mimi-fuku通信

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台風12号(2011年)の進路に学ぶ石川県における台風の読み方。

2011-08-31 23:30:00 | 台風関連

 先ずは気になる台風12号の動き(図は予報進路)。
 *実際の経路図は下段へとスクロールしてください。


                 2011年8月31日午後6時:気象庁発表(予想進路)

 28日(日曜日)の5日間予報と比較し、
 大きく西に進路を変えてきた台風12号。
 下記に気象庁の発表を転載すると、

 台風第12号 (タラス)
 平成23年08月31日18時40分 発表

 <31日18時の実況>
 大きさ 大型
 強さ 強い
 存在地域 日本の南
 中心位置 北緯 26度55分/東経 137度20分
 進行方向、速さ 西北西 ゆっくり
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s
 最大瞬間風速 50m/s(95kt)
 25m/s以上の暴風域 全域 190km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <01日18時の予報>
 予報円の中心 北緯 28度35分/東経 136度00分
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(65kt)
 最大瞬間風速 50m/s(95kt)  
 
 <02日15時の予報>
 予報円の中心 北緯 31度05分/東経 135度30分
 中心気圧 965hPa
 中心付近の最大風速 35m/s(65kt)
 最大瞬間風速 50m/s(95kt)
 
 <03日15時の予報>
 予報円の中心 北緯 35度55分/東経 135度20分
 進行方向、速さ 北 20km/h(12kt)
 中心気圧 975hPa
 中心付近の最大風速 30m/s(55kt)
 最大瞬間風速 40m/s(80kt)

 予想進路>
 
*3日間→ http://www.jma.go.jp/jp/typh/1112.html

 当初(28日)の予報では、
 台風12号は真っ直ぐに北上し関東の南海上から東北太平洋沖。
 29日(月曜日)には伊豆半島に上陸し東北地方を縦断。
 30日(火曜日)には知多半島周辺に上陸し新潟方面へ移動。
 ~以上の予報は2009年から実施された5日間予報によるもの。
 そして今日(31日)は、
 “信頼性が高まる3日間予報”がによる上陸位置が発表された。
 ~しかし未だ進路については未確定であることを明記し話を進める。

 今日(31日)の予報では、
 9月3日(土曜日)の未明にも紀伊半島に上陸し、
 同3日の午後3時には兵庫~京都北部に達し日本海に出る予報。
 私の住む石川県は3日の午後には暴風域に入る模様も、
 台風は975hPaとやや勢力を落とし瞬間最大風速は最接近時で40m。
 
 仮に台風の中心位置が現在の予報進路よりも100kmも西にそれた場合や、
 中心気圧が上陸後に急激に弱まる場合は瞬間的に30m前後の最大風速。
 現時点(発表のコース)での石川県(加賀地方)の警戒すべき注意点は、
 降りしきる雨よりも南からの暴風かと感じられる。
 *地形による予想で山脈の尾根が逆の福井県北部山間部では大雨の心配。
 ただし、
 これはあくまでも地形と風向きの関係で仮に台風の進路が東にずれ、
 台風の中心が白山連峰の東に位置したコースをたどる場合には、
 台風の雲を遮る山脈(山地)に雨を降らし20km程度の移動速度は、
 24時間で250ミリを超える雨量(石川県加賀地方)が想定される。
 *何れにせよ12号台風の被害想定は全国的に大雨による可能性が高い。

 気象庁が発表する台風の中心位置はあくまでも“目安”に過ぎず、
 現段階の発表で、
 仮に和歌山県に上陸し富山県に抜けるコースでも予報円の範囲内であり、
 可能性としての四国に上陸して中国地方に抜けるコースや、
 関東西部に上陸し東北西部に抜けるコースも否定できず、
 最新の情報と雨雲レーダーの動きや雨の降る地域の特徴を捉え、
 どのような被害が想定されるかを事前に察知する事が必要となる。

 実況の読み方は、
 <31日18時の実況>
 進行方向、速さ:西北西、ゆっくり
 中心気圧:965hPa
 中心付近の最大風速:35m/s
 最大瞬間風速:50m/s
 25m/s以上の暴風域 全域:190km(直径約380km)
 15m/s以上の強風域:東側 650km/西側 560km(直径約1100km)

 を基準とする。

 その他の細かいデータは発表される図表に示されているので図表を確認し、
 海上にある現在の強さ(中心気圧)と暴風域の大きさを把握。
 通常暴風域は陸上にかかりはじめる頃には勢力を増す可能性は少なく、
 上陸後には数時間で5hPa~10hPaは高まる(弱まる)ことが多く、
 特にゆっくりとした大きな台風ほどに上陸後は勢力を弱める場合が多い。
 逆に小さく速い台風は上陸しても勢力が弱まる前に移動する場合には、
 ストレスの少ない中心付近の勢力は衰えずに日本海(仮に石川県)に達する。
 ただし、
 過去には伊勢湾台風台風19号(平成3年)のように大型の台風でありながら、
 移動速度が速く勢力が衰えぬままに暴風域が石川県を通り抜けたため、
 各地に甚大な被害を出した事例もあり台風の条件に絶対はありえない。
 また、
 台風23号(平成16年)は970hPaと強いとは言えない勢力で、
 大阪付近に上陸し湖北地方に達した後に南下し熱帯低気圧になった。
 中心が湖北に達した事で京都~兵庫北部(舞鶴~豊岡)は記録的な豪雨災害。
 超大型の強風域は石川県にも加賀南部地方を中心に大量の雨を降らせた。

 例えば舞鶴市の方に聞いてみると、
 “台風19号では暴風はそれ程ではなかった”らしく理由としての、
 台風の中心(暴風域)が日本海を横断する場合に吹き荒れる南→北の風が、
 舞鶴市の場合は南側の山地に阻まれ暴風にならないことは、
 富山県が石川県と比較し日本海を台風が通り過ぎる場合に暴風が吹きにくい地形や、
 周囲を山脈が囲む松本市に大量の雨や暴風が少ないとされる理由でもあるのだろう。
 *余談として日本海を通り抜ける台風は日本海側に強烈なフェーン現象をもたらす。
 その逆に、
 台風23号では中心が舞鶴市の南東に位置したことで風は北→南に吹き荒れ、
 台風19号では風を遮ってくれた山地が雨雲の移動を阻止する事で大量の降雨。
 地域に甚大な被害をだした。
 *舞鶴市の方の話では室戸岬付近から北東に進む台風に大雨被害が集中。
 ただし暴風域の大きさや密度の高い雨雲の塊や海上で発生する積乱雲も考慮。
 自然災害で大きな被害を出す地域は幾つかの条件(偶然)が揃う事例が多い。
 
 台風の観測で最も注意を払うべきは、
 *暴風については
 中心の位置×中心気圧×暴風域の大きさ。
 *雨については、
 雨雲の特徴(密度・位置)×観測点の風の向き×観測点の地形。
 
 また移動速度については、
 移動速度の速い台風は暴風(中心気圧の確認)に相乗効果を示し、
 *移動方向と回転方向が逆の場合に相殺されるかは不明。
 移動速度の遅い台風は同じ場所に大雨を降らすことが多い。
 *停滞台風の脅威は長時間豪雨で過去にも記録的雨量を観測。

 今回は私の住む石川県を基点に台風の読み方を文字にしたが、
 基本はどの地域も同じなので観測点(お住まいの地域)を基軸に、
 どの位置に台風がありどの位置への進路が予報されているか。

 日本を襲う台風の普遍的な最大特徴は、
 中心から時計の反対回りに暴風が吹き荒れる事で、
 仮に台風が時計回りに吹き荒れた場合には、
 降雨量の多さで知られる三重県尾鷲市などは、
 年間雨量が半減するのではないかとも思われる。

 *年降水量(平年値)ランキング
 http://weather.time-j.net/Weather/Precipitation
 

 気象観測の発達は人々に多くの恩恵を与えた。
 しかし気象予報に完全はなく時に自然の脅威は人間にとって残酷だ。
 収穫を前にした9月初頭の日本列島を襲う台風12号。
 少しでも被害小さくなるよう、
 人々の知恵を寄せ合って対処して欲しい。
 
 進路が確定し難い台風ではあるが最新の情報と進路の確認。
 石川県は台風の上陸地区ではない分だけ被害想定は容易く、
 台風の経路と(通過地域の)被害状況を把握しながら、
 荒れ狂う前に避難体制が整うようなシステムを模索して欲しい。

 また、
 上記記入はあくまでも個人の観点(趣味の領域)であり、
 台風の特徴は千差万別であり思いもしない事態も想定し、
 地元気象台が発表する最新データをもとに行動して欲しい。
 *特に台風本体とは別に発生する雨雲や前線の位置にも注意。

 プロにはプロの視点。
 信じるられるものは専門的な知識と経験。
 それだけにプロにはプロの責任。
 其々の人間には其々の役割がある。

 自分は何者か。
 それを噛み締めながら、
 日々の勤めに奔走したい。

 
 ~下記に実況データを記入していきます。


                                   2011年9月4日午前6時:気象庁発表(実際の進路)

 台風第12号 (タラス)
 平成23年08月~09月

 平成23年09月01日18時35分
 
 <01日18時の実況>
 大きさ 大型
 強さ 強い
 中心位置 北緯28度35分/東経135度55分
 進行方向、速さ 北北西 15km/h
 中心気圧 965hPa
 最大風速 35m/s
 最大瞬間風速 50m/s
 25m/s以上の暴風域 全域 220km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <02日18時の予報>
 存在地域 四国沖
 進行方向、速さ 北北西 15km/h
 中心気圧 965hPa

 <03日15時の予報>
 存在地域 中国地方(岡山市周辺)
 進行方向、速さ 北 20km/h
 中心気圧 985hPa
 最大風速 25m/s
 最大瞬間風速 35m/s
 
 <04日15時の予報>
 存在地域 日本海
 進行方向、速さ 北 30km/h
 中心気圧 990hPa
 最大風速 23m/s
 最大瞬間風速 35m/s

 (9月1日:夜記述)
 台風の予想進路はさらに西よりに変更され
 9月3日:午前3時頃に室戸岬に到達。
 同:午前中に四国東部を縦断し
 同:午後3時頃に岡山県と鳥取県の県境を北に進行。

 台風は上陸後に急速に勢力を弱め瀬戸内海に到達するまでに、
 25m以上の暴風域はなくなる見込み。
 台風が仮に予報進路どおりに進めば、
 9月2日の台風による被害想定地域は、
 東海~近畿~四国の太平洋側。
 *大きな台風なので台風の東側では強風域の外でも不安定な状態は続く。
 特に2日~3日にかけて、
 三重県東部、和歌山県南部、徳島県東部に雨雲の塊が到達(厳重な警戒)。

 私の住む石川県では3日の午後から4日の午前にかけて最接近も、
 暴風域はなくなることから風よりも雨の注意が必要となると予想される。
 しかし、
 台風の中心が予報よりも東(若狭湾)に進行すれば30mを超える風も考慮。
 また、
 石川県地方気象台では4日にかけて時間雨量50㍉、累積雨量400㍉を想定。
 想定雨量は最悪事態を考慮に入れての発表も油断は禁物。
 台風の進路については流動性が高く最新の情報を入手してください。
 
 平成23年09月02日20時45分 発表

 <02日20時の実況>
 大きさ 大型
 強さ -
 存在地域 室戸岬の南約150km
 中心位置 北緯 32度00分/東経 134度20分
 進行方向、速さ 北北西 15km/h
 中心気圧 965hPa
 最大風速 30m/s
 最大瞬間風速 45m/s
 25m/s以上の暴風域 東側 220km/西側 170km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <03日06時の予報>
 存在地域 高松市付近
 進行方向、速さ 北 20km/h
 中心気圧 975hPa
 最大風速 25m/s
 
