12月24日(日) 晴
午後、歌友の美恵子さんと、松崎町のadsホールで開かれた男声合唱団「桔梗グリークラブ」の公演を聴きに行く。 ひまわりコーラスの歌友さんがたも、富永先生、福田代表ほか、大塚さん、新さん、増山さんら多数が来ておられた。
コロナ禍で2年間開催できなかった創立15周年記念演奏会とのことで、40代から90代までのメンバー15人に気合いの入った舞台を聴かせてもらった。
市内でおきつも女声合唱団を指導しておられる声楽家・藤原保信さんを指導者に迎え、おきつも合唱団のメンバー9人とジョイントで、コーラスの定番『大地讃頌』を力強く、また、時潔作曲の男声合唱組曲『沙羅』など難曲にも挑まれた。
信時潔さんは、明治・大正・昭和に亘って日本の正統音楽の発展に尽くし、国策に沿って大伴家持の万葉秀歌『海ゆかば』に曲を付け、さくら♪は重厚なこの歌が歌詞ともに好きである。
話が逸れたけれど、さくら♪が通学していた三重県松阪市立花岡中学校の新しい校歌が出来たのは、中学3年生(昭和25年)の時であった。 校歌発表会の日は、3年生が壇上に上がり、「♪朝日ににおう山ざくら 花岡と 名にしおいたる よき郷の学び舎 ここに…」と歌って喜んだ。 信時さんは、校歌・社歌・団体歌等の作曲も数多く手がけ、生涯に1000曲以上を残しておられるという。
残念ながら、我が母校は合併により廃校となり折角の校歌も今は途絶えた。
「あな惜しや 我が学び舎は消え果てて 昔を今になすよしもがな」 いろいろなことも思い出させてくれた演奏会。 午後2時から約3時間、歌の褥に心遊ばせて帰った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます