~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
11、ナーラカ
685、仙人は(神々の)その声を聞いて急いで(人間世界に)降りてきた。
そのときスッドーダナ王の宮殿に近づいて、そこに坐して、
シャカ族の人々に次のようにいった、
「王子はどこにいますか。わたくしもまた会いたい。」
686、そこで諸々のシャカ族の人々は、その児を、
アシタという(仙人)に見せた。
―――溶炉で巧みな金工が鍛えた黄金のようにきらめき
幸福に光輝く尊い顔の児を。
687、火炎のように光り輝き、
空行く星王(月)のように清らかで、
雲を離れて照る秋の太陽のように輝く児を見て、
歓喜を生じ、昂(たか)まる喜びでわくわくした。
~ 感謝・合掌 ~