 <03日18時の予報>
 存在地域 鳥取市の北北西約110km(日本海)
 進行方向、速さ 北 20km/h
 中心気圧 985hPa
 最大風速 25m/s

 (9月2日:夜記述)
 台風の進路は昨晩と比較しほぼ変らずに、
 3日未明にも室戸岬周辺に上陸し、
 3日中には高松市周辺→岡山市周辺→鳥取市周辺へと移動。
 速ければ3日の午後3時頃までには日本海に進む見込み。
 台風が予想進路どおりに進んだ場合の上陸後の注意点は、
 台風中心から東側の南向き斜面(紀伊半島~四国南東部)の他に、
 中心点の西側の北向き斜面での大雨。
 具体的に文字にすれば、
 四国地区では香川県~愛媛県の北部や、
 中国地区では鳥取県~山口県の北部で、
 観測点の南側に山地を有する地域。
 *進路によっては福岡県~兵庫県まで広く適応。
 また、
 近畿地区では岡山市付近に台風の中心が位置する場合には、
 姫路市~神戸市周辺も暴風が運ぶ雨雲の溜まりとなる可能性。
 さらに、
 雨雲は広範囲に及ぶために上記に示した本体の雨雲だけでなく、
 台風を取り巻く雨雲(東海~関東等太平洋側)や、
 台風から延びる前線(現在位置は北海道にかかる)の南側、
 等(沖縄・南九州を除く)どこで大雨災害が出ても不思議でない状況。

 私の住む石川県では比較的リスクが少ないように感じるものの、
 台風が若狭湾を抜ける進路をとった場合には暴風域に入る可能性も残り、
 また広域での豪雨災害の可能性は少ないものの局地的なリスクは、
 他の地域同様に厳重な警戒が必要となり台風の進路を注意深く監視。
 2011年9月3日は西日本では極めて高いリスクの中での不安がつのる。
 叶うことであれば、
 台風が上陸後直ちに勢力を弱め台風を取り巻く渦が崩壊する事を願う。 

 平成23年09月03日19時45分 発表

 <03日19時の実況>
 大きさ 大型
 強さ -
 存在地域 倉敷市付近
 中心位置 北緯 34度30分/東経 133度55分
 進行方向、速さ 北 ゆっくり
 中心気圧 988hPa
 最大風速 30m/s
 最大瞬間風速 40m/s
 25m/s以上の暴風域 東側 220km/西側 170km
 15m/s以上の強風域 東側 650km/西側 560km
 
 <04日18時の予報>
 存在地域 日本海
 進行方向、速さ 北 30km/h(15kt)
 中心気圧 990hPa
 
 <05日15時の予報>
 温帯低気圧
 存在地域 沿海州
 中心気圧 990hPa

 (9月3日:夜記述)
 昨晩の予報では既に日本海に抜けているはずの台風12号は、
 夜に入ってようやくと岡山県倉敷市周辺に上陸。
 現在値:988hPaの数字だけを見れば驚異的な台風ではないものの、
 極めて遅い台風の中心から“雲の塊が多い東側の地域”で想定以上の大雨。
 *上陸前からの鳥取県・島根県への雨量も想定を超えた(今後も厳戒が続く)。
 特に憂慮すべきは台風東部の南側に長く延びる雲の帯であり、
 台風が北に移動するに伴い長時間近畿地方に長雨を降らす模様。
 特に注意すべきは紀伊半島南部~紀伊水道へと進行する雨雲。
 *既に記録的な大雨が降り続く紀伊半島への更なる大雨は大規模な土砂災害。
 *平素は雨雲が入りにくい兵庫県~岡山県東部の瀬戸内海側では浸水被害。
 も想定される。
 また密度の高い雨雲が台風中心の東側に集中するために進路次第で、
 京都~滋賀~福井への雨雲の入り込みも否定できず最新の情報を入手。
 台風が日本海に出ても変らず雲の動きに注意。
 
石川県については4日は地域によって100㍉を超える24時間雨量と、
 瞬間的に20mを超える強風の想定(気象台)も大きな被害が出る要素は少ない。

 平成23年09月04日18時40分 発表

 <04日18時の実況>
 大きさ 大型
 強さ -
 存在地域 山陰沖
 中心位置 北緯 36度40分/東経 134度10分
 進行方向、速さ 北北東 15km/h
 中心気圧 994hPa
 最大風速 20m/s
 最大瞬間風速 30m/s
 15m/s以上の強風域 北東側 750km/南西側 560km

 (9月4日:夜記述)
 紀伊半島各地で大規模な土砂災害を出してしまった台風12号。
 勢力は衰え台風の形状は完全に崩れ深刻な状況からは脱したものの、
 5日にかけて東海、関東、北陸は不安定な天気が続き局地的な大雨。
 特に東海地方は土砂災害に警戒が必要な状況が続く。

 平成23年09月05日15時35分 発表

 <05日15時の実況> 
 温帯低気圧
 存在地域 日本海
 中心位置 北緯 41度00分/東経 136度00分
 進行方向、速さ 北 30km/h(15kt)
 中心気圧 992hPa

 (9月5日:夜記述)
 紀伊半島に大きな爪あとを残した台風12号は、
 5日の午後3時には温帯低気圧に変りましたが、
 東北~北海道は引き続き厳重な警戒が必要です。

 <関連記事>
 *台風12号(2011年)本文補足&台風8号(2009年)深層崩壊。
 → http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110906


 

コメント (10)

何?

2011-08-28 23:30:00 | mimifuku

 何?
 今夜も変なタイトルでスタート。
 週に2度の更新も慣れてきて…。
 今後もこのスタイルで行こうかな。

 今日、世界が一番注目したのは何?と言えば、
 ボルトの歴史に残るフライング事件かも?
 相手のいないレースで狙うは記録のみの孤高の心理。
 誰よりも速く飛び出すも“まさか”の失格。
 100年間は誰にも敗れぬだろう記録を保持したボルトは、
 陸上史に残るフライングによって記憶にも刻まれた。
 “持っているな”
 今夜の私の感想だ。

 誰よりも早くといえば期待の短距離ランナー:福島千里選手。
 見事な飛び出しで準決勝レースにコマを進めた。
 お昼時間の快挙は自宅で生放送を観戦。
 タイムは標準的なものの、
 これまでにない強い表情に自信を感じた。

 何?と言えば、
 日本の南の海上には2つの台風はゆっくりと北上を続ける。
 アメリカでも都市圏が暴風域に入る可能性を持つハリケーン。
 何れの熱帯低気圧も現時点では驚くべき数値を示してはいないが、
 速度の遅さ(2つの台風)はたっぷりと海水を含み、
 慣れない地域へのハリケーンの接近は思いもかけぬ事態も。
 特に大型の台風12号は週の後半にも関東に接近。
 最大の注意が必要だ。
 *予想進路http://www.jma.go.jp/jp/typh/11125l.html

 今週(先週?)の国内最大のニュースは島田紳助さんの突然の引退発表だろうか?
 ニュースを知った夜に速報でブログを打とうかと思ったけれど自分との約束は約束。
 静観してニュースを追いかけた。
 当初の会見から紳助さんと会社側との温度差を感じたが日が進むにつれ、
 問題は会見内容とは違った側面があるとの認識を持っている。
 謝礼の有無とお金の流れ(当座の不自然)。
 持ち込まれた情報と現金の要求(脅迫)。
 仮に、
 そうした事実が浮き彫りになれば“致し方ない”のかと。
 色々と思いはあるが立ち止まらずに次に行こう。

 誰もが困惑する民主党の代表選挙。
 週明けの何?は誰もが望まない代表の選出。
 *勿論誰もがと文字にするも望む人もいるのだろうけれど、
 過去の妖怪達の“暗躍再び”では国民の失望感は大きい。
 個人的には(現実的な)野田さんに気持ちは行くが、
 実際に“操り人形型総理の誕生”ならば民主党って何?
 全然開かれた政党じゃないじゃん。
 困ったものだ、困ったものだ、困ったものだ。
 でも、
 否定されたマニフェストに執着する豪腕に期待する声も?
 でも、
 そうなれば民主党を割ってでも解散総選挙を望むべき?
 頭を抱える日々は続く。

 *****

 日曜日の度に色々と用事があって。
 14日は同窓会。
 21日は町内のお祭り。
 28日(今日)は地域のお祭りの模擬店の打ち合わせ。
 お祭りでの私の担当はいつもビールの販売。
 *勿論飲みながら(笑)。
 今日の打ち合わせは8時30分で終わったのだけど、
 *おかげでボルトの歴史的なフライングを見る事ができた。
 来週の日曜日も打ち合わせは続く。
 *これでも忙しいのだ。

 と文字にし足りないことばかりだけど、
 そうそう、
 リビアの政権が倒れたとのニュースや、
 今夜のN響吹奏楽団はキズが多く“それでもプロ?”って感じや、
 *前夜に聴いたルツェルンが余りに素晴らしく厳しい指摘に…。
 イルカさん、氷室さん、陽水さん、元春さんの番組紹介できなかった悔いや、
 色々と、色々と。

 昔々に治療した歯の詰め物が欠けて早々に歯医者に行くも、
 神経が露出しているらしく10数年ぶりに歯に麻酔をかけて治療した話や、
 同窓会で後輩に頂いたコンサート・チケットでコンサートに行った話や、
 恒例の居酒屋でのコアな語らいや、
 友人からの依頼でレコードをCDにダビングした話や、
 色々と、色々と。

 それでも、
 少しだけ自分の時間を増やしたいとの思いや、
 身近で要求される事には答えたいとの思いもあり、
 たぶん、
 ドンドンと…。

 ブログって何?

 たぶん、
 それは自分の時間。
 だったら、
 支配されるものじゃないよね。
 支配されたらダメだよ。
 時間の配分や自分がなすべき事。
 優先順位は臨機応変にと、
 自身を戒めて!

 と今夜はこの辺で。

 皆様にとって良い一週間になりますように。
 次の更新は8月31日の夜です。

 

コメント

NHK-BS:『アバド&ルツェルン2011/ブルックナーの交響曲第5番』

2011-08-25 23:36:00 | クラシック・吹奏楽

 BSプレミアムシアター
 
アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団演奏会

 ルツェルン音楽祭2011から 
 『東日本大震災へのトリビュート』

 『ルツェルン音楽祭2011』
 交響曲第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」(モーツァルト作曲)
 交響曲第5番 変ロ長調(ブルックナー作曲)

 
『ルツェルン音楽祭2009』
 最後の七つの歌から(マーラー作曲)
 交響曲第4番ト長調(マーラー作曲)

 放送時間:2011
年8月27日(土)午後11時30分~午前3時20分

 
<mimifukuから一言>

 クラシック・ファンにとって毎年の“お楽しみ”となった、
 
“アバドによるルツェルン音楽祭演奏会”
 今年は演奏会当日から10日も経たない8月27日の放送。

 今年(2011)のBS中継はアバド&ベルリン・フィルの『大地の歌』の放送もあり、
 歴代の名指揮者たちにも劣らない“巨匠”の称号に相応しいアバドの演奏活動は、
 神の領域に最も近い音楽家(表現者)としてファンも認知しているのではないだろうか?

