~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
10、コーカーリヤ
先の続き・・・
師はこのように言われた。
幸せな人である師は、このことを説いてから、
さらに次のように言われた。―――
657、人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。
愚者は悪口を言って、その斧によって自分を斬り割くのである。
658、毀(そし)るべき人を褒め、また背くべき人を毀る者、
―――かれはl口によって禍をかさね、
その禍のゆえに福楽を受けることはできない。
659、賭博で財を失う人は、
たとい自身を含めて一切を失うとも、
その不運はわずかなものである。
しかし立派な聖者に対して悪意をいだく人の受ける不運は、
まことに重いのである。
~ 感謝・合掌 ~