minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

mina 第5章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
 どうしよう。とんでもないことを言ってしまった。その夜は、どきどきして一睡もできなかった。

次の日の朝は、会社を休もうかと思った。しかし、定刻には、社長の専用車がわたしを迎えに来た。わたしは自らの意思ではなく、別の大きな意思に操られる如く、車に乗り、社長を迎えに行った。わたしは、既定のコースを単にトレースしているような感覚にとらわれていた。車はいつもと違う道を通り、閑静な高級住宅街の中に入っていった。やがて車は高級住宅街の中でも際立って瀟洒な屋敷の前に横付けされた。

 「あなたが秋島美奈さんね。」

 楚々とした和服美人が玄関で出迎えてくれた。

 「石本の家内の恵子です。」

 恵子は、「立てばしゃくやく、座ればぼたん、歩く姿はユリの花」と言う形容がぴったりの花のように美しい女性だった。

玲子といい、奥様といい、二人のような素敵な女性が、どうしてあんな風采のあがらない男の言いなりになっているのだろうと思うが、とにかく社長の女性を見る審美眼だけは、確かなようだ。

「こちらにどうぞ。」

彼女はわたしを家の奥へと案内した。

「やあ、迎えに来たか。」

石本社長は、大きなダイニングテーブルの中央に座って、朝食をとっているところだった。

「はい。玲子さんが休暇なので、わたしが迎えに参りました。」

「うむ。恵子、今晩からは、当面、秋島君のところで寝るから、そのつもりで。」

石本社長は平然と彼の妻である恵子夫人に言った。わたしは、石本社長の言葉にわが耳を疑うと同時に、顔が真っ赤になるのを感じた。しかし、恵子夫人は、大した動揺も見せずに、にこやかな微笑みすら浮かべている。この夫婦は、一体、どうなっているのだろう。一瞬、玲子が装着させられた貞操帯をこの優美な恵子夫人が装着している光景がわたしの脳裏をよぎった。

「まさか・・・。」

わたしは、自分自身の妄想が恥ずかしくなって、それを振り払うように頭を振った。

「気にしなくても良いのよ。」

恵子夫人は、わたしの耳元に口を近づけ囁いた。

「わたし、子供ができなかったから・・・。」

「えっ?」

わたしは恵子夫人の言葉に驚いて、彼女の顔をあらためて振り返って見た。彼女の寂しそうな表情に胸が痛んだ。

「じゃあ、出かけるとするか。帰るときは連絡する。」

石本社長は、恵子夫人にそう言って、立ち上がった。

社長専用車の後部座席に並んで腰掛けると、石本社長はわたしの太腿の上に手を置いた。こんなことは今までになかった。彼は、わたしのストッキングに包まれた張りのある太腿の感触を楽しむように、ゆっくりと撫で擦った。わたしは、歯を食いしばってそれに耐えた。彼の手がスカートの中にまで入ってきたら払い除けるつもりだったが、彼はそこまではしなかった。

わたしにとって、本当に長い一日となった。時間はのろのろとしか進まなかった。日中の仕事がやっと終わっても、夜は夜で社長のお供で、テレビ局の重役と会食の予定が入っていたから、帰宅できたのは、21時を回っていた。そして、そこからが本当の意味での地獄だった。一人では帰らせて貰えなかったからだ。

石本社長は、自分の家のように自然にわたしのマンションの前で車を降りると、当然のようにわたしの部屋に入ってきた。そして、わたしの一番お気に入りの場所であるリビングルームのマッサージチェアを陣取ってしまった。

「先にシャワーを浴びてくるといい。」

彼はわたしに当たり前のようにそう言った。わたしは怒りを通り越して、何も感じなくなっていた。頭の中は真っ白だった。怒る理由など何もないのだ。なぜならば、わたしがこうなることを認めてしまったからだ。わたしはのろのろとバスルームに向かった。