 巨匠不在の時代と言われて久しい21世紀のクラシック界。
 巨匠になるべき人柄と年輪は過去の経験(実績)なくしてありえず、
 優れた指揮者とは如何なるものかの問いに、
 “演奏者が本気で表現者(指揮者)のために全精力を傾けたいと願う心の喚起”
 “自分達(オーケストラ)を能力以上の別の次元に運んでくれる指導者(指揮者)”
 との解答を見出す事ができる。

 つまり演奏家(楽団員)にとって尊敬できるべき存在にあり、
 自分達がイメージした以上の深い解釈を指揮者に見出す時に、
 自ずと楽団員としての本能は音楽に集中していく。

 目の前にいる伝説(巨匠と呼ばれる指揮者)との一期一会の出会い(瞬間)。
 過去の歴史的な名演奏とはそうした楽団員達の心(緊張・意欲)の統一が、
 主体(名演奏を生み出す土台)となっているように思う。

 マーラー指揮者としては既に高い評価を得ているアバドのブルックナー。
 ブルックナーの全10曲の交響曲(0番を含む)の中でも最も難易度の高い第5番。
 クラシック初心者にとっては聴くに苦痛となるだろうブルックナーの音楽は、
 数年に一度行われる『音楽の友』誌のアンケート“最も嫌いな作曲家部門”では、
 ダントツの第一位に輝く栄光(嫌味ではなく)を手にしている。
 
 少しだけブルックナーの交響曲の話をしよう。
 ブルックナーについて当ブログでは過去に下記(訂正文を記載)の記述がある。
 交響曲9番ニ短調について、
 ヴァントやハイティンクの演奏(放送)を視聴し文字にしたものだ。
 *記事本文1→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20090311
 *記事本文2→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20080322

 ヴァントの音楽表現(ベルリン・フィルとのライブ映像)は、
 予想通りに私の耳には届かなかった。
 いくつかのヴァントのブルックナーをCDで聴いているが、
 際立って特筆(突出した)すべき演奏ではないように思う。
 *ヴァンとの演奏も決して悪くはないが借り物のオケで何が他よりも秀でているのか?
 指揮者の素養として一番重要とされるオケを育てる能力に私は疑問を持っている。

 個人的に多々ある交響曲9番の演奏の中で、
 一番好きな演奏はジュリーニ&ウィーン・フィル。
 しかしそのお気に入りの演奏でさえ、
 2楽章の金管表現に不可解な強奏があり、
 曲の全体像を不調和なものにしていると感じる。


 個人的な話になるが私のコレクションの中にある、
 ブルックナーの交響曲9番のCDは、
 ・ジュリーニのウィーン・フィル(1988年)、
 ・シューリヒトのウィーン・フィル(1961年)、
 ・カラヤンのベルリン・フィル(1975年)
 ・マタチッチのチェコ・フィルがあり、
 映像(DVD保存)では昨年ハイビジョンで放送された
 ・ヴァント:ベルリン・フィル(1998年)
 ・朝比奈隆:NHK交響楽団(2000年)
 *ヴァントのCDは3、4,5、6、8を所持。

 お気に入りのジュリーニの演奏は、1楽章と3楽章の緊張感が素晴らしく、
 ウィーン・フィルが持つ演奏能力が最大限に発揮された名演奏。
 同じくウィーン・フィルの演奏でありながら真逆の名演奏がシューリヒト盤。
 シューリヒトの演奏は多くの推薦本の中に素朴な演奏とあるが、
 この演奏の本質的な素晴らしさは表現力。
 オーケストラの各セクションがまるで会話でもするかのように、
 楽器群が表情を変えながらストーリー性を持って進行。
 ジュリーニの重量感ある演奏とは違い軽妙な語り口で主張する旋律と伴奏。
 一番飽きがこない演奏の最右翼と言われる所以(ゆえん)が理解できる。
 *テンポの遅いジュリーニと速いシューリヒトは対照的ながら甲乙つけがたい。

 カラヤンの演奏は“短いメロディでもしっかりと歌わせる美意識”が健在で、
 大衆が何を自分に望んでいるかを熟知?しているカラヤン・スタイル。
 マタチッチの演奏は大味だがマタチッチらしい熱演で別の面白さがある。

 このようにひとつの演奏を聴くにあたっては過去に聴いた楽曲に対する、
 印象付け(イメージ)によって聴衆は過去の記憶との比較を試みる。
 この試みこそがクラシック音楽の楽しみ方(醍醐味)の一つで、
 自分にどれだけの経験を与えるかによって聴き方が変わる。
 “多くの経験を自分に与えることによって楽しみを増やす”
 趣味の世界の奥の深さとはそうした経験によって生まれる。   

 一期一会。
 1つの楽曲や演奏に感じる個人個人の心の動きは、
 自分の好みと性質を知る手がかりになる。
 “嫌いだから聴かない”
 では成長(豊かな鑑賞能力)するチャンスを逃す。
 “嫌いなものの何が嫌いなのか?”
 “嫌いな理由の本質は何処に所在するのか?”
 その自分の中の真実(比較対象)を見つめることで、
 苦手意識への対処の仕方を身に付けていく。
 *それは総ての自意識(脳の働き)に通じる。

 
クラシック初心者のブルックナー体験は、
 こんな感じで始まるはずだ(笑)。

 何故このような記述を再録するかといえば、
 クラシック・ファンでも苦手とするブルックナーの楽曲の中で、
 最もブルックナーらしい楽曲が今回放送される交響曲第5番変ロ長調。

 晩年の3大交響曲(7.8.9)は美しいメロディや迫力のある場面転換が楽しく、
 タイトルから人気の高い第4番(ロマンテック)も覚えやすいメロディを持つが、
 交響曲第5番は和声を基軸に作られた“響き”に重点を置いた作品

 ブルックナーが嫌われる3大理由?に、
 “長い”、“音が止まる”、“うるさい”

 特異点としての“音が止まる”は、
 メロディの流れに安心感を覚えたとたんに音が突然止まったかと思えば、
 金管の重奏は大音量のベーベーとした美意識とは正反対の音の塊(かたまり)。
 *ジャズ・ファンにとってはセロニアス・モンクのブリリアント・コーナーズの感じ?
 その音の塊には連続したメロディを見出す事ができないうちに次の場面転換。
 慣れていないうちは聴いていてヘトヘトになるのがブル5(笑)。

 ブルックナーの交響曲5番と言えば、
 過去に朝比奈隆さんがシカゴ交響楽団を振った渾身の名演奏が記憶に残り、
 NHK地上波でも放送された映像をご覧になられた方も多いと思う。
 地上最強の金管(ショルティ時代)と言われた剛のシカゴ響を本気にさせた朝比奈隆。
 
“ブル5の鑑賞はメロディでなく響きを聴け!”
 と何処かで聞いたフレーズもブルックナーの困難はまだまだ続く。

 ブルックナーをつまらなくしたのは音楽評論の責任も重い。
 ブルックナーの演奏はこうでなければならないと言う一部の評論が、
 カラヤンを否定し、ベームを否定し、朝比奈やヴァントを神に仕立てた。
 また、
 楽譜の版に拘る余り演奏や表現を超えて版(原典版や改訂版)に論評が執着。
 改訂版は聴くに値しないとの不可思議な論法は聴き手に偏狭なイメージを与えた。

 素晴らしい演奏とは何であるか?
 偏狭なブルックナー論者に心酔しているブルックナー・ファンにとって、
 アバド&ルツェルンの演奏はどのように耳に伝わるのか?
 *オルガンの響きを再現しなければブルックナー表現としては可笑しい。
 *響きに重圧のないブルックナー表現は陳腐この上ない。
 ブルックナー論者は固定化された枠外の演奏を否定する事がお好きだ。

 そんな偏狭な評論をイメージし、
 アバドのブルックナーの世界を最後まで全曲を堪能して欲しい。
 これまでとはまるで違ったブルックナーの本質が見えるはず。

 *明るく聴きやすいブルックナー。
 ウェルザー=メストのブル5(放送)を聴いた時に感じたことだ。

 *柔らかく聡明なブルックナー。
 巨匠:クラウディオ・アバドにはこれまでとは違う響きを期待する。
 
 バーンスタインの濃厚なマーラーとは対極にあった、
 アバドが創り上げた新しいマーラー像。
 特筆すべきはアバド×ルツェルンのマラ3&マラ4。
 人生の幸福を感じる角笛交響曲の時代が、
 協調型の指揮者:クラウディオ・アバドにはお似合いだ。

 ルツェルン2009のマーラー:交響曲第4番ト長調。
 再放送ながら21世紀の伝説となるだろう屈指の名演奏。
 精密細緻な演奏能力とアバドの深い慈悲の心。


 クラシック・ファンならば、
 絶対にお見逃しなしなく。

 <番組感想>

 予想通りの演奏にほくそ笑んだ。
 これ程までに聴きやすいブルックナーの5番は初めてだ。
 今年のルツェルンの音色は例年に比較しても柔らかいように感じる。
 それはアバドを慕って集まる楽団員の心の余裕(安心感)なのだろう。

 東日本大震災の犠牲者に捧げられたマーラーの交響曲第10番。
 先日のベルリン・フィルとの記念演奏会とは違った表現。
 音楽を楽しむ前に自然と耳に聴こえる調性の妙は見事だった。
 ベルリンとの演奏は緊張感が高く息も詰まる演奏だったが、
 ルツェルンとの語らいは何か気持ちの余裕が感じられたし、
 アバド氏の健康状態も映像を通し良好に映る。

 昨晩(27日)のニュースで、
 毎年松本で開催される小澤征爾&サイトウ・キネンの最終日。
 小澤さんが6日ぶりにバルトークを振ったとの記事を見た。

 世紀が変る頃に、
 アバドも大病を患い長期休養を余儀なくされる日々が続いた。
 近年でも体調不良によるキャンセルも珍しくないときく。
 しかし、
 大病後のアバドの変化と表現はどこか神懸りに思う。
 70歳を越えて一人前とされる指揮者の不思議。
 屈強な精神力なしに楽団員をまとめることは困難なのだろう。
 アバドや小澤さんを見ながら
 重ねられた年齢と実績に比例する楽団員の尊敬と憧れ。
 アバドを慕って集まる老若男女の楽団員の意識の中にある喜び。
 そんな精神の統一が毎年の名演奏を生み出す所以なのだろう。

 再び言おう。
 これ程までに聴きやすいブルックナーの5番は初めてだ。
 眠気が襲う真夜中のリアル・タイムの放送を聴きながら、
 一瞬たりとも退屈な瞬間はなかった。

 決して面白い仕掛けのある演奏ではないものの、
 昨年のマラ9を聴いた後の不思議な余韻とは違う満足感。
 私はルツェルン祝祭管弦楽団のブルックナーを支持する。

 それではモーツァルトは?
 今夜はそれ以上は言うまい(笑)。


 <ブログ内:関連記事>
 *NHK-BS 『アバド&ルツェルン2010/マーラー:交響曲第9番』
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110217

 *NHK-BS『アバド&ベルリン・フィルの大地の歌』:番組情報
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110617


 ~以下NHKホームページより記事転載。

 【ルツェルン音楽祭2011】 
 東日本へのトリビュート(公開リハーサル)

 <曲 目>
 交響曲第10番からアダージョ(マーラー)

 <出 演>
 ルツェルン音楽祭管弦楽団(管弦楽)
 クラウディオ・アバド(指揮)

 収録:2011年8月9日
 ルツェルン文化会議センター コンサートホール

 
【ルツェルン音楽祭2011】

 <曲 目>
 交響曲第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」(モーツァルト作曲)
 交響曲第5番 変ロ長調(ブルックナー作曲)

 
<管弦楽>ルツェルン音楽祭管弦楽団
 <指 揮>クラウディオ・アバド

 収録:2011年8月18、19、20日
 ルツェツン文化会議センター コンサートホール


 【ルツェルン音楽祭2009】

 <曲 目>
 『最後の七つの歌』から(マーラー作曲)
 「わたしの歌をのぞき見しないで」
 「真夜中に」
 「ほのかな香りを」
 「わたしはこの世に忘れられ」

 交響曲第4番ト長調(マーラー作曲)

 <出演>
 マグダレーナ・コジェナー(ソプラノ)
 ルツェルン音楽祭管弦楽団(管弦楽)
 クラウディオ・アバド(指揮)

 収録:2009年8月21日、22日
 ルツェツン文化会議センター コンサートホール

コメント (1)

『帝国劇場・名舞台×森光子の放浪記』&巷の話題と日記も少し。

2011-08-21 23:22:32 | 日記・雑記・独り言

 何なんだろう。
 この変なタイトル。
 こんなタイトルの時は中身が濃い!
 ってことはないのであしからず。
 今日のブログは個人的なメモ。

 先ずはお薦め番組の紹介。
 ~NHK-BS:2011年8月23日(火)午後1:00~3:20 
 *帝国劇場100年:舞台「墨東綺譚」
 

 
~NHK-BS:2011年8月24日(水)午後1:00~3:20 
 *帝国劇場100年:舞台「唐人お吉」

 ~NHK-BS:2011年8月25日(木)午後1:00~4:00 
 *帝国劇場100年:舞台「にごり江」

 ~NHK-BS:2011年8月26日(金)午後1:00~4:00 
 *帝国劇場100年:舞台「ビギン・ザ・ビギン」

 ~NHK-BS:2011年8月27日(土)午後0:00~1:30
 
*帝国劇場100年:夢と希望と感動の大舞台(再放送)
 ~NHK-BS:2011年8月27日(土)午後1:30~5:30 
 *帝国劇場100年:舞台「森光子“放浪記”奇跡の2000回公演」

