mimi-fuku通信

このブログを通して読み手の皆様のmimiにfukuが届けられることを願っています。

科学雑誌『Newton』に見る東日本大震災と地球温暖化の複雑。

2011-05-31 21:20:00 | 健康・医療・科学

 今日で2011年の5月は終了。
 と文字にすると1日1日が二度と帰らないことに気付く。

 5月29日は北陸西部では記録的な大雨。
 丸一日どこも行かずに家にいた。
 と図書館から携帯電話に一通のメールが届いた。
 メールの内容は予約してあった、
 月刊科学雑誌『Newton』(6月号)の貸し出し準備ができた
 との連絡であり早速に取りに出向いた。

 Newton (ニュートン) 2011年 06月号
 わかる科学をビジュアルで!
 驚きと興奮のサイエンスマガジン 
  2011年4月26日発売:1000円

 【内容】

 『NEWTON SPECIAL』
 M9地震・津波・原発事故/未曾有の大震災

 未曾有の大震災(序章)
 *東北地方太平洋沖地震・詳報

 未曾有の大震災(第Ⅰ章)
 *超巨大地震はこうしておきた
 *東北地方太平洋沖地震とその津波のメカニズムにせまる
 古村孝志/佐竹健治/水藤 尚/八木勇治/
 長谷川 昭/原口 強/橋本 学/今村文彦

 未曾有の大震災(第Ⅱ章)
 *徹底分析 福島第一原発事故
 *なぜ放射性物質が流出したのか? その影響は?
 岡 芳明/米原英典/山澤弘実

 未曾有の大震災 (第Ⅲ章)
 *次にひかえる超巨大地震
 *日本がこれから直面する大きな危機とは?
 佐竹健治/遠田晋次/古本宗充/河田惠昭/石辺岳男/
 濱田政則/佐々恭二/篠原雅彦/藤井敏嗣

 Newtonらしく専門的な分野を図解を織り交ぜ丁寧に解説。
 読みながら“このブログ”で文字にしてきた東日本大震災の文書の稚拙さに苦笑。
 当然と言えば当然なのだけど、
 
ジャーナリズムとは全く違った視線(視点)に感嘆する箇所多し。
 そこで今日(31日)は、
 保存用に6月号(バック・ナンバー)を書店に予約しにいく“ついで”に7月号(販売中)も購入。
 *6月号はアマゾンでは品切れの表示ですが書店では予約入手できます。

Newton (ニュートン) 2011年 07月号 [雑誌]
クリエーター情報なし
ニュートンプレス

 7月号は6月号と比較しボリューム不足で専門性が高く、
 一般読者にはお奨めはしません(6月号は保存版)。
 *放射線について詳しいので福島の方には推薦します。

 しかし今日のタイトルで本題として文字にしたかった、
 7月号の最新情報としての、
 ネイチャー2011.3.31号より、
 カルフォルニア工科大学:カスピ博士等による研究グループの見解として、
 暖流が寒気の蛇行を促すことは既に日本でも指摘されているが、
 暖かい海水が存在する反面で暖かい海水が“
大陸を冷やす”効果を指摘。
 温暖化=平均的な温度上昇とならないとする研究結果を発表した。
 *その意味については其々が考えてみて…。
 
近年(2・3年前)の寒気の入り込みが顕著な日本海側の兆候と、
 ネイチャーでの報告結果の共通点(内容の詳細は分からないが)。

 私には温度変化の異常について思い当るところがあるし、
 昨晩文字にした、
 台風2号(2011年):山陰沖~若狭湾に降り注いだ大雨(集中豪雨)を考える。
 のヒントとなる見解として注目。

 “寒気と暖気の遭遇”

 
その結果は、
 大凡これまでの常識を覆す異常気象の要因を引き起こす。
 と、
 たまには視点を変えてサイエンス番組の紹介。
 
 6月5日のNHKスベシャルは、
 『検証・原発危機(第1回)』
 ~総合:2011年 6月 5日(日)午後9:00~午後10:00(60分)

 また予定ですが、
 6月10日(金)深夜のサイエンスZEROは、
 『東日本大震災:巨大津波の全貌に迫る』
 ~教育:2011年 6月11日(土)午前0:00~午前0:30(30分)

 サイエンスの目で見る東日本大震災。
 興味のある方は是非ご覧ください。

 

コメント

台風2号(2011年):山陰沖~若狭湾に降り注いだ大雨(集中豪雨)を考える。

2011-05-30 21:32:00 | 自然・気象・災害

 2011年5月29日~30日にかけて、
 
福井県の若狭湾近辺の各地では、
 台風2号から変わった温帯低気圧に影響された、
 発達した雨雲が次々と流れ込んむことで、
 周辺地域に記録的な大雨を降らせた。

 福井県大飯郡おおい町では24時間の最大雨量値が370㍉に達し、
 気象庁が統計を取って以来最大の雨量を雨期に入る前の5月に記録。
 報道によると東日本・西日本・東北の各地では約100を超える観測点で、
 24時間に降った雨量が5月の新記録となっている。

 私が興味を持ったのは私の住む石川県のお隣の福井県周辺の降雨量。
 福井県内の観測点で24時間雨量が観測史上最大を記録したのは4地点とされ
 坂井市三国:218・5㍉、敦賀市:214㍉、福井市越廼:188㍉。
 ~石川県でも加賀市栢野町で積算雨量が200㍉を超えた(5月の新記録)。

 また若狭湾近辺の市町村でも、
 京都府舞鶴市:280㍉、綾部市故屋岡町:269・5㍉、福知山市三岳:220㍉。
 滋賀県高島市朽木:235・5㍉、同市今津町:206㍉、大津市萱野浦:177・5㍉。
 兵庫県豊岡市:157・5㍉などとなっている。

 思い出すのは、
 2004年10月19~21日に列島を襲った超巨大台風23号。
 その時は、
 京都府舞鶴市で路上を走行中のバスが洪水による立往生。
 さらに、
 兵庫県豊岡市では
 20日の
正午頃から午後6時までに周辺地域で160~220㍉の雨量を記録し、
 その後も時間雨量20~35㍉の激しい雨が降り続き豊岡測候所で観測不能。
 総雨量は280㍉を超えており豊岡市での被害は、
 全壊333棟、大規模半壊1082棟、半壊2651棟、一部損壊292棟、
 床上浸水545棟、床下浸水3326棟と甚大であり7人の方が亡くなった。
 *以上豊岡市役所ホームページ参照。
 
 ただし、
 
豊岡豪雨の直後の24日に新潟県で中越地震が起こり、
 豊岡市での豪雨被害や台風23号の報道は陰に隠れ、
 人々の記憶に強い印象を残すに至らなかったように思う。
 *バスの天井に取り残された人達の救出は強く記憶に残る。
 
 地形的に山陰海岸国立公園~若狭国定公園付近を襲う大雨は、
 高知県室戸岬周辺(四国東部)に上陸した大型の台風が、
 
琵琶湖~富山・新潟周辺に抜けるコースが指摘される。
 *舞鶴の顧客に伺った情報。

 今回のように、
 室戸岬近海で温帯低気圧に変化した台風が、
 紀伊半島~東海沖(主に太平洋上)に移動し、
 5月の若狭湾周辺で大雨を降らせた不思議。

 *福井県大飯郡おおい町(349.5㍉)
 30日AM5時←29日AM5時:24時間雨量
 24.0-36.0-53.0-41.5-29.0-20.0-17.5-9.5-4.0-1.5-3.0-7.0
  10.0-4.0-9.0-9.5-13.0-11.5-8.0-11.5-10.5-6.0-7.0-3.5


 本題に入ろう。

 石川県南部地域にある私の家でも、
 日中はほぼ無風の状態から夜には北よりの風に変わり、
 夜半前後~早朝には北から南に吹く強風と激しい雨が、
 自宅の外壁を叩き睡眠中に2度も目を覚ました。

 大雨が降り注いだ深夜の山陰東部~若狭地域は、
 東海沖で停滞した温帯低気圧(台風2号)の北西に位置し、
 キーワードとしての北からの風は、
 台風と同じく回転運動を伴った温帯低気圧中心の外側の渦を意味し、
 日本海側にあった寒気(冷たい空気)や平年よりも低い日本海側の海水温が、
 温帯低気圧から運ばれた暖かく湿った空気に刺激され日本海沖で雨雲が次々と発達。

 温帯低気圧の渦からの風向きに運ばれた雨雲が、
 紀伊半島~東海沖をゆっくりとした“低気圧=
台風”の移動に伴い、
 兵庫県北部→京都府北部→福井県南部→滋賀県北部に到達。
 5月としては考えられないほどの集中豪雨を記録した。
 と仮定(推測)するのは無理があろうか?

 キーワードとしての日本海の冷たい空気と海水温。
 *台風の勢力を急激に弱める冷たい海水も真実。
 逆のパターンとしては、
 2010年年末に鳥取⇔島根県の海岸部での記録的な短時間豪雪は、
 平年よりも暖かかった12月の日本海に強い寒気が入ってきたことで起きた。

 寒気と暖気の遭遇はヒステックな現象を引き起こす。

 指摘すべきは気象庁の予報が、
 地域雨量が24時間最大で120㍉を予測していたのに、
 現実的には350㍉を超える地域が存在した事実。
 さらに(5月の北陸地方でありながら)、
 深夜の6時間雨量が200㍉を超えた衝撃に言葉を失う。

 大雨が降り注いだ地域が海岸沿いの短い河川しかない地形だったことが、
 積算雨量400ミリを超えても大きな被害にならなかった理由ではあろうが、
 仮に、
 豊岡市周辺等のような中級河川の流域に集中して雨雲が侵入していれば、
 今夜のトップニュースは大きく変わっていただろう。

 24時間の雨量予測が発表の3倍にも膨れ上がり、
 深夜短時間で200㍉超えの雨量を日本海側で記録した、
 珍しい5月の台風と今回の衝撃的な事例との関係。
 大きな被害が出なかったのは偶然でしかない。
 *自然災害とは往々にそうしたものだが。

 何故東海沖太平洋に進路をとった台風崩れの低気圧が、
 海水温の低い日本海側で記録的な大雨を降らせたのか?

