浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

「ブッダのことば」より。

2014-11-15 02:03:46 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
               第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

672、また蛆虫(うじむし)の棲む水釜があり、
        罪を犯した人はその中で煮られる。
        出ようにも、つかむべき縁がない。
        その釜の上部は内側に彎曲(わんきょく)していて、
        まわりが全部一様だからである。

673、また鋭い剣の葉のついた林があり、(地獄に堕ちた者どもが)
        その中に入ると、手足を切断される。(地獄の獄卒どもは)
        鉤を引っかけて舌をとらえ、引っ張りまわし、
        引っ張り廻しては叩きつける。

674、また次に(地獄に堕ちた者どもは)、
        越え難いヴェータラニー河に至る。
        その河の流れは鋭利な剃刀の刃である。
        愚かな輩は、悪いことをして罪を犯しては、そこに陥る。


             ~ 感謝・合掌 ~ 


           

「ブッダのことば」より。

2014-11-14 02:16:20 | 日記

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第三 大なる章 

              10、コーカーリヤ

669、またそこでは(地獄の獄卒どもは、
      鉄の網をもって(地獄に堕ちた者どもを)からめとり、鉄追をもって打つ。
      さらに真っ暗黒である闇に至るが、
      その闇はあたかも霧のようにひろがっている。

670、また次に(地獄に堕ちた者どもは)
      火炎があまねく燃え盛っている銅製の釜に入る。
      火の燃え盛るそれらの釜の中で永いあいだ煮られて、浮き沈みする。

671、また膿や血のまじった湯釜があり、
      罪を犯した人はその中で煮られる。
      かれらがその釜の中でどちらの方角へ向かって横たわろうとも、
      (膿と血とに)触れて汚される。


               ~ 感謝・合掌 ~ 


 

「ブッダのことば」より。

2014-11-13 01:36:00 | 日記

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
               第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

666、けだし何者の業も滅びることはない。
      それは必ずもどってきて、(業をつくった)主がそれを受ける。
      愚者は罪を犯して、来世にあってはその身に苦しみを受ける。

667、(地獄に堕ちた者は)、鉄の串を突きさされるところに至り、
      鋭い刃のある鉄の槍に近づく。
      さてまた灼熱した鉄丸のような食物を食わされるが、
      それは、(昔つくった業に)ふさわしい当然なことである。

668、(地獄の獄卒どもは「捕えよ」「打て」などといって)、
      誰にやさしい言葉をかけることなく、
      (温顔をもって)向かってくることなく、頼りになってくれない。
      (地獄に堕ちた者どもは)、敷き拡げられた炭火の上に臥し、
      あまねく燃え盛る火炎の中に入る。


               ~ 感謝・合掌 ~


                  

「ブッダのことば」より。

2014-11-12 05:31:52 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第三 大なる章 

             10、コーカーリヤ

663、種々なる貪欲に耽る者は、
       ことばで他人をそしる。
       ―――かれ自身は、信仰心なく、ものおしみして、
       不親切で、けちで、やたらに陰口を言うのだが。

664、口穢(くちぎたな)く、不実で、卑しい者よ。
       生きるものを殺し、邪悪で、悪行をなす者よ。
       下劣を極め、不吉な、でき損ないよ。
       この世であまりおしゃべりするな。
       お前は地獄に堕ちる者だぞ。

665、お前は塵を撒いて不利を招き、
       罪をつくりながら、諸々の善人を非難し、
       また多くの悪事をはたらいて、長い間深い坑(地獄)に陥る。


             ~ 感謝・合掌 


       

「ブッダのことば」より。

2014-11-11 02:21:04 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
                 第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

660、悪口を言いまた悪意を起こして聖者をそしる者は、
       十万と三十六のニラッブダの〔巨大な年数のあいだ〕また
       五つのアッブダの〔巨大な年数のあいだ〕地獄に赴く。

661、嘘を言う人は地獄に堕ちる。
       また実際にしておきながら「わたしはしませんでした」と言う人もまた同じ。
       両者ともに行為の卑劣な人々であり、
       死後にはあの世で同じような運命を受ける(地獄に堕ちる)。

