あなたの中の
最も奥深い場所に
静かに横たわっている
何も無い空間に
あなたの
身を任せてしまい
あなたの身を置く事が
出来てしまうと
あなたは
たったの それだけで
どんな事でも あなた一人だけで
完結させてしまう事が出来てしまいます。
それは たとえ
どんな事に於いてでもです。
あなたに
どうする事も出来ないと
思える事でも その場所ならば
何とかする事が出来てしまいます。
その場所は
それ程の場所なのです。
例えば
あなたは時として
あなたの身近な人で
既に亡くなってしまった人達に
逢いたい気持ちが深まるとします。
あなたが
感情の次元に
身を任せて生きていると
逢いたい気持ちがつのり
逢いたさが深まれば深まる程
それを果たす事が出来ないのですから
あなたは深い焦燥感に身を焦がし
苦しくて苦しくて仕方が有りません。
普段から
思考や感情の中に
身を置く あなたにとっては
深い孤独感と絶望感に苛まれ
苦しむ事しか出来ないのです。
けれど
あなたの最も
奥く深い場所に
横たわっている何も無い
空間としての あなたに身を
任せてしまい その場所の中に
普段から身を置いている あなたにとっては
そんな事は
とても容易く あなた一人で
簡単に完結してしまう事が出来るのです。
あなたが
身を任せてしまい
あなたの身を置いている
何も無い空間としての
あなたの場所は
全ての存在の
魂の故郷で在り
全ての
ものの集う
壮大な空間なのです。
魂の容れ物としての
あなたの身が有ろうが
無かろうが 全く関係が無く
あなたの
最も深い場所に潜む
深くて純粋で無垢な意識に
辿り着けた者達だけが集う事の
出来る広々とした空間なのです。
だから
あなたの
逢いたかった人達に
逢う事など朝飯前なのです。
誰の助けも要らずに
あなたの中の最も深い
場所に横たわる 本来の
あなたの場所に あなたの
意識を降ろしてしまうだけで
あなたは
いつでも好きな時に
いつでも好きなだけ
逢いたい人達に逢う事が
出来るのです。
そして
普段から
あなたが その場所に
身を任せてしまい 身を置いて
生きる事が出来ていれば
あなたは
いつも もう既に
亡くなってしまった人達の
意識と重なる様にして一緒に
居る事までもが出来てしまうのです。
あなたの中に眠る
何も無い空間としての
あなたは それ程の事まで
出来る場所なのです。
決して
あなたが
怖れるものなどでは
有りません。
あなたが
怖れて その場所へ
近づかない事の方が
余程 怖れるべき事なのです。
最も深い場所に
眠る様にして存在している
何も無い空間としての あなたに
まだ気づいていない多くの人達の
意識も含めて その場所の中に
本当は全意識が いつでも
そこに在るのです。
身体が
在るものも
無いものも 全ての
もの達の意識が その
空間の中に実在しています。
更に言えば
私達にとって
絶体である現実さえも
その壮大な空間の前では
ホンの一時の夢の様な儚い
存在でしか無いのかも知れません。
むしろ
何も無い
空間としての
あなたの場所の方が
遥かに永久的な現実です。
あなたの
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