 気象予報がぶち当たる責任の所在は重い。

 そのためにも今後大きな被害が出る前に、
 新たな未来予測と
検証が必要となる。
 
 事故が起きれば検証。
 事故が起きなければ黙殺。

 それでは“この国”は良くはならない。

コメント

【週末の台風2号(2011年)】と“桑田さんの再放送”&自民党への苦言。

2011-05-30 06:21:00 | 台風関連

 *以下更新中です。

 台風第2号(ソングダー)の進路。
 *経路図→
http://www.jma.go.jp/jp/typh/1102.html

 *ブログ内:防災情報へのリンク。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/c/83b14e722c288c3ebde51081619fd16c


 *平成23年05月29日(日曜日・午後)発表

 <29日15時の実況>
 温帯低気圧
 存在地域:四国沖
 進行方向、速さ:北東 55km/h(30kt)
 中心気圧:982hPa

 台風2号は29日午後3時頃に室戸岬近海で温帯低気圧に変化。
 台風と熱帯低気圧の違いは風速ですが温帯低気圧は温度差と評価。
 詳しくは下記阿南市HPが明解だと思います。

 http://www.city.anan.tokushima.jp/docs/2010091600209/

 温帯低気圧に変わったものの、
 982hPaは強風をともなう低気圧には変わりなく厳重な注意が必要。
 今後警戒すべきは北陸・山陰の日本海側や東海以北の太平洋側。
 北陸・山陰では累積雨量が予報をこえて150㍉近い地域も想定でき、
 東日本大震災の被災地でも180㍉を超える大雨予測を気象庁が報告。
 今後心配される被害は土砂災害となる模様で、
 明日(30日)の午後までは注意深く低気圧の動きを監視してください。
 *5月29日夜更新

 【北陸で記録的な大雨】
 *福井県大飯郡おおい町(349.5㍉)
 30日AM5時←29日AM5時:24時間雨量
 24.0-36.0-53.0-41.5-29.0-20.0-17.5-9.5-4.0-1.5-3.0-7.0
  10.0-4.0-9.0-9.5-13.0-11.5-8.0-11.5-10.5-6.0-7.0-3.5
 *予報とはかけ離れた北陸での記録的な豪雨は累積400㍉を超える見込み。
 若狭湾周辺では軒並み200㍉を超え石川県に近い坂井市でも200㍉を超えた。

 *石川加賀市栢野町(170.5㍉)
 30日AM5時←29日AM5時:24時間雨量
 10.5-3.0-4.0-2.5-11.5-3.5-1.5-5.5-7.5-11.5-17.5-16.0
  8.5-15.0-7.5-9.5-12.5-8.0-6.0-3.5-2.0-2.0-1.0-0.5
 *石川県の24時間雨量の最大値もまた5月としては記録的な雨量。

 平成23年05月29日(日曜日・朝)発表

 <29日06時の実況>
 強さ:強い
 存在地域:屋久島の南南西 約100km
 中心位置:北緯29度25分/東経130度10分
 進行方向・速さ:北東 55km/h
 中心気圧:965hPa
 中心付近の最大風速:35m/s
 最大瞬間風速:50m/s
 25m/s以上の暴風域:全域 90km
 15m/s以上の強風域:全域 390km
 
 <29日18時の予報>
 存在地域 室戸岬の南東約30km
 中心気圧 975hPa
 
 <30日06時の予報>
 温帯低気圧
 伊豆諸島近海
 中心気圧 986hPa
 最大風速 23m/s
 最大瞬間風速 35m/s

 深夜に沖縄県本島を通過した台風2号はこの時間屋久島近海に位置。
 勢力は当初の予定よりも衰えずに暴風が吹き荒れています。
 ただし暴風域は半径90㎞と小さく速度も速いために数時間で脱出。
 沖縄本島では瞬間的に55mを超える暴風と20万世帯を超える停電。
 今後台風は本州の太平洋側の縁(ヘリ)を沿うように進行。
 暴風域は小さいものの九州四国南部地域では暴風域に入る可能性もあり、
 急激な風の変化も想定されますので中心位置に留意してください。
 今後の注意点は集中豪雨&累積雨量であり特に土砂崩れに注意。
 明日の朝まで東北以南の全国で大雨が予想されています。
 ご注意ください。
 *5月29日朝更新

 *平成23年05月28日(土曜日・深夜)発表

 <29日00時の実況>
 強さ:強い
 存在地域:那覇市の北 約140km 
 進行方向、速さ:北東 45km/h
 中心気圧:950hPa
 中心付近の最大風速 40m/s
 最大瞬間風速 60m/s
 25m/s以上の暴風域 南側 150km/北側110km

 *平成23年05月28日(土曜日・夕)発表

 <28日16時の実況>
 強さ:強い
 存在地域:宮古島付近
 進行方向、速さ:北北東 40km/h
 中心気圧:945hPa
 中心付近の最大風速 40m/s
 最大瞬間風速 60m/s
 25m/s以上の暴風域 全域 130km
 15m/s以上の強風域 全域 440km

 <29日03時の予報>
 存在地域 沖永良部島の北西 約90km
 中心気圧 960hPa

  <29日15時の予報>
 存在地域 宮崎市の南南東 約110km
 中心気圧 975hPa

 <30日15時の予報>
 温帯低気圧
 存在地域 東海道沖
 中心気圧 986hPa

 台風が当初の予想進路よりも北上したことで先島諸島が暴風域の北西部に入り、
 午後5時(28日)現在は宮古島に台風の中心が位置し大荒れの状況。
 今夜は沖縄本島~奄美諸島の北側を960hPa前後で進行する予報は、
 台風の南東側に南西諸島が位置することで強い風が吹き荒れる予想。
 明日の午後には九州南部沿岸に接近する頃には975hPaとの予報は、
 九州→四国→近畿→東海地方では暴風の脅威よりも累積雨量が心配。
 地元気象台の詳細な情報を早め早めに入手してください。
 *5月28日夕更新
 

 *平成23年05月28日(土曜日・朝)発表

 <28日06時の実況>
 強さ:非常に強い
 存在地域:石垣島の南南西 約260km
 進行方向、速さ:北 25km/h
 中心気圧:940hPa
 25m/s以上の暴風域 全域 130km 
 
 <28日18時の予報>
 強さ 強い
 存在地域 宮古島付近
 中心気圧 955hPa

 <29日06時の予報>
 強さ 強い
 存在地域 奄美大島の西 約190km
 中心気圧 970hPa
 
 <30日03時の予報>
 強さ -
 温帯低気圧
 存在地域 潮岬の南南西 約60km
 中心気圧 986hPa

 昨晩の深刻な予報よりもややトーンダウン。
 台風は現在940hPaと非常に強いものの昨夜の予報値を下回り、
 30日(月曜日)未明には近畿太平洋沖で温帯低気圧に変わる模様。
 沖縄・奄美地方近海での“瞬間最大風速は40~50m”を想定。
 ~今夜(28日夜)→ 明朝(29日午前)にも沖縄・奄美地方通過。
 九州~四国・近畿南部地方:太平洋側の大雨の状況は変わらず、
 多い所では“降り始めからの2日間で400ミリを超える地域”も想定。
 楽しみにしていた連休は全国的に荒れ模様。
 今日の午後から明後日の昼頃までは厳重な警戒をしてください。
 *5月28日朝更新

 *平成23年05月27日(金曜日・夜)発表
 
 <27日18時の実況>
 大きさ:-
 強さ:猛烈な
 存在地域:フィリピンの東
 中心気圧:920hPa
 25m/s以上の暴風域130km 
 
 <28日18時の予報>
 強さ:非常に強い
 存在地域:宮古島の南 約100km
 中心気圧:935hPa
 
 <29日15時の予報>
 強さ:強い
 存在地域:屋久島の南 約90km
 中心気圧:950hPa
 
 <30日15時の予報>
 強さ:-
 存在地域:東海道沖
 中心気圧:980hPa

 昨晩の予報よりもやや速度をあげながら今後早い時間内で、
 台風2号は非常に強い勢力を保ったまま南西諸島に接近。
 状況は昨晩以上に深刻なコースを取りそうです。
 予報では明日(28日)の午後にも先島諸島が暴風域の圏内か?
 暴風域は半径130kmと小ぶりなためにコースによっては、
 先島諸島西部は暴風域に入らない可能性もありますが、
 28日の夜にも強風域の圏内に入り、
 29日未明には暴風域に入ると予想される、
 沖縄本島近海での推定中心気圧は、
 940hPa前後の非常に強い勢力も想定すべきで、
 沖縄・奄美地方では季節外れの猛烈な風雨に見舞われそうです。
 台風は足早に進み29日(日曜日)の午後には屋久島近海に進み、
 28日~29日は九州南部~四国・近畿の太平洋側では、
 5月としては記録的な大雨となりそうです。
 心配な連休となりますが早めの対応をおとりください。
 *5月27日夜更新

 *平成23年05月26日(木曜日・夜)発表

 <26日18時の実況> 
 強さ:猛烈な
 存在地域:フィリピンの東
 中心気圧 920hPa

 <28日15時の予報>
 強さ:非常に強い
 存在地域:沖縄の南
 中心気圧:940hPa

 <29日15時の予報>
 強さ:強い
 存在地域:九州の南
 中心気圧:965hPa

 予報では29日(日曜日)には九州の南との位置も、
 経路図では沖縄本島~奄美諸島近海を通過するコース。
 
 28日未明には先島諸島で波風強く、
 28日の夜には沖縄本島が強風域に入り、
 29日未明にも暴風域(中心気圧960hPa前後=強い)。
 従って28日~29日の週末は、
 先島諸島~沖縄・奄美の交通に大きな支障を予測。
 強い台風の接近で関係地域の方は防災の準備をしてください。
 また、
 バカンスにお出かけの方は留意してください。
 *5月26日夜更新

 *****

 当初は3月17日に予定されていた、
 桑田圭祐さんのドキュメンタリー番組の再放送は、
 3月11日に起きた東日本大震災のために休止。
 その休止後の、
 再放送の日程が決まったようなのでお知らせ。

 『復活!桑田佳祐ドキュメント』
 ~55歳の夜明け~ 完全版
 ~総合:2011年 5月29日(日)午前0:00~午前1:00
 *28日(土)の深夜の放送です。

 <番組内容>

 がんを克服し復活した桑田佳祐のドキュメント番組『完全版』。
 紅白歌合戦をはじめレコーディングなど秘蔵映像満載。
 録りおろしインタビューやスタジオでの熱唱も紹介。

 <曲目リスト>

 「ROCK AND ROLL HERO」
 「ダーリン」
 「銀河の星屑」
 「現代人諸君!!」
 「明日晴れるかな」
 「それ行けベイビー!!」
 「本当は怖い愛とロマンス」
 「MY LITTLE HOMETOWN」
 「月光の聖者達」

 ただし当初予告されていた75分番組でなく、
 60分バージョンでの縮小放送のようです。
 43分のものと60分のものと幻の75分のもの。
 果して45分(43分)の編集と何が違うのか?
 早くも幻の75分(73分)に興味は移ります(笑)。
 *5月26日夜更新

