『モリーズ・ゲーム』(原題:Molly's Game)
監督:アーロン・ソーキン
出演:ジェシカ・チャステイン,イドリス・エルバ,ケヴィン・コスナー,マイケル・セラ,
ジェレミー・ストロング,クリス・オダウド,ビル・キャンプ他
先週末に封切られた気になる作品4本とも上映しているのは、
TOHOシネマズだと西宮とくずはモールだけ。
阪急沿線在住だと京阪沿線はかなり遠いイメージ。ちょっとした遠足です。
だからくずはへこれまでに行ったのはたった一度。
今回も気楽に西宮へ行っとこうと思ったんです。上映スケジュールを見るまでは。
土曜日だったから、晩はいつものごとく外食。
日曜日の晩ごはんの定刻が16時であるように、土曜日の外食は20時が定刻。
先週は北新地に20時の予約だったので、それまでに4本観たい。
目を皿にして上映スケジュールを眺めましたが、西宮では絶対無理。
くずはまで行けば、素晴らしく効率の良いハシゴが組めると判明。
くじけないように前日にオンライン予約して、当日は7時半に家を出発、いざくずはへ。
1時間半かかるので、電車の中でめっちゃ本読めます(笑)。
実話が基という作品のなんと多いこと。
みんなBased on a True Storyに弱いんですねぇ。
が、これは単なる感動話とは違います。
やはりジェシカ・チャステイン主演だった『女神の見えざる手』(2016)同様、
緊張感みなぎり、興奮しました。
父親の厳しい指導を受け、女子モーグルのトップ選手として活躍していたモリー・ブルーム。
2002年のソルトレークシティ五輪出場はまちがいないと見られていたが、
その資格を得るために出場した大会で転倒して重傷を負い、
五輪出場を目指すどころか、選手生命を絶たれてしまう。
学業にも秀でていたモリーは、法律家への道を歩もうとするが、決心がつかない。
実家を出てロサンゼルスへ移ると、金を貯めるためにクラブでバイトを始める。
彼女の賢さはウェイトレスをしていても発揮され、
客として来ていた不動産業を営むディーン・キースの事務所で働くことに。
ディーンはビジネス界の大物やハリウッドセレブを集めて
非合法ポーカーゲームを運営していた。
ポーカーについて何も知らなかったモリーだが、すぐにコツを覚えると、顧客の心を掴む。
高額のチップをいとも簡単に手に入れるようになったモリーをディーンはよく思わず解雇。
行くあてのなくなったモリーは、自らポーカークラブを設立し、大成功を収めるのだが……。
FBIに逮捕され、一切合切を没収されても、顧客の名前を決して明かさなかったモリー。
収入を得るために自伝の出版の話があったときも、
彼女がそこに名前を挙げたのは、それよりも前に世間に露見していた名前のみ。
たとえいけすかない野郎だろうと、自分が名前を明かせば、
顧客本人のみならず家族の命さえも危機にさらされることになるかもしれないからと。
それに比べて男たちの器と肝っ玉の小さいことよ。
自分の保身のことしか考えず、責任はすべてモリーに負わす。
ただひとり、彼女の弁護を担当したチャーリー・ジャフィーの言葉は胸に沁みる。
イドリス・エルバが弁護士としても父親としても温かみある役を演じています。
逆に嫌気が差したのは、モリーの父親を演じるケヴィン・コスナーの登場シーン。
彼に出番をつくるためだけにこのシーンを入れたんじゃないのかという気が。
父娘がベンチで語るシーンは、客の涙を誘うと思ったのでしょうが、興醒め。
まったく説得力がなくて、アホくさ。
と、腹立たしいシーンもありましたが、ジェシカ・チャステイン、圧巻。
ま、トーニャ・ハーディングにしろ、このモリー・ブームにしろ、
ほんとのほんとはどうだったのかはわかりません。
話半分で観ていますけれど、やっぱり女性の肩を持ちたいかな。
