~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第一 蛇の章
八、慈しみ
143、 究極の理想に通じた人が、
この平安の境地に達してなすべきことは、
次の通りである。
能力あり、直く、正しく、ことばやさしく、柔和で、
思い上がることのない者であらねばならぬ。
144、 足ること知り、わずかの食物で暮らし、
雑務少なく、生活もまた簡素であり、諸々の感官が静まり、
聡明で、高ぶることなく、
諸々の(ひとの)家で貪ることがない。
145、 他の識者の非難を受けるような下劣な行いを、
決してしてはならない。
一切の生きとし生けるものは、幸福であれ、安穏であれ、
安楽であれ。