minaの官能世界

今までのことは、なかったことにして。これから考えていきます。

mina 第7章

2005年03月21日 | 官能小説「mina」
わたしは慌てて身繕いをして、先に車を降りた社長の後を追った。
エステサロンは、わざと人目を避けて建設したとしか思えないような、人家から離れた鬱蒼とした森の中にあった。こんな場所で商売になるのだろうか。
「ここは選ばれた客しかとらない完全予約制のサロンで、値段も飛び切りなのだよ。」
石本社長は、ちょっと得意そうに言った。入り口の前で出迎えてくれたオーナー兼店長は、30歳前後の女性だった。彼女は、エステサロンの店長に相応しく、少し派手かなとは思うものの、さすがに洗練された美しい女性だった。
「これは、これは、石本社長様。いつもご利用くださいまして、ありがとうございます。・・・で、こちらが、お噂の美奈様ですね。」
わたしは社長の影に隠れて、形ばかりのお辞儀をした。
「秋島君、この方が店長の麗華さんだ。これから、たびたびお世話になるのだから、ご挨拶しなさい。」
「はじめまして。秋島 美奈です。今日はよろしくお願いします。」
わたしは、なんだか落ち着かなかった。虫の知らせかもしれない。
「石本社長様のお眼鏡にかなった女性というだけのことはありますわね。本当にお美しい。わたしのサロンでその美しさにもっと磨きをかけて差し上げましてよ。じゃあ、中にどうぞ。ご案内しますわ。」
店内は、外光をふんだんに取り込む設計が施され、明るい雰囲気に満ちていた。スタッフは全員、若く美しい女性ばかりで、わたしたちが入っていくと、一列に並んで、いらっしゃいませ、と明るい声で挨拶をしてくれた。豪華な調度品がそこかしこに置かれ、いやがうえにも超高級店であることを認識させられる。わたしたちが通されたのは、そんな中でもひときわ豪華なVIPルームだった。全ての術式が施術できるように、あらゆる機器がVIPルーム専用で備えられているうえに、長期間の滞在施術のためのホテル顔負けの宿泊施設も付属していた。もちろん、数人の腕の良いエステシャンがVIPルーム専属となっているが、売れっ子である彼女たちですら、ここでは単なる助手に過ぎない。この最高級VIPルームの最大のセールスポイントは、カリスマエステシャンの店長自らが施術するところにある。
「さあ、それでは、さっそく始めましょうか。」
麗華店長はリモコンを取り出し、ボタンを押した。すると、ただのホールと思っていた部屋の大理石でできた床が開いて、下から明るいグリーン色のレザーで覆われた施術台がせり出してきた。天井からは大病院の手術室に設置されているような照射機が降りてくるし、助手たちは、さまざまな器具を満載したキャビネットを運び込んできた。石本社長は、助手の一人に勧められ、施術台の様子が一望できる位置に設置されたラグジュアリチェアに座って、こちらを見ている。
「まず、全身永久脱毛ね。普通のエステだと、ビームで毛根を焼き切るのだけれど、それだと苦痛を伴うし、失敗することもあるのよ。ここでは、そんなことはしないわ。全く痛くないのよ。特殊な薬を使って、毛根を殺すの。ただし、匙加減が難しくてね、使う部位毎にテストをしながら、少しづつ永久脱毛していきましょうね。まず、全裸になってくださいな。服を脱ぐのは助手がお手伝いしますわ。」
「なっ、なんですって・・・。」
わたしはびっくりした。ここで全裸になるなんて・・・。それも社長も見ている前で、脱げというの。そりゃあね、今の今まで、わたしは彼に抱かれていたわよ。でも、そんなこと、あなた方には関係のないことだし、知らないことでしょう? 
知らないこと? わたしは、急に不安になった。まさか、ここはそういう場所なの?
わたしは石本社長を振り返った。石本社長は上機嫌でわたしの方を見ている。そんな・・・。
わたしの周りに3人の助手が取り付いて、ジャケットを奪い、スカートを降ろし、ブラウスを剥いだ。それだけで、下着を付けることを許されていないわたしは、全裸も同然のパンスト1枚になった。ひとりの助手がわたしを背後から支え、もう一人の助手が片足を持ち上げると、3人目の助手がハイヒールを脱がした。見事なチームプレイだ。もう片方のハイヒールも同様に、あっと言う間に脱がされてしまった。パンストを脱がされる段になって、わたしは思わず、パンストを脱がそうとした助手の手を掴んだ。これを脱がされたら、パンストの股の部分が濡れて汚れているのを知られてしまう。顔から火が出るほど恥ずかしかった。
チッチッチッ。唇を尖らせた麗華店長が、指を振りながら、わたしに近づいてきた。
「今更、だめよ。みんな、判っているのだから、わたしたちに任せなさい。」
ああ、全部、判ってしまっているの? わたしは両手で顔を覆った。その瞬間に、すばやくパンストが引き降ろされ、足先から抜き取られてしまった。指の間から見えたパンストの股間部分には、べったりとわたしの愛液や社長の精液が付着して濡れ光っていた。あれを他人に見られるなんて、女としてこれ以上の恥辱はなかった。救いは、こんなことはよくあることなのか、助手たちが表情も変えず、それを他の衣服とともにいずこかへ持ち去ったことだ。わたしは全裸で立ち尽くした。
「うーん。綺麗な身体ね。申し訳ないですが、石本社長様には、勿体ないほど素晴らしい女性ですわ。」
麗華店長は、わたしの全身を惚れ惚れとして見入っている。
わたしは胸とアンダーヘアを手で隠し、消え入りたい想いで立っていた。
エステを早く始めて欲しかった。
「それでは、美奈様、その施術台の上で横になってください。」
わたしは言われるとおり、施術台に上り、横たわった。
「両手は上に・・・。そう、それでいいですよ。」
わたしの両腕がバンザイの格好になると、
「いろいろな器具を使いますので、動くと危ない場合もございます。事故防止のために、手足はベルトで固定させていただきます。」
と言って、金属製のベルトで施術台に手首と足首を固定してしまった。それだけではなく、太腿とウェストも幅の広いベルトで固定されてしまった。わたしは、全く身動きできなくなった。
「それでは、お身体を拝見させていただきます。」
麗華店長は、そう言って、リモコンのスイッチを押した。すると、ヴィーンとモーター音がして、わたしの下半身を固定している施術台が左右に割れ始めた。
「い、いやぁ。」
わたしは夢中で身体を捩り、両脚を開かれまいと抵抗したが、全く無駄だった。
ひどいっ。汚れた股間を見れば、石本社長とセックスしていたことが判ってしまう。
麗華店長が苦笑しながら、わたしの耳元で囁いた。
「暴れるだけ無駄よ。貴女が石本社長のものだと言うことはここにいる全員が判っているの。ここは、そういう場所なのよ。どういう事情があって、そんなことになったのかは知らないけれど、ちっとも恥ずかしいことではないわ。貴女はその身体を武器に欲しいものを手に入れる、それができる人とできない人が世の中にはいる、ただそれだけのことなのよ。」
その間に、わたしの両脚は180度近く開かされ、限界を超えて開いた内股がひくひくと痙攣した。
「拝見させていただくわ。」
麗華店長は、わたしの下半身を見るために、わたしの両脚の間に入った。
「ああぁ・・・。」
わたしは恥ずかしくて死にそうだった。顔を手で覆いたくとも、両腕は頭の上で拘束されている。
「まあ、ついさっきまで石本社長様に可愛がっていただいていたのね。そんなに大事にされて、羨ましいわ。」
麗華店長は、わたしの秘部を覗き込んで、観察している。わたしは力なく、頭を左右に振った。
「それでは、少し失礼します。」
麗華店長は、そう言って、あろうことか、わたしのヴァギナに指を挿入した。その瞬間、わたしは大きく腹を波打たせたが、下半身はしっかりと固定されているので、逃れることはできなかった。
「ああ、いや。こんなことまで・・・。」
わたしの反応や感情は全く無視され、麗華店長は挿入した指の本数を増やしたり、出し入れを繰り返したりして、わたしの内部の感触を確認している。
「石本社長様、美奈様はとても良いお道具をお持ちですね。」
「ほう、そうかね。」
「はい。美奈様のお道具は、入り口付近だけでなく内部にいたるまで、非常によく収縮するようでございますから、社長さまのものを挿入された時の挿入感は恐らく絶品かと存じます。そうではございませんか。」
「うむ。そのとおりだ。玲子君と比べると、まるで違っていた。」
「そうでございましょう。それに、美奈様は、感度が抜群でございます。今も、こんこんと愛液が溢れ、わたしの手首あたりまでびしょ濡れになってしまいましたわ。」
わたしはあまりの恥ずかしさに、涙を流してしまった。
「美奈様、泣くことはございませんわ。貴女を所有している石本社長様が満足なさっているのですから、貴女は誇りに思うべきです。」
所有? わたしが石本社長に所有されていると言うの? わたしは彼のものではないわっ。
ああ、でも、そうなのかも知れない。わたしは石本社長がセックスするといえば、こうして身体を差し出さなければならない、そういう秘書なんだもの。
「今日は、まずアンダーヘアのカットと大陰唇周辺の剃毛および永久脱毛処理をします。」
麗華店長はそう宣言して、わたしの下腹部を蒸しタオルで覆い、頃合を見計らって、何枚も蒸しタオルを取替え、丁寧に陰部周辺を拭っている。さらに、シェービングクリームを塗りたて、剃刀で性器周辺の陰毛を剃り始めた。恥丘の上の陰毛も短くカットされ、不要部分は剃り上げられた。
「うーん、とてもチャーミングになりましたわ。石本社長様に見て貰いましょう。」
アンダーヘアを手入れして貰ったあげく、それを石本社長に見られる! 悪夢なら、早くさめて欲しい。しかし、夢でない証拠にわたしの両脚の間に麗華店長と石本社長が並んで立ち、わたしの股間を覗き込んでいる。
「うむ。凄くいい。性器周辺の陰毛が美奈らしくないと思っていたんだ。二度と生えないように、きちんと永久脱毛処理をしてくれ。」
「はい。承知しました。」
わたしの希望など全く訊くつもりはないようだ。わたしの意志とは関係なく、性器周辺に永久脱毛クリームが塗りつけられていく。
「石本社長様、最近入荷したばかりの新しい漂白液をご使用になりませんか。美奈様はご覧のように、非常に清楚な感じのする方ですし、一般の方と比べれば、現在のままでも、美奈様は十分お綺麗ですが、残念ながら、大陰唇が少し黒ずんでいらっしゃいます。」
放っといてよ。そんなところ、普通、他人には見せないでしょう。勝手に、弄(いじく)らないで。
わたしの心の叫びなど届くわけもなく、社長と店長の間で、どんどん話しが進んでいく。
「ほう。そんなものがあるのかね。」
「はい。少量づつ、1週間ほど投与しますと、くすみが取れ、美しいピンク色になりますわ。」
「じゃあ、それも頼む。」
「はい。かしこまりました。明日からの御社への出張施術の際のメニューに加えておきます。最後に貞操帯製作のための採寸に入らせていただきます。」
貞操帯! 玲子が装着させられていたあのおぞましい器具。このままだと、玲子の言っていたように、わたしもあれを装着させられてしまう。
麗華店長はリモコンのスイッチを押した。すると、足先の方から持ち上がり始め、両脚はM字開脚の格好となり、同時に臀部の下の部分が格納され、尻が宙に浮くような形になった。そのかわり、施術台からずり落ちないように、別の専用サポート台が出てきて尾てい骨を支えた。
「まず、型をとりますからね。」
麗華店長は、ジェル状の半系固形液体をわたしの下腹部に塗り付けていった。丁度、オシメをするような具合にジェルは塗り付けられた。その状態で、固まって型が取れるまで20分ほど待つことになった。待つ間に、腋の下に永久脱毛クリームが塗布され、また、腹部や腿などには試験的に少量が塗布された。
「貞操帯のデザインですが、どれになさいますか。」
麗華店長がカタログを石本社長に見せると、石本社長はカタログをざっと眺めてから、
「いつも身に着けるものだから、美奈に選ばせてやってくれ。」と言った。
いやだ。そんなもの、わたし、選びたくない。
「美奈様、石本社長様からの特別のご好意です。どれでも好きなデザインをお選びになってください。どれも、最高級のオーダーメイド品ですよ。」
わたしは顔をそむけ、カタログを見ないようにした。
「そうですか。それならば、私が選んでもよいのですが、前に挿入するバイブだけでなく、アナル棒もついたフル装備のものにしてしまいますよ。よろしいですか。ふふふ。」
「ま、待って。見せていただくわ。」
わたしはそう答えるしかなかった。そんなおかしなものを選ばれたら、大変だ。店長が開いて見せてくれたページには、全裸のモデルが貞操帯を装着した状態の写真と、貞操帯の構造を示した写真とが掲載してあった。ほとんどの貞操帯が内側に2本の棒を備えていて、こんものを装着されたらと思うと、恐怖で身がすくんだ。しかし、中には一切、棒状のものを装備していないタイプのものもあり、わたしはそのうちのひとつを選ぶことにした。麗華店長がにやりと笑ったのが気になったが、かと言ってほかのものを選ぶ術もなかった。