わたしがシャワーを浴びていると、いきなり石本社長がシャワールームの中に入ってきた。でも、もうわたしは驚きもしなかったし、騒ぎもしなかった。彼はうしろから抱きしめてきた。そして、わたしの両乳房を鷲掴みにすると、やわやわと揉みしだいた。わたしとしては、そのことよりもお尻に当たっている石本社長のペニスの方が気になった。浩一郎の時は、素敵に思えたのに、今はおぞましいだけだ。現に、先っぽが当たっているお尻から背中にかけて、鳥肌がたっている。わたしは、まぶたを閉じて、彼にされるがままになっていた。こんなことくらい、なんてことないもの。そう自分に言い聞かせていた。彼の手は下りていき、やがてわたしの一番敏感なところに到達した。彼の指は、わたしのどちらかというと薄めの茂みを分け入って、割れ目の中に侵入してきた。年の功というのか、石本社長の触り方は、悔しいけれど巧みで、わたしは思わず、身体を捩ってしまった。ひぃーーって、叫んだかもしれない。それに力を得たのか、石本社長はわたしの口唇を吸いにきた。嫌だったけれど、仕方がない。舌を入れてきた石本社長は、わたしの口の中を蹂躙した。舌も存分に吸われた。ああ、愛人になるってこういうことなのか、と思い知らされた。

わたしは正面を向かされて、石本社長と向かい合わせになった。彼は、片方の手でわたしの乳房を揉みながら、もう片方の手は、わたしの太腿にあてがい、上に持ち上げ、浴槽の端に足先を付かせた。大きく開かされたわたしの股間に彼の身体が割り込んできた。彼はペニスの先端をわたしの花弁に擦り付けた。彼のペニスの先端からは、大量の先走りが溢れていたから、それほど濡れていなかったわたしの性器もじきにぬるぬるとなり、あっさりと彼のものを受け入れる体勢が整ってしまった。わたしはある意味ではほっとしていた。濡れていなくて痛い思いをするのは、わたしだからだ。やがて、膣に抵抗があった。彼が押し入ってきたのだ。快感がなかったと言えば、嘘になる。なんだか、思いっきり身を落としたような、どうしようもなく惨めな感じだった。女奴隷になり下がったような被虐感が、暗い快感を呼び覚ましていた。彼に突き上げられるたびに、あぁ、あぁ・・・とうめき声を上げていたような気がする。彼は初めて味わうわたしの身体に夢中になっていた。あんな綺麗な奥さんや愛人がいるのに、どうしてわたしなんかをわざわざ求めるのだろう。わたしの疑問とはうらはらに、彼のピッチはますます上がり、はあはあと肩で息をしている。

待ってよ。中に出すつもりなの。妊娠したら、どうするつもりなの。

あなたの子供なんて、わたしはまっぴら。

妊娠しなくても、あなたの体液を注入されるなんて嫌よ。

わたしは身悶えして、彼の身体を引き離そうとした。

「だめだ。」

彼は短く、ぴしゃりとわたしに命令した。

わたしは彼の高圧的な態度に身がすくんだ。

彼に何の反抗もできなかった。それどころか、こうして無理やり彼に身を任せねばならない現実に、ぞくぞくするようなえもいわれぬ快感を覚えてしまい、身体が痺れた。

そのとたんに大量の愛液が溢れ、彼にもそれが判ったのだろう。彼はわたしの顔を覗き込んで、にやりと笑った。もう、だめだ。感じていることを知られてしまった。わたしは、身も心も石本社長に譲り渡してしまった。

愛人? いや、それ以下の女奴隷かもしれない・・・。

やがて、石本社長は自信に溢れるストロークで、彼の分身をわたしの身体の最奥まで打ち込むと、どくどくと大量の精液を放出し始めた。

あああ・・・。彼の精液に汚される・・・。絶望的な汚辱感で一杯なはずなのに、この痺れるような感覚はどうしてなのだろう。

石本社長は、わたしの顎の下に手を添えると、わたしの顔をあげさせた。また、キスをするつもりなのだ。嫌だったから、顔を背けようとしたが、強引に口唇を合わされ、口を押し開けられた。下の秘唇は彼のペニスに、上の口唇は彼の舌に刺し貫かれて、息もできなかった。彼の長い舌が口の中に入ってきた。彼の舌でわたしの舌を絡み取られ、好きなように吸われた。わたしは、背中をバスルームの壁にもたせかけて、必死で彼の蹂躙に耐えた。身体の中心に彼のものを打ち込まれているから、横に逃げることも叶わなかった。石本社長は、わたしの両太腿に手を掛けて、持ち上げた。