 今日(8月21日)放送された『帝国劇場100年・・・』はやや期待外れ。
 100年の重みと歴史に焦点を当てるものとばかり思って注目したら、
 現代を活躍する女優・俳優たちのコメントが番組を支配しうんざり。
 記念番組としてはモノクロ時代の名舞台や100年の混乱と繁栄など、
 日本のショービジネスの表裏に的を絞ってほしかった。
 先日の“空海:第一話”同様に有名人に頼る番組作りは内容が平坦。
 帝劇通の方が見れば“ミスキャスト”に映ったのでは?
 とこれは個人的な見識。

 帝劇と言えば個人的な思い出は2度のレ・ミゼラブルだけだけど、
 有楽町駅を皇居・日比谷公園方面に俯瞰すると、
 日生劇場、宝塚劇場、帝国劇場、出光美術館、国際フォーラム等があり、
 反対方面には華やかな銀座の街並み。
 そして宝塚劇場の傍には帝国ホテルが“そびえたつこと”で、
 日本を代表するハイソサエティな空間として憧れの場だった。

 “だった”と文字にしなければならない理由をここには述べないが、
 奥様達がいた時代の日本は大きく繁栄した事実に目を伏せることはできない。
 御買物、お食事、鑑賞・観劇と世界中の手に入れたいものがすべて手に入る空間。
 帝国劇場とはそんな空間の中で100年を迎えた。
 そんなこんなを想定して番組を観て…。
 これ以上は言うまい。

 森光子さんの『放浪記:2000回記念公演』は、
 国民栄誉賞を授賞した理由となる公演。
 その伝説の公演をノーカット・ハイビジョン映像で放送。
 番組を観ながら気分だけでもハイソになれる?

 
巷に話題で気になる円高。
 一時的な傾向だとは思うが、
 週明けには74円台突入も視野に。
 さらに実態の見えない“金”バブル。
 世界はやはり恐慌なのか?

 日記は8月14日。
 
中学時代の部活同窓会があった。
 昨年は学年同窓会があったが、
 部活同窓会(3学年)の感激は比ではない。
 昨年は出席率が3割を切ったが、
 今年は6割を超えた。
 本日は時間もなく詳しくは文字にしないが、
 年頭から同窓会の計画に参加した感慨も深く、 
 通年の開催を希望する者が多数を占めた。

 今日8月21日。
 高校時代の親友の母の葬儀に仲間と参列。
 親族の死が自分たちの年代に押し寄せてきている。
 それはそれで寂しいことだ。
 しかし、
 葬儀を終えて帰宅すると町内会のお祭り。
 昨年同様にビールと焼き鳥片手に
 生ビールの販売係を担当。

 振り返れば午前と午後のギャップに苦笑するものの、
 人々の毎日とは大凡そんなものなのだろう。
 
 今夜は酔っぱらいながらも、
 昨日部活同窓生より送られてきた写真データを
 携帯電話に転送できるサイズに縮小切り取り。
 少しずつメールで送信する作業を行っている。
 
 すべきことが多々ある。
 今夜はこれまで。


 ~下記、NHK-HPより記事転載。

 ハイビジョン特集
 
『帝国劇場100年:夢と希望と感動の大舞台』
 ~NHK-BS:2011年8月21日(日)午後7:30~8:59
 ~NHK-BS:2011年8月27日(土)午後0:00~1:30

 明治44年に開場した帝国劇場(帝劇)は2011年に100周年を迎えた。
 帝劇は日本の近代文化史に決定的な役割を果たしてきた。
 ルネサンス様式・白亜の殿堂と呼ばれた建物に、
 三浦環が歌い、松井須磨子が演じ、クライスラーが奏で、
 そしてパブロヴァが舞った。
 戦後は、
 「屋根の上のバイオリン弾き」や「レ・ミゼラブル」「ラ・マンチャの男」など、
 ミュージカルの殿堂にもなった。
 その帝劇は、
 伊藤博文、渋沢栄一、西園寺公望、坪内逍遥ら日本近代化の立役者たちの、
 「世界に誇れる劇場をつくろう」という情熱から誕生したのだった。
 帝劇の歴史をたどると日本の舞台芸術の歴史が見えてくる。
 番組では、
 さまざまな角度から帝劇の歴史や感動秘話までをひも解いていく。
 また、
 この劇場に4代にわたって深く関わってきた松本幸四郎をはじめ、
 鹿賀丈史、高橋惠子、米倉涼子などの豪華ゲストを迎え、
 感動秘話を交えて帝劇100年の歴史をひもといていく。

 【出演】:松本幸四郎、鹿賀丈史、高橋惠子、米倉涼子


 『帝国劇場100年:伝説の名舞台』

 今年100周年を迎えた帝国劇場。
 この劇場で数々の舞台を見てきた黒柳徹子が進行役。

 *名作あの舞台「濹東綺譚」
 主演女優・浅丘ルリ子のインタビューを盛り込んで、
 名作「濹東綺譚」を見ていく。

 *名作あの舞台「唐人お吉」
 主演女優・佐久間良子のインタビューを盛り込みながら、
 「唐人お吉」を見ていく。

 *名作あの舞台「にごり江」
 主演女優・浅丘ルリ子のインタビューを盛り込みながら、
 「にごり江」を見ていく。

 *名作あの舞台「ビギン・ザ・ビギン」
 演出家栗山民也のインタビューを盛り込みながら、
 「ビギン・ザ・ビギン」を見ていく。

 *森光子“放浪記”奇跡の2000回公演
 帝国劇場には日本の演劇史を飾る歴史的な出来事が刻まれている。
 その最高作ともいえる森光子の「放浪記」2000回記念公演の模様を、
 ノーカット完全版として放送する。

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『全日本高校・大学ダンスフェスティバル2011&N響の吹奏楽』:Eテレ

2011-08-18 23:36:00 | 番組メモ

 『第24回全日本高校・大学ダンスフェスティバル2011』
 ~NHK-ETV(教育)2011年8月21日(日)午後4時~5時

 『N響ほっとコンサート2011(N響アワー)』
 ~NHK-ETV(教育)2011年8月28日(日)午後9時~9時57分

 『BS特選オーケストラ・ライブ:N響ほっとコンサート』
 ~NHK-BS(プレミアム)2011年9月11日(日)午前6時
~7時56分

 <mimifukuから一言>

 何で2番組同時に紹介するの?
 と“苦情”が来そうな毎年恒例:当ブログの“お薦め”番組。
 1つは毎年神戸で開催される創作ダンス日本一を決める学生選手権。
 1つは学生の部活動の中でも最も人口が高い(多い)と思われる吹奏楽の世界。
 部活にかける其々の使命感は何を問いかけ、何を手本とするのか?

 『全日本高校・大学ダンス・フェスティバル』は学生達の手による創作の世界。
 参加校すべてがテーマを決めて音楽・衣装・舞台設定・ダンスと自分達を表現。
 今年は老若男女・多くの日本人の人生観や価値観を変える出来事があり、
 学生達の心に芽生えたものは何か?
 大きな出来事に彼らが表現したいと感じたものは何か?
 例年とはまったく違ったストーリーが期待できる。
 *例年再放送がない番組なので予備の録画予約をお忘れなく。

 『N響ほっとコンサート』には2つの名物があり、
 1つは会場内(NHKホール)での楽器とのふれあいやメンバーとの直接対話。
 1つは国内屈指のオーケストラであるNHK交響楽団と有志による吹奏楽演奏。
 例年クラシック・ファンには別世界のオリジナル作品(吹奏楽のための楽曲)を披露。

 今年(2011年=6回目)注目の楽曲は、
 *シンフォニア・ノビリッシマ(ジェイガー )
 *風紋(保科 洋 )
 *エル・カミーノ・レアル(A.リード)

 
 ジェイガーの「シンフォニア・ノビリッシマ」は1970年代の大ヒット曲?
 ジェイガーの「吹奏楽のための交響曲」と並んでカッコよさでは指折りの作品。
 短い時間に次々と変化するドラマツルギーは、まるでスペクタル映画の音楽みたい?
 *時代の流れは無料動画の世界で驚くほどの楽曲演奏を聴く事ができる。

 保科洋さんの「風紋」は1987年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲として知られ、
 4曲の課題曲の中では地味な作品だと認識しているが楽曲としての評価は現在にも通じ、
 原典版とされる今回の演奏は作曲家によるロング・バージョン(原曲?)。

 リードの「エル・カミーノ・レアル」は1980年代のヒット曲?で、
 以前に“ほっとコンサート”で放送された、
 「アルメニア・ダンス」や名曲:「オセロ」「春の猟犬」などと同様に、
 速くカッコいいパッセージが満載でウィンドの響き&アンサンブルの妙は、
 吹奏楽の醍醐味。

 さらにブログ情報では、
 アンコールで「ディスコ・キッド」(東海林 修)が演奏されたとの記事を見つけ、
 N響アワー枠では何が放送されるのか?
 「ディスコ・キッド」「高度な技術への指標」と並ぶコンクール史上、異端の大傑作!
  いずれも1970年代の課題曲で当時(70年代)の実況録音盤は異例の大ヒットを放った。

 と言うことでmimi-fuku通信では、
 9月11日日曜日の早朝に放送予定の『BS特選オーケストラ・ライブ』を推薦。
 お見逃しなく!
 
 と忘れないうちにメモしました。
 例年よりも短い文書の番組情報。
 でも要件だけは伝えました(笑)。
 *下記に別番組の番組紹介あり。

 <ブログ内:関連記事>
 *NHK教育/ 第23回:全日本高校・大学ダンスフェスティバル2010
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/d5d9b5962e0a22c188e333488ee44b0d

 *NHK教育『全日本高校・大学ダンスフェスティバル2009』番組情報
 
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/1c1682078de3e0cbaedc5fa64a023782

 *全日本高校/大学ダンスフェスティバル2008:番組情報。
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/21e1bdc120cb3b0f99a9185228759c12



 <ブログ内:関連記事>
 *NHK教育&BS2:【ほっとコンサート2010~N響の吹奏楽~】
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/7ad2936b4123ea8318c0b2301772c3f2

 *NHK交響楽団の吹奏楽【ほっとコンサート2009】&資料。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/1ce3608f9bc04b0bd3850432d9d61b4d

 

 ~NHKホーム・ページより記事転載。

 『第24回全日本高校・大学ダンスフェスティバル』

 毎年、盛夏の神戸で開催される大会。
 震災を乗り越えた神戸から被災地へ!
 ダンスの力で元気を届けたいと例年以上に、
 心のこもったダンスを踊った。
 番組では、
 「創作ダンスの甲子園」とも呼ばれる若者たちのダンスの祭典を、
 「創作コンクール部門」で受賞した作品を中心に紹介する。

 【解説】村田芳子
 【アナウンサー】船岡久嗣



 体験! オーケストラが紡ぐ魔法
 『N響ほっとコンサート』
 
 8月の『N響アワー』は4週にわたり夏の特集をお送りします。
 第4週はお待ちかね“N響ほっとコンサート”の登場です。
 親子で気軽に音楽を楽しめる夏のイベントとしてすっかり定着し、
 例年多くの家族連れでにぎわいます。
 前半は今年も好評の「N響吹奏楽」が注目です。
 後半は弦楽器が加わってのオーケストラ。
 ディズニーの「ファンタジア」でもおなじみの交響詩「魔法使いの弟子」など、
 誰もが親しみやすいラインナップで演奏されます。
 ほっとコンサートの司会は、
 今年度「クラシック・ガイド」の案内役としても活躍中。
 本仮屋ユイカがつとめます。

