浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2021-02-23 00:08:12 | 明来闇去

        恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より

         第六章 人類滅亡を救う奇跡と癒しの秘密

         心の教えを正しく行うと証がついて回る


           行く先々で金粉が舞い降りる現証

先の続き・・・

インドのクシナガラにブッダの入滅されたところに建つ涅槃堂があります。
その中へ入らせてもらい、しばらくすると、天井は漆喰のカマボコ型ですが、
直径三、四センチくらいの大きな金箔がまるで花びらの舞い降りるように
一面に降ってきました。
インド人のガイドさんは四十前の男性でしたが、驚きのあまり心臓が急に
早く動き出し、頭の中が真っ白になって立っていることができず、その場に
うずくまり、五分くらい見動きもできなったそうです。

日本人は金を拾うのに大忙しです。
この時、九州グループのバスに同乗しておりましたが、
二十三名のうち金の降ってくるのを目撃したのは十八名、
降ってくるのを見なかったという人は五名でした。
どうして降ってくるのを見なかったのかと聞きますと、
拾うのに忙しかったそうです。
人の心はいろいろです。

その時、随行していた九州の歯医者さん夫婦ですが、あれは長尾先生の力ではなく、
自分の力で降ったのだと吹聴して歩いていたそうです。
竜のたとえ話しがあります。
竜は池に千年、野に千年、山に千年と三千年もの長い間、厳しい修業を積んで
やっと雲を呼び、雲に乗って天に昇り、雷を呼び、雨を降らす力を得ると言います。
さて、たまたま寄生虫が竜にとりつきました。

最初は竜の行動を見て、竜は凄いなと思いましたが、
いつも竜にくっついていると竜と同じ行動をしますので、
そのうちこの竜を動かしているのは自分の力だと錯覚してきました。
そうしてついに、自分は竜よりも偉いのだと思うようになってしまいました。
ところが、竜から離れるとただの寄生虫だったということです。
これは私たち人間社会でもよくあることです。

奇跡にとらわれては心の中道を見失い、霊的な力に迷って増上慢となりますと、
心は本来の魂の磨きを忘れ、正しい法の実践から遠く離れてしまいます。
香港島のコンベンションセンターという場所で、広東語と英語と二カ国語の
通訳が入り、講演をさせていただいた時のことです。
波止場で船を待っていて、いよいよドラの音とともに船出という時に、
私の立っていた場所の足下に金粉が盛り上がっているのを発見しました。

同行の方も見ているのですが、歩く度に足跡のようにして金が出てきました。
ビデオにも写っていますが、同行の方の言うのにはドンブリ一杯ほどあったそうです。
ちょうど夜間でした。
足下の金は夜空の星のようにキラキラと光り輝いておりました。