662、害心なく清らかで罪汚れのない人を憎むかの愚者には、
       必ず悪〔い報い〕がもどってくる。
       風に逆らって微細な塵を撒き散らすようなものである。


                ~ 感謝・合掌 ~


                  

「ブッダのことば」より。

2014-11-10 02:40:28 | 日記

          ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
                 第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

先の続き・・・

師はこのように言われた。
幸せな人である師は、このことを説いてから、
さらに次のように言われた。―――

657、人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。
       愚者は悪口を言って、その斧によって自分を斬り割くのである。

658、毀(そし)るべき人を褒め、また背くべき人を毀る者、
       ―――かれはl口によって禍をかさね、
       その禍のゆえに福楽を受けることはできない。

659、賭博で財を失う人は、
       たとい自身を含めて一切を失うとも、
       その不運はわずかなものである。
       しかし立派な聖者に対して悪意をいだく人の受ける不運は、
       まことに重いのである。


            ~ 感謝・合掌 ~ 


           

「ブッダのことば」より。

2014-11-09 03:16:38 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
                 第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

先の続き・・・

二十のアップダ地獄は一つのニラッブダ地獄〔の時期〕に等しい。
二十のニラップダ地獄は一つのアババ地獄〔の時期〕に等しい。
二十のアババ地獄は一つのアハハ地獄〔の時期〕に等しい。
二十のアハハ地獄は一つのアタタ地獄〔の時期〕に等しい。
二十のアタタ地獄は一つの黄蓮地獄〔の時期〕に等しい。
二十の黄蓮地獄は一つの白睡蓮地獄〔の時期〕に等しい。
二十の白睡蓮地獄は一つの青蓮地獄〔の時期〕に等しい。
二十の青蓮地獄は一つの白蓮地獄〔の時期〕に等しい。
二十の白蓮地獄は一つの紅蓮地獄〔の時期〕に等しい。
ところで修行僧コーカーリヤは、サーリプッタおよびモッガラーナに対して
敵意をいだいていたので、紅蓮地獄に生まれたのである。」


              ~ 感謝・合掌 ~ 


           

「ブッダのことば」より。

2014-11-08 03:40:41 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
                第三 大なる章 

              10、コーカーリヤ

先の続き・・・

このように説かれたときに、一人の修行僧が師に告げていった、
「尊いお方さま。紅蓮地獄における寿命の長さは、どれだけなのですか?」
「修行僧よ。紅蓮地獄における寿命は実に長い。それを幾年であるとか、
幾百年であるとか、幾千年であるとか、幾十万年であるとか、
数えることはむずかしい。」
「尊いお方さま。しかし比喩を以って説明することができるでしょう。」

「修行僧よ。それはできるのです」といって、師は言われた、
「たとえば、コーサラ国の枡目ではかって二十カーリカの胡麻の積荷(一車両分)が
あって、それを取り出すとしよう、
ついで一人の人が百年を過ぎるごとに胡麻を一粒ずつ取り出すとしよう。
その方法によって、コーサラ国の枡目ではかって二十カーリカ胡麻の積荷
(一車両分)が速やかに尽きたとしても、一つのアップダ地獄はまだ尽きるに
至らない。


             ~ 感謝・合掌 ~


   

「ブッダのことば」より。

2014-11-07 03:05:59 | 日記

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
              第三 大なる章 

          10、コーカーリヤ

先の続き・・・

さて、その夜が明けてから、師は、諸々の修行僧に告げて言われた、
「諸々の修行僧らよ。昨夜サハ―世界の王である梵天が、
夜半を過ぎた頃に、麗しい容色を示して、
ジェータ林を隈なく照らして、わたくしのいるところに来た。
それからわたくしに敬礼して傍らに立った。
そうしてサハ―世界の王である梵天は、わたくしに告げていった。
『尊いお方さま。修行僧コーカーリヤは死去しました。
修行僧コーカーリヤは、サーリプッタとモッガラーナとに対して
敵意をいだいていたので、死んでから紅蓮地獄に生まれました』と。
サハ―世界の王である梵天はこのように言った。
そうして、師を敬礼し、右まわりをして、その場で消え失せた。」


