mimi-fuku通信

このブログを通して読み手の皆様のmimiにfukuが届けられることを願っています。

近況の事件や事柄を参考に“生と死”を考える(2011年2月27日)。

2011-02-27 18:10:00 | 日記・雑記・独り言

 時々自分の頭の中はどうなってるの?って思うことがある。
 今日はそんな感じの文書になると思う。

 現在テレビでは昨晩録画した歌劇『パサジェルカ』を視聴中。
 録画時間はFM放送の桑田佳祐さん:バースデースペシャル、
 “めでたい夜遊び”を聴いてた。
 桑田さん、原(ハラボー)さん、斎藤さん、片山さんの4人。
 桑田さんの記事本文でも追加記入してあるけれど、
 桑田さん&ハラボーの2人で歌った、
 「逢いたさ見たさ病めるMy Mind」の生ライブはちょっと感動。
 アルバム『ヌードマン』からの楽曲で、
 レコードのジャケットも話題になったっけ。
 誰のお尻だ?って(笑)。
 *本文→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110223

 現在見ている歌劇『パサジェルカ』は初めての体験(タイトルすら知らなかった)。
 1961年のポーランド映画『パサジェルカ』(未視聴)とストーリーは同じようで、
 映画の方はアンジェイ・ムンク監督の遺作(撮影途中の事故死)らしい。
 因みに映画の音楽を担当したタデウシュ・バイルドは歌劇とは関係がないようだ。
 歌劇『パサジェルカ』を作曲したのが、
 ポーランド生まれのユダヤ人(ロシア人):モイセイ・ヴァインベルグ。
 パサジェルカ(女船客)のキーワードはアウシュビッツ捕虜収容所
 以前にMETで放送されたジョン・アダムスの歌劇「ドクター・アトミック」とか、
 重いテーマを題材にした現代の歌劇(オペラ)もたくさんあるものだな!と。
 音楽は思ったほど現代曲でなく聴きやすいものの音の進行は暗鬱。
 ~最終局面ではバッハのシャコンヌが違和感なく効果的に挿入された。
  緊張感の高いオペラで台本、ストーリー、ライティングにも感銘を受けた。
 
 桑田さんの話に戻って、
 2月23日の桑田さんの記事には敢えて“サザン”の文字を使わなかった。
 サザンに絡めると長文になりテーマから外れそうでね。
 あくまでも今回のテーマは病からの“復活”。 
 ラジオ番組で語った、
 “病気を不条理と見るか機会(チャンス)と捉えるかは本人次第”
 は言い尽くされた言葉だと思うけど至言だと思う。

 でも、
 クライストチャーチの地震を思うと心が痛む。
 不慮の事故(運命的な偶然)とはいえ、
 “死んでしまえば”機会(チャンス)は消滅する。
 しかし、
 “死=不条理”と捉えると誰もが願うだろう、
 “安らかな死=願望”を否定する事になる。

 生と死については先日の、
 マーラー作曲:『交響曲第9番ニ長調』の記事の中で文書にした、
 「交響曲第9番を耳にする時に演奏芸術はマーラーの心情の代弁ではなく、
 変化する時代の“生と死の表現を主題”に耳を傾ける。」
 *本文→ http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20110217
 そこで、
 マーラーの晩年を調べてみると、
 死を覚悟(医師からの宣告)して以後のマーラーの精力的な仕事量は、
 バーンスタイン自身が解説する、
 「生きたいと願う強い意識と死を受け入れようとする意識(東洋的な瞑想)が交互する、
 曲(第4楽章)の進行は生への激しい欲望と死の受け入れの葛藤を表している。」
 の解釈に疑問を生じた。

 桑田さんが思う“心のどこかで遺作をイメージ”したとされる新譜への思い。
 マーラーの晩年は“死”を不条理と捉えるのではなく、
 残された時間に自分のすべき理想と後世に伝えるべき理念への使命感?
 ~勿論“死の恐怖”の心理的抑圧からの逃避としての創作活動を否定できない。
 “死”を機会(チャンス)と捉える事は困難だが、
 “残された時間”が与えらていれば別の問題。
 人(人々)が幸福に生きていく上での重要な思考は、
 “死”に重点を置いて考えるのではなく“生のあり方”の尊重だろう。
 さらに言葉を加えさせていただければ、
 私が考える“生の意味”は生きるではなく“生=活動する”である。