「さすがに美奈様、当店で扱っている貞操帯の中でも、最高級のものを選ばれましたわ。やはり、どんなものが価値のあるものかを良くご存知のようですね。このタイプの貞操帯は、脱着自在なバイブとアナル棒を豊富に用意されたオプションの中から選ぶことができます。これなどはアナル拡張訓練用のアナル棒一式で、細いものから太いものまで7段階に分けて装着可能です。アナルセックスをお試しになるのなら、まさにうってつけの1品ですわ。ほほほ。」
「・・・。」
わたしは絶句した。どこまで貶めたら気がすむのだろう。
「さて、そろそろ固まったようね。それでは、取り外します。」
麗華店長は助手たちに命じて、わたしの下腹部を覆っている型取りの樹脂を慎重に剥がしていった。
「後は、ヴァギナとアナルの位置と角度の測定です。もう少しですから、ご辛抱くださいね。」
麗華店長はスケールを取り出すと、わたしの股間を覗き込むようにして、丁寧に測定を始めた。さらに、アナルを揉みほぐし始めたので、わたしは叫んだ。
「そんなところを触らないで。」
しかし、麗華店長はわたしの言うことは無視して、石本社長と話し始めた。
「美奈様のアナルは、まだ、お試しになっていませんね?」
「ああ、もちろんだ。」
「せっかく美奈様がアナル拡張をご希望されているのですから、こちらの拡張セットでさっそくお試しになられたらいかがです。」
「ああ、そうするよ。」
なんということを! いやよ。アナルなんてイヤッ。わたしはそう訴えるつもりだったが、それを遮るように麗華店長がわたしに宣告した。
「今から、このバイブとアナル棒を挿入しますから、動かないで。」
「!」
麗華店長が手にしているものは、ペニスをリアルに再現したバイブと万年筆程度の大きさのアナル棒だった。あれを両方とも一度に入れられる、そう思うと、惨めな気持ちになった。
「このバイブは石本社長のものを寸分違わず模った(かたどった)ものですから、美奈様には、恐らくぴったりとフィットするはずですわ。それから、このアナル棒は最も細いタイプのものですから、なんなく挿入できるはずです。これらを挿入して、角度や位置を測定します。」
麗華店長はそれらにローションをつけて、わたしの身体の中に挿入した。
「はあああっ。」
バイブですら初体験なのに、同時にアナルにも突っ込むなんてあんまりだ。うすい肉襞を隔てただけの二つの棒は互いに鬩ぎ合い、わたしに恥辱の喘ぎ声を上げさせた。
「美奈様は、アナルの感度も抜群ですのね。」
麗華店長は、わたしの反応を揶揄して、一層、わたしの羞恥を煽った。なんと言われても、仕方がなかった。麗華店長の操る2本の棒が出し入れされる度にヴァギナからは潤沢な愛液が溢れ出し、わたしはよがり声を止めることができなかったのだから・・・。ようやくこの淫靡な採寸が終了し、バイブとアナル棒が引き抜かれても、わたしは高ぶった性感を抑えることができなかった。
「どうですか、石本社長様。美奈様もすっかり発情しておられます。チャーミングになった美奈様を早速、お試しになりませんか。」
「そうだな、そうしよう。このままでは、美奈もたまらんだろう。」
石本社長は、そそくさと下半身、裸となった。
まさか、この状態で犯されるの!?
しかし、それが現実だった。麗華店長や数人の助手の見守る中、石本社長は、わたしの広げられ、拘束された両脚の間に立った。
「お願い。ここでは許してください。」
わたしは社長に訴えたが、聞き入れては貰えなかった。
社長の猛り狂ったペニスは、無慈悲にもわたしのヴァギナに深々と挿入された。
「いやぁぁぁ。」
わたしは叫び、抵抗しようとしたが、手足や腰を金属製のベルトで拘束された状態では、頭を左右に振ることくらいしかできなかった。衆人環視の中で犯される屈辱もさることながら、最もわたしが恐れていることは、高ぶらされた性感により理性が破壊され、無理矢理イカされてしまうことだった。現に、どうしようもないほど下半身は熱かった。燃え上がるような快感が全身を覆い尽くし、精神まで支配しようとしていた。わたしの局所を的確に深く抉ってくる石本社長のペニスは、わたしに恥ずかしい声を上げさせ続けた。
「あっ、あっ、あっ・・・。」
突き上げられる度に、声が出た。冷たい視線を感じて顔を上げると、麗華店長が皮肉な笑みを浮かべてわたしの痴態を見ている。
あああ・・・。彼女とその助手たちに社長に犯され感じているところを見られている・・・。