 番組では司会の作曲家・西村朗と黒崎めぐみアナウンサーがスタジオを飛び出し、
 ほっとコンサートの盛況ぶりを現場のNHKホールから紹介します。

 【放送が予定される曲目】
 
 『N響アワー』

 「シンフォニア・ノビリッシマ」
 「風紋(原典版)」
 「ディスコ・キッド」

 (指揮)現田茂夫
 (吹奏楽)NHK交響楽団

 「道化師の朝の歌」
 「交響詩“魔法使いの弟子”」

 (指揮)現田茂夫
 (語り)本仮屋ユイカ
 (管弦楽)NHK交響楽団

 <収録:2011年8月7日.NHKホール>


 【放送が予想される曲目】

 『BS特選オーケストラ・ライブ』
  ~N響ほっとコンサート~

 <吹奏楽>
 *シンフォニア・ノビリッシマ(ジェイガー )
 *風紋(原典版:保科 洋 )
 *エル・カミーノ・レアル(A.リード)

 <弦楽合奏>
 *組曲「ホルベアの時代から」から前奏曲(グリーグ)

 <管弦楽>
 *道化師の朝の歌(ラヴェル)
 *交響詩「魔法使いの弟子」(デュカス)

 <ブログ検索>
 アンコール:ディスコキッド
 アンコール:剣の舞

 管弦楽 : NHK交響楽団 
 指 揮  : 現田 茂夫


 ~個人的なメモ:(NHK-HPより記事転載)。

 【スーパースター夢の競演】
 
 プレミアムシアター
 『トップ・アーティスト:奇跡の競演』
  ~ヴェルビエ音楽祭2011~
 ~2011年8月20日(土)午後11時55分~午前2時4分

 <曲目>
 1.バイオリン・ソナタ第8番 ト長調 作品30第3(ベートーベン)
 (バイオリン)ルノー・カプソン
 (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ

 2.ビオラ・ソナタ 変ホ長調 作品120第2(ブラームス)
 (ビオラ)ユーリ・バシュメット
 (ピアノ)エフゲーニ・キーシン

 3.シチリア舞曲(パラディス)
 (バイオリン)イヴリー・ギトリス
 (ピアノ)ユジャ・ワン

 4.なつかしい土地の思い出 作品42から メロディー(チャイコフスキー)
 (バイオリン)イヴリー・ギトリス
 (ピアノ)カティア・ブニアティシヴィリ

 5.美しいロスマリン(クライスラー)
 (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ
 (バイオリン)イヴリー・ギトリス

 6.愛の悲しみ(クライスラー)
 (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ
 (バイオリン)イヴリー・ギトリス

 7.幻想小曲集(シューマン)
 (チェロ)ゴーティエ・カプソン
 (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ

 8.ピアノ三重奏曲 第2番 ハ短調 作品66から 第3楽章 第4楽章(メルデルスゾーン)
 (バイオリン)レオニダス・カヴァコス
 (チェロ)ゴーティエ・カプソン
 (ピアノ)ユジャ・ワン

 9.バレエ音楽「ラ・ヴァルス」(ラヴェル)
 (ピアノ)マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・ゲルナー

 10.2つのバイオリンのためのソナタから 第1楽章(イザイ)
 (バイオリン)ジョシュア・ベル、レオニダス・カヴァコス

 11.チャールダーシュ(モンティ)
 (ピアノ)デニス・マツーエフ
 (バイオリン)ジュリアン・ラクリン、ロビー・ラカトシュ

 12.ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25 から 第4楽章(ブラームス)
 (ピアノ)エフゲーニ・キーシン
 (バイオリン)ヴァディム・レーピン
 (チェロ)ミーシャ・マイスキー
 (ビオラ)ユーリ・バシュメット

 13.パガニーニの主題による変奏曲(ルトスワフスキ)
 (ピアノ)エフゲーニ・キーシン、マルタ・アルゲリッチ

 収録:2011年7月
 サル・デ・コンバンで収録(スイス・ヴェルビエ)

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NHK2011『日本怪談物語&妖怪・日本の闇の物語』:恐怖の本質。

2011-08-14 00:00:00 | 文芸・思想・書物

 『日本怪談物語』

 放送局 :NHK総合
 放送日 :2011年8月15日(月)
 放送時間 :午前0時35分~午前2時5分(90分)
 *14日(日曜日)深夜の放送です。

 新日本風土記スペシャル
 『妖怪~日本の闇の物語~』

 放送局:BSプレミアム
 放送日 :2011年8月19日(金)
 放送時間 :午後7時~午後8時30分(90分)

 <mimifukuから一言>

 3年続きで紹介する“話芸による怪談番組(地上波デジタル)”。
 今年も恒例、お盆の深夜の放送は、
 昨年、一昨年と放送された『百物語』とは趣向を変えた、
 怪談文学の傑作として名高い、
 「東海道四谷怪談」、「小幡小平次」、「牡丹燈籠」
 等を中心に紹介される時間短縮バージョン。
 過去の2回の放送は何れも再放送がなく、
 今回の番組も再放送は微妙な事から、
 お見逃しのないように!
 *第1回を見逃した!再放送お願い(笑)。

 また昨年、一昨年と放送された、
 『最恐!怪談夜話(BSデジタル)』
 について今年の8月には放送の予定がなく代りとして?
 新日本風土記スペシャル:『妖怪~日本の闇の物語~』
 が放送されこれまでとは視点を変えた番組制作となっている。
 
 昨年(2010年)の私の番組紹介を読み返すと下記の文書で締められている。
 >“蛇(へび)に呪いをかけたのは人々を蛇から遠ざける先人の知恵である”
 >~呪いの多くは子供を危険から守るために親達が創造した知恵である~
 >~同時に“もののけ”などの精神的な負担を人々に与えた事実も否めない。
 >詳しくは述べない。
 >言葉の意味を各々で考えていただきたい。
 >この続きは、
 >来年の怪談物語で続けよう。

 その続きは下段で触れるとして、
 “怪談&妖怪”について少しだけお勉強。

 怪談の源流を探れば宗教的な概念に行き当たる。
 しかしそれ(宗教)とは別に、
 “もののけ(物の怪・ものの化)”については、
 平安時代の日本の代表的な文学である、
 『源氏物語』『枕草子』にも記述され、
 “もののけ”とは〝物の気に憑かれる〟を意味するものと考えられ、
 祈願×呪術は平安時代に日本に齎された密教(新宗教)の発展に伴い、
 人心に大きな影響を与えたとの見方を見出す事もできる。

 “祈祷や呪術は平安時代において最先端の科学であり医術”
 
であったと考えられ、
 人々(主に権力者)は仏の力を信じ寺院を建立し仏像を彫り写経に力を入れた。
 恐らくは“文字=漢字・梵字”に魔力や神秘性を見出す事でお札やお守りが誕生。
 また一心不乱に写経(書道行為)する事で一時でも世俗の不安から解消できる事実。
 現代の混沌とした学問とは違う当時の学問は心の慰めでもあったように思える。
 *現代人にとって心の慰めは信仰よりも娯楽性を重んじる。

 宗教的な概念として平安・鎌倉時代に描かれた不思議な絵画。
 その多くが国宝・重要文化財にも指定されている。
 地獄(六道)をあらわした、
 *国宝:『地獄草紙絵巻』(奈良国立博物館蔵)
 *国宝:『北野天神縁起絵巻』(北野天満宮蔵)
 *国宝:『六道絵』(聖衆来迎寺蔵)
 餓鬼(六道)を表した、
 *国宝:『餓鬼草紙』(東京&京都国立博物館蔵)
 中国の影響を強く受ける、
 *国宝:『辟邪絵』(奈良国立博物館蔵)
 は江戸期に流行った怪談文学よりも遥か以前の物語。

 日本美術から学ぶ不思議な世界は、
 毎年8月頃の国立博物館・常設展でも展示され、
 手持ちの資料(博物館ニュース&だより)では、

 ▽東京国立博物館(2002年夏)
 *『天狗草紙絵巻』(延暦寺蔵)
 *『土蜘蛛草紙絵巻』(東博蔵)
 *『百物語』より「さらやしき」(葛飾北斎作)
 *『百物語』より「お岩さん」(葛飾北斎作)

 ▽京都国立博物館(2006年夏)
 *『光明真言功徳絵巻』(明王院蔵)
 *『融通念仏縁起』(禅林寺蔵)
 *『矢田地蔵縁起』(矢田寺蔵)
 *『仏鬼軍絵巻』(十念寺蔵)
 *『百鬼夜行図』(真珠庵蔵)
 *『日高川草紙』(個人蔵?)
 
~年によっては『餓鬼草紙』も展示された。
  
 などが展示されており(私は全作品鑑賞済)、
 美術作品としてての視点だけでなく、
 日本の文化を知る一級の資料としても重要で、
 多くは(宗教的)啓蒙の目的として制作されたと考えられるが、
 当時の制作者の想像力は最先端の科学(SF)だったとも捉えられる。
 *そのほかにも奇想天外な絵巻(天狗と妖怪の大戦争等多数)があり、
 興味があれば上記のキーワードを検索して何れは本物に触れれば楽しい。

 呪術(儀式)についての資料は縄文時代の遺跡からも出土されており、
 “もののけ⇔物の気に憑かれる(=精神状態の不安定)”は、
 医療(疫病)も気象(食料・保温)も神の思し召しの時代に於いて、
 現代以上に精神の安定を保つ事は難しく“憑依=錯乱”は、
 神仏への帰依を強める結果になったとも考えられ、
 現代人が考える想像力とはまるで違った“怨霊の実態”を鎮めるために、
 多くの人々が心を砕き寄進したのだろう。
 *国宝:『北野天神縁起絵巻』(北野天満宮蔵=鎌倉時代の制作)では、
 大宰府(福岡県)に左遷させられた菅原道真の怨霊の祟りが示されている。

 江戸中期以後の怪談文学は平安時代の宗教的な意味合いから大きく外れ、
 読み物(娯楽)として成立している事は時代の変化(大航海時代以後)が顕著で、
 東洋思想(文化)から西洋思想(文化)が流入した事実(文明の進歩)に着目すれば、
 時代の中での怪談話(怨霊=成仏できない霊魂×人間の遭遇)は、
 人の心(脳の働き)が創作する怪談話に時代の映し鏡として捉える事もできる。

 >“蛇(へび)に呪いをかけたのは人々を蛇から遠ざける先人の知恵である”
 >~呪いの多くは子供を危険から守るために親達が創造した知恵である~
 >~同時に“もののけ”などの精神的な負担を人々に与えた事実も否めない。

 今回示した文書の内容は、
 私が昨年示した怪談に思うイメージとは違った見方を敢えて行った(視点の変更)。
 昨年の内容に沿えば、
 呪いの多くは子供を危険から守るために親達が創造した知恵である”
 の言葉の意味は、
 “危険には近づけたくないと思う気持ちが池(子供と水辺の事故)に河童”
 を見出し、
 “毒のない日本の蜘蛛は吉兆であっても毒のある外国の蜘蛛は呪いをかけられた”
 との世俗的な事例(伝承=言い伝え)などから考えた。

 しかしどんなに時代が変ろうと、
 “生(=存在)”の不思議や、
 “不条理な死”の不思議についての答えを見出す事はできず、
 誰か1人でも鎮めるべき心(慰め)を抱くなら、
 鎮魂のための送りの文化(風土)を継承する事は当然で、
 「霊魂も妖怪も地獄も天国もなく、あるのは“今”だけなのだ」
 と物知り顔で語る輩の合理的な考えを私は否定する。

 と同時に、
 “もののけ⇔物の気に憑かれる(=精神状態の不安定)”
 とは怨霊や妖怪の仕業だけではなく

 “物の気に憑かれる”とは、
 “根拠のない恐怖”の場合も多く、
 “放射能と言う目に見えないもののけ”が、
 2011年8月14日の日本を彷徨っている事実。

 もののけとは何か?

 私達は“実態のある恐怖”とは別に、
 3月11日以後、
 “現代のもののけ=実体のない恐怖”
 に取り憑かれてはいないか?