 *****

 今夜(26日夜)のニュースは何?
 相変わらずの点の視点にうんざり。
 ~重要な事は55分の真実ではない!
 それと内閣不信任案を出す前に、
 自民党の総裁は今のままでよいのか?
 不信任案の後始末。
 目指している方向が見えない、
 政局目当ての空虚な否定(点の視点)は、
 もう御免。
 
 点の否定しかできない現・自民党総裁に託すべき何か。
 私には自民党の考え(党の方向性)が理解できない。
 不信任案を出すなら国民に示すべきは、
 
*点の否定(=個々の過去の責任追求)
 
ではなく、
 *独創的な面の主張(=独自の視点と国家の未来像)
 *現政権(菅内閣)は攻め込みやすい穴だらけの政権と誰もが認識。

 不信任案が通過しなかった時の(自民党の)ダメージを考えて、
 もう一度“党の戦略”を練り直したほうがよいような気がする。
 *空振りの場合の自民党総裁の進退も言明すべき。
 そのためには、
 内閣不信任案よりも自民党は現総裁で戦えるのか?
 私個人の意見として“点の否定”には同調できない。
 *5月26日夜更新
 

コメント

【彫金家・正阿弥勝義の時代に学ぶ】:21世紀の工業製品の未来像。

2011-05-27 00:30:00 | 経済・産業・mono

 NHK-BSプレミアムで3回シリーズで放送された明治時代の名工達。
 シリーズ第3回は日本の最先端技術のルーツとなるだろう金属工芸を紹介。
 既に放送された番組ですが再放送が予定されているので是非ご覧ください。 

 『金属に刻んだ一瞬:彫金家・正阿弥勝義』
 ^NKK-BSp:2011年5月28日(土)午後0時~午後0時58分(再放送)

 興味深い番組だった。
 正阿弥勝義(しょうあみ かつよし)は、
 1831年:津山藩の金工師:8代目中川勝継の3男として生まれ家業の金工技術を学び、
 1849年:18歳の時に備前藩のお抱えの金工師:
正阿弥家9代として迎えられる。
 1876年:明治の廃刀令により刀の工作細工は不要となり失業。
 その後は極貧生活の中で技術の研鑽に励みながら販路を求め時代の変化を待ち、
 国家が輸出産業としての工芸に目を向けたことで再び脚光を浴びるものの、
 自身は国内の需要に専念し限られたスポンサー(パトロン)との交流を重んじた。
 *資料:世紀の祭典:万国博覧会の美術・展覧会図録参照。

 以前にもブログ内で何度か文字にした、
 *桃山時代の国際交流(=南蛮交易)と、
 *明治維新の国際交流(=万国博の時代)に於いて、
 日本の輸出産業の花形となった工芸品の数々。
 少しだけ、
 過去の記事を振り返りながら“おさらい”したい。

 *****

 “交換すべき物を持つ=交換できる製品を持つ”

 桃山時代、明治維新と世界が驚嘆した日本文化の華は、
 西洋人にとって、
 
攻め落とすよりも利用すべきとの思惑”
 が働いたのではないかと考えられる。

 仮に日本人が野蛮な国民と西洋人の目にうつり、
 仮に日本に豪華絢爛で細密精緻な文化がなく、
 資源(鉱石・原料)が豊富な国土だとすれば、
 大航海の時代にも他国から侵略されていたかも知れない。
 ~日本の文化史を語る上で隋・唐・宋(現代の中国)との交流
を、
   切り離す事はできないがそれは別の機会に文字にしたい。

 特に桃山時代(=信長・秀吉の時代)の漆工芸品は南蛮交易において、
 為替や貨幣が確立されていない時代の世界貿易の交換品(物々交換)として、
 大航海時代のヨーロッパに紹介・交換され世界へ流通していく。
 時代の移り変わりの中でも交換された日本の精密工芸の技術は、
 “日本の産業技術に対する高い信頼と評価”
 を生み出しその後の世界の工場としての日本の位置付けを形作った
 
 またパトロン(時の権力者)がいた時代には、 
 権力の贅沢(=徹底した要求)は一見すると無駄遣いのようにも見えるが、
 権力者達が職人達の研鑽に対し出費を惜しまなかったことで、
 明治の開国の折に“世界に対し交換すべき物品”を提示することができた。

 幕末に失業したのは刀剣(主に刀の装飾)の金工師(金属加工)ばかりでなく、

 幕藩体制の消滅は多種多様な“お抱え職人”が仕事を失った時代でもあった。
 しかし、
 不要とされた精密細工に再び光をあてた国際博覧会への出品(提出)は、
 世界のコレクター達の羨望の眼差しを浴び日本の近代化の礎を築いた。
 *この時代加賀百万石(金沢)お抱えの職人の多くが貿易港横浜近辺へと移住した。

 ただし、
 明治時代に世界に注目された細密加工技術の生産量は希少であり、
 更に限られた人間にしか到達できない技術の競争は高価を極め、
 近代日本は工業
化(大量生産)を目指し驀進するに至った。

 *****

 では現代はどうだろう。
 ~これも過去の記事を参照すると~

 江戸や明治の時代とは違い現代社会は1ヵ月決済であり、
 パトロン(大名・資産家等=買上げの確約)のいない現代では

 膨大な時間や手間をかけた仕事はできない。

 さらに、
 現代の消費行動は“自分や家族のための消費行動”が主流を占め
 子々孫々までを考えての消費行動は豊潤な現代社会では望まれないし、
 21世紀の情報化社会は物を見る価値観さえも変えてしまい、
 3年後、5年後、10年後、住宅の耐久年数すら約30年が指標となり、
 安価大量消費社会は“ゴミを作る”ことを前提に推進され、
 3年後、5年後、10年後、30年後にゴミになる(捨てられる)事で、
 新たな購買意欲(=必然的耐久力不足)が促進される仕組みをつくった。

 また
 “安価で安直な大衆消費財”を
 アジア諸国からの製品輸入を率先した国家戦略は、
 *国家の手による国家の知的財産の流出。
 グローバル経済推進の旗頭の下に行われ、
 バブル経済崩壊後に、
 官僚(国家行政)機構の誘導で行われたと考えられる、
 *一極集中(=地方経済への黒船進出と富の集中)と、
 *安価大量販売(=コスト削減努力と合理化・合併)は、
 日本の税収悪化(=儲からないシステムの構築)と、
 取り返しのつかない借金を国民に背負わせた。
 *あくまでも偏った見方ではあるが。
  
 *****

 【本題:21世紀の工業製品】

 タイトルである、
 『工業製品の未来像』のキーワードとしての
 “交換すべき物を持つ=交換できる製品を持つ”
 について考えてみたい。

 資源(鉱石・原料・燃料)の少ない日本が世界のG8(主要先進国)に位置する理由。
 昨年中国にGDP(国内総生産)で追抜かれたとは言え世界の第3位に位置する理由。
 2つの理由として挙げられる、
 戦後の世界をリードし続けたアメリカとの友好と日本国民の勤勉。
 しかし、
 2つの理由以上に指摘すべき事例は、
 国民の教育(思考)レベル&豊かな自然(四季)&古きよき伝統(伝承)。
 
 テレビ番組:『シリーズ・いのち映す超絶工芸』を見終えて感じた、
 この国に残された伝統的な職人文化の意気と華こそが、
 今尚この国が先進国であるべき理由と考えられる。

 金属工芸は奈良の昔(白鳳時代)から国内でも高度な技術が現代に伝えられ、
 3~4世紀には中国・朝鮮からも海を渡って金銀の装飾品などが伝えられた。
 特に、
 正倉院に伝わる唐時代の金工技術は世界史の頂点
 
を極める物も多く見られ(金工だけに限らず)、
 日本の技術は“お手本”を独自に模倣しながらも急速に発展。
 平安~鎌倉期には、
 衰退していく中国の工芸技術に並ぶような独創的作品も誕生。
 そうした技術は1ヶ所に留まらず国内各地に広まった。
 *代表例としての岩手県・中尊寺の宝物群。

 また特筆すべきは信長の時代。
 種子島と呼ばれる西洋の鉄砲を早くから国内で生産。
 技術開発(製品開発)には世界に一歩及ばぬものの、
 工業生産技術は古くから世界の一流国であったようだ。

 “(世界を相手に)交換すべき物を持つ=交換できる製品を持つ”
 は近年の革命的なデジタル技術の発達により、
 教育レベルや辛抱強さと言った日本人の得意分野を飛び越え、
 プログラムされれば誰にでも生産できる環境を創造したことで、
 発展途上国の多くが新興国として成長しG20の新たな枠組みができた。
 *それは先進国の勝利であると同時に大きな敗北の要因とも成り得る。

 日本の得意分野としての生産技術を脅かす存在に成長したG20の枠組み。
 *G20について述べる事は環境問題・パワーバランス・新しい秩序でもある。
 逆に日本にとっての新たな貿易チャンスとなるだろうG20と今後の新興国の存在。

 “交換すべき物を持つ=交換できる製品を持つ”
 の目標として世界の一流国としての日本の立場の堅持。
 それはいつの時代も変わらずに、
 “安心と安全とステイタス”
 でなければならないと思うし、
 最先端を歩み続けた先進国日本は、
 いつ
の時代もアジアの目標(手本)であるべきだ。
 *その意味でも世界はフクシマに注目している。

 世界市民が使用したいと思う一流の製品作り。
 私達(多くの男達)が1980年代には、
 ベンツに憧れ、JBLに憧れ、リーバイスに憧れ、洋酒(スコッチ)に憧れた時代。
 勿論2011年の今でも、
 ポルシェに憧れ、スイスの機械式時計に憧れ、英国製の男性靴に憧れを持つ。
 *憧れについては人其々だが現代の日本人は物への憧れが希薄になっている。

 新興国の国民にとっての憧れとは何か?
 国際競争力を保つための価格競争は当然の事として必要であり、
 今後も日本企業の海外進出を否定する立場ではないが、
 日本国内で流通しながらも世界に流通していない一流の品物の育成。
 *日本文化の見直しと日本文化を売る必要性(=日本人がアメリカに憧れたように)。

 そのためにも、
 日本国民がモノの価値観を今一度考え直す必要性。
 その答えのヒントが、
 正阿弥勝義の歩んだ人生や時代(明治)にも垣間見える。
 *貧しさの中での向上心(求道)と日々の研鑽(情熱)。

 3年後、5年後、10年後、住宅の耐久年数すら約30年が指標となり、
 安価大量消費社会は“ゴミを作る”ことを前提に推進され、
 3年後、5年後、10年後、30年後にゴミになる(捨てられる)事で、
 新たな購買意欲(=必然的耐久力不足)が促進される仕組みをつくった。

 を見直すための新たな工業製品の模索と研究。
 見栄えは同じようでも耐久性の高い商品作り。
 *理想としての完璧を目指す姿勢と企業努力。

 “壊れなければ新しいものは売れない”
 をいつまでも続けて良い理由がないし、
 環境と安全を保持するためにモノを大切にする心。

 21世紀の工業製品。
 環境問題を叫びながらも商品寿命の短いモノ造りを続ける世界の常識。
 必要の有無に係わらず煽ることで成立する可笑しな流行と商品売買。
 本物を見つめる目と本物に拘らない(拘れない)大衆心理。

 日本の安価志向は、
 国家行政が推進した合理主義の成れの果てと考えるが、
 世界が欲しがるだろう“本物の商品”とは何か?

 グローバル経済を支えるための海外進出と、
 国内消費を押し上げるべき、
 高値でも取引できる商品開発(技術の研鑽)。

 “世界が憧れるモノ造り”

 “ゴミにならないモノ造り”

 それは“絵に描いた餅”に過ぎないのだろうか?
 しかし、
 正阿弥勝義の生きた時代の気概を失わなければ、
 伝統や風土を共有する日本人が底辺を這いずる理由はない。

 壁に打ち当たった時は
過去に学べ。
 日本には学ぶべき過去が多くある。


 ~以下NHKホームページより記事転載。

 【極上美の饗宴:いのち映す超絶工芸(3回シリーズ)】

 明治時代。
 欧米に工業化で遅れを取っていた日本が海外に輸出できる、
 数少ない品目として力を入れていたのが工芸品。
 超絶技巧と卓越した表現は世界の人々を驚かせた。
 シリーズ“いのち映す超絶工芸”では、
 その究極の美を掘り起こす。

 『金属に刻んだ一瞬:彫金家・正阿弥勝義(第3回)』
 ~NKK-BSp:2011年5月23日(月)午後9時00分~10時00分

 こちらに飛びかからんばかりのカマキリ。
 鳴き声が聞こえてきそうなセミ。
 金属とは思えないほどリアルな生き物を作ったのは明治の彫金家・正阿弥勝義。
 タガネと呼ばれる道具を駆使した超細密描写は世界を驚かせた。
 勝義は幕末、
 刀の金属に装飾を施す仕事で生きてきたが40代半ばのとき明治の廃刀令で職を失う。
 逆境からの再出発。
 前代未聞の表現を求めた果てに辿り着いた技の秘密を探りながらその人生を追う。

 『色彩めぐる小宇宙:七宝家・並河靖之(第2回)』
 ~NKK-BSp:2011年5月16日(月)午後9時00分~9時58分

 明治の七宝家・並河靖之。
 金属の素地に釉薬で彩色し焼成する七宝は3000年以上の歴史を持つ。
 なかでも日本の自然の色彩の移ろいを繊細に表現した並河の作品は最高峰とされる。
 葉の一枚一枚まで微妙に異なる色のグラデーション。
 花や鳥を縁取る緻密で表情豊かな線。
 それらを際立たせる漆黒の背景。
 一代限りで受け継がれなかった並河の幻の技の秘密とその生涯を探る。

 『生き物が踊る器:陶芸家・宮川香山(第1回』
 ~NKK-BSp:2011年5月2日(月)午後9時00分~9時58分

 陶芸家・宮川香山。
 器に張りつく巨大な蟹など、
 今にも動き出しそうなリアルな造形を特徴とした作品は、
 現代では再現不可能といわれる。
 香山の創作の秘密と人生に迫る。

コメント

お休み前の無造作な文書は、時間をかけてタップリと(笑)。

2011-05-23 00:00:00 | mimifuku

 今回も検索からは入ってこないだろう微妙なタイトル。
 少しだけブログをお休みさせていただこうかと思い、
 その前に文字にしておきたかったことを無造作に綴る。

 昨日は30℃近い温度に半袖でいたのに、
 今朝の雨から気温は急降下。
 肌寒い一日に上着を着込んだ始末。
 必ずしも異常気象とは言えないけれど、
 暖かい空気と寒気の間(はざま)で起きる急激な変化。
 今年はどんな夏になるのだろうか?

 昨日の30℃近い温度に、
 “福島原発の困難な作業”
 
が頭に過ぎった人は多いだろう。
 昨日(5月21日)の大きなニュースとして、
 日中韓の首脳が東日本大震災の被災地を見舞ったこと。
 其々の思惑との報道も3人3様に柔和で優しい顔をしていた。
 各首脳の温かい表情と其々のイメージ・アップは、
 ギクシャクとした外交交渉の緩和剤になればと…。

 それでも其々の首脳が“国の思い”を背負って、
 時には強権的な主張をしなければならないことや、
 意にそぐわない対立を演出することも“まま”ある。

 其々の国民は“その時”冷静に事態を見極め、
 市民レベルのコミニュケーションが必要になる。
 ~各国政府の思惑と其々の
国民の思いの一致。

 
 只今TVでは『JIN-仁ー』を放送中。
 3月に漫画“JIN-仁(じん)ー”をはじめて読んだ。
 漫画本には最近トンと縁がなかったが、
 マガジン・サイズの編集本(総集編)を見つけ、
 “JIN-仁ー”と“ONE PIECE”を、
 単行本にして1巻から約10巻分を読んでみた。
 
 読者層の把握はできないが、
 2つのストーリーを追いかけながら、
 現代の青少年達の正義と、
 中年層が漫画で学んだ正義は、
 大きく変わっていないように思う。


 “JIN-仁ー”を観たり読んだした後に、
 5月10日に発売されたCDマガジン、
 
『落語:昭和の名人完結編(7)古今亭志ん朝(弐)』
 より
『幾代餅(いくよもち)』の件(くだり)は、
 花魁(おいらん)役で美しい中谷美紀さんがダブった。 

落語 昭和の名人完結編(7) 
古今亭志ん朝(弐)[雑誌]
『井戸の茶碗』、『幾代餅』
小学館

 以前にも文字にしたが、
 落語にでてくる遊郭(ゆうかく)の話と、
 テレビや映画の映像の記憶(時代物)とのリンク。
 さらに、
 漫画本“JIN-仁ー”を読みながら私の頭の中で、
 リアリティが増殖される古典落語。

 “正直者が馬鹿を見ない”志ん朝さんの名調子。
 『井戸の茶碗』『幾代餅』は人情話が好きな方にお薦め。
 ~私個人はこんな意気な噺(はなし)が大好き!

 何かを肯定するために何かを否定する人も多いが“価値の経験”もせずに、
 頭ごなしに否定する勿体無さに気付き貪欲に“智・感・情”を求めていく自己効果。
 私は“日々そうありたい”と願っている。
 
 習慣的な手法で否定する愚かさ(=過去の踏襲)に、
 早く気が付かなければ“この国”に新しい未来はない。
 ~大局(未来展望)を語らず些細(過去の結果)への拘り。

 もう少し“JIN-仁ー”の話を続けよう。
 漫画本(総集編弐:運命の決断)を読んで知った、
 濱口儀兵衛(梧陵) の度量の大きさ。
 以前当ブログ内で“稲むらの火”について文字にした。
 *本文http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110322

 その主人公となる人物が、
 濱口儀兵衛(はまぐちぎへい=梧陵:ごりょう) なのだが、
 “稲むらの火”小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の原作を基とする。

 その小泉八雲が、
 “生ける神(A Living God)”と崇め、
 小説を通じて海外にも紹介した濱口儀兵衛(梧陵)が、
 テレビ版“JIN-仁ー”にも登場していた事を、
 漫画本を読んで知った。

 前回の放送文になるのだがテレビ版“仁-JIN-”で、
 石丸謙二郎さんが演じた醤油屋の主人で物語の中では、
 ペニシリン製造の資金を援助した人物こそ濱口儀兵衛(梧陵)なのだ。
 ~実際にはコレラ撲滅や西洋医学の種痘所の研究を援助していたようだ。
 
 調べてみると生ける神:濱口儀兵衛(梧陵)はヤマサ醤油の7代目。
 *詳細 http://www.yamasa.com/history/sevens.html

 もし、
 濱口儀兵衛(梧陵)が今の世に生きていれば何を感じ何を語るだろう。
 しかし濱口が行った、
 “善人の中の善人”として讃えられる多々の功績を知る者は少なく、
 私自身も漫画本(その中の解説)を読むまでは、
 “稲むらの火”“JIN-仁ー”が結びつくとは知らなかった。


 “仁-JIN-”の放送が終わりスピーカーから流れる歌劇『魔弾の射手』。
 カルロス・クライバーの指揮するドレスデン国立歌劇場の演奏。
 4月に入って直にBSプレミアムで放送されたカルロス・クライバー特集。
 その時に紹介しようと思いながらも紹介できなかった、
 クライバーの12枚組CDはアマゾンでは長く品切れ状態が続き、
 ようやく今日我が家にも届いた。

Kleiber: Complete Recordings
on Deutsche Grammophon
クリエーター情報なし
Deutsche Grammophon

 収録されている曲目は、
 *CD1:ベートーヴェン/交響曲第5番&第7番
 *CD2:ブラームス/交響曲第4番
 *CD3:シューベルト/交響曲第3番&第8番
 *CD4~5:シュトラウス/歌劇『こうもり』全曲
 *CD6~7:ヴェルディ/歌劇『椿姫』全曲
 *CD8~10:ワーグナー/楽劇『トリスタンとイゾルデ』全曲
 *CD11~12:ウェーバー/歌劇『魔弾の射手』全曲

 マイ・コレクションには、
 1.2.3.4~5は国内盤CDで所持し
 6~7は録音したカセット・テープで所持。
 必要だったCDは8~12の5枚なのだが、
 4364円(5月22日の価格)は魅力的。

 『トリスタンとイゾルデ』の国内盤だけで、
 現在価格は6000円を超える。

 調べてみると1989年(バブル期)には、
 『こうもり』全曲が6201円
 『椿姫』全曲が6201円
 『トリスタンとイゾルデ』に至っては11649円(4枚組)
 『魔弾の射手』全曲は6571円。
 ただし、
 作りは紙ボックスに紙ジャケ仕様(原語解説書あり)の輸入盤に対し、
 当時の国内盤は紙の外箱にプラケース&豪華対訳付解説書付。

 あなたはどちらを選びますか?
 と、
 初心者にお薦めは、
 オペラは廉価DVDから入るほうが良いです(笑)。
 3000円弱で手に入る対訳付映像でイメージを掴んでから、
 過去の名演・名盤CDを聴きはじめ過去の解釈に驚きを覚える。
 ~いきなり輸入されたオペラ音源を聴いても歌合戦にしか聴こえません。

 オペラ鑑賞は20年前のバブルの頃とは様変わり。
 でも来日する歌劇場のオペラ公演の価格はべら棒。
 ソフト(記録)の価格競争に対しハード(生舞台)の保持。 
 ~それでも外国に行って生オペラを観るよりは大幅に安価で安心。
 其々の身の丈にあった選択ができる現在はやはり幸せなの?
 それとも、
 お金の消費基準は身の丈だけでなく其々の価値観なの?
 ~それも少し違うような…。


 クラシックの話題をもうひとつ。
 全国紙でも話題になっている佐渡 裕さんのベルリン・フィル定期演奏会出演。
 
 
ウィーン・フィルと並び称されるベルリン・フィルにはこれまでなんと、
 13人の日本人指揮者が棒を振っているらしいことをWeb記事で確認。
 佐渡さんの偉業は通算14人目となるらしい。

 今回の演奏会の模様はCDとDVDが発売され佐渡さんの意向で、
 収益金は東日本大震災の義援金として寄付される。

 情報としては、
 2011年
 6月11日(土)午後11時30分からの、
 NHK-BS
プレミアムシアターの放送枠内で、
 
『佐渡裕指揮:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会』
 が放送され曲目は、
 
「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」(武満徹)
 
「交響曲第5番ニ短調 作品47」(ショスタコーヴィチ)
 収録は、
 2011年5月20日ベルリン・フィルハーモニーホール。
 乞うご期待!