「いやっ、そんなことをしたら・・・。」

わたしは思わず叫び、石本社長の首に両手を回してしがみついた。わたしの両脚が宙に浮くのと、わたしが石本社長に抱きつくのと、ほぼ同時だった。

「あああっ、いやぁ・・・」

全体重が開ききった股間にかかり、彼のペニスがわたしの中にずぶずぶと根元まで侵入した。

石本社長は、その体勢のままで浴槽に浸かった。二人分の体積を受け入れた浴槽からは、ザァーと大量の湯が流れ出た。わたしは、石本社長に貫かれたまま、お湯の中で上下に動くことを命じられた。その度に、注入された精液がぐちゅぐちゅと音を立てて押し出される。石本社長は、連結部に手を差し込み、自らのペニスが深々とわたしの身体を犯しているのを確認した。

「うん。しっかりと入っている。」

石本社長にあらためてそう言われ、わたしはかぁーと頭に血がのぼった。しかし、上下運動をやめさせては貰えなかった。わたしに上下運動を続けさせながら、石本社長は、貫かれているわたしの性器の周辺を執拗に甚振った。溢れ出てくる精液をわたしのあそこの周りに塗りたくっているのだ。そんなことをしたら、わたしのあそこに湯で固まりかけて白濁した彼の精液がねばねばに付着して、とれなくなっちゃうじゃない・・・。

「秋島君は、毛深いほうではないが、少し手入れをしたほうが良いかもしれないな。あそこの周辺の陰毛にわたしの出したものや美奈の愛液とかがこびり付いて、ひどいことになってしまった。こんなことがないように、明日から、全身エステを受けてもらおう。」

石本社長は、さんざんわたしの秘部を弄りまわった挙句に、そう言った。

「・・・」

わたしは恥ずかしくて返事ができなかった。

「どうしたのかね。うれしくないのか。」

「・・・いいえ。」

わたしは躊躇いがちに答えた。

「そうだろう。玲子君だって、全身エステのことは、ずいぶんとよろこんでいたよ。」

なんだか、厭な予感がした。

もう、わたしはへとへとに疲れていた。それにもかかわらず、石本社長は元気だった。精力絶倫と言っても良いくらいだ。一度、放出したはずなのに、萎えることを知らない彼のペニスはわたしを犯したままだ。そのままの状態で、軽々とわたしを抱きかかえ、浴槽から立ち上がった彼は、ぽたぽたと水滴が廊下に落ちるのも構わず、寝室へ向かった。上からバスロープを羽織っただけだったから、廊下はびしょびしょに濡れて、水溜りができてしまった。

ベッドの上に投げ出されたわたしは、獣のように四つん這いにさせられ、後ろから犯された。すぐさま、激しい抽送が開始された。悔しいことに、わたしは感じ始めていた。もう、逆らっても無駄だし、一度、犯されてしまったうえは、拒んでも仕方がないと観念したのだ。それならば、石本社長に身を任せ、快楽を貪ったほうが、ずっと楽ではないか。

「あぁっ、あぁっ・・・」

自然と声が出た。夥しい愛液を分泌したわたしの性器は、石本社長のペニスが出入りするのに合わせて、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を発している。

「うぉぉぉっ」

石本社長が、うなり声を上げた。彼のものが、わたしの中でぴくぴくと痙攣しているのが判る。再び、中に射精されてしまった。また、汚されてしまった。そう思ったとたん、わたしは目も眩むほどの快感に全身が包まれるのを感じ、ぎゅうっと彼のものを締め付けてしまった。石本社長は、ゆっくりと出し入れをして、わたしの締め付け具合を味わっているようだ。その出し入れのたびに、新たな快感が子宮の奥からいくらでも湧いてきた。