 もののけとは、
 “人の心(=脳の働き)に住みつく得体の知れない恐怖”
 であると同時に、
 “心に住みついた恐怖(=もののけ)”
 こそが<恐怖の本質>であり、
 時に人は、
 “心の安定を保つために根拠のない差別をも生みだす”
 
ことも歴史の事例(魔女裁判等多数有)を見ても明らかだ。

 歴史(過去の事例・現象)を学ぶ。
 それは人の心の動き(働き)を学ぶ事であり、
 世界を突き動かすのはとどのつまり人の心だ。

 そんな視点を片隅において怪談話を聞けば、
 庶民大衆の低俗な発想などとは誰も言えない。

 もう一度“同じ言葉”を繰り返す。
 
 
どんなに時代が変ろうと、
 “生(=存在)の不思議”や、
 “不条理な死の不思議”
 についての答えを見出す事は誰にもできず、
 誰か1人でも鎮めるべき心(悲しみ・不安・怒り)を抱くなら、
 鎮魂のための送りの文化(風土)を継承する事は当然で、
 「霊魂も妖怪も地獄も天国もなく、あるのは“今”だけなのだ」
 と物知り顔で語る合理的な考えを私は否定する。


 <ブログ内:関連記事>
 *NHK2010『日本怪談百物語&妖しき文豪怪談』:怪談の考察
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/544c4efe56a189ac8dbc93d332d46e9c

 *怪談夜話2009:怪談映画/話芸/Jホラーの秘密(NHK)
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/76a9a3797e1286d14e6035e1dc848d5d
 
 
*日本の怪談2008/名作映画放送:NHK-BS2(番組情報)。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/863101c25b35f2b88761533d1e711e5a 


 ~以下NHKホームページより記事転載。

 『日本怪談物語』

 人間のさまざまな情念を語り伝えてきた日本の伝統文化「怪談」。
 90分にわたり黒木瞳、近藤正臣ほか個性豊かな読み手たちが怪談を語る。
 怪しげな映像の中、迫真の朗読劇。

  【番組詳細】
  一昨年、昨年と、
 夏の深夜に放送し好評を得た『日本怪談百物語』。
 日本伝統の怪談を個性豊かな俳優陣が朝まで語り聞かせる番組だ。
 3回目を迎える今夏は語り手の妙を生かした演出はそのままに、
 見やすい89分にして放送する。
 今回の特色は江戸時代に書かれた怪談を中心にすえた内容だ。 
 この時代は太平の世。
 士庶や男女の性別を問わず様々な形で怪談が好まれ怪談本が全盛を博した時代。
 文化や芸術にまで大きな影響を与えた。
 鶴屋南北「東海道四谷怪談」。
 山東京伝の「小幡小平次」。
 三遊亭円朝の「牡丹燈籠」。
 などの名作怪談や、
 江戸時代の女の園“大奥”や“遊郭”を舞台に描かれた愛憎渦巻く話。
 さらに厳しい身分制度による侮蔑から巻き起こった怪談話など、
 身のすくむ様な恐ろしい怪談を語りつくす。

 
<出演>
 黒木瞳、近藤正臣、小島聖、
 藤本隆宏、新妻聖子、熊田かほり
 

 『妖怪~日本の闇の物語~』

 夏のスペシャルは日本人の大好きな「妖怪」を訪ねる旅
 それはまた妖怪を生み出した土地の暮らしと歴史を知る旅

 【番組詳細】
 子どものころ河童(かっぱ)行列を見たと言う熊本の女性。
 宮崎の実家に住むという「くろちゃん」という妖怪を探る女性。
 予言獣「くだん」と伝わるミイラを譲り受けて人生が変わった男性。
 町中あちこちに妖怪の出現記録があり妖怪屋敷を作った四国の町。
 先祖が実際に体験したという妖怪退治の記録を代々受け継ぐ広島の家族。
 日本の各地には今なお「実話」として伝わる妖怪の物語が残されている。
 その証言からはアニメや漫画で見慣れた姿とは違った妖怪の姿が浮かび上がる。
 つい最近まで日本人は妖怪と共に暮らす世界観の中に生きていた。
 今も心の中は妖怪の住まう闇の世界とあいまいにつながっている。
 その豊かでおもしろく恐ろしくも温かい世界に暮らす人たちの、
 証言を集めて全国を旅する。
 それはまた妖怪を生み出した土地の暮らしと歴史を深く知る旅でもある。
 東京のある小学校が行う身近な妖怪探しの実習にも密着しつつ、
 日本人の愛する妖怪世界を描き出す。

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2011年8月11日の日記(終戦記念日を前に)。

2011-08-11 23:58:00 | 日記・雑記・独り言

 2011年8月11日。
 2つのテレビ番組を短めに紹介した。
 1つは『みんなのうた』:年代別セレクション。
 1つはバイロイト音楽祭とザルツブルク音楽祭。
 週に2度の更新は読み手の方に不親切な場面が多い。
 でもね。
 節電の夏。
 今夜もテレビを消して“3件”のエントリー。

 テレビ番組と言えば、
 『へうげもの』なる番組を友人に進められた。
 大河ドラマ“江(ごう)”と時代を共にするも、
 『へうげもの』は“江”よりも断然面白いとのこと。
 その番組が今週になって18話分まとめて放送されている。
 今夜は、
 録画したものを第1話、第3話、第7話と飛ばして観た。
 古田織部の物語は1話:25分間のアニメ番組。
 切り口の面白さは確かに“江”を超えているかも?
 “江”にせよ“へうげもの”にせよ大まかな史実(年表)は押さえるものの、
 自由な形でアレンジされたストーリーは現代人には向いているのだろう。
 『へうげもの』の放送はBSプレミアムだが、
 仮に地上波で放送されていれば大きな話題になったろうに。
 特に、
 テレビ東京の“開運!なんでも鑑定団”のファンにはお薦めのアニメ。
 世代を超えたファンを獲得するだろう歌舞いたアニメの芯は真面目。
 ただし、
 古田織部信者(どこに?)は人物像の描き方にイラつくかも(笑)。
 *HPhttp://www9.nhk.or.jp/anime/hyouge/


 8月11日。
 東日本大震災から5ヶ月。
 日本人の何かが変ったのか?
 何も変らないのか?

 近々のニュースとしての記録的円高。
 でも、
 3月11日から1週間の金融の動きと比較すれば、
 大きな驚きはない。
 3月の金融もまた衝撃的数字の連続だったけれど、
 報道で扱うべき大きなニュースは別にあった。
 株に熱心な友人が、
 地震で電気が止まった地域の投資家の心配をしてた。
 “公平性がない”と。
 各国経済の実態と株価と円高。
 株価の動きはリーマン下落とは比較にならない乱高下に様子見。
 円高は今後も続くだろうが“日本買い”を止める方策は見つかり難い。
 でもマネーの話に“長期的な深刻”はないように思う。

 中国で起きた新幹線事故と日本と中国の対応の違い。
 何も決めれない国も問題だが国が強すぎることの問題はさらに大きい。
 ノルウェーでは狂信者の身勝手な行動。
 英国では若者達が暴徒と化す。

 英国の若者のフラストレーションは日本とは違う階級の有無。
 でも日本でも、
 最近になって新たな資産階級ができつつあるような気もする。
 大きなお金の流れ。
 このままでは…。
 と思いつつ、
 漠然とした答えを文字にするにはまだ早い。

 8月に入って、
 父方の近親の葬儀や、
 母方の近親の胃癌手術。
 
 嬉しい話は、
 14日の同窓会。
 寂しい話は、
 お世話になった店舗の廃業。

 自身の身の回りが大きく変りつつあることを実感。

 自身の問題点。
 家庭の問題点。
 地域の問題点。
 地方(自治体)の問題点。
 この国の問題点。
 近隣諸国の問題点。
 国際社会の問題点。
 人類・生物の問題点。
 地球規模の問題点。
 未来に向かう問題点。

 死に逝くものと消えゆく街並み。
 生まれるものと新たな街並み。

 しかし最大の問題は、
 国際社会は限りある資源の中で、
 途方もない増長を繰り返す事実。

 生まれ来る者のために、
 産む事を制限すべき国際社会の現実。
 生まれ来る者のために、
 後世に資源を残すべき国際社会の責務。
 生まれ来る者のために、
 安全な環境を守るべき国際社会の役割分担。

 
*誰もが気付きながら未だ見ぬ次世代に転嫁。

 矛盾に満ちた社会は終戦から、
 今年の8月15日で66年目の夏。

 
“80年の年月は総べての過去を忘れ去る”

 世界恐慌(1929年)の80年後に起きたリーマン・ショック。
 昭和三陸沖津波(1933年)から78年後に起きた東日本大震災。
 人々の記憶の中の風化と再び繰り返される現実(人災・天災)。

 今世界中で起きてい問題と、
 1931年との共通点は何か?
 来年に世界を脅かすニュースと、
 1932年との共通点は何か?

 我国は、
 
2度と1940年代を繰り返してはならない。
 そのための準備。
 それは決して軍事力の増強などではなく、
 冷静な世界情勢の状況判断と人心の安定。
 何が人の心を慰め安心した社会を実現するのか?

 でも日本でも、
 最近になって新たな資産階級ができつつあるような気がする。
 大きなお金の流れ。
 このままでは…。
 と思いつつ、
 漠然とした答えを文字にするにはまだ早い。

 今夜はそんなことを思った。
 

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BS:【バイロイト音楽祭:ローエングリン】(エルザの大聖堂への行列)

2011-08-11 22:55:55 | オペラ・バレエ・舞台

 プレミアムシアター 
 バイロイト音楽祭2011:歌劇「ローエングリン」
 ~2011年 8月14日(日)午後10:45~翌午前5:00 

 今年もやります生放送。
 
~バイロイトをFMを聴いてた世代には夢のような至福。
 昨年に続きバイロイト音楽祭を現地から生放送。
 そして今年放送される演目は、
 親しみ深い中期の傑作:歌劇『ローエングリン』
 第1幕・第3幕への前奏曲や、
 婚礼の合唱は管弦楽ファンにもお馴染。
 そして何よりも“吹奏楽ファンにお薦め”の、
 「エルザの大聖堂への行列(行進)」は、
 昨年放送された日テレ番組、
 『笑ってコラえて!吹奏楽の旅2010』で紹介された曲の原曲。
 *エルザ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20101104

 演奏される場面は第2幕中盤なので深夜2時前後は丑三つ時?
 ってことでエルザの部分のみ聴きたい人は第2幕。
 早速に録画の準備ヨロシク(下記予定時間の記載あり)。
 ~時間が許せば全曲ご覧ください。

 プレミアムシアター
 ザルツブルク音楽祭2011:歌劇「影のない女」
 ~2011年8月13日(土)午後11時30分~

 また前日の夜はの放送はザルツブルク音楽祭。
 演目はR・シュトラウスの佳曲:歌劇「影のない女」。
 ザルツブルクの演奏は勿論ハズレなしのウィーン・フィル
 指揮は只今売り出し中のクリスティアン・ティーレマン
 知名度のない曲も真のオペラファンにはこちらもお薦め。

 2夜連続:夏の世のオペラの時間。
 是非ご堪能ください。

 *オペラを“こんな形の番組紹介”でよいの?
   うん、きっかけになれば・・・と思います。

 ~以下NHKホームページより記事転載。

 バイロイト音楽祭2011から、
 歌劇「ローエングリン」(ワーグナー)

 第1幕開演予定(後11:00頃)
 第2幕開演予定(15日前1:05頃/14日深夜)
 第3幕開演予定(15日前3:30頃/14日深夜)
 *各幕間で“ドキュメンタリー:神々の黄昏”を放送。

 【演 目】
 歌劇「ローエングリン」

 ワーグナー作品の中でも人気を誇る歌劇「ローエングリン」
 6時間以上におよぶ特別編成、衛星生中継でお送りする。
 
 大作曲家ワーグナーが1876年に創設し、
 ドイツ中部の都市バイロイトの祝祭劇場で行われるバイロイト音楽祭。
 カラヤン、ベーム、クライバーといった時代を代表する大指揮者たちが次々と登場、
 チケットの予約待ちは10年以上と言われ、
 世界中のクラシック音楽ファンが「一生に一度は行きたい」とあこがれる音楽祭である。
 昨年NHKは世界の放送局に先駆けて、
 バイロイト音楽祭のテレビ生中継を実現し大きな反響を呼んだ。
 そして今年もバイロイト音楽祭の魅力あふれる演目の中から、
 ワーグナー作品の中でも屈指の人気を誇る歌劇「ローエングリン」を、
 6時間以上におよぶ特別編成でバイロイト祝祭劇場から衛星生中継でお送りする。

