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『ロスト・ドーター』

2022年01月14日 | 映画(ら行)
『ロスト・ドーター』(原題:The Lost Daughter)
監督:マギー・ギレンホール
出演:オリヴィア・コールマン,ジェシー・バックリー,ダコタ・ジョンソン,エド・ハリス,
   ピーター・サースガード,ポール・メスカル,ダグマーラ・ドミンチック他
 
日本では昨年大晦日に配信がスタートしました。
 
比較文学の教鞭を執るレダ(オリヴィア・コールマン)は、ひとりでギリシャの避暑地へ。
海辺の町のコテージを借り、管理人のライル(エド・ハリス)の歓迎を受ける。
 
レダがビーチでのんびり日光浴をしていると、ある母娘の姿が視界に入る。
母親のニーナ(ダコタ・ジョンソン)は若く美しい女性なのに、
幼い娘エレーナにイライラしっぱなしらしく、それを見たレダの脳裏に浮かび上がる記憶。
 
若かりし頃、まだまだ勉強して人生を楽しみたい時分に娘ふたりを抱えていたレダ。
自身の母性を疑い、子どものことも好きだとは思えなかった。
同世代の夫が協力的であったのをいいことに、不倫に走り、家族を捨てた自分。
 
そんなことをぼんやり考えていると、エレーナがビーチからいなくなる。
半狂乱になるニーナをなだめ、捜索に加わったレダはエレーナを見つけるが、
エレーナが大事にしていた人形を出来心から盗んでしまい……。
 
監督は女優のマギー・ギレンホールでこれが彼女の監督デビュー作(のはずですが合ってます?)。
常々不思議な女優だと思っていましたが、結構好きです。
彼女はオリヴィア・コールマンと似たタイプですから、
彼女こそレダの若かりし頃を演じるのにふさわしかったろうと思いますが、
監督業に徹したかったのか、若いときのレダはジェシー・バックリーが演じています。
 
批評家に絶賛されているそうで、いかにもそんな感じ。ゆえに万人にはお薦めしません。
ただ、子育てで気が狂いそうになった経験がおありの方は共感できるかも。
見るべきはオリヴィア・コールマンの演技。やっぱりこの人、上手いですよね。
でも40歳には見えんと思うのよ。外国人の年齢の感覚、まったくわからん。(^^;

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