夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『デス・ウィッシュ』

2018年11月02日 | 映画(た行)
『デス・ウィッシュ』(原題:Death Wish)
監督:イーライ・ロス
出演:ブルース・ウィリス,ヴィンセント・ドノフリオ,エリザベス・シュー,
   ディーン・ノリス,キンバリー・エリス,カミラ・モローネ他

109シネマズ箕面にて、日曜日の夜の回を鑑賞。
16時に晩ごはんを摂るわが家だからこそ、鑑賞可能な時間帯。
夕食後に「もう1本観てくるわ」とダンナに言って出かけること、
まだ2週試してみただけですが、かなり楽しいかも。

チャールズ・ブロンソン主演の『狼よさらば』(1974)のリメイクなのだそうで。
どうしてリメイクの邦題は『デス・ウィッシュ』なんだと思ったら、
『狼よさらば』の原題がそもそも“Death Wish”なのですね。なるほど。
監督は『ルイスと不思議の時計』を観たばかりのイーライ・ロス。

優秀な外科医ポール・カージーは、妻子と3人家族。
妻ルーシーと一人娘ジョーダンと食事に出かける予定だった夜、
急患が入ってどうしても出勤しなければならなくなる。
妻子を送り出し、自分は勤務先の病院へと向かう。

ところが、この日のカージー家の予定を知っていた何者かが泥棒に入る。
そんなことになっているとは想像もしないルーシーとジョーダンは、
レストランでの食事を取りやめ、ひとり仕事で可哀想なパパのためにと、
食材を買い込んで料理するつもりで帰ってくる。

人の気配に気づいたルーシーが金庫内のものだけ渡して強盗を追い払おうとするも、
ジョーダンが抵抗を試みて失敗。
ルーシーは撃たれて死亡、ジョーダンも昏睡状態に陥る。

妻を失い、一命は取り留めた愛娘も意識不明のまま。
悲嘆に暮れるポールは、一向に進まない警察の捜査に苛立ち、
犯人に自ら制裁を加えようと拳銃を手に入れるのだが……。

弱っちいんです、このブルース・ウィリス
見た目はいかついけれど、喧嘩はしない、暴力はふるわない人という設定。
娘のサッカーの試合を観戦中、口汚く罵るほかの父親を諫めます。
キレた相手から胸ぐらをつかまれると、彼よりも妻のほうが怒ったり。
正義感には溢れているから、誰かが絡まれているのを見ると止めに入るけど、
「なんやねんオッサン」と言われてボコボコにされてしまう。
こんなのブルース・ウィリスじゃない(笑)。

とりあえず拳銃を手に入れて、犯人を捜しがてら悪い奴を見つけて撃ってみる。
そうすると、初めて撃ったものだから、反動で怪我をしてしまうのですね。
でも、どんなに怪我をしても自分で治療できます。外科医だから。(^O^)

なかなか犯人を捕まえられない、人のよさそうな刑事が○。
銃乱射事件がアメリカのあちこちで起こるなか、
これはチャールトン・ヘストンが喜びそうな銃礼讃映画ではなかろうかというのが心配ですが、
それとこれとは別ってことでいいでしょか。

別ってことにして、楽しかったです。
結構グロいので要注意。

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