MINの目

MINの目が見つけた事柄をつれづれなるままに綴ります

ほぼ歩き遍路 53番札所⑱ 2017

2018年09月10日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
53番札所 円明寺

太山寺の一の門から一本道を真っすぐ進むと円明寺が見えてきます。
約3kmの道なりです。県道で比較的大きな道を黙々と進みました。

山門をくぐると印象的な中門が見えました。
この中門は鐘楼を兼ねていました。

私は気が付かなかったので目は光ってなかったのだと思いますが,
本堂の欄間に左甚五郎作の龍の彫り物があって、悪い行いの人が見ると目が光るのだとか。。。
山門に戻ろうととすると「キリシタン灯ろう」の案内看板を見つけたので行ってみました。
一見すると普通の墓石に見えるのですが、よくよく見ると確かに十字架の形をしていました。
きれいに花が飾られていてお参りが絶えないのだ思いました。
13番札所の大日寺でも思ったのですが、観音様とマリア様に近いものを感じます。
このキリシタン灯篭にもマリア様が彫られていました。観音様にも見えます。

八百万の神々の日本ならではでしょうか。

さて次の54番札所まではここから34kmほどです。
ほぼ歩き遍路の私は最寄りの伊予和気の駅から大西という駅まで電車を利用することにしました。
この伊予和気の駅がなんとも可愛らしい素敵な駅でした。
いつの時代から建っているのでしょうか。
今はもうなかなかこんな駅は作れないだろうなと思いました。
ほぼ歩き遍路だからこそ出会えた駅だなと思いながら写真を撮りまくりました。
こんなかわいい駅を利用できるなんて羨ましい。
建て替えなどせずに修繕をする方向で保ってほしいと思いました。

境内の様子


鐘楼を兼ねている中門


キリシタン灯篭


伊予和気駅全景


待合出口方向


改札方向


ホームの様子


ずっと残してほしい駅でした。


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ほぼ歩き遍路 52番札所⑱ 2017

2018年09月06日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
52番札所 太山寺

玻璃ヶ浦駅近くに広島に行ける立派なフェリーターミナルがありました。
ここで態勢を整えて出発です!
グーグルでチェックした階段を登ります!
ちょと不安になる階段!!
蔦や雑草で大変な事になっていました。これは夏だったら登れかなったかもしれないと思いました。
いくら遍路道といってもこちらを通る人はほぼいないのかもと不安のまま進むと
「左たいさんじ」の石標があらわれほっとしました。
またしばらく進むと見えてきました!!裏に出てしまいました!!

やっぱり。。そうなってしまったか。

本来のルートで進めば「一の門」「二の門」「三の門」とくぐり進んで行くようでした。

裏手に出てしまった私は大師堂を抜けて山門をくぐるところから始め本堂へ向かいました。
国宝である本堂は大きく趣のある建物でした。
本堂の前には「魔尼車」がありました。
これを一回まわすとお経を一巻き読んだことになるというものです。
回しましたが、お経も読んで参拝しました。
あるものは一応試してみたいといいますか。。

このお寺には法隆寺の夢殿と同じ聖徳太子の像が祀られている聖徳太子堂がありました。
聖徳太子と縁のあるお寺でした。
鐘楼堂には地獄絵があり、格子越しに見ることが出来ます。
薄暗いこともあり、さらに地獄を感じる絵でした。

大師堂の横には24番札所最御崎寺にあったものと同じ「鐘石」がありました。
叩いてから大師堂を参拝しました。
あるものは一応試してみたいといいますか。。
石つながりではどのくらいまで遠くまで運べるか競った「力くらべの亀の石」というものがありました。
タヒチ好きの私としては、こういったものを見るとポリネシアとの繋がりを感じてしまいます。
タヒチでは今でも夏のヘイヴァというお祭りで「石運び競争」なるものがあり、
この石と同じぐらいの石を運んで競争しています。

納経所は三の門を出てしばらく歩いて行った場所にありました。
柔らかな曲線をもった白壁が印象的で風格があり、お庭も素敵な納経所でした。

遍路道に入る階段


遍路道の様子


「左たいさんじ」の石標でほっと安心


裏に出てしまいました。


この日も心に響く碑がありました。


境内の様子


魔尼車と本堂


聖徳太子堂


大師堂の前にあった石鐘


力くらべの亀の石


白壁が印象的な納経所


納経所のお庭


一の門


二の門


三の門

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ほぼ歩き遍路 番外⑱ (玻璃ヶ浦駅)

