mimi-fuku通信

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NHK-BShi 『巨匠たちの肖像:写真家・土門拳~仏を睨む目~』

2009-11-30 21:30:00 | 美術・芸術・創造


 プレミアム8:巨匠たちの肖像
 『仏を睨む眼:土門 拳』

 ~NHK-BShi :2009年12月 1日(火) 午後8時~午後9時30分(放送終了)
 ~NHK-BShi :2009年12月 5日(土) 午後1時~午後2時30分(放送終了)
 ~NHK-BShi :2009年12月 8日(火) 午後2時~午後3時30分(放送終了)
 ~NHK-BShi :2009年12月28日(月) 午後5時30分~午後7時(再放送)

 <mimifukuから、一言。>

 写真家:土門 拳(どもん けん:1909~1990年)。
 日本の名だたる写真家の中で彼ほどに後世に影響を与えた写真家はいない。
 享年は80歳であるが1979年11月に脳血栓で倒れて以来意識は戻らず、
 実際の写真と係わった活動期間は1933年~79年(70歳)の46年間。

 年譜(履歴)を探れば戦後間もない1946年8月。
 次女:真菜さんが不意の事故から死亡。
 その年の秋に奈良県:室生寺を訪ねる。
 1939年の訪ねた戦前の姿となんら変わらぬ室生寺の姿を目の当たりにし、
 心から感動し以後“古寺巡礼の旅”は始まる。

 今回<巨匠達の肖像シリーズ>で取り上げられる土門さんのテーマは仏像。
 ただし個人的な意見として『ヒロシマ』『筑豊のこどもたち』等の、
 土門さんが取り組んだフォト・ルポルタージュ作品が持つ意義も大きく、
 ジャーナリストとしての視点が庶民間での土門周知を高めていると感じる。
 ~昭和20-30年代に撮影された世情や風俗を捉えたドキュメントは総べて必見。
 たった1回の放送では伝えきれないだろう土門拳の真実に何処まで迫れるのか?
 注目の番組内容に興味は尽きない。

 さらに年譜を辿れば、
 1948年:写真集『風貌』の撮影を開始。
 1952年:リアリズム運動を啓蒙。
 1953年:写真集『風貌』を出版。
 1954年:写真集『室生寺』を出版。
 1958年:写真集『ヒロシマ』を出版。
 1960年:写真集『筑豊のこどもたち』を出版。
 ~1959年末に過労のために脳血栓で倒れ自宅で療養。
   1960年2月に脳出血のため入院し退院するも右半身不随(51歳)。
 
~以後35㍉カメラから大型カメラに持ち替え『古寺巡礼』の完結を目指す。
 1968年:ヒロシマを再訪し被爆者を取材。
 ~再び脳出血に倒れ1年以上に渡り九州にて入院生活。
   その間リハビリ時に母の死に遭遇し号泣。
 1974年:車椅子の生活の中で再び『古寺巡礼』の撮影を開始。
 1975年:写真集『古寺巡礼』を完結(66歳)
 ~その後は室生寺に焦点を当て再び活動。
 1978年:『女人高野室生寺』を出版。
 ~1979年11月:脳血栓で三度(みたび)倒れ目が開くことはなく逝去。
 *以上1997年京都で開催された『土門拳の日本展』図録を参照。 
 
 年譜を観察して気が付く事は、
 社会へのメッセージ性を強く感じさせる2つの作品の撮影時期と、
 土門さんが病(脳疾患)に倒れる時期の一致。

 1960年の筑豊への取材の後帰京後に倒れた1回目と、
 1968年の広島への再訪の折に山口県で倒れた2回目。

 戦争が終わっても何も終わってはいない“被爆者達の苦悩の日々”や、
 国家の方針転換で突然閉山=“失業に追い込まれた炭鉱家族”の彷徨。
 高度成長期の日常の平和の中に突きつけられた、
 国内で起きている真実の悲劇
 土門さんにとってのルポルタージュとは命を削る作業だったのだろう。

 話を今回の番組に戻そう。
 NHKホームページの番組案内の中に、
 「写真のどこもにピントが合い強烈な存在感で見る者に迫り、
 仏像に対するイメージを覆す鋭い輪郭を持ち木や金銅の、
 質感までも感じさせるクローズアップの存在感。」
 とある。

 土門さんの仏像写真には他にはない厳しさがある。
 被写界深度を極限にまで絞込み奥行きまで鮮明に表わす写真表現。
 また自然光を大切にし露出時間に惜しみのない時間をかけての撮影。
 さらに土門さんの写真の切り取りは仏像彫刻の技法にまで迫る。
 仏師の息づかいや鑿(のみ)のキレまでをも鮮明に捉える土門の目。

 著名な仏像写真の第一人者:入江泰吉さんの作品は、
 土門さんの作品と比較されることが多い。
 入江さんの仏像写真はどこか“人間らしさ”を求めているように感じる。
 しかし、
 土門さんの仏像写真には仏像に込められた仏師の想いに焦点を当て、
 どこか畏怖の対象としての“信仰”がクローズアップされる。
 そのため、
 土門さんの切り取り手法は見る者に親しみを求めていない

 つまり、
 現在ブームとされる“癒しの対象”としての仏像写真ではなく、
 奈良~平安~鎌倉の世から“救いを求める人々”の願いに応じ続けた、
 “尊厳や懇願の象徴”としての仏像に対するリアリズム。
 それは土門さん自身が経験した苦しみ(愛娘の死や自らの病苦)の経験。

 過去の記事になるが、
 <ハイビジョン特集:にっぽん心の仏像>の中で、
 「私にとって仏像との出会いは、
 土門 拳さんの写真集だったかも知れない。
 それよりも以前に手塚治虫さんの名作『火の鳥(鳳凰編)』の中の、
 仏師:茜丸と我王が対峙(対決)する姿だったかも知れない。」
 と記述している。

 土門さんの仏像作品群の中でも、
 東大寺・戒壇堂の四天王立像のクローズ・アップ写真が好きだ。
 ~土門作品の中では異例の人間くささを感じさせる仏像表現。
 まるで格闘家のような厳しい眼差しの四天王立像の眼力を見るにつけ、
 『火の鳥(鳳凰編)』の我王が作品に込める“怒”を思い起こす。
 土門さんもまた我王同様に仏像撮影に対して自らを追い込んだのだろう。
 生身の人間では到達することのできない深遠の世界がそこにある。

 土門 拳
 類稀なる精神世界を写真に込めた土門作品の数々は、
 混乱と絶望の戦中を闘い抜いた者のみが到達できる境地であり、
 平和な時代の中では二度と出てこない巨人であることに、
 私は何の疑いも持たない。

 
 <番組の感想:12月1日夜>

 興味深く且つ注意深く番組を観ました。
 番組が放送される前日に上記の感想を記入しました。

 番組紹介を記事にする心得として、
 私のイメージする放送内容と番組制作者がイメージし制作する放送内容の、
 共通点や相違点を楽しむために必ず放送前に記入するよう心がけています。
 
 1時間30分と言う枠内の中で“何に焦点”を絞るのか?
 凡そ私のイメージ通りの番組制作であったと思います。
 視点の違いは、
 土門さんの生い立ちや彼に襲いかかる悲痛な物語と、
 土門さんの持つ作品表現との関連性。
 さらに、
 土門作品の持つ厳格な表現と彼が辿った人生との関わり。
 もう少し突っ込んだ証言が取材できれば良かったと感じました。

