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4回目の『トップガン マーヴェリック』

2022年06月17日 | 映画(た行)
4回目の『トップガン マーヴェリック』はIMAXレーザーGT版を。

が亡くなってからというもの、 こんなに実家に寄ることあったかなというぐらい、毎日実家通い。
弟に癌になんてなってほしくなかったし、死んでほしくなんてなかったけれど、
もしもこうなることが天命だったのだとしたら、このタイミングが最良だったと思えます。
 
義両親が亡くなったのもそう思えるタイミングでした。
一昨年の11月、まず義母が突然亡くなり、翌12月に義父も急逝。
ダンナのタイ赴任が決まりそうな頃だったけど、
義両親をふたりとも送り出してからダンナはタイに行くことができました。
 
もしも同じ頃に弟の闘病生活が始まっていたとしたら、私のアタマがどうにかなっていたでしょう。
そして弟が亡くなった今、ダンナはタイにいるから、
私はダンナのことを気にせずに実家に寄ることができます。
ダンナがいたら実家に寄れないというわけじゃないですよ(笑)。
でも、自分の家のこともせなあかん、実家の両親のことも気になるじゃあ、しんどいじゃないですか。
 
実家に寄って両親と晩ごはんを食べた後に映画を観に行こうかなと思えるようになり、
さて、次は何を観ようか。すでに3回観たこれをまた観たくなっちゃって。
 
弟と病院にだけ知らせていた番号のスマホを抱きしめて劇場に行っていたときは、
いつ連絡があっても退場できるように、入り口に最も近い席にしか座れませんでした
本作のIMAX版を109シネマズ箕面では観たものの、
傾斜もあるので入り口近くの席だと観るのがしんどそうで、今は無理と避けていました。
 
弟から電話がかかることもなくなったから、今こそ行ってやると一昨日参上。
せっかくどこの席で観ても大丈夫な心境だというのに、めっちゃ混んでるやん!
エグゼクティブシートとそれより後方の席はいっぱいで、結局前方の席しか開いてへんっちゅうの。
 
それでもよかったな~、やっぱり。
オープニングで“Top Gun Anthem”が流れはじめる瞬間に「ああ、いいなぁ」ともうどっぷり。
出番が少なくも憎まれ役で笑わせてくれるケイン少将役のエド・ハリス
シンプソン中将役のジョン・ハムは、これで一気に日本での知名度が増したのでは。
彼を見るなら私は『ベイビー・ドライバー』(2017)を推します。これがあの中将!?という役どころですから。
ルースター役のマイルズ・テラーを見るなら絶対『セッション』(2014)。
 
ビーチでアメフトのシーンも観ていてすごく幸せ。
コロナのせいで公開が嫌ほど延期されて、ええ加減にせぇよと思っていましたが、
今こうして公開してくれてよかったのかも。
私にとっては、タイミング的に弟のことを必ず思い出す作品となりました。
 
弟の闘病をきっかけに2カ月前から持ちはじめたスマホ。
QWERTYでしか入力しかできない私は、もう少し落ち着いたらフリック入力の達人を目指すつもりでしたが、
マーヴェリックがアイスマンとLINEするさいのキーボード画面を見て、
やっぱりこのままでええかなと思っています。

たぶんあと何回か観に行く。

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