ああ、恥ずかしい、同性にセックスしているところを見られるなんて・・・。
イッちゃだめ・・・、でも、イキそうなの。
頭の中がめちゃめちゃになり、胸がきゅんとなって、何にも考えられなくなった。正直に言うと、わたしは自ら思考することを放棄したのだ。そして、セックスするためだけの人形になろうとしていた。もはや、理性的でありつづけることなど不可能だったし、人間の女性としてプライドを持ち続けることも困難な状態に追い込まれていたのである。
「いいぞっ。凄い絞まりようだ。」
石本社長はわたしの両乳房を揉みしだきながら、抽送のピッチをあげた。
「よおし、出すぞっ。」
石本社長は、はあはあと息を荒立て、ラストスパートに入った。また、中に出される。厭でたまらなかった。しかし、わたしにはそれを拒絶する権利はないのだ。
最奥までペニスが突っ込まれ、石本社長は「おおおっ」と雄叫びを上げた。同時に、深く挿入されたペニスがびくびくと脈打ち、熱い飛沫が子宮口に浴びせられたのが判った。まるで、社長の精液溜めのように、わたしの身体は扱われているのだ。普通だったら、妊娠してもおかしくない。
「ああああ・・・」
際限なく続く辱めに、わたしの性感は蕩けて(とろけて)しまったのに違いなかった。わたしは石本社長のペニスをギュウッと締め付けて快感を貪りながら、とうとう絶頂を極めさせられてしまった。
石本社長が離れると、穿たれて(うがたれて)開きっぱなしになったわたしの膣肛から精液が垂れ落ちた。わたしはそれを隠すことも拭うこともできない。
「随分と派手に気をやっていたわね。美奈様もやるじゃない。これなら、石本社長が夢中になるはずだわ。まあまあ、こんなに一杯、出して貰って・・・。」
麗華店長が石本社長と入れ替わって、わたしの両脚の間に立ち、わたしのさんざん玩具にされた身体を観察しながら言った。
「さあ、着替えましょう。助手がお手伝いしますわ。その前に、ここを拭いてあげましょうね。」
麗華店長は、丁寧に蒸しタオルでわたしの局部を拭ってくれた。恥ずかしくて死にそうだったが、それでも汚れたままで服を着るよりはましだったから、文句は言えなかった。
その後、わたしの身体の拘束が解かれ、わたしは施術台から降りることを許された。
「特製のパンストとブラウスよ。お気に召していただけると思うわ。」
脱がされた時と逆の手順で、わたしの周りに取り付いた3人の助手たちは、わたしに衣服を着せてくれた。
用意されたのは、わたしが着てきた衣服ではなかった。オールスルーの限りなくヌードに近いパンストと丈の短いシースルーの白いブラウスだった。スカートはわたしの着ていたものよりさらに短い膝上30センチのフレアタイプのものに変えられ、変更されなかったのは、ジャケットだけだった。ほとんど透明に近いブラウスは乳首が透けて見えるので、着ていないのと大差がなかったうえに、丈の短いタイプのものだったから、ちょっと油断すると、おへそが見えてしまうのだ。スカートは極めて薄手の生地でできており、簡単に捲くれてしまうだけでなく、明るい太陽光線のもとでは透けてしまいそうだった。どうかすると、股間の陰毛まで透けて見えるかもしれない・・・。ハート型に短くカットされた陰毛は、短い外周部分がパンストの網目からはみ出るように計算されているらしく、ビーナスの丘に黒々とハート型を浮き上がらせ、恐ろしく卑猥に見えた。
「どうですか。美奈様が、一層、素敵になったでしょう。ちょっと間違うと、風俗女のようになってしまいますが、美奈様のように上品な方が着ると、こんなにエレガントになりますのよ。」
・・・そんなことないわ。十分、色情狂の女に見えるわっ。これで、出社しろと言うの。
わたしは気が狂いそうだった。
社長、あなたの秘書がこんな格好で社内を歩いたら、社内の風紀がめちゃめちゃになるわよ。お願いだから、止めさせて。
しかし、石本社長は、わたしのこの格好を痛くお気に召した様子で、上機嫌にうんうんと頷いている。まさか、この格好で・・・。
「玲子にも同じようなデザインのものを届けてくれ。正式に社長秘書の制服にしよう。」
わたしはその言葉を訊いて、卒倒しそうになった。
「ありがとうございます。」
麗華店長は深々と頭を下げた。
帰りの車中では、再び、わたしは社長の膝の上に乗せ上げられ、恥辱の涙を搾り取られた。
(続く)