 番組中特筆すべきは、
 土門さんと直接関わりのあった人達の回想。
 ~逆に著名な評論家の概念的なイメージはピントがずれました。
 存命のお弟子さんたちの証言はいずれも土門像の本質に迫っており、
 特に“東寺講堂での撮影風景の再現”は勉強になりました。
 土門さんのエッセイの中で、
 「弟子達にありったけの閃光を持たせ使い果たすまで撮影した」
 とのニュアンスの記述の意味が理解できたことは収穫でした。
 
~巨匠たちの肖像:ヒッチコックの回では鳥の合成技術も必見でした。

 昨晩の文中に、
 入江さんの仏像写真はどこか“人間らしさ”を求め、
 土門さんの仏像写真には“仏師の想い”に焦点がある。
 と記述しました。

 言葉を変えれば、
 入江さんの写真表現に見られる慰めは“観察者の視点”であるのに対し、
 土門さんの写真表現に見られる戒めは“制作者の視点”ではないか?
 番組を拝見しその事を再認識しました。

 お弟子さんたちの口からこぼれる、
 リアリズム(演出のない実存)を掲げる反面、
 土門さんのイメージの中にある絶対表現。

 スナップ写真(フォト・ルポルタージュ)に見られる開放と、
 仏像写真(フォト・アート)に見られる絞り。

 レンズの開放によって表現されるリアリズム(ジャーナリズム)と、
 レンズの極限までの絞りによって表現されるイメージとの一致(作画)。
 画家になりたかった土門 拳さんの本質を見たような気がします。


 
<ブログ内:関連記事>
 
*ハイビジョン特集:にっぽん心の仏像
   http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/1689cf1542f1a1e0803214f03e13bfba

 *写真家:セバスチャン・サルガド、~NHK教育/日曜美術館に出演。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/3b6041af426a22cd8412918daf49d8ff

 *荒木経惟:写狂人の旅/アラーキーと歩く4日間
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/86cad3dc01f1f2afb20a5eb134e8f748


 ~下記NHKホームページより記事転載。

 写真家・土門拳。
  写真のどこもにピントが合い強烈な存在感で見る者に迫る。
 「古寺巡礼」をライフワークに日本の仏像を撮り続け、
 それまでの仏像に対するイメージを覆す鋭い輪郭を持ち、
 木や金銅の質感までも感じさせるクローズアップの存在感。
 その写真はどのようにして撮られたのか。
 伝説的なエピソードが伝えられる京都・東寺の講堂内陣の撮影を、
 当時の弟子たちが再現。
 驚異の撮影技法と仏像にかける執念にも似た情熱を解き明かしていく。

 【朗読】大滝 秀治

コメント

内藤大助×亀田興毅:WBC世界フライ級・亀田圧勝!

2009-11-29 21:40:40 | 芸能・スポーツ


 約1時間30分前の記事で予想した亀田興毅圧勝!
 ねっ、当たったでしょ?

 歴史に残る良い試合でした。
 本当にキレイな試合でテクニックとテクニッの応酬は見応えがありました。
 試合に勝った瞬間に前のめりに倒れて喜びを表わした亀田選手。
 試合後のインタビューで大人の対応をした亀田選手。
 亀田興毅選手の成長を目の当たりにして嬉しく感じました。

 チャンピオンの内藤大助選手は最後まで試合を諦めず“前に出た”姿勢。
 いじめられっ子の星として多くの子供達や青少年達に夢と希望を与えました。
 35歳の内藤選手は最年長防衛記録の更新こそなりませんでしたが、
 立派な試合を見せてくれました。

 過去の2人のドラマとリンクし其々の見方があったことと思いますが、
 最後までクレバーで冷静な試合運びをみせた亀田選手は、
 新王者として胸を張って次の目標を目指すことでしょうし、
 日本のボクシング界にとっても若きヒーローの躍進は大きな転機になるでしょう。

 リングの戦いに場外乱闘を持ち出すのもプロの仕事。
 でもリング内ではフェアに堂々と戦う姿勢を示したことで、
 新チャンピオンに敬意を表します。

 亀田興毅選手。
 本当におめでとうございます。

 <関連記事>
 *内藤VS亀田?リング上で直談判、~内藤大助3度目の防衛。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20080730


 <資料>

 *TBS系列で放送された、
 WBC世界フライ級タイトルマッチ:内藤大助 vs 亀田興毅戦の、
 平均視聴率(関東地区)は43・1%だった。
 瞬間最高視聴率は午後8時55分などに記録した51・2%。
 この一戦の視聴率は2009年に放送された全番組を通して最高。
 ボクシング中継の平均視聴率はとしては、
 <具志堅用高 vs ハイメ・リオス戦>の43.2%に次ぐ歴代2位。

 *さいたまスーパーアリーナでの入場者数は2万1000人。
 ボクシングの日本人同士の世界戦としては、
 <畑山隆則 vs 坂本博之戦>の1万6000人を上回る史上最多。

コメント

2009年11月29日の日記。

2009-11-29 19:43:43 | 日記・雑記・独り言


 今日のテレビの最大のイベントは、
 内藤大助選手 vs 亀田興毅選手の、
 WBC世界フライ級タイトルマッチ。
 ボクの予想は、
 早いラウンドなら亀田選手。
 試合が長引けば内藤選手。
 では平凡すぎますよね。
 たぶん、
 若い亀田選手の圧勝のような気がします。
 平素ボクシングを見なくなりましたが、
 歴史の残る名勝負になればと思います。
 
 夜のニュースではサウジアラビアで洪水被害。
 ???の自然異変。
 何が起きているのでしょうか?

 今夜はテレビが面白い。
 ボクシングの後にテレビ・ドラマ『仁=JIN』
 TBSでは久しぶりの大ヒットドラマです。
 NHKでは、スペシャル・ドラマ『坂の上の雲』
 JINが終わってからBS2を録画して見ようかと。
 BS朝日では7時から、BBC地球伝説『シリーズ:世界・建築遺産の旅』
 NHK教育での10時から、ETV特集『秀吉の朝鮮侵略』
 深夜の『ハイドンの天地創造』は滅多に聴く事ができない曲なのでチェック。
 今朝録画した日曜美術館『セバスチャン・サルガド』もまだ観てないし。
 どうしよう?
 HDDのストックが増えるばかりです。
 ちなみにNHK総合で、
 明日の深夜から3夜連続でNスペ:『永田町・権力の興亡』の再放送。
 見応え充分の裏話も多くご覧になっていない方は是非ご覧ください。

 昨晩の就寝が遅かったために、
 今日は朝9時まで寝てしまいました。
 で金沢行きは中止して味覚を求めて近場をドライブ。
 川北温泉でかき餅とパックの餅を買い、
 美川の“フグのあら予”さんで大根寿司を買い、
 根上農協で丸いもを買ってきました。
 ~根上町は、ヤンキース:松井選手と森元総理が生まれた町です。
 
 街を走れば至る所に赤や黄色やオレンジの色彩。
 特に今年は0m~200m地帯の低地の山の色づきが美しく、
 今頃の嵐山(京都)は絶景なのかな?などと想像しました。
 と今日はここまで。
 
 昨晩に続き軽い文書で…。  

コメント

秋色と、SPEEDのライブ放送と、中島みゆきさんとエトセトラ。

2009-11-28 21:26:00 | mimifuku


 街の景色が秋色に染まり落ち葉の舞い散る季節になりました。
 11月はできるだけ秋を求めて出歩こうと週ごとに、
 白山スーパー林道に始まり、
 白川村~御母衣(みほろ)ダム~九頭竜湖
 永平寺~勝山~大野
 近場の、
 山中温泉~丸岡町竹田等の紅葉を見学。
 明日は金沢にでも行こうかと計画しています。
 例年一度は紅葉時期に京都周辺に出かけるのですが、
 今年は機会を逃しました。
 不景気の影響もありますね。