 ブログを綴っている間にも友人達から幾つかのメール。
 今年の8月に予定している中学時代の部活同窓会の打ち合わせ。
 何故か幹事さんを受け賜って住所録からはじめなくてはならない作業も、
 凡その見当がつき次のステップとしての葉書で案内を出すのではなく、
 総べてのメンバーのメール管理を学年の男女の代表に肩代わりしてもらう作業。

 今の時代は個人情報の保護に努めなければならないが、
 メール管理が完了すれば誰かの思いつきで集まりたい時に集まる事ができるメリット。
 個人が総べての情報を管理するのではなく誰かが誰かの情報を持っていれば、
 その情報を共有して男女別に管理すれば交友範囲や安心感が高まるだろう。
 とそんなことも考えながら前に進んでいる。

 メールをくれる友人の中には今現在“石巻市で活動”している市の職員(女性)や、
 大学時代の友人が被災したために義捐金をつのる名簿作りをしている秀才(男性)。
 8月の集まりにはどのような話題が飛び交うのだろうか?
 何も決まっていない今から何故かワクワクしている。


 政治は相変わらずの為体。
 文字にする気も起きない政局がらみの話題には今暫く背を向けたい。
 でも、
 何故か強気の政府にもスタンド・プレーが目立つようになってきた。
 強い指導力が求められるものの“根拠のない約束”は、
 何れ自分達の首を絞めるだろうし、
 人気目当ての閣僚発言はご遠慮願いたい。

 フクシマの現状を見て日本に安全な原子力発電所など1つもないし、
 政府内部からの東電だけに責任を押し付ける言動は不快感を覚えるし、
 重要案件の不一致は政府の指導力への不信に繋がる。
 さらに、
 何もせずに世論動向を見極めながら批判を繰り返すだけの…。

 おっと、
 “文字にする気も起きない政局がらみの話題には今暫く背を向ける”
 と述べたばかりなのに(笑)。


 そろそろ日付が変わる。
 今週はできれば1週間ブログをお休みするつもり。
 頭に描く様々な思いの、
 90%は文字にできない現実があるものの
 これでも色々とすべき事もあるんです。

 昨日は新しいPCも買ってきたし。
 *****
 学ぶ時間と気力が欲しい!

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【朝日新聞×読売新聞(縮刷版)】:東日本大震災(文字の記録)を読む。

2011-05-21 07:38:00 | 文芸・思想・書物

 2011年3月11日。
 東日本大震災が起きたその日から毎朝コンビニへ朝刊を買いに行く日々が続いた。
 500円玉1つ持って朝日、日経、読売の3紙440円を購入しお釣を募金箱に入れる。
 ~440円の内訳は朝日が150円、日経が160円、読売が130円(50音順に表記)。

 5大紙とされる産経新聞と毎日新聞は、
 私の家の近くのコンビニにでは手に入らず、
 仕事帰りや休日に図書館に行って記事を確認した。
 日経(日本経済新聞)は3月末には購入を止め、
 朝日と読売もGW頃から毎日は購入していない。
 
 今日紹介する2冊はそんな新聞の縮小版。
 新聞縮小版(完全版)といえば、
 *朝日新聞縮刷版:各6000円
 *読売新聞縮刷版:各5800円
 が毎月発行されるが、
 今回紹介するのは東日本大震災の集中特別版。
 *朝日新聞社縮刷版:東日本大震災(1575円)
 *読売新聞社縮刷版:東日本大震災(1470円)
 は3月11日からの1ヶ月間の記録を再現。

 私は2冊を購入してみて各家庭の保存版にとお薦めします。
 特に震災でメディアとの接触ができなかった地域の方は、
 “その時、何が起きていたのか?”
 を確認する資料として最良のものとなることに疑いを持ちません。

先ずは、
『朝日新聞縮刷版:東日本大震災・特別紙面編集』

日新聞縮刷版:東日本大震災 
特別紙面集成2011.3.11~4.12
クリエーター情報なし
朝日新聞出版

次に紹介するのが、
『読売新聞特別縮刷版:東日本大震災・1ヶ月の記録』

読売新聞特別縮刷版:東日本大震災
1か月の記録
クリエーター情報なし
読売新聞社

 2冊を比較すると、

 朝日新聞縮刷版:東日本大震災(5月18日発売)
 巻頭には原寸大の当日(11日)の号外の綴じ込み付録。
 8ページのカラー紙面のあとはモノクロ紙面。
 3月11日~4月12日までの朝刊・夕刊を掲載。
 *4月12日が掲載される事で福島県浜通り地震の報道も。
 ページ数は約680p。

 読売新聞縮刷版:東日本大震災(4月22日発売)
 基本的にはオールカラー(紙面通りの構成)で、
 3月11日の号外を先頭に3月12日は20面の紙面完全版。
 
*注目すべきは3月12日のテレビ面(10面)までも掲載。
 *誤り:全面掲載ではなく12面13面の株式面は未掲載。
 3月11日~4月11日までの朝刊・夕刊を掲載。
 ページ数は約420p。

 朝日・読売のどちらもお薦めだが、
 ソファーに寝転がってペラペラと読みたい向きには読売縮刷版が軽くて便利。
 朝日の冊子は重厚で敷居が高いものの文字数(情報量)が多く保存向け。
 ただし両方共に、
 縮刷版であることから文字がかなり小さく老眼の方には読み辛いことを明記したい。
 *私の願望としての産経新聞縮刷版・毎日新聞縮刷版の販売が待たれる。

 *****。

 その他にも写真集として販売されている、
 『戦う日本:東日本大震災1ヶ月の全記録』(産経新聞社)
 は“文字の記録”としてもお薦め。

 また同じく写真集ではあるものの、
 『東日本大震災:ふくしまの30日』(福島民報社)
 は入手ルートは限られるようだが、
 “30日間の一面記事”を巻末にまとめてカラー掲載。
 福島県(地方紙)では何が報道されたのかの資料として、
 興味のある方はお早めに入手してください。

 東日本大震災については、
 写真集や評論本も多く販売されていますが、
 何よりも熱いリアルタイムの生の現場報道。
 
 私がお薦めするのは“そんな本”です。

 個人的な希望として地方で暮らす方には、
 地方(地元)の税収不足解消のために、
 地元の書店(本屋さん)でお求めください。


 <後日販売された縮小版>

 『河北新報特別縮刷版:東日本大震災1ヵ月の記録』
 通常価格:¥1,260  

河北新報特別縮刷版
3.11:東日本大震災
1ヵ月の記録
クリエーター情報なし
竹書房



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地震史(地震・火山噴火・津波の歴史)を調べる資料の紹介。

2011-05-19 21:13:00 | 文芸・思想・書物

 2011年5月18日付の、
 読売新聞:文化歴史欄(シリーズ:平安大震災)や、
 翌5月19日の、
 TBS『朝ズバ』でも紹介された、
 平安時代初期(850年~887年頃)の
大地震の歴史。

 当ブログでも、
 
【平成の大地震と貞観(平安時代)の大地震】:地震史に学ぶ(その1)。
 紹介した、
 貞観(じょうがん)11年(869年)の三陸沖地震の時代。

 周期的に起きる日本の地震史を学ぶ事で、
 今後起き得る“何かのヒント”を探る災害の歴史。
 
 本来ならば、
 “地震史に学ぶ(その2)(その3)”を文字にすべきですが、
 それよりも“興味のある方は自分で調べる”のはどうだろう?
 と言うことで、
 今日は私の手元に現在ある(借本含む)地震史5冊の著作をご紹介。
 ~紹介する書物にはWebでは手に入らないものもあるようですが、
   興味のある方は地元の書店や図書館でお尋ねください。


理科年表(平成23年版):国立天文台 (編集) 価格:1470円

理科年表 平成23年
クリエーター情報なし
丸善

安価で手に入る地震史といえばなんと言っても理科年表。
ポケット版と机上版があるのですが細かい字が気にならない人には、
安価で持ち運びが便利なポケット版がお薦め(1470円)。
約1000ページの頁数の中で地震史は30頁ほどですが、
年代別に分かりやすく過去の地震の歴史を紹介。
暦、天文、気象、物理、生物・・・とあらゆる資料(数字)が満載。
1冊求めれば毎年購入する必要はありません。


地震・津波と火山の事典:東京大学地震研究所 (監修) 価格:6825円

地震・津波と火山の事典
クリエーター情報なし
丸善

地震史資料と言うよりも地震・津波・火山のメカニズムは専門的?
推挙すべきは理科年表にはない火山噴火年表が掲載されている事で、
地震と火山の深い関係を知る資料としてお薦めも価格がやや割高。


地震の日本史~大地は何を語るのか:中公新書/価格:840円

地震の日本史―大地は何を語るのか (中公新書)
クリエーター情報なし
中央公論新社

文字で読む地震の日本史は寒川 さんの著作。
縄文時代~阪神淡路大震災まで古典や歴史書の紹介も交え、
時代順に詳細な被害状況など読み物としてもお薦めの一冊。


地震と噴火の日本史:岩波新書/価格:735円

地震と噴火の日本史 (岩新書 新赤版 (798))
クリエーター情報なし
岩波書店

NHKの解説委員をされていた伊藤 和明さんの著作。
時代別ではなく項目別の地震史は、
 *古代の地震
 *火山の噴火
 *巨大地震と大津波
 *内陸直下型地震
 *大都市直下の大地震
に分類され、
古代~明治までの主要な地震を分かりやすく紹介。