 今朝5時38分頃。
 私は地震によって目が覚めた。
 一瞬の揺れの後の細かい振動。
 ~私が生活する地域では震度2。
 マグニチュードは5・4で高山市周辺では震度4を記録。
 この地域は1891年10月に濃尾地震による甚大な被害。
 その大地震が仮に今朝の時間に再び起こったとしても、
 それは“自然界の必然”であり“人間界の偶然”でしかない。

 今(この時間)も、
 ニュージーランド:クライストチャーチでは懸命な救助活動が続けられている。
 瓦礫の下の救助活動は困難を極め生死を確認する事すら困難な遺体の損傷。
 運命とは言え
 向上心と夢に溢れた多くの若者達を襲った不条理
が、
 耐震基準による人災だとすれば人知にとって大きな不名誉だ。 

 クライストチャーチでは、
 “1人の命に希望を託し危険を顧みず懸命な作業”が続く中、
 リビアでは独裁的な個人の判断により大量の殺戮が日増しに激烈になっている。
 エジプトやチュニジアの軍隊とは違い傭兵を含む軍事行動は市民への発砲や空爆。
 殺戮が続けば民族間(国民の間で)の怨み辛みが増幅し、
 将来に於いて取り返しがつかない事態が想像できる。

 イラクのフセイン独裁政権への軍事行動がトラウマとなり躊躇する欧米諸国。
 “生と死をめぐる思考の所在”
 エジプトやチュニジアとは事情(国家の統治)が異なる、
 リビアでの民衆革命による大きな代償(心に刻印される私怨)。
 日々殺戮が激化している中で躊躇している間はないと思うのだが…。
 世界の“世論の取り纏め=国際協調”が急がれる。

 そんなことを考えながら昨日、
 “応仁の乱”の頃に<一向一揆の拠点となった吉崎御坊>を尋ねた。
 前を通過しても境内に入るのは友人とバイクで尋ねた学生時代以来。
 吉崎の地では大きな知の収穫は得られなかったが、
 私が住む地域での過去帳を調べると興味深い事実を多数発見。
 どこかのタイミングで拙い学習結果を文字に変換したいと思う。
 

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『METオペラ&リビア革命&○○』:趣味の話と世情の話を手短に。

2011-02-25 01:00:00 | mimifuku

 大きなニュースと大きなニュース。
 今夜はMET『アルミーダ』が終わるまで、
 パソコンの前に居座ろうと思う。
 ~今夜は2件の投稿。
 昨晩放送されたMETでの“ビックリ”は、
 歌劇『ハムレット』にデセイが出演しなかっったこと。
 ガセネタを文字にしたか?の微妙な心理。
 『華麗なるメトロポリタン』の記事に訂正文。
 【お詫び】
 ナタリー・デセイ降板(急病)のため、
 マルリース・ペテルセンに配役変更。

 *ペテルセンはチャンスをモノにする立派な歌唱。
 申し訳ありません。

 METと言えば放送初日の『ばらの騎士』と2日目の『カルメン』。

 『ばらの騎士』では、
 男役のグレイアムがカーテンコールのラストを飾り大きな歓声を受けていた。
 調べてみると2001年のMET日本公演でもフレミング&グレイアムで来日。
 既にMETでは仕上がっている『ばらの騎士』の舞台は豪華絢爛。
 フレミング&グレイアムの固定コンビを相手にシェーファーがやりにくそう。
 『ばらの騎士』につまらない舞台はないなと改めて作品の凄さを実感

 
 『カルメン』は期待のガランチャが登場。
 マリア・カラスの歌唱CDとアグネス・バルツァのMETの映像。
 比較する対象が高すぎてガランチャには気の毒かなと思いつつ、
 気付いた事実は“同じ土俵”で比較すべき対象ではない舞台。
 オペラは歌唱を競い合う場からビジュアル重視の世界に。
 ネトレプコの『椿姫』の映像を観た時の感覚を思い出した。
 ロッシーニを自由に操るガランチャのイメージは大きく変更。
 声量に不安があるもののコロラトゥーラからドラマチック女優へ。
 誰よりもカルメンらしい激しく魅惑的なカルメンを演じてみせた。
 フリットリ、アラーニャと時代を代表する歌手をサポートに、
 目で見る歌劇『カルメン』を堪能。

