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第35回「HMV record shop 渋谷店」

2014年12月22日 04時39分00秒 | アーカイブス:輸入盤店・中古盤店
東京・渋谷区宇田川町 by Mr.UNIVERSE

単発コラムで予告したとおり、久しぶりの東京ということで雨の渋谷となりましたが、ゆっくり見まわすことが出来たHMV record shop渋谷店。

昔は良く通った宇田川町の旧タワー・レコードの手前のビルの1階と2階が店舗。8万枚の在庫とあるが、スペースを広く取っているので店のエサ箱が少なく感じる。
500平米の敷地にアナログ・レコード中心に展開できるのは、バイヤーが海外で直接取引しているからだろう。

8月の開店日には、会計待ちで長蛇の列だったが、さすがに冷たい秋雨の中という事で昼頃でも閑散とした店内であった。
1階はロック中心。ジャズも最近1階に移動した。
予想通り総じて値段は高めの設定。貴重盤は、どこでもそれなりの値段がつくので仕方ないが、ひととおり見まわすと現在、関東地方最大手の中古盤チェーンの●ニオンと比較しても“ちょっと割高だなあ”と思わせる普及盤のレコードも多かった。
もちろん安価な輸入盤もあるが、それは他のレコード店でも同じような値段だろうか?中古CDコーナーは“オマケ感”が満載で見るべきものは無いのでスルー。
レコードでも2階のブラック&ワールド&レアグルーヴ関係のフロアで同じ傾向だった。


レコード購買層の中高年世代を意識してオープンさせた、と前宣伝にはあったが、むしろ若いDJ世代の客がこの日は多く、品揃えも目の肥えた中高年なら駅に近い●ニオンや●コファンの方を好むだろう。
安価なブツも多いし。事実、ここに来る前に各店舗に立ち寄ったらHMVより各店舗のレコード・コーナーが繁盛していた。
中高年も多く外人さんも数名いた。この日に気付いたのだが、この3店舗は、ちょうど井の頭通り沿いに歩くと“線”で繋がるのだ。HMVの営業戦略だろうか?今後も良い相乗効果になれば活気づくかもしれないが。

ただし、レコード・プレーヤー自体家庭に存在しない状況から脱しない事には本当の意味では活性化しないだろう。
ダウンロードした圧縮音源をイヤホンで聴く生活スタイルが中心の現代人にとっては、レコードにA面とB面が存在することすら知らない若者も存在する。
音楽を聴く行為は、“無料のアプリやYou-Tubeで済ませる”。それが全て悪いとはいわないし我々爺世代も、そういうスタイルをも併用している。
しかし、それだけでは、「余りに貧弱な音楽環境だよなあ。」という事を見つめ直す意味で原点回帰のアナログに接しているのかもしれない。

結局、開店祝い?も兼ねて、CDは廃盤状態で、見つけてもプレミア価格のハービー・ハンコックのコテコテ・ファンクジャズの隠れ名盤「MONSTER」(ドラムはアルフォンソ・ムザーン、サンタナもゲスト参加)を激安価格で購入。

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