明来闇去 2019-08-10 00:30:20 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 113、「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第十一の破滅です。 先生! 第十二のものを説いてください。 破滅への門は何ですか?」 114、 「クシャトリヤ(王族)の家に生まれた人が 財力が少ないのに欲望が大きくて、 この世で王位を獲ようと欲するならば、 これは破滅への門である。 115、 「世の中にはこのような破滅のあることを考察して、 賢者・すぐれた人は真理を見て、
明来闇去 2019-08-09 00:47:56 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 110、 「青春を過ぎた男が、 ティンパル果のように盛り上がった乳房のある 若い女を誘(ひ)き入れて、 かの女についての嫉妬から夜も眠られない、 ―――これは破滅への門である。」 111、 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第十の破滅です。 先生! 第十一のものを説いて下さい。 破滅への門は何ですか?」 112、 「酒肉に荒み、財を浪費する女、 またはこのような男に、実権を託すならば、 これは破滅への門である
明来闇去 2019-08-08 03:07:33 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 107、 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第八の破滅です。 先生! 第九のものを説いてください。 破滅への門は何ですか?」 108、 「おのが妻に満足せず、遊女に交わり、 他人の妻に交わる。 ―――これは破滅への門である。」 109、 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第九の破滅です。 先生! 第十のものを説いてください。 破滅への門は何ですか?」
明来闇去 2019-08-07 00:28:44 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 103、 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第六の破滅です。 先生! 第七のものを説いてください。 破滅への門は何ですか?」 104、 「血統を誇り、財産を誇り、また氏姓を誇っていて、 しかも己が親戚を軽蔑する人がいる、 ―――これが破滅への門である。」 105、 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第七の破滅です。 先生! 第八のものを説いて下さい。 破滅への門は何ですか?」 106、 「女に溺れ、酒にひたり、賭博に耽り、 得るに従って得たものをその度ごとに 失う人がいる、 ―――これは破滅への門である。」
明来闇去 2019-08-06 00:25:17 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 100、 「バラモンまたは(道の人)または他の〈もの乞う人〉を、 嘘をついてだますならば、 これは破滅への門である。」 101、 「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第五の破滅です。 先生! 第六のものを説いて下さい。 破滅への門は何ですか?」 102、 「おびただしい富あり、黄金あり、食物ある人が、 ひとりおいしいものを食べるならば、 これは破滅への門である。
明来闇去 2019-08-05 01:06:11 | 日記 添付のお写真はその昔、お釈迦様が大悟されたブッダガヤで 七か所場所を変えられて「法」の喜びを享受されたと云われている 同じ場所で恩師「長尾弘」先生も瞑想されているところです。 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 97.「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第三の破滅です。 先生! 第四のものを説いて下さい。 破滅への門は何ですか?」 98.「自らは豊かで楽に暮らしているのに、 年老いて衰えた母や父を養わない人がいる、 ―――これは破滅への門である。」 99.「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第四の破滅です。 先生! 第五のものを説いて下さい。 破滅への門は何ですか?」
明来闇去 2019-08-04 01:00:07 | 日記 添付のお写真はお釈迦様がご生誕になられたルンビニに建立されている 初代の摩耶堂です。 今は建て替えられて二代目の摩耶堂になっています。 恩師「長尾弘」先生は何度もお釈迦様の聖地訪問をされていますが、 この時が聖地訪問初回です。 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 94.「悪い人々を愛し、善い人々を愛することなく、 悪人のならいを楽しむ。 これは破壊への門である。 95.「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第二の破滅です。 先生! 破滅への門は何ですか?」 96.「睡眠の癖あり、集会の癖あり、 奮闘することなく、怠りなまけ、 怒りっぽいので名だたる人がいる。 ―――これは破滅への門である。
明来闇去 2019-08-03 00:48:17 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 六、破滅 わたくしが聞いたところによると、 ―――あるとき師(ブッダ)は、サーヴァッティーのジェータ林、 〈孤独なる人々に食を給する長者〉の園におられた。 そのとき一人の容色麗しい神が、夜半を過ぎたころ、 ジェータ林を隈なく照らして、 師(ブッダ)のもとに近づいた。 近づいてから師に敬礼して傍らに立った。 そうしてその神は師に詩を以って呼びかけた。 91.「われらは、〈破滅する人〉のことをゴータマ(ブッダ)に おたずねします。 破滅への門は何ですか? 師にそれを聞こうとして われらはここに来たのですが、―――。」 92.(師は答えた)、「栄える人を識別することは易く、 破滅を識別することも易い。 理法を愛する人は栄え、理法を嫌う人は敗れる。」 93.「よくわかりました。おっしゃるとおりです。 これが第一の破滅です。 先生!第二のものを説いてください。 破滅への門は何ですか?」
明来闇去 2019-08-02 00:09:31 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 五、チュンダ 89.善く誓戒を守っているふりをして、ずうずうしくて、 家門を汚し、傲慢で、 いつわりをたくらみ、自制心なく、おしゃべりで、 しかも、まじめそうにふるまう者、 ―――かれは〈道を汚す者〉である。 90.(かれらの特徴を)聞いて、明らかに見抜いて知った在家の 立派な信徒は、『かれら(四種の修行者)はすべて このとおりである』と知って、かれらを洞察し、 このように見ても、その信徒の信仰はなくならない。 かれはどうして、汚れた者と汚れていない者と、 清らかな者と、清らかでない者とを 同一視してよいであろうか。」
明来闇去 2019-08-01 01:52:08 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 五、チュンダ 86.「疑いを超え、苦悩を離れ、安らぎ(ニルヴァーナ)を楽しみ、 貪る執念をもたず、神々と世間とを導く人、 ―――そのような人を〈道による勝者〉であると 目覚めた人々は説く。 87.この世で最高のものであると知り、 ここで法を説き判別する人、 疑いを絶ち欲念に動かされない聖者を、 修行者たちのうちで第二の〈道を説く者〉と呼ぶ。 88.みごとに説かれた〈理法にかなったことば〉である〈道〉に 生き、みずから制し、落ち着いて気をつけていて、 とがのないことばを奉じている人を、 修行者たちのうちで第三の〈道によって生きる者〉と呼ぶ。
明来闇去 2019-07-31 00:35:43 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 五、チュンダ 83.鍛冶工の子チュンダがいった、 「偉大な智慧ある聖者・目覚めた人・真理の主・ 妄執を離れた人・人類の最上者・優れた御者に、 わたくしはおたずねします。 ―――世間にはどれだけの修行者がいますか? どうぞお説き下さい。 84.師(ブッダ)は答えた、「チュンダよ。四種の修行者があり、 第五の者はありません。 面と向かって問われたのだから、 それらをあなたに明かしましょう。 ―――(道による勝者)と(道を説く者)と (道において生活する者)と及び(道を汚す者)とです。 85.鍛冶工チュンダはいった、 「目覚めた人々は誰を(道による勝者)と呼ばれるのですか? また(道を習い覚える人)はどうして無比なのですか? またおたずねしますが、 (道によって生きる)ということを説いてください。 また(道を汚す者)をわたくしに説き明かしてください。」
明来闇去 2019-07-30 00:21:35 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 四、田を耕すバーラドヴァージャ 先の続き・・・ 「では、ゴータマ(ブッダ)さま、 この乳粥をわたしは誰にあげましょうか?」 「バラモンよ。実に神々・悪魔・梵天とともなる世界において、 神々・人間・道の人・ バラモンを含む生きものの中で、 全き人(如来)とかれの弟子とを除いては、 この乳粥を食べてすっかり消化し得る人を見ない。 だから、バラモンよ、その乳粥を青草の少ないところに捨てよ、 或いは生物のいない水の中に沈めよ。」 そこで田を耕すバラモン・バーラドヴァージャはその乳粥を 生物のいない水の中に沈めた。 さてその乳粥は、水の中に投げ捨てられると、 チッチタ、チッチタと音を立てて、 大いに湯煙むりを立てた。 譬えば終日日に曝された鋤先を水の中に入れると、 チッチタ、チッチタと音を立て、 大いに湯煙むりを出すように、 その乳粥は、水の中に投げ棄てられると、 チッチタ、チッチタと音を立てて、大いに湯煙むりを出した。 そのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァージャは恐れおののいて、 身の毛がよだち、師(ブッダ)のもとに近づいた。 そうして師の両足に頭を伏せて、礼拝してから、 師にいった、―――「すばらしいことです、ゴータマさま。 すばらしいことです、ゴータマさま。 譬えば倒れた者を起こすように、覆われたものを開くように、方角に 迷った者に道を示すように、 あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』 といって暗闇の中で灯火をかかげるように、 ゴータマさまの種々のしかたで真理を明らかにされました。 故にわたくしはここに帰依します。 また真理と修行僧のつどいに帰依します。 わたくしはゴータマさまのもとで出家し、完全な戒律を受けた。 それからまもなく、 このバーラドヴァージャさんは独りで他の人々から遠ざかり、 怠ることなく精励し専心していたが、 まもなく、無上の清らかな行いの究極―――諸々の立派な人たち (善男子)はそれを得るために正しく家を出て家なき状態に 赴いたのであるが―― を現世においてみずからさとり、証し、具現して、日を送った。 「生まれることは尽きた。清らかな行いはすでに完成した。 なすべきことをなしおえた。 もはや再びこのような生存を受けることはない。」とさとった。 そうしてバーラドヴァージャさんは聖者の一人になった。
明来闇去 2019-07-29 00:14:33 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 四、田を耕すバーラドヴァージャ そのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァージャは、 大きな青銅の鉢に乳粥を盛って師(ブッダ)にささげた。―― 「ゴータマさまは乳粥をめしあがれ。 あなたは耕作者です。 ゴータマ様は甘露の果実(みのり)をもたらす 耕作をなさるのですから。」 81.詩を唱えて〔報酬として〕得たものを、 わたくしは食うてはならない。 バラモンよ、このことは正しく見る人々(目ざめた人々)の ならわしではない。 詩を唱えて得たものを、 目覚めた人々(諸のブッダ)は斥ける。 バラモンよ、定めが存するのであるから、 これが(目覚めた人々の)生活法なのである。 82.全き人である大仙人、 煩悩の汚れをほろぼし尽くし悪い行いを、 消滅した人に対しては、他の飲食をささげよ。 けだしそれば功徳を積もうと望む者のための (福)田であるからである。
明来闇去 2019-07-28 00:12:36 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 四、田を耕すバーラドヴァージャ 78.身をつつしみ、ことばをつつしみ、食物を節して過食しない。 わたくしは真実をまもることを草刈りしている。 柔和がわたくしにとって〔牛の〕軛を離すことである。 79.努力がわが(軛をかけた牛)であり、 安穏の境地に運んでくれる。 退くことなく進み、そこに至ったならば、憂えることない。 80.この耕作はこのようになされ、甘露の果実(みのり) もたらす。 この耕作を行なったならば、 あらゆる苦悩から解き放たれる。」
明来闇去 2019-07-27 00:17:55 | 日記 ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~ 第一 蛇の章 四、田を耕すバーラドヴァージャ わたくしが聞いたところによると、―――あるとき尊い師(ブッダ)は マガダ国の南山にある「一つの茅」というバラモン村におられた。 そのとき田を耕すバラモン・バーラドヴァージャが 仕事をしているところへ赴かれた。 ところでそのときに田を耕すバラモン・バーラドヴァージャは 食物を配給していた。 そこで師は食物を配給しているところに近づいて、傍らに立たれた。 田を耕すバラモン・バーラドヴァージャは、 師が食を受けるために立っているのを見た。 そこで師に告げていった、「道の人よ。わたしは耕して種を播く。 耕して種を播いたあとで食う。あなたもまた耕せ、 また種を播け。耕して種を播いたあとで食え」と。 (師は答えた)、「バラモンよ。わたくしもまた耕して種を播く。 耕して種を播いてから食う」と。 (バラモンがいった)、「しかしわれらは、ゴータマさん(ブッダ)の 軛も鋤も鋤先も突棒も牛も見ない。 それなのにゴータマさんは『バラモンよ。わたしもまた耕して種を播く。 耕して種を播いてから食う』という」と。 そこで田を耕すバラモン・バーラドヴァージャは詩を以って 師に呼びかけた。 76.「あなたは農夫であるとみずから称しておられますが、 われらはあなたが耕作するのを見たことがない。 おたずねします、――― あなたが耕作するということを、われらが了解し得るように 話して下さい。」 77.(師は答えた)、「わたしにとっては、信仰が種である。 苦行が雨である。智慧がわが軛と鋤である。 慚(はじること)が鋤棒である。 心が縛る縄である。 気を落ちつけることがわが鋤先と突棒とである。