 そう言えば、
 今夜11時からBS2でSPEED(スピード)のライブ in 武道館を放送。
 10時から友人と酒場で待ち合わせなので録画の準備OK.。
 SEPPDと言えば安室奈美恵さんとならび世代のアイコンとして、
 沖縄県に全国の若者の目を注目させた功績が忘れられません。
 現在の芸能界&歌謡界は沖縄抜きには考えられないほどに盛況。
 デビュー当時は10代前半だった4人も10数年を経て立派な大人の女性に。
 本格的な再結成ツァーも全国的に大人気だったようで、
 今後の活躍が期待されます。
 ~申し訳ありません:放送時間は午後11時30分からでした。

 テレビ番組といえば、
 BS熱中夜話で2週連続で放送された中島みゆきさん。
 特に第2週の『夜会特集』は興味深く見ました。
 夜会と言えばシアターコクーンのイメージが強かったのですが、
 現在では赤坂ACTシアターでの開催のようです。
 シアターコクーン時代に2度ほどチケットにトライしたのですが、
 手に入らなかったことを思い出されます。
 行った事のある人の話では、“一生忘れられない思い出”との事です。
 でもみゆきさんのコンサートは2回見ているので諦めもつきます。
 前後編の再放送は、12月30日の夜11時から。
 夜会の部(後半)は、11月30日の夜11時から。
 いずれもBS2での放送です。
 異次元空間に漂う歌の世界。
 ぜひご覧ください。
 
 今週も大きなニュースが目白押し。
 日本の新型インフルエンザは1000万人を超えました。
 デフレ下の不安定経済に拍車をかける円高問題。
 賛否が問われた事業仕分けも終了しました。

 事業仕分け最終日には内田裕也さんも見学。
 「てめえらの給料を20%下げろよ、先ずはそれからだろ!」
 裕也さんらしさに思わず笑みがこぼれました。
 定数是正が民主党のマニフェストのはずですが、
 定数是正よりも国会議員の給与カットが先。
 国家公務員の給料20%カットも民主党のマニフェストのはずですが、
 自分達が手本を示さずに部下に過酷な命令してもね~。
 説得力ないですよ。 
 ロッキン・ローラー:内田裕也さんのスマッシュ・ヒットでした(笑)。
 最近めっきり話題がない自民党から報酬減額を提案してみたら?
 そんなことを感じます。

 今日の話はおしまい。
 日差しがあればできるだけ家族や友人を誘って、
 戸外に出かけましょうね。

 北陸では厚い雲の覆われる冬の到来が、
 すぐ其処まで来ています。


 <資料:NHK/HP記事転載>

 スーパーライブ:SPEED in 武道館

 2008年に再結成を果した“SPEED”。
 2009年は本格的に活動を再開し8月には、
 ベストアルバム『SPEEDLAND』をリリース。
 6年ぶりの全国ツアーを開催した。
 番組では大人の女性として成長した4人のメンバー、
 今井絵理子・上原多香子・島袋寛子・新垣仁絵の、
 スペシャルインタビューを交えヒット曲満載の、
 ライブのもようをたっぷりと送る。

 「Breakin’ out to the morning」SPEED
 「ALL MY TRUE LOVE」SPEED
 「STEADY」SPEED
 「Precious Time」SPEED
 「Long Way Home」SPEED
 「ALIVE」SPEED
 「あしたの空」SPEED
 「S.P.D.」SPEED
 「Wake Me Up!」SPEED
 「White Love」SPEED
 「Go! Go! Heaven」SPEED
 「Body & Soul」SPEED
 「ラブリー・フレンドシップ」SPEED
 「my graduation」SPEED

 【収録】2009年10月13・14日/東京・日本武道館

 

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【マイケル、ビートルズ、忌野清志郎、U2】:待望の再放送。

2009-11-26 19:30:00 | 番組メモ


 感動再び!

 mimifuku通信を定期的に読んでくださっている方には説明は不要。
 一人でも多くの方々に見ていただきたいと思います。
 ~ご友人や知人の方々に教えてあげてね!
 また、
 11月16日&17日の深夜には2夜連続で『ビートルズ映画』も放送。
 特に2日目のファースト・ライブはNHK-BS初放送ですのでお見逃しなく。
 
 <11月25日:追記>
 12月に放送されるマイケル&ビートルズ特番の記事を追加。
 Wow wowやBS朝日でも特番が予定されていますし、
 NHK-BSでもまとめて再放送が予定されています。
 と同時に番組に対してのファンの関心の高さを感じます。
 

 *マイケル・ジャクソン:デビュー30周年コンサート
   番組詳細→  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20091001
   NHKーBShi(ハイビジョン)

   ^2009年12月30日(水)午後10時~午後11時25(放送終了)

 *マイケル・ジャクソン:BS熱中夜話・追悼スペシャル
   
 NHK-BS2
   ~2009年12月31日(木)午後3時~午後4時30分(放送終了)

 *マイケル・ジャクソン “KING OF POP”の軌跡
   番組詳細→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090719
   NHK総合/デジタル総合
   ^2009年11月21日(土)午前1時20~午前2時20分(放送終了)

 
 *よみがえるビートルズ:完全版
   番組詳細→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090906
      NHK-BS2
   ~2009年12月30日(水)午後1時~午後2時10分(放送終了)
   NHK総合/デジタル総合
   ^2009年11月21日(土)午前2時20分~午前3時30分(放送終了)


 
 *愛し合ってるかい?~キング・オブ・ロック:忌野清志郎~
      番組詳細→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090510
   NHK総合/デジタル総合
   ~2009年11月18日(水)午前1時5分~午前1時55分
(放送終了)
   
 *SONGS:忌野清志郎ライブ完全版
   NHK総合/デジタル総合
   ~2009年11月18日(水)午前1時55分~午前2時46
(放送終了)

 *U2:ワールド・ロック・ライブ 
     番組詳細→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090418
   NHK-BShi (ハイビジョン)
    ~2009年11月15日(日)午後11時30分~翌日午前1時(放送終了)


 <関連番組:マイケル・ジャクソン>

 
*追悼:マイケル・ジャクソン“キングオブポップ”
  放送局:WOW WOW
  ^2009年12月31日(木)午後3時35分~4時25分(放送終了)

 *追悼:マイケル・ジャクソン “映画:ムーン・ウォーカー
  放送局:WOW WOW
  ^2009年12月31日(木)午後4時25分~6時(放送終了)


 
*追悼:マイケル・ジャクソン/ヒストリー・ツァー in ミュンヘン
  放送局:WOW WOW
  ^2009年12月31日(木)午後6時~8時5分(放送終了)

 *ベスト・ヒットUSA年越しSP:マイケル&ビートルズ特集(仮)
  放送局:BS朝日
  ^2009年12月31日(木)午後11時~翌午前2時(放送終了)

 <関連番組:ビートルズ>

 映画 『HELP!四人はアイドル』
     NHK-BS2
  ~2009年12月30日(水)午後2時10分~午後3時45分(放送終了)

  NHK-BS2
   ^2009年11月17日(火) 午前0時40分~午前2時13分(放送終了)  

 映画 『ビートルズ:ファースト・ライブ・イン・アメリカ』
  
NHK-BS2
  ~2009年12月30日(水)午後3時45分~午後5時(放送終了)

  NHK-BS2
  ^2009年 11月18日(水) 午前0時40分~午前1時53分
(放送終了)       