2018年09月06日 | お遍路好き(菩提・愛媛)

道後温泉から52番札所へのルートは五通りあるようです。
道後温泉駅で会ったお遍路さんは電車とバスを利用して行くようでした。
私はというと。。。行きたい場所がありまして、大手町という駅で乗り換えです。

行きたかった場所とは「玻璃ヶ浦駅」

ガリレオの映画「真夏の方程式」で撮影に使われた駅です。
海が好きというのもありましたが、とても気に入っていて何度も劇場に足を運びました。
内容としては切なさもありますが、好きな映画です。
松山に撮影で使われた駅があると知り、いつか行ってみたいと思っていました。
お遍路地図と睨めっこするとその駅から伸びるお遍路道がありました!
グーグルマップもチェックしてお遍路道に入る道をチェックしました!!

さて!駅に着くと!!
映画で見た駅だ!と写真を撮っていると気がつけば私一人に。
改札の駅員の方が待っていることに気づいたのですが、笑顔で待ってくれている雰囲気だったので
甘えてもう少し写真に収めて改札を出ました。
出てからも、映画のシーンが次々と思い出されます。
ふと目線を上げると映画で使われた駅の看板とポスターが目に飛び込んできました。

本当にここで撮影したんだ。。。

聖地巡り、初めての経験でした。巡りといっても一か所だけですが(^^;)
駅を出てもあのシーンはここからだったんだとしばしウロウロしていました。
名残惜しい気持ちもありましたが、前に進まないと!



路面電車で移動


乗り換えた大手町はこんな感じ


玻璃ヶ浦のホーム


印象的なシーンの待合い


この売店も出てましたね


お迎えのシーンでこの駅全体も出てました。


このシーンもこの駅からだったのだと知りました。

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ほぼ歩き遍路 番外⑰ (道後温泉の夜)

2018年09月04日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
道後温泉は3回目の場所でした。
最初は子供の頃父に連れられ、二回目は旦那さんと記憶を辿りに。
51番札所を打った後の宿は道後温泉駅に近いオーベルジュ道後にしました。
ホテル内に温泉もあり、綺麗なホテルでした。朝食も私好みの内容で嬉しかったです。
早速、施設内の温泉に入り、部屋でのんびりしていると威勢のよい声が聞こえてきます。
部屋の窓から覗くとお神輿です!!
ちょっと音程の高い掛け声です。女の人も参加しているのかな??
お神輿は道後温泉のアーケードの方へ。のぼりを見ると「まどんな」の文字!!

みんな女性なのか!!

少し速いけど夕飯を食べに出てみよう♪
このホテルには下駄が用意されていてホテルの浴衣で出ていくことが出来ました。
ちょっと恥ずかしいかな?と思ったのですが、意外とみなさんそれぞれのホテルの浴衣で歩いてらっしゃいました。
アーケードに着くとお神輿のみなさんに追いつけました。
休憩中でした!
みんな良い笑顔です!私もそれを見て笑顔になっていたと思います。

笑顔って伝染るんですよね。。。

いつも怖い顔のおじさんが近所にいて、たまたま面白いことがあって笑い顔だった私が、
その笑顔のまま挨拶すると怖い顔のおじさんも笑顔で挨拶を返してくれた事がありました。
びっくりしたのですが、そういうものなんだなと学んだ事がありました。

女性が混ざっているのかと思いきや、全員女性のお神輿でした!!
凄いですね!!
本当に良い笑顔でいきいきしていて、パワーを頂きました。
神輿は三基!これだけの女性が集まって女性パワーで溢れる姿に感心しました。

パワーをいただいてニコニコ顔の私は目的の道後温泉本館横の地ビール屋さんの道後麦酒館へ♪
以前旦那さんと行ったことがあって、美味しかった思い出があったのでもう一度足を運びました。
この日は私が自然とニコニコしていたせいか。。
接客も良くて楽しく!美味しく!!過ごしました♪ビールもすすみました♪♪
また行きたいお店となりました。

笑顔で居ることって大切ですね。

お神輿だ!!(ホテルの窓から激写)


のぼりに「まどんな」の文字!!


