mimi-fuku通信

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“輝く女:吉田都”と“生き抜く:小野田寛郎”&お薦め本を3冊。

2010-12-13 22:00:00 | 文芸・思想・書物


 先ずはテレビ番組の話題。
 昨晩テレビを観ていて気が付いた、

 *ハイビジョン特集「輝く女:バレリーナ・吉田 都」
 ~NHK-BShi 2010年12月14日(火) 午後8:05~午後9:57(112分)
 バレエ界の頂点に立つ吉田都さん。
 ロンドンっ子の心をつかんだ彼女の魅惑のステップの秘密は何か。
 「オンディーヌ」のリハーサルにじっくり密着し、
 稽古(けいこ)の合間やさっそうと劇場に出入りする道すがら、
 彼女がみせる微笑み、冗談、さまざまな表情をつづっていく。
 
~以上NHKホームページより記事転載。

 この番組は以前の記事、
 クリック→ NHK地上波:『吉田都の芸術&バレエ・ロメオとジュリエット』
 でも紹介したmimifukuのお気に入り番組。
 ゆったりとした時間の中に真摯に芸術に取り組む吉田さんの姿勢に感銘。
 また、
 自分に厳しい吉田都さんの日常の表情や女性としての可愛らしさも満載。
 番組が進むにつれ時間の流れに心が和んでいく反面、
 演じられる演目の難しさや究極を目指す吉田さんの厳しさに気付いて欲しい。
 そんな番組になっています。

 
 更に今日紹介したい(すべき)お薦め番組は、
 *ハイビジョン特集「生き抜く:小野田寛郎」
 ~NHK-BShi:2010年12月16日(木)午後8:05~午後9:55(110分)
 太平洋戦争が終わってからもフィリピン・ルバング島で戦い続けた小野田寛郎。
 戦前、戦中、戦後と激動の時代を生き抜いてきた小野田氏に徹底インタビュー。
 人生の真相に肉迫
 【きき手】作家…戸井十月
 ~以上NHKホームページより記事転載。

 
この番組も以前に紹介済みの番組。
 クリック→ 「生き抜く、小野田寛郎」ハイビジョン。 ~mimi-fuku番組情報
 この番組の見方は様々だと感じます。
 私の番組感想は、
 以前の記事(アンダーラインをクリック=移動)のコメント欄に表記。
 其々の時代の中で小野田さんへの感じ方(評価)は違うでしょうが、
 2010年の我国に蔓延する“思いやり”に対する疑問(=甘え?)。
 番組で語られる小野田さんのメッセージは、
 “国家に頼らず自分の力で生き抜け”
 弱者のふりをして国税を当てにする精神や、
 国税を我が物顔で懐に入れる歪んだ心。

 “国家に頼らず自分の力で生き抜け”
 柔和な語り口の中での小野田寛郎さんからのメッセージは痛烈。
 この番組を見て何も感じない日本人は皆無だと感じます。
 最後の日本兵としてフィリピンで戦い続けた小野田寛郎の生き方。
 勿論拒否感を示す人も多くいるでしょうが、
 それはそれで誤りではありません。
 是非ご自身の目でお確かめください。
 

 話を日常に変えて、
 昨日(12月12日)は金沢~美川~根上~山代温泉でお買物。
 朝10時45分に金沢市役所の駐車場に到着。
 家人は香林坊の百貨店に向かい、
 私は柿木畑の地元きっての大型書店へ。
 12時(お昼)に百貨店の室内広場で待ち合わせ。
 1時間ほど立ち読みを兼ねて書籍を物色。
 楽しい時間を過ごした。

 購入した本は、
 『俳句の解釈と鑑賞事典』(笠間書院)
 『禅と日本文化』(岩波新書)
 『古寺巡礼』(岩波文庫)
 の3冊で何れも既に読書済み。

 読み終わった本をなぜ買うの?って質問は野暮。
 お気に入りは手元に置いておきたいのが人の心。
 ネット通販でも購入できるけれど、
 地元の優良店にお金を落とすのが粋(いき)。
 ~でないと地方の凋落を止めることはできない。
 なんて言いながら懐具合と相談しつつ割安感のあるモノは、
 県外から進出している量販店やネット通販を利用。
 ~自分の中の矛盾に“野暮な男”やな~っと。

 先々週から始まった『坂の上の雲』の第二部。
 昨晩の放送(12日)は正岡子規の死。
 『俳句の解釈と鑑賞事典』(笠間書院)には、
 正岡子規の俳句(代表的な)も当然掲載。
 番組関連(病臥)の句で胸を締め付ける、
 “活きた目を つつきにくるか 蠅の声”
 正岡子規が唱えた写生(リアリズム)の精神。
 俳句無知の私にも理解できる壮絶。
 日本の和歌や俳句も勉強しなければと思いつつ、
 時間がないからと逃げて逃げて後回しにして…。
 習うよりも慣れろ。
 この本を手元に置いて自分に俳句を慣らそうかと。
 ~姉妹編の『新編:和歌の解釈と鑑賞事典』もお薦め!

新編 俳句の解釈と鑑賞事典

笠間書院

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 『禅と日本文化』(岩波新書)は、
 鈴木大拙(すずき だいせつ)さんの名著。
 今年読んだ書籍(図書館)の中で最も感銘した書物。
 郷土・石川県が生んだ巨人としての大拙と幾多郎(西田)。
 何故今日まで読まなかったのかと勉強不足を痛感。
 同時進行でサンデルの『正義』も拝読したが、
 人を選ぶ“サンデルの哲学”よりも、
 人を選ばない“大拙の禅”のほうに私は傾倒。
 『禅と日本文化』についてはいずれ詳しく文字に…。
 って何時のことやら。

禅と日本文化 (岩波新書)
鈴木 大拙
岩波書店

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 『古寺巡礼』(岩波文庫)は、
 和辻 哲郎(わつじ てつろう)さんの仏像入門。
 30歳頃に読み終え一度は手に入れたのだけど、
 飛行機の中に置き忘れたまま紛失。
 書店の本棚で偶然に見つけて思わず購入。
 たぶん直には読み直す事はないのだろうけど、
 著作の内容を思い出す時がたまにあって。
 再び手元に置いておく事にした次第。
 奈良や京都の古寺探訪には欠かせない一冊。
 内容の8割は“奈良の旅”ですが、
 仏像の見方が学べます。
 
~通常の文庫本も岩波書店より発売されています。

古寺巡礼 (ワイド版 岩波文庫)
和辻 哲郎
岩波書店

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 帰り道は、
 美川で“大根寿司”を購入し、
 根上で“丸いも”を購入し、
 山代温泉の総湯傍の和菓子屋で“福梅”を購入。
 さらに、
 家の近くのスーパーで“ブリのお刺身”を購入。
 “蟹?”
 庶民のお口には毎度は入りません(笑)。
 
 今日は今日で鶴来の酒蔵(さかぐら)から、
 今年の“酒粕”の準備が出来ましたよとの連絡。
 次の土曜日にも取りに行こうかと…。
 
 地方地方での、
 冬の味覚を楽しむ季節です。
 
~石川の食は美味しいよ!

 

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