 1964年2月。
 初渡米したビートルズを追ったドキュメンタリー。
 空港到着シーンから驚異的な視聴率を記録したテレビ出演時の映像のほか、
 記者会見やワシントン・コロシアムでのコンサートなど、
 合計16日間の滞在中に彼らが全米に巻き起こした大旋風の模様を伝える。
 移動中やホテルでの様子など彼らの素顔を捉えたオフ・ショットも満載。
 今年テレビ用にリマスターされたバージョンを放送。 
 (NHKホームページ記事転載)

  黄金の洋楽ライブ:『ジョン・レノン』
  
NHK-BS2
  ~2009年12月29日(火)午前1時30分~午後3時(放送終了)
  
~12月28日(月)深夜の放送です。


 <シリーズ:ジョン・レノン没後30年/NHK-BS1>

 *世界を変えたイマジン:前編
 ~2010年1月1日(金)午後9:10~10:00(放送終了)

 *世界を変えたイマジン:後編
 ~2010年1月1日 金)午後10:10~11:00(放送終了)

 <シリーズ:ビートルズ解散40年/NHK-BS1

 *サイドマン:ビートルズに愛された男(前編)
 ~2010年1月2日(土)午後9:10~10:00(放送終了)

 *サイドマン:ビートルズに愛された男(後編)
 ~2010年1月2日(土)午後10:10~11:00(放送終了)

 *ビートルズの原点 クオリーメン
 ~2010年1月3日(日)午後9:10~10:00(放送終了)

 *クレムリンを揺るがせたビートルズ
 ~2010年1月3日(日)午後10:10~11:00(放送終了)


コメント (2)

『別にいいけど』 ~エコ・ポイントの話&デフレ社会の処世術。

2009-11-24 23:42:00 | 経済・産業・mono


 2日間記事をお休みしたら、
 休み癖がついたかのように何もしたくない。
 今日もお休みすれば?
 と思ったら台風22号が昨晩発生したようで。

 頭にあるのはデフレ。
 でも硬い文書で文字にしようと思えば時間かかりそうだし。
 図書館から借りてて明後日に返さなきゃいけない本が2冊。
 まだ1ページも読んでないし。

 明後日の夜は、
 友達が来るとさっきメール来たし。
 
 明日と明後日の分まで、
 今日は頑張ろうかと思っているのだけど…。
 でもしんどいな~。
 なんでだろ?

 誰でもこんな日もあるよね。
 と言うことでタイトルは、
 『別にいいけど。』
 
ってことで…。

 別にいいけどと言えばエコ・ポイント。 
 何時になったら貰えるの?
 エコカー購入のキャッシュ・バック。
 ~銀行振り込み。
 環境対応車購入に対して、
 13年を超える所有車の廃車の場合は最大25万円。
 それ以外は最大10万円。

 8月5日頃に申請書を購入先に出したのだけれど、
 今だ何の音沙汰なしで…。
 で、
 知り合いの同じ時期に購入した人にも聞いたのだけど、
 「まだだよ。」ってそっけない返事。
 その人は、
 ローン返済の枠内でキャッシュ・バック分(25万円)を支払う契約らしく、
 自動車屋さんに任せてあるらしいのだけど。
 
 当初は3ヶ月位で還元されるとの話だったけど、
 もう4ヶ月近いしね。
 別にいいんだけどね。
 近くの銀行でこの話題をしたら、
 『お国のすることですからね』
 だって。 
 笑っちゃった。
 民間企業じゃ考えられないよね。
 問い合わせ先すら誰も知らないんだから。

 さらに、
 9月初旬に購入したデジタル・テレビのエコポイント。
 2ヶ月を目安に、
 お買い物券が送って来るとの話だったんだけど。
 これも3ヶ月近く経って、
 今だ音沙汰なし。

 別にいいけど溜息だよね。
 
 噂では、
 急に決まったことで準備が出来ず数十人の少人数で、
 全国から届くエコポイントの申請書が山積みだとか?
 お役所仕事は縄張り仕事だから部署以外の協力を仰げない?
 ホントなのかな?

 百貨店なんかではお中元やお歳暮等の書入れ時は、
 各部署の精鋭達の応援やアルバイトを総動員して対処するのが常識。
 でも噂では、
 お役所仕事は縄張り仕事だから部署以外の協力を仰げない?
 ホントなのかな?

 エコポイントを当てして消費を考えている人も多いと思うのだけど、
 年末までにどれだけの人の手に届くのだろう?
 景気対策は消費する側と還元する側の両立が大事なはずが、
 消費優先のエコポイント制度は常軌を逸するお役所仕事?
 民間では考えられないよね。
 国で一括するのが無理なら民間に委ねたり地方に仕事割り当てを分配したり。
 でも定額給付金の際にブーブー言ってた地方行政の対応を思い出したら???

 別にいいけどね。

 デフレの処世術。
 答えは簡単でデフレは買い時。
 バブルの時は上昇する物価が、
 デフレの時は下落。

 でも買えないって?
 そのための貯金なんだけどね。

 バブル経済下は金利も高いので預金して、
 デフレ経済下は蓄えた預金の使い時。
 物価の下げ幅を確認してチャンスと思ったら一気に購入。
 ただし今後も価値が落ちると予想される物を買うのではなく、
 今必要とする物を洗い出して購入。
 
 僕の場合は、
 自動車を購入した時からローンを返すつもりで、
 次の自動車を購入するための積み立て預金が始まる。

 20代前半の時。
 仕事先の経営者の方に教えてもらったのだけど、
 当時は5%くらいの預金金利がついたので、
 最初に新車を買うのではなく、
 自己資金で買える安い中古車を4年乗って、
 その間に新車を買ったつもりでローン返済額を積み立て。
 そうすれば仮に月々の返済が4万5000円として、
 4.5万×12ヶ月×4年×(1.05)=226万円の預金達成。
 逆に、
 226万円を借金して18%の金利を支払った場合は、
 226万÷48=4.7万×48×(1.18)=約266万円
 ~計算式は性格ではない。

 金利が今とは比較できない時代の話なので、
 現状ではまったく通用しないのだけど、
 預金金額が216万円(→226万円)と、
 266万円の支払い差は50万円。

 「4年間で金融機関に50万円の利息を支払ったつもりで
 最初に50万円の中古車(車両代金+2年後の車検料)で我慢。
 最初の4年間我慢できれば一生涯自動車にローン金利を払わなくてすむし、
 積み立て預金の金利分でワンランク上の自動車が買えるよ。」

 デフレの苦悩は借金を持っている人に重くのしかかる
 預金がある人で一定の収入がある人はデフレ負担は少ない。
 デフレについての経済論はここでは述べるつもりはないが、
 個人の行動として、
 次のインフレ懸念が襲う前に必要なものを購入しておくこと。
 ~新興国の急速な購買力と通貨価値が変わるインフレ・リスクの予測。

 また、
 バブル経済下では相手にしてくれなかった小さな仕事も頼みやすいし、
 何よりも相互見積もりを取ることが大事。
 “景気の良い時に見積もり取る馬鹿”
 この言葉も20代の時に教えてもらったのだけど、
 言葉を返せば、
 “不景気の時に見積もり取らぬ馬鹿”
 
 もしお金に余裕があれば、
 タイム・リスクのある住宅購入以外は、
 デフレ経済下の不景気な時こそ、
 今後必要となると思われる商品や修繕に投資。

 好景気な時には貯金して、
 不景気な時に消費する。

 人の逆を行く処世術がデフレ対策にもなるしインフレ対策にもなる。
 観光シーズンの晴れ日に観光地に出かけて身動きできない状態がバブルなら、
 オフシーズンにゆっくりと観光地を訪れるのがデフレ(準備と気持ちの余裕)。
 シーズンにしか味わえないお祭りや季節の風景鑑賞なら、
 早朝や夕暮れや平日や曇天などのタイムラグを利用。
 
 人が騒くから人だかりになるので、
 人が騒がない隙間を調査観察。

 世の中のマインドが上手く調和できれば、
 バブルもデフレもないんだけどね。
 安いとの“言葉に敏感”になるデフレ経済。
 今の日本に大切なマインドの変化。
 それが肝心だよね?