日本の地震災害:岩波新書/価格:735円

日本の地震災害 (岩波新書 新赤版 (977))
クリエーター情報なし
岩波書店

伊藤 和明さんの著作『地震と噴火の日本史』の姉妹編。
本作では大正~平成の地震災害を紹介。
特に、
日本海側を通過した台風による大火災の延焼や、
津波地震でもあった“関東大震災”の記述は必読。
読みやすく一般の方には一番のお薦めだと感じます。


 他にも超高価ながら、
 『最新版:日本被害地震総覧(東京大学出版会)』 定価:29400円
 『地震の事典 (第2版:朝倉書店)』 普及版・
定価:19950円
 は未読ながら理科年表にも紹介されている一級の資料のようです。

 地震史を調べてみると色々な事実が分かります。
 地震が起きにくいとされている、
 “若狭・敦賀地区=琵琶湖北部地帯”は古くからの地震地帯である事実や、
 ひとつの地震が数年単位で連動して同じ地域を襲った事実や、
 僅か数年の間に大地震が一挙に各地で頻発した事例など。
 ~1677年11月4日には福島県沖~千葉県沖に津波被害も。

 日本の今後の最重要課題としての、
 “原発とエネルギー問題”
 =生活と安全のどちらを選ぶかの究極の選択。

 過去の地震史を其々が調べ検証する事は、
 答えの道筋を導き出すヒントかも知れません。

 また、
 科学による地震予知の限界を痛切に感じた東日本大震災。
 調べるべきは過去の詳細な資料と連動のメカニズムの関連性。
 埋もれた資料(地方・地域の災害史)は日本の各地に存在するはずです。

 津波災害を軽んじた日本の専門機関の反省。
 脆くも崩壊した原子力発電所の安全神話。
 その答えは、
 貴重な“先人の教え”の中にあるようです。

 歴史を学び未来(将来)を予測する!
 科学の答えは発展途上に過ぎません。

コメント

『日本の黒&自然の緑&血の赤&色のない物質』の話を少しだけ。

2011-05-17 00:09:11 | mimifuku

 9時からのBSプレミアム。
 『色彩めぐる小宇宙:七宝家・並河靖之』
 を観ていた。
 先日ブログ内で紹介した、
 “黒地四季花鳥図花瓶”をメインにして、
 現代の職人さんたちの挑戦。
 でも結果は?

 無理だよ。
 江戸や明治の時代とは違い現代社会は1ヵ月決済。
 パトロン(大名・資産家等)のいない今の時代に、
 膨大な時間や手間をかけた仕事はできない。
 其々がそれぞれの家庭の事情を抱えての作業は、
 効率と大量生産が至上命題だし、
 欲する人々(大衆)もモノを見る目を持たない。

 仮に(見る目を)持っていても、
 自分のための消費行動と、
 子々孫々までを考えての消費行動は、
 豊潤な世界では望まれないし、
 情報化社会は物を見る価値観を変えてしまった。

 並河靖之さんが生きた万国博覧会の時代。
 以前にも文字にしたけれど日本にとって、
 海外との貿易を拡大するための交換品としての、
 輸出産業の花形は手工芸(漆・磁器・金属等)。

 世界が驚嘆した日本の黒(漆=JAPAN)
 
は世界が模倣しようとして真似できなかった。
 塗料とは違い恒久性に優れた漆の黒は世界の憧れであり、
 七宝家:並河靖之さんが目指した美しい黒もまた、
 世界は惜しみない賛辞を与えた。

 今の時代は、
 3年後、5年後、10年後、住宅の耐久年数すら30年が指標と聞く。
 安価大量消費社会はゴミを作ることを前提に推進され、
 3年後、5年後、10年後、30年後にゴミになる(捨てられる)事で、
 新たな購買意欲が促進される仕組みをつくった。

 “黒地四季花鳥図花瓶”を私は過去に4度目にしている。
 *1999年の皇室の名宝展(東京国立博物館)
 *2003年の万国博覧会の美術展(東京・大阪・名古屋)
 *2004年の工芸の世紀展(東京芸術大学美術館)
 *2009年の皇室の名宝展(東京公立博物館)
 
 何れの展覧会でも多くの人が立ち止まり感嘆の声を上げた、
 “並河さんの色の正体”は絶え間ない挑戦と自然の観察。
 光に透ける楓(かえで=もみじ)の緑が何通りもあることは、
 新緑の今の季節に顕著で美しく光に反射する葉は目に眩しい。


 観察力。
 昨日の日曜日は例年恒例の安房峠界隈を探索。
 午前9時に家を出て北陸~東海自動車道のルートは、
 金沢~白川~高山へと幾つものトンネルを抜け、
 3時間足らずで安房トンネルに到着。
 ~高速1000円期間もあと少し~
 平湯温泉界隈ではまだ桜が咲いていて、
 上高地の新緑は今年は10日遅れくらいか?
 平湯界隈をブラブラして温泉につかり、
 帰りは、
 福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉と奥飛騨ルート。
 新平湯界隈では八重桜が満開で5月15日のお花見日和。
 栃尾温泉を流れる河川の周辺の新緑が見頃を迎え、
 富山ICから自宅に帰ったのが午後5時。
 もったいない様な気もするが、
 家人が午後7時から友人とお旅まつりに行く約束をしていて、
 午後6時30分までには自宅に帰りたいとの希望と、
 できれば黄砂や花粉の少ない晴れ日にもう一度、
 安房峠(トンネル)界隈に行こうとの計画があるため・・・。

 観察力を養う、
 自然とのふれあいと光(太陽光)の位置の確認。
 これでもそれなりに、
 自分への投資(経験するための消費)はしてるつもり。


 一昨日の深夜(未明)にBSプレミアムで放送された、
 英国ロイヤル・オペラ(コヴェントガーデン)の『サロメ』は鮮烈。
 主役のナージャ・ミヒャエルの体当たり演技は、
 オスカー・ワイルドの戯曲が持つ背徳と狂気の実現。
 特に血を効果的に使った演出で“これまでにはない恐怖”を覚えた。
 ドイツ人らしい主人公の内面表現は阿部定事件に近いかも?
 掛け値なしのR12指定?の戦慄オペラに、
 予備知識のない人は拒絶反応を示すかも?
 調べてみると、
 ナージャ・ミヒャエルは1969年生まれのドイツ人。

 *詳しくは→ http://www.nadja-michael.de/
 ~サロメやマクベスのダイジェスト映像があります。


 BSが統合されて再放送の見込みが立たないものの、
 ハーディングが指揮するミラノ・スカラ座の公演や、
 2008年のロイヤル・オペラでの公演は、
 輸入DVDで市販されているようなので興味のある方は…。



 今日文字にする最後の色は透明
 
昨晩(15日夜)にNHK教育で放送された、
 
『ネットワークでつくる放射能汚染地図』
 を私には珍しくリアル・タイムで見た。
 ~以下の文書は敢えて薄い色を使用~

 テレビ番組とは関係なく、
 友人と話したのだが放射能をめぐるあれやこれやが複雑。
 昨晩の番組でも、
 責任機関の対立の構図が見られた20ミリシーベルトの数値。
 私の知る限りでは20ミリシーベルトでは200人~500人に1人の割合で、
 将来ガンを発症する可能性が高くなるとされるが“不確実な情報”のようだ。

 ただし乳幼児は吸飲(吸引)などの抵抗力がなく、
 また生きる期間が大人よりも長いために、
 内部被曝した場合には当然の事として、
 発ガン性が高齢者よりも高くなることを予想。

 そこで友人が私に聞いてきたのが、
 20歳から50歳までの約30年の期間、
 “タール8、ニコチン0.7”
 のタバコを毎日20本吸い続けた場合と、
 “年間100ミリシーベルトの被曝”
 の数値とでは、
 “どちらの発ガン率が高いのだろう?”
 との問いかけ。

 被曝量を1年間と限定した上で、
 答えは当然“常習タバコ”だろうとの結論に達したが、
 タバコを乳・幼児に吸わせた場合の危険性を考慮すると、
 急性ニコチン中毒の危険度は大人とは比較にならない。
 ~タバコの吸飲と発ガン性に個人差があるように被曝にも?

 それと、
 内部被曝が半減期8日とされるヨウ素の場合は、
 内部被曝量と半減期は比例(=危険度の解消)するのか否か?
 ~母乳の問題が出たとき時間と共にヨウ素が減少した事実は重要。

 専門家が数値をめぐり恐怖を煽ったり、
 涙ながらに危険性を世間に訴えるよりも、
 分かりやすい毒物(タバコ・お酒・ストレス)などと比較し、
 20ミリシーベルトや100ミリシーベルトは“どれ程危険”なのか?
 仮に危険度がタバコよりも低いならば、
 (子供達に)タバコを吸わないように指導すれば良い。

 また専門家が、
 感情的な涙や憤りで危険度を訴える事で与える、
 被災地区の方々へのストレス反応(神経過敏)は、
 将来必ず発ガン性や血流などの健康面に悪影響を与えることは必至で、
 そうした行動(根拠を示さない危険の煽動)を私は正義だとは思わない。
 ~同様に過剰反応するメディアにも正しい認識の確認が求められる。

 さらに、
 骨細胞などの内部細胞も日々排出生産される事実と、
 内部被曝(=物質の半減期別に)の蓄積量の変化は、
 将来の発ガン性にどのように影響するのか?
 子供の方が大人よりも内部細胞の排出生産量は高いはずだが、
 それでもなお“体内に残留する物質”がどれだけ放出されているのか?