道後温泉本館もお祭り仕様


お気に入りの道後麦酒館


地ビールが美味しいのです♪


料理も美味しいのです♪♪


お店からお神輿を見ることが出来ました


お神輿に続き、踊りもありました。

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ほぼ歩き遍路 51番札所⑰ 2017

2018年09月03日 | お遍路好き(菩提・愛媛)
51番札所 石手寺

この日の最後に予定していた51番札所に向かいます。
道のりは住宅地を進む感じで大きなお家も多く、中には曲線のあるデザインの凝ったお家もあり、
目の保養になりました。

約3km歩くと程なく突き当りにお寺が見えてきます。

このお寺は観光地の道後温泉がすぐそばにあるからか、とても賑わっていました。
入ってみると、確かに観光としてもお勧めのお寺でした。
テーマパークと言いますか、アミューズメントと言いましょうか。。
語り尽くせないほど色々なものがあり、不勉強だった私は戸惑いました。。

お寺の敷地内に入ると、出店があり、仁王門へと続く屋根のかかる木造の回廊がありました。
とても古い感じで、夜に灯籠が灯るとまた美しいだろうなと想像しました。
仁王門は国宝とのこと。鐘楼や三重塔、本堂、護摩堂、訶梨帝母天堂は重要文化財。
それだけでも見どころいっぱいなのだが、まだまだある。

清浄力、大安楽、意欲力、慈愛力、実現力の石の球体が5箇所にありました。
ひとつひとつ触ってパワーを頂きました。
真面目に触って、ちょっと照れて。。。5回繰り返しました(^^;)
他に石の輪をくぐって卵型の石に触れるところが二箇所ありました。
除罪苦与楽輪くぐり元気再生石と知恵の輪くぐり子宝安産の石です。
後者は子授け鬼子母神のところにあって、その横に訶梨帝母天堂があります。
妊婦さんはここの石を持ち帰って無事に出産出来た時には持ち帰った石と
新しい石を持ってきて感謝するのだそうです。
お堂のまわりは石でいっぱいでした。このときも持ち帰る石を選んでいるご家族がいました。
石の数だけ幸せがいっぱいなんだと。。しみじみ。。。

本堂と大師堂の裏手には「八十八霊場都卒天洞」というマントラ洞窟があります。
100円を納めて進みます。
なかなか奥の深い洞窟でした。
何があるんだろうと進むと。。。。

あれ?道に出てしまいました。出た先には奇石というかオブジェのような石がありました。
その石をぐるっと廻ってまた洞窟に戻る時に般若心経に出てくる文字とその意味合いを
標した札看板に気が付きました。

一つ一つ読みながら洞窟を引き返し進みました。
今、写真を見てもまた心に響きます。
もう一巡しているかのようにブログを書いている心境でして、
復習をしながらまた考えを深めています。
この時に気づかなかったことが、今ごろ見えてきたりしています。

見どころ沢山の石手寺でした!
道後温泉にいらした際には是非足を運んでみてください!

本日のお遍路はこのお寺まで♪歩き通せるか不安な私はこの日もお昼抜きでした。
お昼にはもう時間が遅すぎなのですが、安心したらお腹が空いてきてという時に
「石手寺名物やきもち」の暖簾が目に飛び込んできました。
この時点で想像したのは磯辺餅。重いかな???
「五十一番食堂」って何か本で見たような。。。勇気を出して入ってみました。
勇気が必要な私です。勇気を奮って入ったのにお店の人が居ないようです。
お客さんもいません。

「ごめんください~い」と小声で2回ほど
もうお店終わりかな??
「すみませ~~ん」と大声で1回ほど
奥からお店の人が表れました!
「えと、良いですか??」とおそるおそる
「どうぞどうぞ」とお店の人
ほっとして席に着きました。

やきもち2つと抹茶のセットをいただきました♪

めちゃめちゃ美味しかった!
あんこが入った丸く平べったいお団子を焼いたものでした。
ほっと落ち着くお店でした。
しばらくするとまたお客さんが入ってきてお店も賑わってきた来たところで出発しました。

仁王門への回廊(帰りは向こうに大師さまがいらっしゃいます)


趣のある回廊(仲見世があります)


国宝の仁王門


大師堂(前にある石柱には手型があって手を合わせられます)


5つあったパワー球石


くぐってから卵石


マントラの入り口


洞窟の入り口


ゴツゴツした通路を入って行きます。


洞窟通路内部


その先にあったもの


道に出てしまって振り返る


戻る時に見た札看板


看板札①


看板札②


看板札③


看板札④


訶梨帝母天堂は石でいっぱいです


境内の様子


五十一番食堂


美味しかった抹茶とやきもち

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