
5月4日(木) 晴
まことに私事にて恐縮ながら、わが家は1年のうちに、春秋のお彼岸、ゴールデンウィーク、お盆、年末の5回は必ず、三重・鳥羽の西念寺さんと松阪の清光寺さん、法久寺さんの墓所に詣でる習わしになっている。
夫に父にあっけなく逝ってしまわれ、喪失感を覚える間もなく、今も墓所に生きておられるような不思議な感覚があって、毎回墓石を撫でて話しかけては満足している。
そんな私に、ふたりの息子夫婦の誰ひとりもが、異を唱えることなく、神妙に数珠をまさぐっている。
有難いことである。
最近は、「ばぁばはもう、来年は居ないかもしれないんだから、、、」と言い、「誰か、般若心経の導師を務めてよ」と頼むけれど、心経を知っているはずの長男夫婦も長孫も、知らん顔だ。
母は祖母は、来年も再来年も、しぶとく生きて墓参の読経の導師を務めるに違いないと思っているらしいのだ。

せっかくの孫たちの再会も、メール連絡の齟齬が重なり、別々のお店で摂る羽目になり、次男親子とさくら♪は、サイゼリヤのアラカルト。
このお味が、この価格で提供できるなんて!
Miracle!
さくら♪は、パンプキンスープ、わかめとリーフのサラダ、ムール貝の特製ソースに加え、メインディッシュにハンバーグを選び、皆もそれぞれの満足チョイスで、支払ってくれた次男が「一人1000円以下でした♪」
ん~、Miracle!
感心して真似たいものと思いますが、何分主人も私も佐賀の出身なので、なかなか思うに任せません。
でも。体の動くうちに一度はお参りに行きたいね、と夫婦の会話です。