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『また、あなたとブッククラブで』

2021年01月29日 | 映画(ま行)
『また、あなたとブッククラブで』(原題:Book Club)
監督:ビル・ホールダーマン
出演:ダイアン・キートン,ジェーン・フォンダ,キャンディス・バーゲン,メアリー・スティーンバージェン,
   クレイグ・T・ネルソン,アンディ・ガルシア,ドン・ジョンソン,リチャード・ドレイファス他
 
シネ・リーブル梅田にてハシゴの2本目。
前日に同劇場で観たのが『ニューヨーク 親切なロシア料理店』
同日に同劇場で観た1本目が『パリのどこかであなたと』
ニューヨークやらロシアやらパリやらせわしないところ、
「あなたと」の次が「また、あなたと」というのもどやねんと思いながら (笑)。
 
評価が高いので観に行きましたが、私はわりと苦手なやつ。
だってこれはやっぱりオバハンの妄想でしょ!?
キャンディス・バーゲン74歳、メアリー・スティーンバージェン67歳。
仲良し4人組の話なのですけれど、何歳の設定なのでしょうか。
 
長年連れ添った夫を亡くし、娘たちから同居を打診されているダイアン(ダイアン・キートン)。
独身貴族を貫き、高級ホテルを経営するビビアン(ジェーン・フォンダ)。
ずっと前の離婚の痛手をいまだに引きずる判事シャロン(キャンディス・バーゲン)。
夫婦仲は良いが、セックスにはとんとご無沙汰のキャロル(メアリー・スティーンバージェン)。
昔からの親友同士である4人は、月に1度の読書会を30年以上続けている。
 
今回ビビアンが課題として選んだ本は『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』
こんなポルノ小説なんて読むに値しないわよと言いながら読み始めた面々だったが、
その面白さに思いもよらず没頭し、ツッコミを入れつつ大騒ぎ。
色恋に事欠かないビビアンを除けば、すっかり男から遠ざかっていた3人も、
本に刺激を受けてまた恋をしたいと考えるようになるのだが……。
 
ダイアンは娘のもとを訪れるさいに飛行機の中でミッチェルと知り合う。
ビビアンはホテルに客として訪れた元彼アーサーとの恋が再燃。
シャロンはマッチングアプリに登録、最初にカップル成立したジョージとデート。
キャロルは夫ブルースをその気にさせたい。
 
老いらくの恋、別にいいですよ。勝手にやってくれる分には。
ちなみにお相手役それぞれは、ミッチェル役のアンディ・ガルシア64歳、
アーサー役のドン・ジョンソン71歳、ジョージ役のリチャード・ドレイファス73歳、
ブルース役のクレイグ・T・ネルソン74歳。
 
ミッチェルがダイアンに一目惚れして猛アタックするのですけれど、
どう見てもカップルには見えません。
母と息子とまでは言わずとも、せいぜい姉弟ですわね。
これでラブシーンを演じようって、ダイアン・キートンは吉永小百合の扱いかっ。
 
男性陣それぞれにいい味は出していると思います。
特にドン・ジョンソンはいくつになっても色気はある。
でもこんなこっぱずかしい台詞を吐かれるとドン引き。
 
ジェーン・フォンダが83歳というのは凄いと思う。
けど、ここまで口角上がっている83歳、怖いねん。
 
下ネタも満載。この顔ぶれでちょっと下品に走りすぎでは。
女優陣はこれまであまり下ネタはない出演作が多かったでしょうから、
初めての経験で楽しかったかもしれませんね。
でも私はかなりゲンナリ(笑)。

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