「ひぃぃぃぃ」

わたしは悲鳴をあげた。

「どうした。感じているのか? なんとも凄いよがり声だ。」

これが、よがり声? なんとでも言って・・・。

「イクのなら、ちゃんとイクと言え。感じたのなら、イったことをきちんと報告するのだ。」

石本社長にそう言われ、わたしの中で何かが壊れた。

「・・・イク、イクわっ。イきますっ。」

わたしはめちゃくちゃに叫んでいた。つながった部分に火がともったように熱かった。その部分から性感のエッセンスを注入され、淫乱にされてしまったのだ。既に2度も射精しているというのに、石本社長のペニスは固く勃起したままで、わたしが太刀打ちできる相手ではないと思い知らされた。

「そうか。イったのか。」

石本社長はわたしの尻を抱えたまま、勝ち誇ったように言った。

わたしは身体を支えていられなくて、突っ伏してしまった。そのため、尻だけを石本社長に高く捧げ上げているような屈辱的な格好になってしまったが、わたしには、もうそんなことを考える余裕すら残っていない。

「ひいぃぃぃっ」

わたしは再び悲鳴をあげた。突然、ペニスが引き抜かれ、その瞬間に、鋭い快感がわたしの性器を襲ったのだ。その衝撃に、わたしはベッドに崩れ落ちてしまった。

「冷たい飲み物を取ってくる。ビールは冷えているか? 美奈も飲むか?」

石本社長は、肩で息をしているわたしに声をかけた。

わたしは、かろうじて頷くことができた。

なんて人なの・・・。もう、だめ・・・。

わたしは敗北感に打ちひしがれていた。

石本社長は、缶ビールを片手に寝室へ戻ってきた。

プシュッ。

栓を開けた缶ビールを、石本社長が差し出した。

「飲むか?」

わたしはのろのろと上体を起こし、缶ビールを受け取り、口をつけた。

冷えたビールは、格別においしかった。喉を一気に通過していき、頭の中が空白になった。口元からこぼれたビールを手の甲で拭き、石本社長を見ると、彼もビールを飲み干し、空になった缶をサイドテーブルに置くところだった。

わたしも石本社長も全裸だった。彼の裸身は決して格好のよいものではない。ぶよぶよと太っているし、腹も出ている。一方のわたしは、自分で言うのも変だが、均整の取れた見事なプロポーションをしていると思う。二人は、全く似つかわしくない体形をしているのだ。それなのに、彼はわたしを思うままに蹂躙し、彼の股間のものは、わたしの身体を好きなように犯して、わたしの身体の中にその証を大量に放出した。今も、わたしの股間からは、彼の放出したものが、とろりと溢れ出てきた。取り返しがつかないことをしてしまったと思った。

「美奈、これを咥えるのだ。」

石本社長は股間のものをわたしの顔前に突き出して命令した。わたしはまだ男の人のものを口に咥えたことはない。浩一郎にだって、そんなことはしてあげなかった。

なぜ、わたしがあなたの性器を口に咥えなければならないの?

わたしは、石本社長に反論したかった。しかし、彼の口調は有無を言わせぬものだっただけでなく、わたしの髪を掴み、強引にわたしの頭を彼の股間に引き寄せた。彼のペニスにはわたしの愛液や彼の精液がたっぷりと付いていて、そこから淫臭がむんと漂っていた。

「さあ、大きく口を開けて、咥えるのだ。」

石本社長は、絶対君主のように宣言した。彼は空いている方の手で、わたしの口を抉じ開けると、そこにペニスを捻じ込むように押し込んだ。

「うくぐぅ。」

わたしは悔しくて涙を流した。あまつさえ、女としてのプライドをズタズタにされて、絶頂を極めさせられたあげく、その汚れたペニスを口に含まされる屈辱は、わたしにとって許せるものではなかった。それでも、わたしは彼のペニスを咥えなければならなかった。なぜだか、そうしなければならないような気がした。そうすることで、さらに深い闇の中に落下していくような、そのどうしようもない破滅感が途方もない快感をわたしにもたらしていた。

彼のペニスは、わたしの喉奥まで侵入した。息ができないし、涎が口元から垂れて、惨めなことこのうえなかった。

「ぐえぇ、ぐぅぅ。」

わたしはヒキガエルが押し潰されたような悲鳴をあげ続け、なんとか彼のものを口に納めていた。なるべく浅く咥えようと両腕で突っ張ってみたが、がっちりと頭を押さえ付けられているので、それも叶わなかった。その状態で、石本社長はわたしの口をヴァギナのように扱い、ピストン運動を続けた。亀頭部がわたしの喉を打ち、その度に、息が詰まった。