 
 連夜METを楽しみにしていたのだが、
 ドミンゴの『シモン・ボッカネグラ』放送の日に、
 突然入ってきたニュージーランドで大きなニュースは、
 日本の若者多数が巻き込まれたクライストチャーチ地震。
 さらに、
 リビアでの民衆による革命運動の拡大。
 私の気持ちは一気にオペラから離れた。

 リビアでの情勢は民衆に傾きかけている。
 堅牢と思えた恐怖政治によるカダフィ独裁体制が崩れる現実。
 エジプトでの歴史的変革から2週間足らずでの霹靂。
 中東では何が起きているのだろう?
 市民のデモめがけて空軍機による空爆命令。
 カダフィ大佐の命令を履行した空爆と、
 空爆を拒否したリビア軍人の士気。
 死亡者は数千人を超えるだろうが、
 情勢は40年の独裁体制に終止符を打とうとしている。

 冗談交じりを言葉にすれば、
 40年も個人支配による独裁政治が続くなら、
 年毎に民意で指導者が変わる国家の方がましだ。
 ~何処の国か言わなくてもわかりますよね(笑)。

 リビアの民衆革命の目的は独裁の打破。
 エジプトやチュニジアの変革と違う事は、
 独裁対象者による断固とする武力対応。
 リビアの成り行きで注目すべきは国営TV。
 国営放送を民衆が掌握すれば、
 リビア全土の意識は大雪崩。
 その日は近い。

 民主による革命
 日本では私の住む地域が過去に実現。
 福井県最北部~石川県中部で起きた一向一揆。
 蓮如が掲げる真宗の旗の下に集まった農民集団。
 新しい思想(情報伝達)の下で団結した民衆革命。
 “応仁の乱以後の下克上”
 それは別の話ではあるが、
 アラブ諸国にとって民衆を団結させた新しい手段(機器)とは?
 政変後の民衆に手によって統治される新しいアラブとは?
 果たして民衆の手による統治は本当に実現可能なのか?
 中東の大変動を報道を通して見聞きし、
 乱世の歴史的変革(戦国)が頭をよぎった。

 気になるニュースが2つ。
 ・エジプト:スエズ運河を32年ぶりに通過したイラン艦隊。
 ・日本郵便による“ゆうパック見直し”にともなう大量解雇。
 大きなニュースに隠れて気付けないあまりに大きな○○。
 その話は別の機会に…。
 

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ニュージーランド:クライストチャーチ地震に学ぶ地震直後の通信の確保。

2011-02-24 22:22:22 | 地震・津波・震災

 石川県では今日で6日連続の晴れ。
 気温も18℃を超えて春気分!
 それでも明日からは再び寒くなりそうな気配。
 天気とは裏腹に、
 連日気になる(気の重い)ニュースが多くて困惑。
 今晩は長時間パソコンの前に居座りそうだ。

 ニュージーランド:クライストチャーチ地震は悲劇的な結果が濃厚になった。
 22日は12人だった行方不明者が24日には29人。
 当初(22日)のニュースでは65人の死者と100名の行方不明者が、
 今日(24日)のニュースでは死者が98人で行方不明者が約200人。
 
 今日伝えられた悲劇的なニュースは、
 学び舎であった“キングス・エデュケーション”で23日、24日と計47人の遺体を確認。
 ならば98人-65人=33人はどういう意味か?
 また合計約200人の行方不明者と約30人の日本人不明者(アジア人が約50名)。
 この“アンバランスな数字”の意味するものは何か?
 事は地震の規模でなく建物の耐震構造にあったような気がしてならない。