監督:アーロン・ソーキン
出演:ジェシカ・チャステイン,イドリス・エルバ,ケヴィン・コスナー,マイケル・セラ,
ジェレミー・ストロング,クリス・オダウド,ビル・キャンプ他
先週末に封切られた気になる作品4本とも上映しているのは、
TOHOシネマズだと西宮とくずはモールだけ。
阪急沿線在住だと京阪沿線はかなり遠いイメージ。ちょっとした遠足です。
だからくずはへこれまでに行ったのはたった一度。
今回も気楽に西宮へ行っとこうと思ったんです。上映スケジュールを見るまでは。
土曜日だったから、晩はいつものごとく外食。
日曜日の晩ごはんの定刻が16時であるように、土曜日の外食は20時が定刻。
先週は北新地に20時の予約だったので、それまでに4本観たい。
目を皿にして上映スケジュールを眺めましたが、西宮では絶対無理。
くずはまで行けば、素晴らしく効率の良いハシゴが組めると判明。
くじけないように前日にオンライン予約して、当日は7時半に家を出発、いざくずはへ。
1時間半かかるので、電車の中でめっちゃ本読めます(笑)。
実話が基という作品のなんと多いこと。
みんなBased on a True Storyに弱いんですねぇ。
が、これは単なる感動話とは違います。
やはりジェシカ・チャステイン主演だった『女神の見えざる手』(2016)同様、
緊張感みなぎり、興奮しました。
父親の厳しい指導を受け、女子モーグルのトップ選手として活躍していたモリー・ブルーム。
2002年のソルトレークシティ五輪出場はまちがいないと見られていたが、
その資格を得るために出場した大会で転倒して重傷を負い、
五輪出場を目指すどころか、選手生命を絶たれてしまう。
学業にも秀でていたモリーは、法律家への道を歩もうとするが、決心がつかない。
実家を出てロサンゼルスへ移ると、金を貯めるためにクラブでバイトを始める。
彼女の賢さはウェイトレスをしていても発揮され、
客として来ていた不動産業を営むディーン・キースの事務所で働くことに。
ディーンはビジネス界の大物やハリウッドセレブを集めて
非合法ポーカーゲームを運営していた。
ポーカーについて何も知らなかったモリーだが、すぐにコツを覚えると、顧客の心を掴む。
高額のチップをいとも簡単に手に入れるようになったモリーをディーンはよく思わず解雇。
行くあてのなくなったモリーは、自らポーカークラブを設立し、大成功を収めるのだが……。
FBIに逮捕され、一切合切を没収されても、顧客の名前を決して明かさなかったモリー。
収入を得るために自伝の出版の話があったときも、
彼女がそこに名前を挙げたのは、それよりも前に世間に露見していた名前のみ。
たとえいけすかない野郎だろうと、自分が名前を明かせば、
顧客本人のみならず家族の命さえも危機にさらされることになるかもしれないからと。
それに比べて男たちの器と肝っ玉の小さいことよ。
自分の保身のことしか考えず、責任はすべてモリーに負わす。
ただひとり、彼女の弁護を担当したチャーリー・ジャフィーの言葉は胸に沁みる。
イドリス・エルバが弁護士としても父親としても温かみある役を演じています。
逆に嫌気が差したのは、モリーの父親を演じるケヴィン・コスナーの登場シーン。
彼に出番をつくるためだけにこのシーンを入れたんじゃないのかという気が。
父娘がベンチで語るシーンは、客の涙を誘うと思ったのでしょうが、興醒め。
まったく説得力がなくて、アホくさ。
と、腹立たしいシーンもありましたが、ジェシカ・チャステイン、圧巻。
ま、トーニャ・ハーディングにしろ、このモリー・ブームにしろ、
ほんとのほんとはどうだったのかはわかりません。
話半分で観ていますけれど、やっぱり女性の肩を持ちたいかな。