
12月25日(月) 晴
今日も風が冷たい。 北風の候なのだもの、ね。
新孔版画の第一人者、見代ひろこさんから、今年で23回目になる『光のカレンダー』50部を頂戴した。 正確には、『光の12か月』。 見代さんの力強い後援者でいらっしゃる、コンペックスアートの辻欣勇社長からご恵贈いただいたものである。 解説の添え書きも併せて頂戴したので、「感謝をこめて」と前書きを添えさせていただいた。※何分、限られたスペースとあって、思うだけの謝意を伝えられないのがもどかしいのだけれど。
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感謝をこめて 新孔版画の第一人者・見代ひろこさんの『光のカレンダー』をいただくようになってから、有難くも23年が経った。 NHKラジオ深夜便の「広野光子 がんの仲間と支え合う」(2夜連続)を聴いてくださった、夫君の辻欣勇・コンペックスアート社長の温かいご配慮のおかげで、この長きに亘って明るい光と風に包まれた【見代ワールド】に、一年間を守られる幸せ! がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会 代表 広野光子
2024年 光の12か月 作品によせて
見代ひろこ
表紙 バッハウ渓谷 メルク オーストリー
ウイーンから鉄道で1時間、ドナウ川に沿ってのどかな葡萄畑が拡がり、いくつもの古城が点在している。 詩情豊かな渓谷の街メルクには中世の景観が色濃く残る。 宮殿のように広く立派なメルク修道院に行ってみた。マリーアントワネットが仏国に嫁入りの時に泊まったという。 豪華な聖堂や10万冊の本を所蔵する図書室があり、閲覧できるそうだがラテン語なので全くお手上げだ。 修道院を出てハウプト通りまでの細い石畳の坂道を下ると川を往来する白いクルーズ船が見える。
1.2月 早春のビネンホフ デン-ハーグ オランダ
ビネンホフとは、中庭という意味らしい。 池に囲まれた中は国会議事堂や大使館などが、建ち並ぶ行政の中心地で、昔はお城があった。 今でも貴族の子孫が普通に暮らしているという。 マウリッツ王立美術館もここにありフェルメールの名画が見られる。 「真珠の首飾りの少女」は一番人気だ。 ここから5キロ程で北海に面した夕陽の美しい海岸に行ける。
スケベニンゲンという町で、日本人はみな笑う。 海からの風がとても寒くて震え上がった。なんと新年には寒中水泳大会があり大勢が泳ぐという。欧州人は寒さに強い!
3.4月 終着駅 団山 中国
雲南省の建水(臨安)から団山まで1日2便の超ローカル鉄道、小火車と呼ばれている割には立派なジーゼル車で、ヤカン茶の接待があった。 臨安で豚の市があった頃には車内が人と豚で一杯だったと運転手さんは語る。 のどかな団山駅はホームも改札もなく線路に大きな石をドカンと置きそこで終わり、先は草むらだ。 ここから20分歩くと千人宴会で有名な少数民族の古い村がある。細い石畳の路地が延々と続き、軒先には唐辛子や干し肉が吊るしてあった。 宴会がいつ行われるかは誰も知らない。 茅葺の村役場の入口に大きな太鼓が2基、村人を集める時に叩くらしい。 前庭では子供達と数羽の鶏が走り回っていた。 (後略)
埼玉在住の絵手紙作家・嶋畑千恵子さんの作品には、格別の【力】が漲り、
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