やがて、わたしは酸欠状態になって、意識が朦朧としてきた。突っ張っていたわたしの腕から力が抜けたので、ようやく石本社長もわたしを離す気になったらしく、彼のペニスを口から出すことを許された。

「この程度のフェラチオで音を上げるとは・・・。玲子なら、喉奥まで入れてのディープストローなど平気でこなすぞ。美奈も玲子くらいにうまくできるように訓練しなければならないな。」

石本社長は、肩で息をしているわたしを仰向けに押し倒すと、休む間もなく、正常位で押し入ってきた。

「ゆ、許して・・・。」

わたしは思わず泣きを入れた。

「ふふふ。まだ、宵の口ではないか。今晩は眠れると思うな。」

石本社長の化け物のように固いペニスは、わたしの柔襞を楽々と貫いて、ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてながら、容赦ない抽送を開始した。わたしは、あらゆる体位で犯され続け、何度目かの絶頂の後、遂に意識を失ってしまった。

(続く)

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5 コメント

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眩しいね。 (タムタム2)
2005-07-30 10:16:52
なんでこんなにも眩しいのかな、近寄れないと思っちゃってるからなのかな?イヤー素敵ですね。
返信する
タムタム2様へ (mina)
2005-07-30 10:57:38
コメント、ありがとうございます。

読んでいただけて、とてもうれしいです。

また、来てくださいね。
返信する
Unknown (Ken)
2006-05-01 02:44:47
今晩は。

やはりminaさんて文章が達者ですね。表現がうまいなあ、って思いました。後は、もう少し、背景描写かな‥とか。素人がエラそうに言ってしまい、恐縮してますけど。

興奮はしないかなあ、って思って読んでたけど、この第5章では、けっこう来ましたね。うまいですよねえ。

僕は、20代には、団鬼六、蘭光生、丸茂じゅんとかの官能(主にSM系)小説を時折、読んだことがありますけど、30代以降はほとんど読んだことないですねえ。僕は小説の趣向はほとんどミステリなもんで。10代後半には当時のベストセラー作家、宇能鴻一郎とか川上宗薫をたまに読んでました。マルキドサドの「悪徳の栄え」で大興奮したりしてもいました。

僕も、20代の時分ならば、minaさんの小説のファンになって、ココの常連になるところかも知れませんけど。

10代終わり頃は、吉行淳之介の小説を読んで、耽美な世界だなあ、って感心してました(当時、本当に妖しく美しいなあって思ったものです)けど、20代30代と官能場面描写の多い文学小説はあまり読んで来てません。山田詠美とか官能描写に力を入れてる文学作家(大衆、純を問わず)って多いですよねえ。

杉本彩なんかも最近、官能小説を書いているようですけど、官能小説専門雑誌も何冊も出ているし、中間小説誌にも掲載されてるし、けっこう読まれているんでしょうねえ。

今現在の僕は、こういう傾向の小説はあまり趣味ではない方ですけど。素人考えで、サスペンス味なんか加味していったら面白くなるのかなあ、とかって思いました。

こういう傾向の小説って読者は誰なんだろう?ってふと考えてしまいました。女性はAVなんて見ないけど、官能小説は読むんですかねえ?大人の男はけっこう官能小説って読むんだろうか?

