mimi-fuku通信

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【朝日新聞×読売新聞(縮刷版)】:東日本大震災(文字の記録)を読む。

2011-05-21 07:38:00 | 文芸・思想・書物

 2011年3月11日。
 東日本大震災が起きたその日から毎朝コンビニへ朝刊を買いに行く日々が続いた。
 500円玉1つ持って朝日、日経、読売の3紙440円を購入しお釣を募金箱に入れる。
 ~440円の内訳は朝日が150円、日経が160円、読売が130円(50音順に表記)。

 5大紙とされる産経新聞と毎日新聞は、
 私の家の近くのコンビニにでは手に入らず、
 仕事帰りや休日に図書館に行って記事を確認した。
 日経(日本経済新聞)は3月末には購入を止め、
 朝日と読売もGW頃から毎日は購入していない。
 
 今日紹介する2冊はそんな新聞の縮小版。
 新聞縮小版(完全版)といえば、
 *朝日新聞縮刷版:各6000円
 *読売新聞縮刷版:各5800円
 が毎月発行されるが、
 今回紹介するのは東日本大震災の集中特別版。
 *朝日新聞社縮刷版:東日本大震災(1575円)
 *読売新聞社縮刷版:東日本大震災(1470円)
 は3月11日からの1ヶ月間の記録を再現。

 私は2冊を購入してみて各家庭の保存版にとお薦めします。
 特に震災でメディアとの接触ができなかった地域の方は、
 “その時、何が起きていたのか?”
 を確認する資料として最良のものとなることに疑いを持ちません。

先ずは、
『朝日新聞縮刷版:東日本大震災・特別紙面編集』

日新聞縮刷版:東日本大震災 
特別紙面集成2011.3.11~4.12
クリエーター情報なし
朝日新聞出版

次に紹介するのが、
『読売新聞特別縮刷版:東日本大震災・1ヶ月の記録』

読売新聞特別縮刷版:東日本大震災
1か月の記録
クリエーター情報なし
読売新聞社

 2冊を比較すると、

 朝日新聞縮刷版:東日本大震災(5月18日発売)
 巻頭には原寸大の当日(11日)の号外の綴じ込み付録。
 8ページのカラー紙面のあとはモノクロ紙面。
 3月11日~4月12日までの朝刊・夕刊を掲載。
 *4月12日が掲載される事で福島県浜通り地震の報道も。
 ページ数は約680p。

 読売新聞縮刷版:東日本大震災(4月22日発売)
 基本的にはオールカラー(紙面通りの構成)で、
 3月11日の号外を先頭に3月12日は20面の紙面完全版。
 
*注目すべきは3月12日のテレビ面(10面)までも掲載。
 *誤り:全面掲載ではなく12面13面の株式面は未掲載。
 3月11日~4月11日までの朝刊・夕刊を掲載。
 ページ数は約420p。

 朝日・読売のどちらもお薦めだが、
 ソファーに寝転がってペラペラと読みたい向きには読売縮刷版が軽くて便利。
 朝日の冊子は重厚で敷居が高いものの文字数(情報量)が多く保存向け。
 ただし両方共に、
 縮刷版であることから文字がかなり小さく老眼の方には読み辛いことを明記したい。
 *私の願望としての産経新聞縮刷版・毎日新聞縮刷版の販売が待たれる。

 *****。

 その他にも写真集として販売されている、
 『戦う日本:東日本大震災1ヶ月の全記録』(産経新聞社)
 は“文字の記録”としてもお薦め。

 また同じく写真集ではあるものの、
 『東日本大震災:ふくしまの30日』(福島民報社)
 は入手ルートは限られるようだが、
 “30日間の一面記事”を巻末にまとめてカラー掲載。
 福島県(地方紙)では何が報道されたのかの資料として、
 興味のある方はお早めに入手してください。

 東日本大震災については、
 写真集や評論本も多く販売されていますが、
 何よりも熱いリアルタイムの生の現場報道。
 
 私がお薦めするのは“そんな本”です。

 個人的な希望として地方で暮らす方には、
 地方(地元)の税収不足解消のために、
 地元の書店(本屋さん)でお求めください。


 <後日販売された縮小版>

 『河北新報特別縮刷版:東日本大震災1ヵ月の記録』
 通常価格:¥1,260  

河北新報特別縮刷版
3.11:東日本大震災
1ヵ月の記録
クリエーター情報なし
竹書房



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