MINの目

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ほぼ歩き遍路 26番札所⑨

2018年03月14日 | お遍路好き(修行・高知)
26番札所金剛頂寺

津照寺で教えていただいた道を進むと和洋折衷といった感じの建物が見えてきました。
なにかの資料館かな?と思い近づいていくと、現役の鉄工所でした。
四国はお城もそうですが、昔の建物が残っていて、さらに現役というのが魅力的ですね。

しばらく海沿いを歩きます。
途中、亀の親子のバス停を見かけたり、海の景色を楽しみながら進みました。
以前、観光で行った足摺岬で海亀を見たのですが、四国は海亀がいる地域なのだと改めて思いました。

ほとんどの道が平坦で最後に山道が待っています。
山道にさしかかると徳島から何度か見かけている自転車のお遍路さんの自転車が置いてありました。
こんな所に放置して大丈夫なのかな?せっかく車道があるのに山道徒歩で行っているの?
またここに戻って来て進むのかな?などと??がいっぱいでした。
自転車に「北海道から日本一周」とありました。。。スゴイな!
ブログがあるようだったのでどんなお遍路なのか見てみようとパチリ。

私の姿はブログには無さそうでしたが、山越えの友であるご夫婦が写っていました。

遍路道はなかなかハードな山道でした。
遍路道が終わり、車道に出ると小奇麗な階段が見えました。
ここも厄除け階段です。
33段の女坂、42段の男坂。61段の厄除坂を登ると仁王門があります。

とても綺麗な階段で手摺の横に蓮の柄があしらってありました。
手摺の必要な方はこの蓮を一歩一歩踏みしめて上がる感じでしょうか?
仁王門をくぐり、境内に入ると遍路道や仁王門までの印象とは違って大きなお寺でした。
このお寺には、弘法大師が三合三勺のお米を炊いたところ、一万倍にも増えたという
「一粒万倍の釜」があったり、癌封じの椿の御霊木などがあります。
お寺のHPを見て気がついたのですが、弘法大師は自身の姿を池に映し、楠の洞穴に自身の姿を描くと
魔物たちは寄り付かなくなったという。「姿見の池」を見たかったと思いました。

このお寺に24番札所の最御崎寺出発で12時頃に着いたので、ちょっと泊まるタイミングには早いかもしれませんが、
評判の良い宿坊があるようです。

次の27番札所に向かって出発です!
途中迷うポイントがいくつかありました。
メインの舗装している道を進むと二つの方向にお遍路道の案内板が出てきました。
右に曲がる道は獣道のように細く、本当に迷いましたが、右に曲がる方の標識のほうが新しく正式のようだったのでこちらを選びました。
真直ぐ行った場合には「不動岩」という修行した洞窟に寄ることが出来たようです。

さて私はというと、不安になりながら次の分かれ道へ。
まるでよく絵でみる人生の分かれ道のうな分かれ道です。
こちらも獣道のような細い道の方が正解のようでした。案内に従って進んでいても不安になります。
そんな時に、こっちだよと案内するかのように進む猫と出会いました。

迷ったり、不安になると不思議と現れる。。多分弘法大師様。

かわいい出会いも海が見えてきたところでお別れでした。
途中、45度はあるとおもわれる遍路の石道がありました。下る方から見ると絶壁。
逆打ちの登る方から見てもけっこう無理じゃないかな?と思う道でした。
ですから、その横に回り込むように獣道が出来ていました。
逆打ちの人は登ってみるのかな??
さらに下り、もうすぐ国道に出るあたりで、同じぐらいかな?逆打ちをしている若い感じの夫婦と挨拶を交わしました。
ちょっと慣れたふうに「逆打ちですか?」なんて。
逆打ちの人とは一期一会となるわけですが、人に出会えて元気になれる瞬間です。

すると振り返ったらしい奥さんが、
「同じリュックですね♪」と声を掛けてくれました。
振り返ると本当に同じ色で同じ形!

ちょっと派手かな?赤紫だったので女っぽいかな?女ってぱれちゃうかな?
などと変に悩んで選んだリュックでしたが、この出会いで、このリュックにしてよかったと思いました。
本当に単純な私です。

和洋折衷の建物が現役だった鉄工所


亀の親子のバス停 かめたろう


何度か出くわした自転車のお遍路さん「メロンパン日本一周」で検索


26番札所への遍路道


厄除け階段


蓮の花の細工


癌封じの椿のご霊木


一粒万倍の釜


最初に不安になる分かれ道


合っているのか不安になるほど細い


まるで人生の分かれ道のような分かれ道


猫先案内①

猫先案内②

猫先案内③

猫先案内④


45度ぐらいありそうな遍路石道


遍路道から出てきたところの海岸 

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