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6 コメント

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この写真にかたは? (higashi)
2005-07-30 22:30:31
だれ???
返信する
疑問 (higashi)
2005-07-30 22:40:53
なかなか表現のだいたんな小説ですね。。



ところで、写真の女性はショーツにパンストをはいているようですが、

アメリカの女性は、パンストをはくときはショーツをはかないそうですが、

なぜ、日本人はダブルで着用するのでしょうか
返信する
higashi様へ (mina)
2005-07-31 06:56:39
モデルは秘密です。



ダブルで着用するのは日本人だけ?



多分、そんなことはないと思いますよ。



薄い生地のドレスやレオタードのような、ショーツのラインが出るのが困る場合などのような特別な状況以外は、両方、穿くと思います。

だって、実際、パンストだけだと、透けて見えて、どうしようもなく卑猥なんです。

今回は、網タイツだし、よけいそうですね。

返信する
この本。 (higashi)
2005-07-31 23:00:15
ゾエトロープ(noir) BOOK PLUS

フランシス・フォード コッポラ (著), Francis Ford Coppola (原著), 小原 亜美 (翻訳)



アメリカンがダブル着用しない、という

ことが、この小説にも書かれてるんです。

これは、「地獄の黙示録」のコッポラ監督が

プロデュースしてるアバンギャルド小説集ですが。。。
返信する
higashi様へ (mina)
2005-07-31 23:14:08
なるほど。

判りました。

それって、結構、おもしろいです。

ダブルで穿かないって。

日本人には、なかなか浸透しないと思いますけれど。
返信する
Unknown (塩海苔)
2008-02-25 18:45:38
いやぁ、いいですねぇ。
見られて感じるって人によって違うみたいですが、そういう女性は男性の興奮を間違いなく高めてくれるだろうな。
しかし、現実ではなかなか経験することのない出来事がどんどん発生していくってのは、これぞ官能小説というわけ?!凄いですね。

ただ作者のminaさんご本人が似たような状況に遭ってしまったら、どうなるのだろうと思わず考えてしまいます(笑)
返信する

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