 内部被曝により、
 微量の放射性物質を取り込むことと、
 物質から出る放射線を取り込むことは、
 残留においてどのような変化が出るのか?
 などを話した。

 結論?
 出るわけないでしょ!
 たぶん現時点では、
 誰一人答えられないと思うよ。

 でも被曝は微量でもしないほうが懸命だろうし、
 土壌調査の結果が半減期と比例しない場合は、
 順次退去指導(命令)をすべきなのだろう。


 以前にも紹介したが、
 今夜から3夜連続で、
 
 *終わらない悪夢(前編)
 5月16日月曜深夜[火曜午前 0:00~0:50]
 *終わらない悪夢(後編)
 5月17日火曜深夜[水曜午前 0:00~0:50]

 地球温暖化対策などを背景に原子力発電所の建設が世界各地で進むなか、
 “核のゴミ”といわれる放射性廃棄物の処理はどれほど進展してきたのだろうか。
 フランスの取材クルーが科学者などとともに、
 フランス、アメリカ、ロシアの原発や再処理施設を訪問。
 核廃棄物のゆくえや人体への影響など、
 世界の核のゴミを巡る恐ろしい現実を明らかにしていく。

 *地下深く、永遠(とわ)に ~核廃棄物10万年の危険~ (再)
 5月18日水曜深夜[木曜午前 0:00~0:50]

 原子力発電所が出す放射性廃棄物は、
 地下深くの安定した岩盤層に埋めるのが最も現実的な処分方法とされている。
 しかし場所の選定に難航し各国とも頭を痛めている。
 そうした中でフィンランドはいち早く地下深い場所に使用済み核燃料の最終処分場、
 「オンカロ」の建設を始め安全性試験を行っている。
 史上初の核処分場が直面する思いもよらない難題を描く。
 ~2010年 国際環境映画祭(パリ)グランプリ受賞作品~

 少し遅れたけれど、
 今からリアル・タイムで見ます。

 それと明日(17日)と明後日(18日)の夜は、
 再びブログをお休み。
 プライベートな環境で色々と忙しくて…。

 今後暫くの間は、
 お休みが増えるような気がします。

 ご了承ください。
 

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『NHK-BSプレミアム:2011年5月のオペラ特集』 番組情報。

2011-05-14 00:30:00 | オペラ・バレエ・舞台

 NHKーBSプレミア

 歌劇「ボリス・ゴドノフ」(ムソルグスキー)
 楽劇「サロメ」(リヒャルト・シュトラウス)
 ~2011年5月14日(土)午後11時30分~午前4時

 歌劇「トロイ人」(ベルリオーズ)
 ~2011年5月21日(土)午後11時30分~午前3時50分

 歌劇「テンダのベアトリーチェ」(ベルリーニ)
 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(マスカーニ)
 ~2011年5月28日(土) 午後11時30分~午前3時30分

 <関連番組>
 『谷村新司のショータイム:プラシド・ドミンゴ』
 ~2011年5月14日(土)午後8:30~9:57
 『世界の頂点を極めたテノール:プラシド・ドミンゴ来日コンサート』
 ~2011年5月21日(土)午後4:30~5:59

 <mimifukuから一言>

 オペラ・ファンにとって“お待たせ”の番組情報。
 BSハイビジョンとBS2がBSプレミアムに統合され、
 音楽ファンをヤキモキさせているNHK-BSの番組編成。
 洋楽Pop番組はやや低調な出足ですが、
 オペラ・ファンにとっては溜息の5作品(内1作品は再放送)。

 なんと言っても注目は、
 R・シュトラウスの楽劇『サロメ』。
 『サロメ』は2010年の2月にNHK-BShiで、
 メトロポリタンでの上演が放送されていますが、
 今回はロイヤル・オペラ(英国)での公演。
 メトロポリタンの『サロメ』が声の強さを聴くサロメなら、
 ロイヤル・オペラの『サロメ』は番宣を見るかぎり、
 映像を楽しむ“サロメ”になりそうです。
 主役のナージャ・ミヒャエルさんの演技は既に評判が高いようで、
 7つのベールを踊るサロメに抱くイメージに近いのではないか?
 吹奏楽ファンにとっても“7つのベールの踊り”は御馴染の曲ながら、
 演出によってはR15指定になるような代物。
 また『楽劇:サロメ』は“7つのベールの踊り”から劇的に場面転換し、
 究極の大人芝居に変化していくのでお子様にはお薦めできません。

 歌劇『ボリス・ゴドノフ』は、
 カラヤン&ギャウロフの決定版音源(CD)が著名で、
 男芝居は鑑賞するにはやや重い作品ながら、
 “展覧会の絵”で知られるムソルグスキーの代表的な大作。

 歌劇『トロイ人』(ベルリオーズ)
 と
 歌劇『テンダのベアトリーチェ』(ベルリーニ)
 はまったく知識のない作品。

 歌劇『トロイ人』は、
 サイモン・ラトルと並んで人気が高い中堅(年齢)指揮者の、
 ヴァレリー・ゲルギエフが指揮するバレンシア州立管弦楽団。

 チューリッヒ歌劇場の、
 歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』(マスカーニ)
 は以前に放送されたホセ・クーラ主演の再放送。

 他にオペラ関連番組として、
 『谷村新司のショータイム:プラシド・ドミンゴ』
 『世界の頂点を極めたテノール:プラシド・ドミンゴ来日コンサート』
 が放送され過去にホセ・カレーラスも出演した『ショータイム』は、
 インタビューと貴重映像をもとにドミンゴの生涯を振り返ります。

 『プラシド・ドミンゴ来日コンサート』
 は東日本大震災のあとに多くのショービジネスがキャンセルになる中で、
 日本贔屓のドミンゴが日本のためにと熱唱したコンサートだと思います。
 全盛期の歌声には遠く及ばないものの、
 最近ではテノールからバリトンまで何でもこなす、
 大歌手:プラシード・ドミンゴの現在が網羅されるのでは?

 今回は、
 馴染みのない歌劇場に馴染みのないオペラ作品が多いものの、
 オペラファンにとって毎週が待ち遠しい週末になると感じます。


 ~以下NHKホームページより記事転載(オペラ)。

 歌劇「ボリス・ゴドノフ」(ムソルグスキー)

 <出演>
 ボリス・ゴドノフ:オルリン・アナスタソフ
 フョードル(ポリスの息子):パヴェル・ズボフ
 クセニヤ(ポリスの娘):アレッサンドラ・マリアネルリ
 ワシーリー・イワノヴィチ・シュイスキー公爵:ペーター・ブロンダー
 シチェルカーロフ書記官長:ワシーリー・ラジュク
 ピーメン(僧):ウラディーミル・ヴァネーエフ
 グリゴリー(グリーシカ):イアン・ストーリー
 ワルラーム(浮浪人):ウラディーミル・マトーリン
 ミサイル(浮浪人):ルーカ・カサリン
 女主人:ナジェジダ・セルジュク
 ユロディヴィ/聖愚者:エフゲニー・アキモフ

 合唱 :トリノ・レージョ劇場合唱団、トリノ・レージョ劇場、ほか
 管弦楽:トリノ・レージョ劇場管弦楽団
 指揮 :ジャナンドレア・ノセダ

 美術:グラツィアーノ・グレゴリ
 衣装:カルラ・テーティ
 演出:アンドレイ・コンチャロフスキー
 
 字幕:小林久枝

 ~収録 2010年10月10日:トリノ・レージョ劇場(イタリア)~


 楽劇「サロメ」(リヒャルト・シュトラウス)

 サロメ(ヘロディアスの娘):ナージャ・ミヒャエル
 ヘロデ(ユダヤの領主):トマス・モーサー
 ヨカナーン(予言者):ミヒャエル・フォレ
 ヘロディアス(領主の妻):ミヒャエラ・シュスター
 ナラボート(若いシリア人、護衛隊長):ジョゼフ・カイザー

 管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
 指揮:フィリップ・ジョルダン

 演出:デーヴィッド・マクヴィカー
 美術:エス・デヴリン
 照明:ウォルフガング・ゲッベル
 振付:アンドルー・ジョージ

 ~収録 2008年3月:コヴェントガーデン王立歌劇場(ロンドン) ~


 歌劇「トロイ人」(ベルリオーズ)

 <出演>
 ダニエラ・バルセロナ
 エリザベーテ・マトス
 ステファン・グールド
 ほか

 管弦楽:バレンシア州立管弦楽団
 指揮:ヴァレリー・ゲルギエフ
 演出:カルルス・パドリッサ/ラ・フラ・デルス・バウス

 ~収録 2009年:ソフィア王妃芸術館(バレンシア) ~


 歌劇「テンダのベアトリーチェ」(ベルリーニ)

 <出演>
 ディミトラ・テオドッシュウ(ベアトーチェ)
 ミケーレ・カルマンディ(フィリッポ)
 ホセ・マリア・ロー・モナコ(アニェーゼ)
 アレジャンドロ・ロイ(オロンベッロ)
 ほか

 合唱:カターニア・ベルリーニ劇場合唱団
 管弦楽:カターニア・ベルリーニ劇場管弦楽団
 指揮:アントニオ・ピロッリ
 演出:ヘニング・ブロックハウス

 ~収録 2010年12月:カターニア・ベルリーニ劇場


 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(マスカーニ)

 <出演>
 パオレッタ・マロック(サントゥッツァ)
 イレーネ・フリードリヒ(ルチア)
 リリアーナ・ニキテアヌ(ローラ)
 ホセ・クーラ(トゥリッドゥ)
 チェイン・デーヴィッドソン(アルフィオ) ほか

 合唱:チューリヒ歌劇場合唱団
 管弦楽:チューリヒ歌劇場管弦楽団
 指揮:ステファノ・ランザーニ
 演出:グリシャ・アサガロフ

 ~収録 2009年6月6日(土)チューリヒ歌劇場(スイス)~ 

 
 谷村新司のショータイム
 『プラシド・ドミンゴ』 

 世界3大テノールとして一世を風靡したオペラ歌手プラシド・ドミンゴが自らの半生を語る。
 妻マルタさんとの出会い、駆け出し時代のイスラエルでのエピソード。
 そこには現在のドミンゴを支える音楽の原点があった。
 谷村新司に聞かせた両親の思い出の子守歌とは…? 
 世紀の名演、1976年スカラ座の「オテロ」。
 2011年4月の来日コンサート。
 日本への応援メッセージとともに、
 感動の歌「ふるさと」など秘蔵映像満載。
 【出演】プラシド・ドミンゴ
 【司会】谷村新司

 世界の頂点を極めたテノール 
 『プラシド・ドミンゴ来日コンサート』

 世界の頂点を極めたテノール:プラシド・ドミンゴが、
 2011年4月10日に東京・NHKホールで行ったコンサート。
 オペラのアリアやミュージカル、サルスエラなどの名曲の数々が歌われたもようを、
 本人のインタビューも含めて放送する。

 【出演】
 テノール…プラシド・ドミンゴ
 ソプラノ…ヴァージニア・トーラ
 指揮…ユージン・コーン

 【曲目リスト】
 「喜歌劇“ほほえみの国”から“君はわが心のすべて”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ
 「喜歌劇“メリー・ウィドー”から“唇は黙して”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ、(ソプラノ)ヴァージニア・トーラ
 「歌劇“トスカ”から第3幕導入部~“星はきらめき”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ
 「歌劇“アンドレア・シェニエ”から“国を裏切る者”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ
 「歌劇“リゴレット”から祭りの日にはいつも~泣け 娘よ」
 (バリトン)プラシド・ドミンゴ、(ソプラノ)ヴァージニア・トーラ
 「ミュージカル“南太平洋”から“魅惑の宵”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ
 「ミュージカル“サウンド・オブ・ミュージック”から“私のお気に入り”」
 (ソプラノ)ヴァージニア・トーラ
 「ミュージカル“マイ・フェア・レディ”から“君住む街で”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ
 「ミュージカル“ウエスト・サイド物語”から“トゥナイト”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ、(ソプラノ)ヴァージニア・トーラ
 「サルスエラ“マラビーリャ”から“恋人よ わが命の君よ”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ
 「サルスエラ“ラバピエスの理髪師”から“パロマの歌”」
 (ソプラノ)ヴァージニア・トーラ
 「サルスエラ“港の酒場女”から“そんなことはありえない”」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ
 「想いのとどく日」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ、(ソプラノ)ヴァージニア・トーラ
 「ふるさと」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ、(ソプラノ)ヴァージニア・トーラ
 「グラナダ」
 (テノール)プラシド・ドミンゴ