 でも、
 デフレ・スパイラルの原因はそれだけじゃない。
 根底にはもっと複雑な経済事情が盛り沢山。
 難しい話になるので今日はやめて別の機会にでも。
 でも時間はないし…。

 明日と明後日はお休みです。

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【マイケル・ジャクソン:THIS IS IT】 映画鑑賞と感想(レビュー)

2009-11-21 21:40:00 | 映画・芝居・落語

 
映画:『マイケル・ジャクソン:THIS IS IT』。

 11月13日までの2週間限定上映の予定が、
 11月27日までの2週間の期限延長。
 ようやく映画『THIS IS IT』を観た。

 今年の6月に急逝したマイケル・ジャクソン。
 彼が最後のコンサートと銘打って翌7月に開催が決定していた、
 
ロンドン(英国):O2アリーナでの50回にも及ぶコンサート。
 2007年にリニューアルされた2万人余りの収容数を誇る、
 O2アリーナでのコンサートが実現していれば、
 100万人を超えるファンが今のマイケルを体感できたはず。
 そのコンサート・チケットも数時間で完売

 マイケルの死を報道で知った当日に湧いた私の疑問が、
 ・コンサート・メニューは何処まで進んでいたのか?
 ・コンサートの延期も囁かれていただけに実現は可能だったのか?
 ・もしかしたらコンサート前に自らの限界を感じ死を選んだのではないか?
 その疑問を完全に払拭させてくれた今回の映画。

 映画は、ロンドン:O2アリーナでのコンサートに向け、
 ロサンゼルス:ステープルズ・センターで行われたリハーサルを完全密着。
 
~ステープルズ・センターはマイケルの追悼式の会場。

 なんの予備知識も持たず映画を観た。
 映画を見る前は、
 ドキュメンタリータッチの映画なのだろうと思っていた。
 しかし上演された映画は、
 ほぼ完成状態に近いまでに練り込まれたリハーサルの全貌

 マイケル自身が許可し記録された映像は延べ数百時間余り。
 約1時間50分に編集された記録映像は、
 コンサートそのものを観ているような錯覚すら覚えた。
 ~大会場コンサートでは殆どの時間が画面鑑賞になるしね。

 現代社会のコンサートは、
 *約100~1000人収容のライブハウス・コンサート。
 *約800~4000人収容のホール・コンサート。
 *約8000~23000人収容のアリーナ・コンサート。
 *約35000人以上を収容するスタジアム(ドーム)コンサートに分かれる。

 マイケル・クラスになるとスタジアム・コンサートでの世界ツァーが主流なのだが、
 50回公演が予定されていたO2アリーナでの単独コンサートの形態は異例。

 その意味が映画を観て理解できた。
 1曲ごとにドラマ付けられた舞台進行は、
 常設ミュージカル・ホールをイメージさせる。

 セリーヌ・ディオンが延べ約300万人の観客動員を記録した、
 アメリカ・ラスベガスでのア・ニューディ・コンサート。
 照明、舞台装置等の設定が移動するコストを考えれば、
 常設舞台を建設した方が効率的との観点から計画されている。

 マイケル自身がイメージした今回のアリーナ・コンサートも
 常設会場(舞台)でなければ絶対不可能な多彩な仕掛けを準備し、
 世界がまだ見ぬ究極のエンターテインメントを追求している。
 曲ごとにファンがイメージを抱くマイケルの楽曲の数々。
 そのイメージの多くがマイケルが過去に作ったショート・フィルムの映像。

 劇中のマイケルが語った言葉。
 「ファンは日常を忘れるためにコンサート会場に足を運ぶ。」
 「ファンがイメージするモノを(ステージで)再現しなくちゃいけない。」
 「今だ誰も成し得なかった未来(未知の体験)をファンに提供しよう。」
 さらにコンサート前にファンの前に姿を現したマイケルの予告は、
 「君達が聴きたい歌はすべてやるよ。楽しみに待ってて!」
 マイケルの言葉に嘘、偽りはなかった。

 *ハンフリー・ボガード(三つ数えろ)との共演に驚かされた『スムース・クリミナル』
 *ジミヘンのパフォーマンスを意識した?『ビート・イット』のラストの焚き火。
 *ダンサー達が息を潜めて注目したであろう『ビリージーン』のステップ捌き。

 *フィルム・イメージが強すぎる『スリラー』の新バージョンと空飛ぶ仕掛け。
 *合成画面がコンサート会場でどのようにリンクするのか興味深い、
   『ゼイ・ドント・ケア・アバウト・アス』
 *デュエットの際に“本気で歌いたくなっただろ?”とスタッフに冷かされた、
   『アイ・ジャスト・キャント・ストップ・ラビィング・ユー』
 さらに,
 *
美しい映像と大掛かりな仕掛けで環境問題を問う『アース・ソング』
 
 またリハーサル風景で目に付いた、
 女性ギタリスト:オリアンティ・パナガリスへの適切なアドバイスや、
 マイケルとのデュエットの夢が叶った、
 日系女性コーラス:ジュディス・ヒルの存在。
 さらに、
 映画冒頭の熾烈なダンス・オーディションの映像と、
 ダンサー達が口々に語るマイケル賛歌など見所満載。

 マイケルはギター・サウンドが好きなようで、
 『ビート・イット』でのエディ・ヴァン・ヘイレンの起用は、
 
ダンス・ビートに大幅な膨らみを与えた事実は見逃せない。
 残された映像で見ることのできる<DVD:ライブ・イン・ブカレスト>では、
 女性ギタリストの第一人者
ジェニファー・バトゥンを起用。
 NHK-BShiで2回放送された2001年の<30周年記念ライブ>では、
 ガンズ&ローゼズのスラッシュを起用。
 
 ギタリスト:オリアンティ・パナガリスはオーストラリア出身の24歳。
 オーストラリアと言えばジェフ・ベックと共演し日本でも多くのファンを得ている、
 
ベーシスト:タル・ウィルケンフェルドをも輩出している。
 無名の若手奏者を登用することで機会(チャンス)を与えるマイケルの姿勢。
 「ここは君が主役なんだ、もっと主張しなくっちゃ。」との趣旨の言葉と、
 オリアンティにエキサイティングなハイトーン・フレーズを矢継ぎ早に要求する、
 マイケルのアイディアには脱帽。
 また、
 キーボード奏者に自分が持つイメージを何度も伝えるシーンなどを見ても、
 サウンドを創作するのはマイケル自身なのだということを改めて確認。
 
 マイケルは、
 幼い頃から係わりを持ったエンターテインメントの世界を心底熟知しており、
 音楽、ダンス、演出、映像など多岐に渡ってスタッフに指示を出す場面に、
 なんと惜しい才能を失ってしまったのかを実感した。
 特に、
 『アース・ソング』のラストに要求した静寂と機械音は的(まと)を得ており、
 瞬時にアイディアをスタッフに告げながら変更していく場面での存在感の大きさは、
 長く続くリハーサルの中でスタッフからの信頼を勝ち得るに充分な人物だと感心。
 その才能に溜息をつくしか私達凡人には手が残されていない。