僕も、20代初め頃は、成人漫画誌にエロ漫画を載せたくて、僕は女性の全身像がヘタだったから、グラビア写真見ながらペン画で、女性や性交時の線を描く練習をしてました。結局投稿はしなかったんだけど。エロ漫画と官能文学を一緒にして申し訳ありませんけど。僕は官能文学っていうものが、よく解らない人間なもので。

まだこの「官能小説mina」だけしか読んでないし、素人の僕がエラそうに感想は言えませんけど、一度、代表作をまとめたものを雑誌投稿されてみるのもいいのではないでしょうか。とか思いました。

昔から耽美小説をいっぱい書いている丸茂じゅんさんのサイトに創作講座のようなものがありました。どうぞ頑張って創作を続けていってください。

みんなのブログ記事って、結局吐出しっていうか、映画や読書の感想にしろ、こういう小説や評論、社会批判など、みんなアマチュアアーティストとしての表現という、ある種生理的吐き出し行為なのかなあ、とかって思いました。

何が言いたいのか解らないようなコメントで申し訳ありませんけど、minaさんの文章表現はうまいです。感心します。

また遊びに来ます。長々失礼しました。

ところで、これら小説の基本設定(大筋)は実体験なのですか?ココみたいにハンドルネームのものもあるし‥。

こういう作品を描くときってどういう気分で書いて行ってるんでしょうかねえ?こういう事訊くとセクハラになりそうですけど。いや、僕が小六頃、鉛筆漫画を描いていまして、思春期になって来たからか、自作のヒーロー探偵が捕らえられ、同じく捕まって縛られている恋人が、悪者科学者に顔面を整形技術で壊されて行き、ヒーロー探偵は何も出来ずに悔しがっている‥というシーンを描いていて異様に興奮して、恋人の顔が少しずつ壊される毎に、描いてる自分が淫靡に興奮してました。それを思い出しました。

子供時分から変態ケがあったといえば、それまでですけども。しかし、こういうコメントってセクハラに取られかねないですねえ。本人は真面目に長々書いて来たんですけど。やっぱ送信するの、止めようかなあ。迷うなあ。長々と済みませんでした。
返信する
Kenさまへ (mina)
2006-05-04 22:04:48
丁寧な感想をいただき、本当にありがとうございます。

これらの小説の基本設定は、実体験も勿論たくさん入っています。取材で得た情報も多いです。

小説を書いて食べていけたら素敵だなと思ったことはあります。

こういう作品を書く時の気分ですか?

もちろんエロい気分になっています。

そういう気分を高め、持続させていないと、書けません。結構、難しいです。
返信する
凄い! (塩海苔)
2008-02-25 10:19:44
この第5章刺激的でしたわ…!
ちょっとヤバイです^^;けっこう来ました。
今から2年半前にコメントをされたkenさんが書いたように、まず、文章力が凄いです。
これは第1章から感じましたが、ああいうシーンの表現も妙に上手いです。
読みながら思ったことはkenさんと同じだったのもあります。
どういう気持ちでああいうシーンで書いてたんだろうなぁって。
同じく官能小説という世界にはまだ理解が欠けており(今までちゃんとしたものは読んだことがないので)、
失礼なことを言ってしまってたかもしれませんが、そうでしたら申し訳ないです。
決して一緒にする意味ではないんですが、文章にも反応するほうなんです、自分は。
で、比較的に似たようなものを読んだことのあるは、女性の経験談ですね。
書き方によって、話的にものすごくエロいはずなのに興奮も何も感じない場合もあれば、めちゃめちゃ興奮する時もあります。
そういう経験談を書く女性の中、妄想というかな?(笑)その妄想を小説のようにする方もいます。
でも大半は喘ぎ声が多くて激しいとか、読んでみたらそればっかやん…みたいな(笑)
でもminaさんのように、第1人称として主人公=自分(ここではminaさん)その時の心理まで書いていて、適切に喘ぎ声などを入れると、逆に効果が抜群ですね。

当然、これは個人差もあると思いますが、
女性が、嫌なのに体が反応してしまい、やがて快楽に身を委ね自ら合わせようとして、最終的に絶頂に達する、とかの話には自分は感じやすいんです(爆)
なので、この第5章はやばいんですよぉ。
特にハンドルネームと同じくminaとなっていると、思わずminaさん自身の体験談を読んでいるような感じになりますます興奮…^^;

ちょっと意外?なのは、やはりああいうソーンを書く時にはエロい気分なんですか。そんな気分で自分自身の状態を分析するようなことを書けてたのは凄いなと素直に感心です。
でもそれを知ると、逆にこちらまでやばいですな(笑)
と、さすがに長く書きすぎた気がするのでこのへんでやめておきます。
では第6章に!
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