 ニュース映像を見る限り極度に狭い範囲に激震被害が集中し、
 偶然にもその場所に居合わせた日本人留学生が被災。
 “もしも”を語ることが許されるならば6時間程の時間が前後していれば、
 英語を学ぶ留学生の多くは宿泊先にいて難を逃れる事ができたのか?
 また、
 地震の規模の大きさや映像に映る周辺の建物の破壊状態と比較し、
 脆弱に崩れ落ちた“キングス・エデュケーション(CTVビル)”の問題点。
 しかし、
 それが事故であり、
 それが運なのであろう。

 22日:地震当日に当ブログで文字にした
 携帯電話の電力消耗をなくすために、
 連絡をしないと決めた富山外国語専門学校の判断は正しい。
 地震と同時に携帯電話はつながらなければ自らの電源を切る。
 に疑問を持たれた方も多いと思う。

 2007年3月25日に大きな被害を出した能登沖地震。
 その際に、
 大阪に住む親しい友人がメールをくれたのが翌々日。
 “混乱の中メールしても迷惑になるだろうから”
 との文面に彼女らしい冷静さを感じた。

 今回の地震で“思い出すこと”があって、
 彼女への
返信のメールを確認したら、
 「電話は最初の2~3分はつながったけれど、
 テレビで地震の情報を流し始めてからつながりにくくなり、
 携帯電話は3時間くらいは制限がかかってたみたい。
 その間はメールもiモードも使用できず、
 本当の緊急事態の時は困るだろうなと感じた。
 通常回線はつながったりつながらなかったりの繰り返しだったみたい。
 あと、
 友人の話ではau同士はつながり易かったとか聞いたけどホントかな?
 石川県と言っても(私の住む所は)震源地から100km以上はなれていたので、
 助かったけど“もうこれは運”としか言いようがないね。
 それと能登に近い富山の従兄弟には家人が夕方になって連絡をしてた。」
 と文字にしている。

 大地震の際に想定される停電(災害規模により1週間以上)。
 電気が止まれば固定電話は黒電話以外は通信不能になるし、
 電気が止まれば携帯電話の充電もできなくなることを意識。
 自動車等で移動できる地方での地震であれば良いが、
 移動することが困難な都市圏での地震の場合は、
 通信手段が閉ざされる可能性が極めて高い。
 
 そうした大地震の通信手段の確保のための
 地震と同時に携帯電話はつながらなければ自らの電源を切る。
 の意味と、
 テレビで地震の情報を流し始めてからつながりにくくなり、
 携帯電話は3時間くらい(通信)制限がかかってたみたい。

 の意味を理解していただけると思う。 

 地震の規模とニュースの大きさによる通信障害の弊害は、
 一斉に電話通信が一箇所に集中することにより起きる。
 能登沖地震の時間に私は歩いて数分の知り合いの家にいた。
 地震直後に家人に電話をかけた時につながった電話(所在の確認)。
 また知人は即座に愛知県に住む長男に心配しなくても良いとの電話。
 知人は知識として“時間が経てば電話がつながりにくい”ことを認識。
 能登沖地震は日曜日の朝9時40分頃。
 テレビでの報道(NHKでは番組変更)が始まると、
 予想通りに能登近郊の通信は北陸地方でマヒした。

 クライストチャーチ地震で感じた通信(メール)の即時性と重要性を如実に示しす、
 閉じ込められた引率教員からの家族への伝達は“事の大きさ”を逸早く伝えた。
 
読売→ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110223-OYT1T00165.htm

 「じしんおきた」。
 引率教員の○○さんは22日朝“ひらがな6文字”のメールを家族に送信してきた。
 (それは)同専門学校に被災の第一報として伝えられた。
 その後も、
 「生き埋め、火事起きて息できない。」
 「周りに7人いる。電気がついておらず暗い中での目視だけ。」
 「みんながれきの下、動けない。私は足首はさまっている。」
 と緊迫したメールが次々と届いた。
 ~以上読売新聞Web記事転載。

 このメールが生存者の確認につながったことは明白であり、
 日本のどの報道機関よりも正確な現場の状況を知らせた。
 ~ただしメールは文字入力に電力を消耗することも考慮。

 このことから、

 大地震の際に最も重要な情報は被災者からの直接の連絡。
 どこで何が起きているのか?
 現在の緊迫した状況は如何なるものか?
 どこで誰が助けを待っているのか?