 マイケルのダンスに往年の激しさを求めるのは無理だとしても、
 永くコンサートから遠ざかっていたマイケルが毎日・毎夜レッスンに励んだことは、
 映像を見れば明白なことは誰もが感じることだろう。

 20世紀最高のエレガンス・ダンサー:フレッド・アステアが、
 「マイケルのダンスには怒りが感じられる」と語ったと伝え聞く。
 しかし映画の中で披露されたマイケルのダンス&ステップには、
 しなやかさが加味され怒りを感じることはなかった。

 1980年代のマイケルのダンスは確かに鋭さが攻撃的に感じられる部分も多く、
 別な形で発展していくブレイク・ダンスなどの危険な試技への挑戦とも相まって、
 マイケルのスタイルがダンスの世界に怒りを導入したことは事実なのだろう。  
 
 優雅さを誇ったフレッド・アステアのダンス・スタイルは、
 ジーンケリーのスポーティ(活動的)なダンスに進化し、
 マイケル・ジャクソンはシャープ(鋭角的)さを導入。
 ヨーロッパの伝統的ダンスは時代と共に世界の民族ダンスと融合され、
 さらにサーカスなどのアクロバットや体操競技等の演技が加味され、
 近年驚くような進化をとげている。 

 コンサート・リハーサルで魅せるマイケルが披露した、
 数々のステップや足さばきはマイケルの年齢を忘れさせるほど見事。

 バック・ダンサーに見られる瞬間的なテクニックはマイケルの時代を超えるが、
 2時間を超える時間を1人の演者(エンターティナー)が観衆を退屈させずに、
 魅せる技術を持つものは誰一人いないだろう。

 話は尽きない。
 1本の映画が持つ情報量。
 僅か2時間足らずの内に感じる膨大な感想(レビュー)。
 没頭した2時間はあっという間の2時間だった。

 当ブログでも何度も記述している、
 <30周年記念コンサートと翌日の9.11テロ>の因果。
 果たして個人的なゴシップ報道の数々。
 そして、
 下世話で興味本位な世間話が偉大な才能を潰した事実。
 返す返すも残念で仕方がない。

 世界を代表する“エンターテインメントの王様”は、
 死してその証明を世界に示した遅すぎた真実。
 
 ・コンサート・メニューは何処まで進んでいたのか?
 ・コンサートの延期も囁かれていただけに実現は可能だったのか?
 ・もしかしたらコンサート前に自らの限界を感じ死を選んだのではないか?

 
その答えが映画『THIS IS IT』の中にある。
 ・コンサート・メニューはマイケルの創造力の中で昇華していた。
 ・完璧主義者のマイケルにとって延期はあったかも知れない。
   しかし決して中止されることはなかった。
 ・コンサート前のマイケルは明日への希望に満ちていた。
 それは、
 ・ファンは日常を忘れるためにコンサート会場に足を運ぶ。
 ・ファンがイメージするモノを再現しなくちゃいけない。
 ・今だ誰も成し得なかった未来をファンに提供しよう。
 ・君達が聴きたい歌はすべてやるよ。楽しみに待ってて!

 マイケルが、
 もう半年も長生きしてくれていれば、
 世界のコンサートの歴史は変わっていた。
 映像を見て私はそう確信する。

 効率的で上質な同一会場でのロングラン・コンサートの確立。
 コンサートを求め人々は会場へと旅をする。
 それは豊かな時代の象徴として人々の記憶に残る。

 マイケルが望んだ貧困に喘ぐ人々への救済は、
 平和で豊かな世界を目標に成り立つのだろう。
 豊かさの模索と自然との調和(環境保護)。
 
 マイケルが劇中語った最後のチャンス=THIS IS IT
 ~今後の4年間の活動が環境破壊を喰い止める最後のチャンスなんだ。
 マイケルの等身大の真実が映画『THIS IS IT』の中にある。

 大きな画面に映るマイケルの姿に出会えてよかった。
 ありがとうございます。


 <ブログ内:関連記事>
 *マイケル・ジャクソン:デビュー30周年コンサート。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20091001

 *『NHK SONGS:マイケル・ジャクソン特集』番組詳細&再放送。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/e34b5453f2fff0cc4676b9a8a7b8a535

 *『マイケル・ジャクソン特集』BS朝日:ベストヒットUSA番組情報。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/f2a01f6048c56f4f248bf01bbd7f244e

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NHK-BShi:『Bjork(ビョーク)ライブ2008』 ワールド・プレミアム・ライブ登場。

2009-11-20 21:38:38 | Pop&Jazz


 ワールド・プレミアム・ライブ
 『ビョーク・ライブ in 2008』

 放送局 :NHK-BShi(ハイビジョン)
 放送日 :2009年11月22日(日)
 放送時間 :午後11時30分~翌日午前1時(放送終了)

 ワールド・スーパー・ライブ
 『ビョーク・ライブ in 2008』

 放送局 :NHK-BShi(ハイビジョン)
 放送日 :2010年4月13日(日)
 放送時間 :午後10時45分~翌日午前0時15分


 <mimifukuから、一言>

 ワールド・プレミアム・ライブで、
 待ちに待ったビョーク(Bjork)が遂に登場
 ファンにとってはそんな感じ?

 と言ってもボクはビョークの熱心なファンじゃないけれど、
 ビョークが持つ独特なカリスマ性には脱帽。

 ビョークのアルバムは、
 2002年発売のグレーティスト・ヒットしか持ってないけど、
 何よりビョークについて自慢できるのは、
 映画『拘束のドローイング9』を観てること。

 2005年7月~8月に金沢21世紀美術館にて開催された、
 『マシュー・バーニー:拘束のドローイング展』での映像公開は衝撃的だった。

 ビョークの旦那様である芸術家のマシュー・バーニーが撮った私的な映画で、
 劇中2人の結婚式のシーンがあるストーリー性が定まらない芸術作品。
 ~映画製作そのものが2人にとっての結婚式の儀式だったのだろうと感じる。
 この映画では、
 平素目にする圧倒的な存在感を示すビョークのステージ映像とは異質の、
 日本的な静かな花嫁(従順な女性)を演じている。
 ~さらに意外な方向性としてビョークがヌードまでも披露している。
 映画の内容も日本文化が満載で
捕鯨や、茶の湯、結婚等の日本文化を紹介。
 ただ日本人が描いた日本像ではなく不思議な捉え方をしたイメージが満載。
 ~見方によってはグロテスクで奇奇怪怪な映像作品。
 また金沢21世紀美術館で観た映画の音響が素晴らしく、
 サラウンドで聴こえてくるビョークが作曲した映画の為の音楽を大音量で流し、
 中でも日本の笙の第一人者:宮田まゆみさんの美しい笙の音色が耳に残った。
 ~その響きはまるで大伽藍のパイプオルガンのように聴こえた。
 宮田さんの妖艶な美しさと共にその時の感覚を一生忘れることはないだろう。
 さらに、
 茶道師範役として私の地元石川県:金沢市在住の大島宗翠さんも出演。
 『拘束のドローイング9』はDVDも出ていないようなので幻の映像かな?

