『八王子ゾンビーズ』
監督:鈴木おさむ
出演:山下健二郎,久保田悠来,藤田玲,丘山晴己,小澤裕太,高野洸,牧島輝,
三浦海里,才川コージ,早乙女友貴,坂東希,今田耕司,勝矢,RIKACO,松岡充他
観た順にUPの鉄則(一応)を破ってたまに順序を入れ替えていたら、
なんと今月初めに観た作品を今月終わろうかという頃にUPすることになってもた。
今月1日は土曜日、ファーストデーだというのに休日出勤でした。
もしも夕方4時ぐらいまでに仕事が終わって帰れたら、
晩ごはんの前に1本ぐらい映画を観られそうだと思いましたが、
先月40本劇場で観ているから、観るものがない、ない、ない。
同週末に封切りになった作品があるにはあるけれど時間が合わず。
唯一、時間が合って未見だったのがこれ。
森三中・大島みゆきの夫で人気脚本家の鈴木おさむが監督。
同名のヒット舞台劇なのだそうで。
主演の兄ちゃんはEXILEっぽいなと思ったらやはりそう、
この人も含め、ゾンビーズに扮する面々のことは誰も知りません。(^^;
ダンサーになる夢をあきらめた羽吹隆(山下健二郎)は、
八王子の山奥にある希望寺で自分探しの修業体験中。
満月の夜には裏手の廃寺に決して近づいてはならぬと言われていたが、
つい廃寺の前でダンスの練習を始めてしまった隆。
突然そこへゾンビが現れたと思った瞬間、
住職の孔明(松岡充)が用心棒の一刃(早乙女友貴)と水刃(坂東希)を率いて登場。
一刃と水刃はゾンビに刀を向けてめった刺しにする。
ゾンビなのでもちろん死なないが、焼けるような痛みを感じている様子。
舌なめずりする一刃や水刃と、満足げな孔明。
翌日、孔明の弟子で、隆の面倒を見てくれている宝田(勝矢)が、
今晩も廃寺に来るようにと耳打ちする。
満月の晩にしかゾンビは出ないはず。おそるおそる廃寺へ行く隆。
するとその晩もやはりゾンビが現れるではないか。
逃げようとする隆に、彼らは“八王子ゾンビーズ”を名乗り、
どうかダンスを教えてほしいと懇願し……。
仁(久保田悠来)をリーダーとするゾンビーズは元不良の集まりで、
彼らに私怨を持つ孔明が彼らを成仏させまいとしています。
彼らの肉体を殺しはしたけれど、魂はさまよわせることが目的で、
満月の夜のたびにこうして彼らを苦しめているんですねぇ。
それが、殺陣を躱して満月に向かって踊ることができたら成仏できるって。(^O^;
元が舞台劇なだけあってわりとベタ。
最初はそのノリにちょっと躊躇していましたが、
ほかの観客が笑うのに釣られて私も笑う。
なんせ、タイプでないとはいえ、ゾンビたちがイケメンだし。
いや、特殊メイクで素の顔はなかなかわからないんですけれど、たぶんイケメンでしょう。
特殊メイクは苦手なんですが、これは美しい。
何も考えずに楽しめる作品、と言いたいところ、
でも、「償う」ということについてはあれこれ考えさせられます。
追記:本作を観た今月初めは主演の山下健二郎のことを知りませんでしたが、
一昨日の晩に『ごぶごぶ』を観て、「おおっ!この兄ちゃん♪」。
飲食店に行き、「この人の名前で」と言って領収書を切ってもらう。
グループ名とフルネームで領収書切ってくれと頼んだら、
はたして店員は山下くんの名前を知っているのかというやつでした。
店員さんは見事漢字でフルネーム書いてみせましたが、
グループ名については「三代目の人」と書いてあってワラけた。
ちなみにその店員さん、ちゃんとグループ名もわかっていたけれど、
「英語がわからないから『三代目の人』って書いた」そうです(笑)。