
2月16日(土)

冷え込み厳しく小雪の散らつく昼下がり、伊勢の海からトレトレの 「青さのり」 が届いた。
正しくは、乾燥 「青さのり」 が、業界大手の北村物産から届いた。
…もとい、高校時代の友人、北村社長夫人から届けられたのだ。
北村物産は、伊勢市郊外の海の近くに代々のお屋敷を構え、隣に新しい本社工場が併設されているという、地場産業の雄である。
創業は寛政年間、およそ200年前から ”伊勢ひじき” の元祖として、今では良質な伊勢ひじきの出荷量で、全国一、ニを誇るという。
品質管理の欠かせない食品のこととて、以前から 「生産履歴追跡システム」 を導入し、なおかつ、「ひじきが育つ環境を守り、ひじきにまつわる文化に至るまでを、お客様にご提供できれば…」 と、以前に、夫君の傳裕さん (同社社長) から伺った。
毎年この時期に届けていただく 「青さのり」 。 筆不精の私は、心に思っているのになかなかお礼状の1本が書けなくて、申し訳ない次第である。
海の香りを肺腑いっぱいに吸い込み、体のDNAが喜ぶ様子をイメージしてみる。
あぁ、春の香りが、体を満たしてくれる。
からだ、喜んでるなぁ♪
明日は早く起きて、赤出しのお味噌汁を作ろう。
熱々の汁をお椀に満たし、青さのりをひとつまみ…。
ん! 幸せの予感。
春先の暖かい日に海辺に散歩に行き、青さを拾って帰り、朝のお味噌汁に入れました。
懐かしくて、涙が出ました。
さっそく、お店で探してみます。
おしゃれな雰囲気を醸すあなたは、湘南の女(ひと)だったのね♪
海辺で海草を拾って、朝のお味噌汁に入れる、なんて…
あこがれますぅ。
青さのり、薫り高くてほんと、美味しいですぅ。