『ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今』(原題:Bridget Jones: Mad About the Boy)
監督:マイケル・モリス
出演:レネー・ゼルウィガー,キウェテル・イジョフォー,レオ・ウッドール,ジム・ブロードベント,
ジェマ・ジョーンズ,アイラ・フィッシャー,コリン・ファース,ヒュー・グラント他
母の一周忌の日、法要後に109シネマズ大阪エキスポシティにて2本ハシゴの2本目。
『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)、『ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月』(2004)、
『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(2016)、で、第4弾が本作。
好きでしたよ。好きでしたけど、今さら続編をつくる必要がありますか。
しかも前作の内容なんてほとんど覚えていないから、これを書く前に自分のブログを読み返しました。
レネー・ゼルウィガー演じるブリジットとコリン・ファース演じるマークは結婚したんでしたよね。
で、ハッピーエンドで完了じゃなかったんですか。
なんか、子どもは生まれてるけど、マークおらんし。えっ、いつ死にましたん?
ほいで、それからはずいぶん時も経っていて、ブリジットは小学生の娘メイベルと息子ビリーをひとりで育てていると。
彼女の仕事がテレビのプロデューサーだということすら忘れていましたよ、私。
毎日何がなんだかわからない生活を送る彼女は、主治医のローリングス先生から仕事への復帰を勧められます。
ローリングス先生役のエマ・トンプソン、やっぱり好きだなぁ。作品の格を上げる女優だと思う。
恋もすべきだよと言われてマッチングアプリに登録したら、若いイケメン男子ロクスターからコンタクトあり。
毎日スマホでメッセージのやりとりをすることで暮らしに張り合いが出ます。
友人たちから背中を押され、彼と会うことを決意。
29歳の彼と初めて会い、20もサバを読んで35歳と言ってみたけれど、そうじゃないのはバレバレのはず。
この恋が思いのほか上手く行くんですよねぇ。
正直なところ、この辺りはドン引きしました。
『ベイビーガール』を観たばかりでしょ。アラ還女性が20代の男性に本気になるって、かなり怖いです。
いや、怖いんじゃなくて、痛々しいかな。
あと、ブリジットと最高の友人関係を築くダニエル役のヒュー・グラントの下ネタも結構イタイやん(笑)。
このままブリジットとロクスターがゴールインとかいう展開になったらどうしようと辟易していたら、そうはならなくてホッ。
メイベルやビリーが通う小学校の新任教師ミスター・ウォーラカー役のキウェテル・イジョフォーが良い味。
ブリジットがロクスターにのぼせている辺りまではわりとゲンナリしながら観ていましたが、終盤はよかった。
誰かを亡くした悲しみを乗り越える必要はない。忘れなくたっていい。
前を向いて生きるのは、その人を置き去りにしているみたいだと思っていたブリジットが、
悲しさや寂しさを胸に一緒に生きて行くことはできるのだと気づく瞬間が好きです。