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『細密描写:伊藤若冲&超絶技巧:並河靖之&超写実絵画』番組情報。

2011-05-13 23:33:44 | 美術・芸術・創造

 NHKーBSプレミア
 『シリーズ:若冲ミラクルワールド』
  第1回:色と光の魔術師~“奇跡の黄金”の秘密に迫る~
 第2回:カタチに命を吹き込む~細密表現と視覚のトリック~
 第3回:国際人:JAKUCHU~千年先を見つめた絵師~
 第4回:黒の革命~水墨画の挑戦者~
 ~2011年 5月15日(月)午後(昼)0時~午後6時(360分)

 NHKーBSプレミア
 『極上美の饗宴:シリーズ“いのち映す超絶工芸”』
   ~色彩めぐる小宇宙:七宝家・並河靖之~
 ~2011年 5月16日(月)午後9時~午後9時58分(58分)

 NHK教育
 
日曜美術館『超写実絵画』
 ~2011年 5月15日(日)午後8時~午後9時(60分)

 <mimifukuから一言>

 以前にも紹介した、
 “伊藤若冲”の特集番組のシリーズ完全再放送。
 第1回:色と光の魔術師~“奇跡の黄金”の秘密に迫る~
 第2回:カタチに命を吹き込む~細密表現と視覚のトリック~
 第3回:国際人:JAKUCHU~千年先を見つめた絵師~
 第4回:黒の革命~水墨画の挑戦者~
 の内では、
 第1回と第2回がお薦めの超絶技巧は皇室の名宝として名高い動植綵絵。
 ~2009年の秋に開催された東京国立博物館での皇室の名宝展で全30幅を公開。
 動植綵絵(御物)”公開は美術ファンにとっては記憶に新しい出来事だったと思う。
 *図版→ http://www.kunaicho.go.jp/culture/sannomaru/syuzou-12.html

 放送された伊藤若冲のミラクル・ワールドは、
 驚異的なカメラワークで色彩の秘密とミクロの拡大を表現。
 多くの家庭で手に入れたと思われるデジタル大画面に映る奇跡は、
 肉眼で見る以上の迫力で眼前に迫る驚嘆の映像。
 また、
 第3回のミラクルワールドは西陣等の織物からヒントを得られたと考えられる、
 不思議な構成の“鳥獣花木図屏風(プライス・コレクション)”が紹介される。
 第4回のミラクルワールドは若冲が持つユーモアが最大限に発揮された、
 “果蔬涅槃図(京都国立博物館蔵)”などが紹介される。
 ~何れも2000年秋に京都国立博物館で開催された若冲展で確認。
 超絶(技術と技法)と独創(升目描きや点描)とユーモア(題材や置き換え)。
 奇抜・奇想の画家から今や世紀の天才としての評価が高まる伊藤若冲の世界。
 是非ご覧ください。


 『極上美の饗宴:シリーズ“いのち映す超絶工芸”』
 
は、
 七宝の第一人者であった並河靖之さんの特集番組。
 並河さんと言えば忘れられないのが、
 日本工芸史上の最高傑作のひとつに数えられる、
 “黒地四季花鳥図花瓶(御物)”は必見。
 *図版 http://www.kunaicho.go.jp/culture/sannomaru/syuzou-18.html
 特に、
 実物の作品を目にする時に誰もが感じるだろう“楓の緑の美しさ”は絶品で、
 空前絶後の七宝職人の技の冴えにカメラは何処まで迫るか?
 期待しないほうが無理です。
 *日本(人)の凄さを知る番組になると感じます


 日曜美術館『超写実絵画』(再放送) 
 は

 千葉県にオープンしたホキ美術館を尋ね現代の写実(細密)描写を紹介。
 写真のように細密に描かれていく絵画技法は芸術と言うよりも職人芸。
 しかし、
 番組で紹介される写実表現技法が自然の揺らぎを表現するのではなく、
 機器的な描写表現(瞬間の切り取り=写し)であることに時代への疑問も。
 否定はしないが印象派の時代(19世紀後半)に捨てられていく絵画表現を、
 改めて(デジタル時代に)復興していく意味付けが不明瞭な番組制作は残念。
 1人の画家を追うのではなく複数の画家の思いを知りたかった。
 超写実表現への挑戦。
 新しい絵画技法の試みが稀薄なことで私は“職人芸”と捉えた。


 ~以下NHKホームページより記事転載(美術)。

 【シリーズ:若冲ミラクルワールド(全4回)】

 若冲の絵を超高精細のカメラで拡大していくとそこに見えてきたのは、
 絵具を数ミリの“点”で重ねた花や、
 さらに細かく粒のレベルで絵具を置いた、
 鳥の模様など超ミクロの驚異的な色遣い。

 <シリーズ第1弾>
 『動植綵絵』の色彩マジックを徹底解明する。
 調査によると若冲が使っていた絵具は20数種類。
 そこから一体どのようにして無数の色があふれる極彩色の世界を創り上げたのか?
 さらに現代の視覚工学の研究者が関心を寄せるのが“金”。
 若冲の金はこれまで金泥を使ったと考えれられてきた。
 しかし黄金に輝く白鳳の絵具を調べてみると驚くべきことに金泥は一切検出されなかった。
 そこには絵の裏側からも技巧をこらす独創的な色彩テクニックが隠されていた。

 <シリーズ第2弾>
 「動植綵絵」の世界にさらに深く分け入って行く。
 13羽のニワトリが超細密に描かれた「群鶏図」。
 見る人に視線の動きをとらえる最新のアイカメラを装着してもらうと、
 めまぐるしく視線が移動しまるでニワトリが動いているかのような感覚が…。
 若冲はどのようにして動植物の姿に命を吹き込んだのか。
 若冲は庭に十数羽のニワトリを放ち何年にもわたって観察を続けたという。
 その目線はやがて深い海に住む魚や貝にまで広がり、
 独自の"生命の楽園"が生み出されていった。
 10年もの歳月をかけ生きとし生けるものの姿を描き切った「動植綵絵」。
 そんな大作を若冲は京都の相国寺に寄進。
 仏を飾る荘厳具として永久に伝えられることを望んだ。
 かつて寺を飾った「動植綵絵」本来の姿をコンピューターグラフィックスで再現。
 若冲が込めたメッセージを浮かび上がらせる。

 シリーズ第3弾>
 わずか一センチ数ミリ四方の升目一つ一つに色を塗り、
 8万6千個も並べた前代未聞の升目絵「鳥獣花木図屏風」。
 描かれているのは当時の日本には生息していなかった象やラクダ、豹…。
 絵に当たる光の角度が変わるとなんと鳥の色が変わって行く…。
 シリーズ第3弾は升目絵の秘密を解き明かしながら、
 若冲の作品にあふれる"国際性"を読み解いて行く。
 なぜ升目で描いたのか?
 そこには若冲のどんな思惑があったのか?
 アメリカのコレクターが所蔵する升目絵を詳細に分析し、
 コンピューターグラフィックスを駆使して升目の効果を検証。
 カメラは升目のヒントとなったのではないかとされる絵を求めて韓国へ。
 さらに「動植綵絵」から発見されたプロシア産の青い顔料の秘密に迫るため、
 ドイツへと飛ぶ。

 <シリーズ第4弾>
 マンガのようなまん丸の象。
 悲しさにうちふるえる野菜たち。
 きょとんとした表情の鶏の家族。
 最終回を飾るのは"水墨画"。多彩な色にあふれた“動植綵絵”とは全く異なる、
 若冲の自由で天衣無縫な世界へと案内する。
 まずは鹿苑寺(金閣寺)書院に描かれた傑作水墨壁画50面を初めてテレビで全公開。
 そこには月明かりを捉えた巧みな空間表現が広がる。
 さらに若冲が得意とした超絶技巧「筋目描き」を徹底分析。
 墨のにじみを操ってニワトリの羽根の質感まで描き出した、
 驚きの技法の秘密を解き明かしていく。
 85歳で亡くなるまで最後まで革新を求め続けた若冲の姿を描く。

 【番組ナビゲーター】:嵐の大野智さん
 【番組ナレーター】:女優の中谷美紀さん。


 極上美の饗宴:シリーズ“いのち映す超絶工芸”
 『色彩めぐる小宇宙:七宝家・並河靖之』

 シリーズ「いのち映す超絶工芸」第2回は明治の七宝家・並河靖之。
 金属の素地に釉薬で彩色し焼成する七宝は3000年以上の歴史を持つ。
 なかでも日本の自然の色彩の移ろいを繊細に表現した並河の作品は最高峰とされる。
 葉の一枚一枚まで微妙に異なる色のグラデーション。
 花や鳥を縁取る緻密(ちみつ)で表情豊かな線。
 それらを際立たせる漆黒の背景。
 一代限りで受け継がれなかった並河の幻の技の秘密とその生涯を探る。

 【出演】平松礼二
 【語り】井上二郎


 『原点にして究極! 超写実絵画:野田弘志』 

 
 まるでそこにあるかのように、
 細密に描かれた超写実絵画。
 女性の柔らかな髪の一本一本、
 皮をむいて少し時間の経ったレモンのかすかな湿り気、
 写真と見間違うほどの超写実絵画に今注目が集まっている。
 番組では第一人者:野田弘志さん(74)の制作現場に密着。
 北海道の人里離れた山中で暮らし、
 1日の大半を黙々と画を描くことに費やす。
 卓越したデッサン力を用い自己表現を排除し、
 ありのままを見つめ徹底した写実で描いていく。
 イラストレーターとして活躍し30代で画家に転身。
 以来一貫して写実を追求している。

 そんな野田さんの願いは、
 「人間そのものの“存在”を描きたい」。
 以前から動物の骨など死をテーマにしてきた。
 「死を知ることで、これからは人間の生を描きたい」という。
 取材中動物の骨に囲まれた部屋に籠って描き続け、
 時に吹雪の雪山に足を運び自ら死を感じようと模索していた。
 生命の儚さ、人間の尊さをどこまで描けるのか?
 真の写実とは何か?
 厳冬から春にかけて74歳の野田弘志さんの執念の姿を追った。
 画家が見つめる生と死、
 そして“存在”とは? 
 超写実絵画の深遠に迫る。

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