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『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』

2022年05月11日 | 映画(た行)
『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)
監督:サム・ライミ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ,エリザベス・オルセン,キウェテル・イジョフォー,ベネディクト・ウォン,
   ソーチー・ゴメス,マイケル・スタールバーグ,レイチェル・マクアダムス,パトリック・スチュワート他
 
午前中にシネ・リーブル梅田で2本観た後、弟に会いに行きました。
 
余命を考えなければならなくなった弟ですが、まだまだ元気です。
泣き言ひとつ言わず、かと言ってあきらめていないふうでもなく、でもまだ死んじゃうふうでもなく、
八つ当たりもしなければ、投げやりにもなっていない。わが弟ながら凄いなぁと思う今日この頃。
で、誕生日だった弟に逆に買ってもらったお寿司を食べて(笑)、一旦帰宅。
この日から公開の本作を21:25からのレイトショーで鑑賞。
さすがGWというのか、“ドクター・ストレンジ”が人気なのか。こんな時間でも客そこそこ入っています。
 
相変わらず詳細はわからないというのか覚えられないマーベルスーパーヒーローもの。
でもこれだけあれやこれやとスピンオフ的にやられたら、なんとか思い出せます。
 
細かい話は抜きにして大雑把に言うと。
 
ベネディクト・カンバーバッチ演じる元天才外科医にして最強魔術師のドクター・ストレンジことスティーヴン・ストレンジ。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で禁断の呪文を唱えたせいで、“マルチバース”が開いてしまいます。
 
さて、“マルチバース”とは何ぞや。
“ユニバース(=宇宙)”の“ユニ”を“マルチ(=多重)”に置き換えた造語なんですと。
日本語に訳すと「多宇宙」とか「並行宇宙」になるらしい。
 
で、マルチバースが開いたせいで、別の宇宙から超強い怪物が襲来。
この事態をなんとか収拾しなければと考えたスティーヴンは、
あの“アベンジャーズ”のメンバーでマルチバースに詳しいとおぼしきワンダ・マキシモフに協力を依頼します。
 
ところがそのワンダは、別の宇宙で2人の愛らしい息子と暮らす幸せなママになっていました。
幸せな自分が存在するマルチバースを自由に行き来できる力を持ちたい。
そんなふうに思うワンダは、まさにその力を持つ少女アメリカ・チャベスを捕まえようとします。
 
優しかったはずのワンダは恐ろしい魔女スカーレット・ウィッチとなり、
スティーヴンとウォンが匿うアメリカを追いかけ回し、
みんなであちこちのマルチバースを行ったり来たりしながらアメリカと世界を守る。
 
これで合っているのかどうかも自信ありませんが、たぶんこんな感じの話です。
 
このシリーズに関しては、製作のたびにさまざまな国で問題になっている様子。
たとえば前作では、チベット僧侶にティルダ・スウィントンを起用したことが、
「なんで白人女性に演じさせるんだ」と問題視されて中国で上映不可が取り沙汰されましたし、
本作ではアメリカがレズビアンだという設定が問題視され、サウジアラビアとエジプトで上映禁止になったとか。
 
ただ暢気に映画を観ているだけの者としては、何が駄目なんだかさっぱりわからんのですが、
もっとあれこれ気に留めながら観なくてはならないものなんでしょうか。(^^;
単純に「面白い」じゃあかんか。たぶん初見でもなんとなくわかるし、楽しめると思いますけど。
 
問題点をさらいながら観るのもいいのでしょうけれど、こんな作品は「面白かった!」、それで私はいい。すんません。

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