~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
10、コーカーリヤ
先の続き・・・
さて、その夜が明けてから、師は、諸々の修行僧に告げて言われた、
「諸々の修行僧らよ。昨夜サハ―世界の王である梵天が、
夜半を過ぎた頃に、麗しい容色を示して、
ジェータ林を隈なく照らして、わたくしのいるところに来た。
それからわたくしに敬礼して傍らに立った。
そうしてサハ―世界の王である梵天は、わたくしに告げていった。
『尊いお方さま。修行僧コーカーリヤは死去しました。
修行僧コーカーリヤは、サーリプッタとモッガラーナとに対して
敵意をいだいていたので、死んでから紅蓮地獄に生まれました』と。
サハ―世界の王である梵天はこのように言った。
そうして、師を敬礼し、右まわりをして、その場で消え失せた。」
~ 感謝・合掌 ~