 話を元に戻して、
 ビョークの音楽はどこか捉えようが無いと感じる人が多いようだ。
 親しい友人に言わせると何処か病んでいるような音楽と表現する。
 ただ、
 クラシックにも慣れているボクの耳には驚くべきものはない。
 ビョークの大きな特徴としてサウンド構成にタブーがないこと。
 ほとんどのポピュラー音楽がドラムでリズムを刻むのに対して、
 ティンパニーを使用したり手拍子だったり。
 また、
 世界のあらゆる国の民族楽器にも興味があるようで、
 リズムの上に被せていく音色は多彩で独特の音場空間を演出
 アレンジ能力はあらゆる音楽アーティストの中でも特筆すべき才能を感じる。
 また、
 ビョークの歌唱はどこか幼い歌声とは裏腹に時にパワフルで時に繊細。
 曲の盛り上げ部分はU2のボノの歌唱法に類似する部分があるように感じる。

 個人的に好きな曲は、
 ・JOGA(ヨーガ)
 ・BACHELORETTE(バチェラレット)
 ・PAGAN POETRY(ペイズン・ポエトリー)
 特に<バチェラレット>の歌唱は圧巻。

 個人的な感覚として音楽好きを自認する人でさえ、
 80%の人はビョークの音楽に拒否感を覚えると感じる。
 でも、
 20%の人は取り憑かれるようにビョークの世界に呑り込むはず。
 
 ビョークが自己表現する音楽やステージは例えようのない魔力を発揮し、
 世界中でカルト的(熱狂的信者)な人気を不動のものにしている。

 芸術的なポップ・ミュージック

 ビョークの世界へようこそ

 

 ~以下NHKホームページ記事転載。

 1965年アイスランド・レイキャヴィク生まれ。
 少女時代からピアノや歌を学び12歳で最初のアルバムを発表。
 アイスランドのグループ:ザ・シュガーキューブスのメンバーとして活躍したあと、
 イギリスに拠点を移し1993年の『デビュー』で本格的なソロ・デビュー。
 以降、パンク、ヒップホップ、ジャズなど幅広い分野からの影響を取り込んだ、
 個性的な音楽性や演劇性の高いライブ・パフォーマンス、
 エキセントリックなコスチュームで特異な地位を築き上げてきた。
 女優としての評価も高く、
 2000年公開の映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』での演技によって、
 カンヌ映画祭の最優秀女優賞を獲得している。
 番組では、アルバム『ヴォルタ』発表後に行なわれた長期のワールド・ツアーから、
 パリのオリンピア劇場(2008年6月)と、
 地元レイキャヴィクの教会(2008年8月)で収録されたライブを紹介する。

 <放送予定:曲目リスト>

  1.EARTH INTRUDERS
  2.HUNTER
  3.IMMATURE
  4.JOGA
  5.VERTEBRAE BY VERTEBRAE

  6.WHERE IS THE LINE?
  7.WHO IS IT
  8.DESIRED CONSTELLATION
  9.ARMY OF ME
 10.BACHELORETTE

 11.WANDERLUST
 12.HYPERBALLAD
 13.PLUTO
 14.PNEUMONIA
 15.MY JUVENILE

 16.VÖKURÓ
 17.SONNETS/UNREALITIES XI
 18.MOUTH'S CRADLE


 *Bjork:公式ホームページ・バイオグラフィー(略歴)
  http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/bjork/

 *マシュー・バーニー:拘束のドローイング展金沢(PDF)
 → http://www.kanazawa21.jp/tmpImages/videoFiles/file-62-33-file.pdf

 

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NHK教育/芸術劇場 『歌劇:アイーダ』(スカラ座公演2009)。

2009-11-19 21:02:10 | オペラ・バレエ・舞台


  芸術劇場 
 
歌劇アイーダ(全4幕)(ヴェルディ作曲)
 ~ミラノ・スカラ座:日本公演2009~

 放送局 :NHK教育(アナログ&デジタル)
 放送日 :2009年11月20日(金)
 放送時間 :午後10時37分~翌:午前1時10分(放送終了)

 <mimifukuから、一言>

 地上波でも今年になってチラホラと放送されるようになったオペラ作品。
 ~今年の3月までデジタル教育3で毎週のように放送された事が思い出されます。
 今回放送されるのは、
 僅か3ヶ月ほど前に来日していたイタリアの名門:ミラノ・スカラ座の引越し公演。
 BS放送でも未放送の番組に期待は高まります。

 ベルディ作曲の歌劇『アイーダ』と言えば、
 サッカー・ファンなら誰もが知っているはず?の、
 ワールド・カップ:日本チームの応援テーマ。
 ~第2幕・第2場:凱旋行進曲。

 また著名(人気が高い)オペラの中で『アイーダ』と言えば、
 『トゥーランドット』と並ぶ大掛かりな舞台セットが見物(みもの)。

 聴衆が楽しみにしている重要な役割をはたす舞台演出が、
 壮麗で写実な世界を魅せる演出家として現代最高峰の、
 ゼッフィレルリ は決して期待を裏切らないはず。

 当日の舞台S席の座席チケットはなんと6万7000円。

 でもテレビの前ではゴロンとひっくり返って、
 解禁したばかりの格安ボージョレーを飲みながら、
 ゆったりとした気分で観劇。

 不況に喘ぐ昨今ですがお金持ちになった気分で、
 秋の夜長の贅沢に耽ってください(笑)。


 ~以下:NHKホームページより記事転載。

 2009年9月に来日した、
 イタリア最高のオペラハウス・ミラノ・スカラ座による、
 歌劇『アイーダ』全4幕を放送する。
 ヴェルディの代表作である『アイーダ』はエジプトが舞台で、
 充実した音楽はもちろんのことエキゾチシズムと群衆シーンのスペクタクルで、
 多くのオペラファンに愛されている。
 ゼッフィレッリ演出の豪華けんらんな舞台。
 一流の歌手陣とバレンボイム指揮のスカラ座管弦楽団&合唱団による、
 日本公演の舞台をを放送する。

 【出演】

 エジプト王:マルコ・スポッティ
 アムネリス:エカテリーナ・グバノワ
 アイーダ:ヴィオレータ・ウルマーナ
 ラダメス:ヨハン・ボータ
 ランフィス:ジョルジョ・ジュゼッピーニ
 アモナズロ:ホアン・ポンス ほか

 合唱:ミラノ・スカラ座合唱団
 管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団
 指揮:ダニエル・バレンボイム
 演出:フランコ・ゼッフィレルリ 

 ~2009年9月6日(日)NHKホール~


 *ミラノスカラ座公演:アイーダ解説/公式HP。
  http://www.nbs.or.jp/09scala/aida/kaisetsu.html

 *ミラノスカラ座公演2009の概要。
  http://eplus.jp/sys/web/s/teatro_alla_scala/index.html

 

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NHK-BS 『リーマン予想&ポアンカレ予想』:神の領域への挑戦。

2009-11-17 23:30:00 | 健康・医療・科学


 【再放送のご案内】
 2010年8月20日:午後0時からBShiで2つの番組が再放送の予定
 夏休み特集としてお昼の番組枠での連続放送となります。
 ご覧になられなかった方は是非ご覧ください。

 ハイビジョン特集
 
『素数の魔力に囚われた人々』
 ~リーマン予想:天才たちの150年の闘い~

 *NHK-BShi:2009年11月21日(土)午後  8:30~午後10:00(90分)
 *NHK-BShi:2009年11月27日(金)午後10:30~午前 0:00(再放送)
 *NHK-BShi:2010年 8月20日(金)午後 1:50~午前 3:20(再放送)

 ハイビジョン特集
 
『数学者はキノコ狩りの夢を見る』
 ~ポアンカレ予想・100年の格闘~

 *NHK-BShi:2009年11月23日(月)午後8:00~午後9:50(110分)
 *NHK-BShi:2009年11月30日(月)午後2:00~午後3:50(再放送)
 *NHK-BShi:2010年 8月20日(金)午後 0:00~午前 130(再放送)