           ~ 感謝・合掌 ~ 


              

「ブッダのことば」より。

2014-11-06 01:31:13 | 日記

           ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
                 第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

先の続き・・・

その時サハー(娑婆)世界の主・梵天は夜半を過ぎた頃に、麗しい容色を示して
ジェータ林を隈なく照らして、師のおられるところに赴いた。
そうして師に敬礼して傍らに立った。
そこでサハ―世界の主である梵天は師に告げていった。
「尊いお方さま。修行僧コーカーリヤは死去しました。
修行僧コーカーリヤは、サーリプッタとモッガラーナとに対して
敵意をいだいていたので、死んでから紅蓮地獄に生まれました。」
サハー世界の主・梵天はこのように言った。
このように言ってから、師に敬礼し、右まわりをして、その場で消え失せた。


               ~ 感謝・合掌 ~


            

「ブッダのことば」より。

2014-11-05 02:29:01 | 日記

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

先の続き・・・

熟した木瓜ほどになったものが破裂し、
膿と血とが迸(ほとばし)り出た。
そこで修行僧コーカーリヤはその病苦のために死去した。
修行僧コーカーリヤは、サーリプッタとモッガラーナとに対して
敵意をいだいていたので、死んだから紅蓮地獄に生まれた。


           ~ 感謝・合掌 ~


               

「ブッダのことば」より。

2014-11-04 01:54:34 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

先の続き・・・

(初めは)芥子粒ほどであったものが、(次第に)小豆ほどになった。
小豆ほどであったものが、大豆ほどになった。
大豆ほどであったものが、棗の核ほどになった。
棗の核ほどであったものが、棗の果実ほどになった。
棗の果実ほどあったものが余甘子ほどになった。
余甘子ほどであったものが、未熟な木瓜の果実ほどになった。
未熟な木瓜に果実ほどであったものが、熟した木瓜ほどになった。


                ~ 感謝・合掌 ~ 

               

「ブッダのことば」より。

2014-11-02 00:47:06 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 

    
                 第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

わたしが聞いたところによると、
―――或る時尊き師(ブッダ)は、サーヴァッティー市のジェータ林、
〈孤独な人々に食を給する長者の園〉におられた。
そのとき修行僧コーカーリヤは師のおられるところに赴いた。
そうして、師に挨拶して、傍らに坐した。
それから修行僧コーカーリヤは師に向かっていった、
「尊き師(ブッダ)よ。
サ―リブッタとモッガラーナとは邪念があります。
悪い欲求にとらわれています。」
そう言ったので、師(ブッダ)は修行僧コーカーリヤに告げて言われた、
「コーカーリヤよ、まあそういうな。コーカーリヤよ、まあそういうな。
サ―リブッタとモッガラーナとを信じなさい。
サ―リブッタとモッガラーナとは温良な性の人たちだ。」
修行僧コーカーリヤは再び師にいった、
「尊き師よ。わたくしは師を信じてお頼りしていますが、
しかしサ―リブッタとモッガラーナとは邪念があります。
悪い欲求にとらわれています。」


             ~ 感謝・合掌 ~


                

「ブッダのことば」より。

2014-11-01 05:53:31 | 日記

         ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

先の続き・・・

このように説かれたので、
ヴァーセッタ青年とバーラドヴァージャ青年とは師に向かって言った、
「すばらしいことです。ゴータマ(ブッダ)さま。
すばらしいことです。
ゴータマさま。
譬えば、倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、
方角に迷った者に道を示すように、
あるいは『眼にある人々は色や形を見るように』といって暗夜に灯火を
かかげるように、ゴータマさまは種々の仕方で理法を明らかにされました。
いまわたくしはゴータマさまと真理と修行僧のつどいとに帰依したてまつる。
ゴータマさまはわたくしたちを、在俗信者として受けいれてください。
わたくしたちは、今日から命の続く限り帰依いたします。

 
             ~ 感謝・合掌 ~