 <出演>
 クラウス・フロリアン・フォークト
 ゲオルク・ツェッペンフェルト
 アンネッテ・ダッシュ
 トマス・トマソン
 ペトラ・ラング
 ヨン・サミュエル
 シュテファン・ハイバッハ
 ウィレム・ファン・デル・ヘイデン
 ライナー・ツァウン
 クリスティアン・チェレビエフ

 (合唱)バイロイト祝祭合唱団
 (管弦楽)バイロイト祝祭管弦楽団
 (指 揮)アンドリス・ネルソンス

 <演出>
 ハンス・ノイエンフェルス

 ~ドイツ・バイロイト祝祭劇場から中継~


 ザルツブルク音楽祭2011
 歌劇「影のない女」(リヒャルト・シュトラウス)

 第1幕 (23:30:00~0:43:40)
 第2幕 (0:45:10~1:52:50)
 第3幕 (1:55:20~3:15:30)


 【演目】
 歌劇「影のない女」全3幕

 <出演>
 (皇帝)スティーヴン・グールド
 (皇后)アンネ・シュワーネウィルムス
 (皇后の乳母)ミヒャエラ・シュスター
 (染め物師バラック)ウォルフガング・コッホ
 (バラックの妻)エヴェリン・ヘルリツィウス
 (バラックの兄弟たち)マルクス・ブリュック、
            スティーヴン・ヒュームズ、
            アンドレアス・コンラート
 (霊界の使者)トーマス・ヨハネス・マイア
 (鷹の声)レイチェル・フレンケル
 (現われた若い男)ペーター・ゾン
 (敷居の護衛官)クリスティーナ・ランズハマー
 (上方からの声)マリア・ラードナー

 (管弦楽)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 (合唱)ウィーン国立歌劇合唱団
 (指揮)クリスティアン・ティーレマン

 (美術)ヨハネス・ライアッカー
 (衣装)ウルスラ・レンツェンブリンク
 (照明)シュテファン・ボリガー
 (演出)クリストフ・ロイ

 (字幕)武石みどり

 収録:2011年7月29日
 ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア)

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NHK総合:『みんなのうた・年代別セレクション』(再放送)

2011-08-11 22:10:00 | テレビ番組

 今年のお正月にブログでも紹介した『みんなのうた新春スペシャル』。
 *記事→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110109

 その後4月に放送された『みんなのうた年代別セレクション』。
 その“年代別セレクション”の再放送。
 懐かしいだけではすまされない時代の記録。
 曲の面白さだけでなく歌詞の変化や映像の変化。
 50年の歴史の重みを感じる番組です。
 と言いつつ“安らぎ”や“ほんわか”も。
 信じられないくらいの深夜番組ですので録画して、
 “ほのぼの”しちゃってください。

 ~以下NHKホームページより記事転載。

 『みんなのうたスペシャル』

 *1960年代セレクション
 
 【曲目リスト】
 トロイカ、かあさんのうた、はるかな友に、クラリネットこわしちゃった、コックのポルカ、
 たのしいね、地球を七回半まわれ、ドナドナ、チムチムチェリー、ほたるこい、
 からすと柿のたね、バケツの穴、あしたに賭ける数え歌 
 ~2011年8月13日(土=12日深夜)午前2:50~3:20
 
 *1970年代セレクション
 
 【曲目リスト】
 フニクリ フニクラ(登山電車)、小さな木の実(ビゼー作曲「美しいパースの娘」から)、
 ドンペペの歌、森の熊さん、大きな古時計、ドラキュラのうた、くいしんぼうのカレンダー、
 オナカの大きな王子さま、モッキン バード ヒル、アスタ・ルエゴ ~さよなら月の猫~、
 空にはお月さま、秋物語、赤鬼と青鬼のタンゴ
 ~2011年8月13日(土=12日深夜)午前3:20~3:50

 *1980年代セレクション
 
 【曲目リスト】
 ミスターシンセサイザー、アップル パップル プリンセス、コンピューターおばあちゃん、
 かんかんからす、せんせ ほんまにほんま、ふぃふぃ、メトロポリタン美術館(ミュージアム)、
 ラジャ・マハラジャー、スシ食いねェ!、おはようクレヨン、お兄ちゃんずるい、
 転校生は宇宙人
 ~2011年8月14日(日=13日深夜)午前2:20~2:50
 
 *1990年代セレクション
 
 【曲目リスト】
 一円玉の旅がらす、東の島にコブタがいた、ベスト・フレンド ~Best Friend~、
 ぼくとディジャヴ、川はだれのもの?、メッセージ・ソング、大名ぎょうれつ、
 WAになっておどろう ~イレ アイエ~、さとうきび畑、赤い自転車
 ~2011年8月14日(日=13日深夜)午前2:50~3:20
 
 *2000年代セレクション
 
 【曲目リスト】
 おつかれさん、タチツテト手を、ヒナのうた、フルサト、りんごのうた、月のワルツ、
 クロ、ありがとう~こころのバラ~、ぼくはくま 
 ~2011年8月14日(日=13日深夜)午前3:20~3:50

 *動画→ http://www.nhk.or.jp/minna/movie/index.html

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NHK-BS:『空海と密教美術(至宝と人生)×世界遺産・1万年の叙事詩』

2011-08-07 23:01:23 | 美術・芸術・創造

 『空海:至宝と人生』

 第1集『仏像革命』
 第2集『名筆の誕生』
 第3集『曼荼羅の宇宙』

 第1夜~2011年8月7日(日)[BSプレミアム]午後7:30〜8:59
 第2夜~2011年8月8日(月)[BSプレミアム]午後8:00〜9:29
 第3夜~2011年8月9日(火)[BSプレミアム]午後8:00〜9:29
 *再放送:~2011年8月21日(日)午前9:30〜午後1:00(3話連続放送)

 『世界遺産・一万年の叙事詩』
 ~第3シリーズ・近現代編~ 

 第7集「独立・革命」~民衆は立ち上がる~
 第8集「インダストリー」~進化の100年~
 第9集「20世紀(最終回)」~人類は未来へ継承する~

 第1夜~2011年8月10日(水)[BSプレミアム]午後8:00〜9:30
 第2夜~2011年8月11日(木)[BSプレミアム]午後8:00〜9:30
 第3夜~2011年8月12日(金)[BSプレミアム]午後8:00〜9:30
 *再放送~2011年8月14日(日)午後1:30〜6:00(3話連続放送)

 <mimifukuから一言>

 今回紹介する2つの番組(シリーズ)は、
 『空海:至宝と人生』と、
 『世界遺産:一万年の叙事詩』の最終シリーズ。
 
 『空海:至宝と芸術』は現在東京国立博物館で開催されている、
 『空海と密教美術展』とリンクする番組企画として注目。

 空海(真言宗)関連の過去の展覧会は多く、
 1995年に京都国立博物館で行われた『東寺国宝展』。
 2001年に東京国立博物館で行われた『国宝:醍醐寺展』
 2003年頃に巡回展(東京・名古屋・京都・和歌山)として行われた、
 『空海と高野山展』などに私は足を運んでいる。

 今回の番組で何が放送されるかは分からないが、
 真言と密教について知る機会になれば幸いに思う。
 特に第2集:『名筆の誕生』で紹介されるであろう、
 空海と最澄の蜜月⇔確執までのストーリーは余りに有名。

 シリーズ『世界遺産:一万年の叙事詩』
 
については人類の文明の進歩と文化の役割を探る好機も、
 やや紹介される世界遺産と切り口に編集者の趣味性を感じ、
 前2回のシリーズは紹介するのを保留していた。
 しかし、
 今回の第3シリーズは近代史
 *市民革命⇔産業革命⇔紛争の時代。
 本来であれば(世界遺産に焦点を当てるなら)、
 *ベルサイユ⇔奴隷(労働・支配)の時代⇔ヒロシマ
 へのストーリーテーラーが教科書どおりの展開になるのだろうが、
 当番組は視点を変えて。

 興味のある方はご覧ください。


 <第1夜:仏像革命を見て感じた不思議な感覚>

 『空海・至宝と人生(第1回)仏像革命』を先ほど見終え???
 当て外れの番組構成にやや苦笑するものの見方を変えればそれもよし。
 通常の美術番組で著名作家が出てくるだけでボルテージが下がる上に、
 陳腐な再現ドラマまで見せられた始末にはコアな美術ファンの怒りの形相も?
 怒りの形相を空海が創造したともとれる番組展開は美術ファンなら首を傾げる。
 ただし見方を変えれば興味深い作り方だった。
 2011年3月11日以後。
 制作者の脳裏にチラつく東日本大震災と福島第一原発事故。
 死に対する怒りは仏の存在に否定的な仏師に対し、
 怒りをそのままにぶつける事は密教においての真言に通じる
 と諭す空海の件は現代人(制作者)が見た世の中への苛立ち。
 冷静に時代を検証すれば救いがないからこそ仏への信心が増す。
 科学も医療も発達してない時代の人心を現代人の目で見るドラマ。
 私が番組を見ながら感じた不思議な感覚。

 
 それは、
 飢餓で苦しむソマリアから旱魃(かんばつ)被害の報道。
 石油汚染が飲み水への影響が深刻なナイジェリアの報道。
 空海が生きた時代(774年⇔835年)の日本国内の深刻(飢饉・疫病)。
 比較すべき問題ではないかもしれないが、
 日本で問題になっている放射線汚染による食糧不安の増大。
 食べる事ができても何十年後の病を心配し廃棄される日本の食物。
 明日死ぬかもしれないソマリアで苦しみながらも生きる多くの人達。
 先進国による石油採取から数十年後に起きた老朽化による石油汚染。
 知らされる事もなく井戸水を飲み続けたアルジェリア国内の現地の人達。
 情報過多の時代の中で不安を増殖させ水道水を拒否する日本の人々。

 東日本大震災で最も大きな問題は平安時代(空海の時代)同様に、
 奪われた人命と災害地の復旧(=雇用・生活)。
 しかし、
 今日の日本で話題になっている最も大きな関心事は食の安全。

 現代人が作った【第1集:仏像革命】
 東京人が作る【東日本大震災】

 私の思惑とは違う番組制作は思わぬ事実に気付かせてくれた。
 こんな番組もまあ良い。

 <第2夜:名筆の誕生を見て感じた事>

 昨晩に続き放送時間にリアルタイムで見た。
 私にとっての永久保存版とも言える濃い内容に満足。
 著名な3点の空海直筆の書は、
 国宝:『聾瞽指帰』、『風信帖』、『灌頂歴名』
 と、
 国宝絵画『真言七祖像』の内の「龍智像」と「龍猛像」
 
のニ祖像は唐から請来された五祖像とは別に日本で描かれたとされる作品。

 色彩絵画による人物表現は東寺所蔵の他の平安絵画作品同様に、
 人物描写が素晴らしくその絵画に文字を付け加えたのが空海とされる。
 以前にも当ブログで紹介したと思うが建替え前の京都国立博物館では、
 常設展で多くの寄託宝物の展示があり「龍智・龍猛像」は、
 年に一度は並べて展示される事が通例で、
 特に「龍智像」の前では強く記憶に残る不思議な経験(時間の喪失)をした。
 *その話は別の機会に。
 番組で紹介された「龍智像」の“梵の文字”を見ながら、
 五大尊像等の平安仏画に通じるメラメラと燃える火炎の描写を文字に置き換え、
 空海様式の類のない絵文字表現に大きな感銘(思い込み?)を受けた記憶は忘れない。
 *中国から伝わる他の五祖像にも梵の文字はあるが絵文字表現とは違う別物。
 また、
 番組を高い専門性で保った理由としての石川九楊さんと岡本光平さんの着眼。
 専門家の意見と若い頃から晩年までの空海の書の成り立ちを追いかけながら、
 絶えず変化を求め続けた空海の天才は“ピカソやマイルス”に通じる、
 自己否定の姿勢(=新しい形式の創造)をも感じられ考える点が多い。
 再放送はBSプレミアムで、
 ~2011年8月21日(日)午前11時~午後0時30分。
 お見逃しなく!