 <mimifukuから、一言>

 11月17日夜:BShiで、
 巨匠達の肖像:『レオナルド・ダ・ヴィンチ』を鑑賞。
 ~再放送は11月24日(火)午後2時~3時30分。
 科学の発達はダ・ヴィンチが活躍したルネサンス以後の出来事。
 画一化した<神のお心=宗教的解釈>からの解放が、
 人間の頭脳を急速に軟化させた。

 軟化した頭脳はあらゆる可能性を想像し、
 大航海や医療的実験(解剖学)や、
 新しい技術工学の開発や芸術作品の創造まで、
 神から人間(自分)へと興味の対象は大きく変化。


 “許された自我の発達(神学からの解放”は、
 時代と共にあらゆる自己主張が可能になり、
 それは、
 天文学や数学や物理学や果たして進化論までのタブーを廃し
 人間が読み解く研究要素は多様化し現在に至っている。

 11月15日の夜にNHKスペシャルで放送された、
 『リーマン予想:天才達の150年』を興味深く見た。
 今回NHKハイビジョンで放送される同名の番組は、
 NHK総合で放送された50分番組を90分の長尺にした内容。

 中学生の時代に親しい友人と数字の話に夢中になったことがある。
 ~宇宙戦艦ヤマトの話題でアインシュタインの話を持ち出した彼です。
 と言っても数学や物理がまるっきり苦手な私にとって、
 数学の正当性に対する言い訳(屁理屈)に過ぎないのだが。

 1と言うのは本当に存在するのだろうか?
 大きさが違うリンゴが1個。
 身長や体重が違う人間が一人。
 単位としての尺やセンチやインチ。
 1と言う概念は人間が作った曖昧な概念ではないか?

 リーマン予想の番組を観ながら当時の友人との会話を思い出した。
 <1を含め数字自身を他の整数では割り切ることのできない独自の数字>
 が素数である。
 屁理屈を言えば0.5(小数)を認めれば2で割り切れない数字はないのだが、
 素数を定義するときに=整数の決まりがあり数学の法則に則っている。
 
 再び中学時代に友人が言った言葉で、
 「数学においては“1は1の決まり”がありそれはそれ以外でありえない。」
 を思い出す。
 勿論、
 “1”に対して疑いを持っていた数学が苦手な私には理解できず、
 友人との話題はそこで平行線を辿った。 

 リーマン予想と
は、
 <一見すると不均一に見える素数の配列には規則性が存在する。>
 との数学者:ベルンハルト・リーマンによる予見。
 番組は、
 リーマンが残したその予見を証明するために奔走した数学者達の物語。
 さらに近代科学が解き明かそうとしている“原子核のゆらぎ”との共通点。
 
 リーマン予想に取り付かれ狼少年と揶揄されたルイ・ド・ブランジュ。
 リーマン予想を解き明かすことで精神が侵されていったジョン・ナッシュ。
 
 ほぼ同じ時期に再放送される、
 『ポアンカレ予想:数学者はキノコ狩りの夢を見る』
 この番組の中でもポアンカレ予想に取り憑かれ、
 精神の安定を保つことができなくなった数学者か登場する。
 またポアンカレ予想を解き明かしたグリゴリー・ペレルマンも、
 自らに孤立を求め数学に没頭した。

 2つの番組を通して感じることは、
 ・誰も発表していない到達点に向かう過程での個人の葛藤。
 ・過去の偉人が残した仮定(予想)を信じることに自分達の時間を削り、
   証明できなかった時(あるいは仮定そのものが間違いであった時)の、
   自分を襲うであろう後悔の未来予測。
 ~理論予想の否定を証明しても誰も認めてはくれない。
 ・優秀無二な研究者のプライドをかけてグループで発表することを避け、
   個人ネームで名を残すことへの情熱。

 数学者達が陥った精神集中(無心と没頭)が精神を崩壊させていくプロセスは、
 <精神の安定=流動的(順応)で規則正しい脳の働きのリズム>
 が、
 <精神の不安定=順応性が侵され脳の働きのリズムが狂う事態>
 ことに向かう心身の原則を犯してまでのめり込む数学の魔力。

 
 数学や物理学には私自身は決して
執心ではないけれど、
 “人に纏わるドラマ”には興味津々。

 この記事を読んでみて知的好奇心がムズムズと湧いた方は、
 ぜひ固定観念を排除して2つの“数学者達の物語”をご覧ください。
 数学や物理学に捉われない新しい発見が多いと思います。
 また数学者や物理学者達の角度の違った視点は誰しもが新鮮に映るはず。
 理論が理解できなくても(数学理論は常人には理解できなくて当たり前)
 「考えるヒント」は自身の発展に必ず結びつきます。
 

 ~以上NHKホームページより記事転載。

 <リーマン予想・天才たちの150年の闘い:番組詳細>

 数学史上最難関の難問と恐れられ今年問題発表から、
 丁度150年を迎えたのが「リーマン予想」である。
 数学の世界の最も基本的な数「素数」。
 数学界最大の謎となっているのが、
 2,3,5,7,11,13,17,19,23・・・と
 「一見無秩序でバラバラな数列にしか見えない素数が、
 どのような規則で現れるか」だ。
 数学者たちは素数の並びの背後に、
 「何か特別な意味や調和が有るはずだ」と考えて来た。
 「リーマン予想」は素数の規則の解明のための最大の鍵である。
 最近の研究では、素数の規則が明らかにされれば、
 宇宙を司る全ての物理法則が自ずと明らかになるかもしれないという。
 一方、
 この「リーマン予想」が解かれれば私たちの社会が、
 とんでもない影響を受ける危険があることはあまり知られていない。
 クレジットカード番号や口座番号を暗号化する通信の安全性は、
 「素数の規則が明らかにならない事」を前提に構築されてきたからだ。
 番組では、
 「創造主の暗号」と言われる素数の謎をCGや合成映像を駆使し、
 分かりやすく紹介し素数の謎に挑んでは敗れてきた、
 天才たちの奇想天外なドラマをたどる。

 <ポアンカレ予想・100年の格闘:番組詳細>

 宇宙に果てはあるのか?
 宇宙は一体どんな形なのか?
 人類が長年問い続けてきた謎に大きく迫るヒントが、
 2006年に見つかった。
 百年もの間、誰も解けなかった数学の難問。
 「ポアンカレ予想」が証明され宇宙がとりうる複数の形が、
 初めて明らかになったのだ。
 世紀の難問を解いたのはロシアの数学者グリゴリ・ペレリマン。
 その功績により数学界最高の栄誉とされるフィールズ賞の受賞が決まった。
 しかし、
 彼は受賞を拒否し数学の表舞台から消え去ってしまった。
 その真意をめぐって様々な憶測を生んでいる。
 「ポアンカレ予想」にはこれまで幾多の天才たちが魅了され、
 人生のすべてを賭けて挑みそして敗れ去ってきた。
 ペレリマンがその栄誉に背を向け姿を消したのはなぜか?
 そもそも数学者はなぜ難問に挑み続けるのか?
 番組は、
 ポアンカレ予想が解けるまでの百年にわたる天才たちの格闘のドラマを追い、
 ともすれば取りつきにくい純粋数学の世界と、
 数学者たちの数奇な人間模様を描いていく。
 CGと実写の合成を駆使し、
 “天才の頭の中”を映像化する知的エンターテイメント番組とする。

 

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