが段々と
その記憶は薄れ
あなたからは存在の香りが
消え失せてしまいます。
けれど その一度だけ
味わった事の在る途方も無い程の
心身の楽さや癒され感は あなたが
何をしても味わう事など出来ないと解かった
あなたは再び 存在の場所を真剣に求め出します。
たった一度だけしか
あなたが入った事のない
存在の領域に 本当は毎日
毎回の様に辿り着いては世間に戻る
事こそが本当に解かる事だと気づき
その気の遠くなる様な
途方も無い厚みと深さに
仰天する様に驚かされながらも
他に あそこまで深く癒される場所など
何処にも無いと解かった あなたは
諦めずに探し求めて行きます。
その時に
邪魔に成るのは
あなたの中の一度だけ
辿り着いた事が有ると言う
あなたの中の記憶です。
その記憶に
基づき探し出そうという
気力も探し出す方角も全てが
誤った方角に あなたは歩んで
行ってしまいます。
そして
疲れ果ててしまった
あなたが全てを放棄し
諦めた時に あなたは
再び その場所の真上に立っています。
今度は
あなたは以前の様に
その場所を見失う事は有りません。
何故なら
感覚で方角を
憶えてしまっているからです。
どの方角でも無く
全てを諦めてしまい
全てを放棄してしまった時に
あなたが立っている場所こそが
その場所だと言う事を理解してしまったからです。
だから あなたは
それ以来 常に何も持たない事を学び
全てと その場でお別れをして行く事を
実践する事が出来てしまっています。
次の段階では
その存在の領域に
何度も出入りを繰り返し
戻って来ては世間の中に
存在の香りや空気を解き放つ事からも
卒業してしまい
今度は
存在の領域に
入りっ放しに成ったままで
世間の中に帰って来るのです。
もっと
あなたの周り中に
存在の香りや空気が解き放たれ
存在の空間そのものが 世間の中に
出現してしまいます。
それが最後の
あなたの歩みです。
人は そこまで歩む事が出来ます。
そこでは
あなた自身の
心身の痛んだ場所まで
静かに癒し治癒してくれてしまいます。
それは求める事を決して 諦めなかった
あなたへの御褒美の様なものです。
瑞々しく
若々しさの充満した内面は
あなたの身体にまで
瑞々しさを送り込んで来て
しまうものなのです。
あなたの
心の見つめ方の
手助けが出来ます。
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