 <第3夜の放送日は父方の近親の通夜のため感想を記入しない>

 そのため(リアルタイムで見れないため)事前に、
 第3夜:曼荼羅(マンダラ)の世界を少しだけ紹介。

 国宝の両界曼荼羅には、
 *京都・神護寺『両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)』
 *奈良・子島寺『紺綾地金銀泥絵両界曼荼羅図』
 *京都・東寺『両界曼荼羅図』
 があり“日本三大曼荼羅図”として名高い。

 ☆神護寺の『両界曼荼羅』は痛みが激しく滅多にお目にかかれないが、
 只今開催中の“空海と密教美術展”では期間限定で展示されている。
  http://www7b.biglobe.ne.jp/~kosho/treasure14.html

 ☆子島寺の『両界曼荼羅』は信じられないような良好な保存状態で残り、
 紺地に描かれた金銀の線描は細密の極みであり信仰の重厚を感じる。
 http://www4.kcn.ne.jp/~yukiharu/kodai4%20kojimadera.htm

 ☆東寺(教王護国寺)の極彩色の『両界曼荼羅』は最も知られた作品であり、
 保存状態・色艶ともに良く“日本美術史に燦然と輝く”傑作絵画。
 私自身は東寺所蔵の曼荼羅を、
 青(胎蔵界)と緑(金剛界)の曼荼羅と勝手に命名(照明で見え方が違う)しており、
 仏の表情には同じものがなく漫画表現のルーツのひとつとも考える。
  http://www.toji.or.jp/2009_autumn.shtml

 細かい説明は各URL(寺社等)にリンクして欲しい。
 密教の深い世界(結縁)は意外に
運まかせ?

 その意味は各自で考えて…。


 ~以下NHK-HPより記事転載。

 『空海:至宝と人生』
 弘法大師こと空海は1200年前に密教を求め唐に渡り、
 僅か2年のうちにその奥儀を極めた。
 奥深い密教の教えは絵画などを用いなければ理解できないと、
 空海自身がいうように密教では美術作品が重視される。
 現在では残された多くの宝物は国宝や重要文化財となっている。
 そうした空海ゆかりの至宝を一堂に集めた展覧会が東京国立博物館での、
 特別展『空海と密教美術展』(2011年7月20日~9月25日)だ。
 これを機に数々の至宝を生み出した空海の人生と知の軌跡をたどり、
 “仏像、書、曼荼羅”
 に込められた現代の人々の心にも訴えかけてくるメッセージを、
 3夜連続で探っていく。

 【第1集:仏像革命】
 日本で初めて怒りの表情をした仏像を遺した空海。
 その宗教観を中国取材や再現ドラマを交えて描きながら仏像の美を堪能していく。

 <平安の聖なる怒り>
 京都・東寺(教王護国寺)の講堂に並ぶ21体の仏像。
 空海が晩年に姿形から配置まで構想したという“立体曼荼羅”だ。
 穏やかな表情の仏像の中にあって怒りの表情を露わにし、
 ひときわ目を引くのが不動明王や降三世明王など5体の明王たち。
 なぜ怒りの仏像なのか?
 慈悲だけでは人は救えないのか?
 それまで日本にはなかった仏像を生み出した空海の人間観や宗教観に迫る。

 時空を超えて旅をするのは作家・夢枕獏。
 現代の大仏師・松本明慶と立体曼荼羅の制作過程を推理し、
 中国・西安を訪ね空海が見たかも知れない唐の時代の明王像に対面した。
 そして旅の思索を元に怒りの仏像誕生のドラマ脚本を執筆。
 そのドラマが番組の中で演じられる。

 [再放送]:BSプレミアム~2011年8月21日(日)午前9時30分~11時

 【第2集:名筆の誕生】
 平安時代の三筆の一人である空海。
 青春の苦悩やライバル最澄との交流が刻まれた書に、
 空海の人生と知の軌跡を探る。

 <書に刻まれた天才の人生>
 空海は平安時代の三筆と称えられ優れた直筆の書をいくつも残している。
 その中には空海の人生が刻まれたものも少なくない。
 青春の思いを戯曲仕立てで書いた、
 *国宝:『聾瞽指帰 (ろうこしいき)』。
 最澄との交流を物語る書簡、
 *国宝『風信帖(ふうしんじょう)』。
 空海の名声が高まっていくきっかけとなった密教儀礼の名簿、
 *国宝:『灌頂歴名(かんじょうれきめい)』。
 そして字体も多様で読ませるより見せるというにふさわしい、
 デザイン文字のようなものまである。

 現代を代表する二人の書家・石川九楊と岡本光平が、
 空海の書の臨書などを試みながら、
 書に秘められた空海の思いと人生を読み解いていく。
 空海晩年の作といわれる書には新たな発見もあった。

 [再放送]:BSプレミアム~2011年8月21日(日)午前11時~午後0時30分

 【第3集:曼荼羅の宇宙】
 言葉では伝えられないものを伝える曼荼羅。
 平安時代の色彩を鮮やかに残す両界曼荼羅や金銀で描いた両界曼荼羅など、
 その美と人々の心をとらえるパワーを見つめていく。

 <マンダラのパワーを浴びる>
 空海自らが、
 「密教の教えは深く文字では伝えられないので絵図を用いて表現する。」
 と語っているように密教美術は造形の宝庫であり、
 多彩さと秀逸さは仏教美術の中でも群を抜いている。
 その頂点に立つのが『両界曼荼羅図』。
 日本には空海が初めてもたらしたといわれる。
 平安時代の色彩を鮮やかに残す曼荼羅に描かれた巨大な宇宙空間から、
 数センチの微細な仏の顔まで高画質映像で仔細にとらえ、
 そこに込められたメッセージを解き明かしていく。

 曼荼羅の宇宙を体感するのは国際的に活躍する気鋭のダンサー森山開次。
 空海が修行した地で空海が見た星空も追体験。
 マンダラから得たパワーを新作のダンスにして表現する。

 [再放送]:BSプレミアム~2011年8月21日(日)午後0時30分~2時


 『世界遺産:一万年の叙事詩』第3シリーズ

 世界遺産一万年の叙事詩は現代の国境を越え、
 かつてその世界遺産が生まれた時代にタイムスリップ。
 人類の交流の現場から文明史をたどるシリーズ。

 ▽第7集:独立・革命:民衆は立ち上がる
 旅するのは紀元1620年から1860年。
 「アメリカ独立」
 「フランス革命」
 「ナポレオン」
 などで知られる激動の時代である。

 コロンブスの大航海以来世界は繋がり、
 1つの出来事が地球の裏側にまで影響を及ぼしていった。
 ナポレオンが引き起こしたヨーロッパの混乱。
 それは遠く中南米の植民地へと連鎖していった。
 訪れたのはメキシコの2つの世界遺産。
 そこにはナポレオンが引き起こしたヨーロッパの混乱が、
 思いもよらない形で影響を及ぼしていた。
 鉱山町として世界にその名を知られていた「グアナファト」。
 ウルトラバロックと呼ばれる不思議なデザイン。
 そこには植民地時代の人々の思いが隠されていた。
 そして冨を運ぶ道の中継地として栄えた、
 世界遺産「サンミゲル・デ・アジェンデ」。
 町の名前にもなっているメキシコ独立の英雄アジェンデ。
 矛盾を打破するために立ち上がった知られざる英雄の物語をお届けする。
 民衆が立ち上がったこの時代。
 人々を駆り立てた、独立・革命のエネルギーを見ていく。
 【出演】:松岡正剛、華恵

 ▽第8集:インダストリー/ 進化の100年
 旅するのは1830年~1930年までの100年間。
 この100年の間、鉄道、飛行機、電球、電話などが次々と開発され、
 あっという間に世界中に広がった。
 農業中心の社会から工業中心の社会へ。
 それまでの生活を一変させる『産業革命』が起こった。
 産業革命がどこにも先駆けて起こったのがイギリス。
 ワットの蒸気機関、
 カートライトの自動織機など、
 革新的な機械が続々と発明され、
 機械で大量生産を行う“工場”とそこで働く“労働者”が生まれた。

 イタリアの世界遺産「クレスピダッダ」。
 労働者が酷使されがちだった時代、
 この工場都市では快適な労働環境が徹底して追求された。
 労働者の生活は、
 庭付き一戸建て、料理学校、
 さらには、
 劇場や、プールまで、至れり尽くせり。
 工場の経営者クレスピ一族がすべて無償、タダで提供していたのだ。
 彼らはなぜ“労働者の理想”を追い求めたのか“その謎”を紐解いていく。

 ドイツの世界遺産「ツォルフェライン炭鉱」
 この時期、世界各国がイギリスを追いかけたなかで徹底した合理性の追求で、
 工業大国となったのがドイツだった。
 ありとあらゆる部分が機械化したハイテク炭坑。
 徹底してムダを省く「デザインの理想」と、
 そこで働いた炭坑夫たちのちょっと意外な文化を体感。
 イギリスの生み出した「インダストリー」が世界を一変させた100年。
 変化に翻弄されながらも理想を掲げ前に進み続けた人々のドラマに迫る。

 ▽第9集:20世紀・人類は未来へ継承する(最終回)
 1年間にわたり古代、中世、近代の世界遺産を訪れてきた旅もいよいよ最終回。
 20世紀はまさに混沌の時代だった。
 人類の技術革新で文明は発展したが世界を巻き込んだ悲劇的な戦争に繋がった。
 貧富の差はますます大きくなり民族問題や宗教問題も複雑化していく。
 数々の世界遺産を独自の視点で編集する松岡正剛さんは、
 この時代を“継承”という視点で読み解いた。
 訪れたのは世界遺産「ドイツ・博物館島」。
 人類の歴史が凝縮したドイツの誇り。
 しかし、
 第二次世界大戦やドイツの分断など20世紀の激動に翻弄された。
 博物館島が伝え続ける過去の記憶とは?
 さらに、
 世界遺産「メキシコシティーと国立自治大学」。
 20世紀の芸術の中心だった国メキシコ。
 巨大な壁画にはメキシコの人々が民族の誇りを取り戻そうとする、
 戦いの歴史がつまっていた。
 最後は、
 クロアチアの世界遺産「プリトヴィツェ湖群国立公園」。
 宝石のような美しさを放つ湖。
 しかし20世紀。
 民族の対立から紛争が勃発。
 湖は紛争の最前線となった。
 人々はこの美しい自然をどのように守り抜いたのか?
 すべて壊す力を得てしまった現代。
 だからこそ私たちは過去の遺産を守っていかなければならない。
 人類の歴史をいかに継承していくのか?
 これから見る20世紀の世界遺産にそのヒントが隠されていた。


 <空海:関連記事>

 東京国立博物館/特別展『空海と密教美術』
 ~2011年7月20日⇔2011年9月25日
 公式HP→ http://kukai2011.jp/construction.html

 密教の教えは奥深く文筆で表し尽くすことはむずかしいので、
 図画を用いて教えを広めるという言葉を空海は残しています。
 そのため真言密教では造形を重視しました。
 この展覧会では空海が唐から請来したもの・自筆の書・指導して造った仏像など、
 空海ゆかりの作品とその思想的な息吹を色濃くとどめる時代の作品を中心に、
 真言密教の名品の数々をご覧いただきます。

 (1)密教美術1200年の原点、その最高峰が東国博に大集結します。
 (2)展示作品の98.9%が国宝・重要文化財で構成されます。
 (3)全長約12mの「聾瞽指帰」をはじめ、
 現存する空海直筆の書5件を各巻頭から巻末まで展示します。
 (4)東寺講堂の仏像群による「仏像曼荼羅」を体感できます。
 (5)会場全体が密教宇宙を表す“大曼荼羅”となります。

 <参考資料:世界遺産・過去のシリーズ>

 *世界遺産一万年の叙事詩:第1シリーズ
 第1集:先史~文字なき世界の記憶~
 第2集:文明~世界は"知"で満たされる~
 第3集:帝国~境界をめぐる興亡~
 
 *世界遺産一万年の叙事詩:第2シリーズ
 第4集:世界宗教~祈りの力がもたらしたもの~
 第5集:ルネサンス~先駆者たちの夢~
 第6集:大航海~未知なる世界へ~

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