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『トップガン マーヴェリック』

2022年05月29日 | 映画(た行)
『トップガン マーヴェリック』(原題:Top Gun: Maverik)
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ,マイルズ・テラー,ジェニファー・コネリー,ジョン・ハム,グレン・パウエル,
   ルイス・プルマン,チャールズ・パーネル,モニカ・バルバロ,エド・ハリス,ヴァル・キルマー他
 
今日は公開3日目ですが、すでに2度観ました。
1回目は封切り日だった一昨日、109シネマズ大阪エキスポシティにて。
2回目は昨日、IMAX2D版を109シネマズ箕面にて。
昨日は21:15からの回だったにもかかわらず、客がよく入っています。
年代はほぼ私と同じぐらいでしょう。この年齢層の客で溢れかえる劇場は久しぶりで嬉しい。
 
懐かしいですよねぇ、『トップガン』(1986)。
普段はどんなに好きな作品でも1度しか観ない私ですが(注:30回観た某作品は除く(笑))、
『トップガン』に関しては何度も観た気がします。
すごく好きだったとかではなく、観る機会が多かったのでしょう。
でも内容はそれほど覚えていないんです。むしろ聴き倒したサントラが思い出深い。
 
その聴き倒した曲が36年の時を経た今も使われて幕が開けるのですから、
気分が高揚しないわけはありません。ケニー・ロギンスの“デンジャー・ゾーン”。
ケニー・ロギンスってまだ生きてるんかいなと思わず調べました。74歳か。
前作の監督トニー・スコットが自ら命を絶ってしまったのは10年前。無念です。
 
オープニングで説明がありますが、“トップガン”は海軍パイロットのエリートを育てる場。
トム・クルーズ演じるピート・“マーヴェリック”・ミッチェルは、
伝説の卒業生でありながら、昇進を頑なに拒んでずーっと大佐のまま。
 
有人戦闘機は無駄、無人戦闘機の開発に金をかけるべきという向きが高まるなか、
マーヴェリックはエド・ハリス演じるケイン少尉の命令を無視してテストを敢行。
無人戦闘機がまだ到達することのできないマッハ10を実現してみせます。
 
少尉の怒りに触れたマーヴェリックは永久追放されそうなところ、
海軍の英雄であり、盟友であるトム・“アイスマン”・カザンスキーの後ろ盾を得て、
あるミッションを成功に導くため、トップガンの教官となることを命じられます。
 
アイスマン役は言わずと知れたヴァル・キルマー
病で声を出すのも困難という設定ですが、ヴァル・キルマーは実際に喉頭がんで闘病中です。
それでも本作への出演を熱望したというのがもう泣かせるじゃないですか。
 
ミッションとは、「ならずもの国家の極秘ウラン濃縮プラント施設」の破壊。
トップガンの教官として赴任したマーヴェリックですが、
メンバーの中にはマーヴェリックの親友だった故ニック・“グース”・ブラッドショーの息子、
マイルズ・テラー演じるブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショーもいます。
自分の父親と組んでいたマーヴェリックとの間にわだかまりがある。
そんなルースターを含むトップガンのパイロットたちにマーヴェリックは特訓を始めます。
 
1回目に観たとき、公開をさんざん待たされ過ぎたせいもあって、
面白かったのは面白かったけれど、こんなもんかなぁと思いました。
ところが帰宅してからすぐにもう1回観たくなり、どーゆーことやねん、この感情は、と不思議に。
 
今は弟のことがあって、人の生死について考えるときが多いのと、
弟がこんな状況にあるなかで観に行った映画ということで、思い出深いものになりそうです。
 
「考えるな。行動しろ」。
弟がDVDを貸してくれた『燃えよドラゴン』の「考えるな。感じろ」と同じだなぁ。
いつまでも心に残りそうです。
 
それにしても、まったくお呼びがかからなかった前作のヒロイン、ケリー・マクギリスはお気の毒。
でもねぇ、最近の画像を見ると、これでは声をかけられなくて当然と思えます。ただのおばちゃん。(^^;
やっぱりジェニファー・コネリーぐらいの美しさがないと、
これで再来月還暦とは信じられないトム・クルーズと並んだらアカンでしょう。
自分より30歳以上も下の若造たちと裸でビーチにおっても引けを取らないトム、すごい。(^O^)
 
単純に面白かった。そして感慨深かった。
誰もに生きていてほしいと思った。
また観に行くかもしれません。

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