 それが個人々々の思いによる、
 安否の確認と安心からの長電話等で損なわれる可能性。
 地震速報の即時性が示す過度な災害地域の外からの安否確認。
 また思い出すのは、
 2008年8月に集中豪雨に襲われた栃木県鹿沼市の高架下での冠水死亡事故。
 ~連絡を受けても助ける事が難しい非常事態での混乱。

 どうすれば良いかの私の答えは出せない。
 解決策は、
 個人の行動なのか報道のあり方なのか、
 通信の制限なのかテクノロジーの発展を待つべきか?
 だが、
 通信は人を助ける可能性に大きな力を持っていることを認知し、
 大きな災害時に通信を確保する事の重要性を強く認識すべきだ。
 
 ・・・。
 向上心と希望を持った若い命。
 既に3日間の時が過ぎた。
 

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NHK総合TV&WOWOW 『復活!桑田佳祐(55歳)』番組情報&再放送。

2011-02-23 21:50:00 | J-POP


 『復活!桑田佳祐ドキュメント』
   ~55歳の夜明け~

 送局:NHK総合/デジタル総合(完全版)
 放送日:2011年5月28日(土)
 放送時間 :深夜0時~深夜1時(60分:再放送)
 *5月29日(日曜日)午前0時の放送となります。

 放送局:NHK総合/デジタル総合(完全版)
 放送日:2011年3月17日(木)
 放送時間:深夜0時15分時~深夜1時28分(73分:放送休止)
 *東日本大震災のため放送が休止されました。

 放送局:NHK総合/デジタル総合
 放送日:2011年2月26日(土)
 放送時間:午後8時~午後8時45分(45分:放送終了)

 

 『桑田佳祐:MUSICMANスペシャル』

 放送局:WOWOW
 放送日:2011年3月5日(土)
 放送時間:午後8時~午後9時50分

 【関連番組】
 FM東京系列(ラジオ放送)
 『桑田佳祐:めでたい夜遊び』
 ~2011年 2月26日(土)午後11時~翌1時
 レギュラー番組“桑田佳祐のやさしい夜遊び”
 今夜はバースデーを記念しての特別編成!
 『祝!生誕55周年&MUSICMAN』
 バースデー&ニューアルバム記念特番。
 いつもより55分延長してGO! GO!
 あの人もお祝いに駆けつける…!?

 <mimifuku番組情報>
 
 2011年2月23日(今日だよ)
 桑田佳祐さんの待望のニュー・アルバム『MUSICMAN』をリリース。
 そこで昨年の年末の紅白歌合戦で元気な姿を見せ、
 本格的な活動を再開した桑田佳祐さんのスペシャル番組を2つ。
 ・1つはNHK総合テレビで放送されるドキュメント“55歳の夜明け”。
 ・1つはBS・WOWOWの“MUSICMANスペシャル”。
 ~他に2月25日(金)午後8時からのテレビ朝日:ミュージック・ステーションにゲスト出演。

 今日現在NHKからの番組の詳細情報はなし。
 *WOWOWの放送は下記に記事転載(↓)。
 そこで調べてみると、
 桑田佳祐さんが病気を克服し、
 ファンの前に元気な姿を見せるまでのドキュメンタリー。
 簡単に桑田さんの近況をまとめると、
 2010年7月29日:食道ガンのため入院。
 2010年8月 2日:手術(成功)。
 2010年8月22日:退院。
 2010年10月8日:レコーディングを再開。
 そのレコーディングからの
桑田さんにNHKが密着。
 さらに、
 2010年12月31日の紅白歌合戦での注目の歌唱シーンや、
 2011年2月19日に桑田さんの地元:茅ヶ崎市民文化会館で行われた、
 アルバム試聴会&サプライズ・ライブの模様等を45分にまとめた番組のようだ。

 因みに茅ヶ崎で歌われた楽曲は、
 
「明日晴れるかな」
 「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」
 「MY LITTLE HOMETOWN」
 「本当は怖い愛とロマンス」
 だった(下記リンク参照)。

 完全復活にはまだ少し時間がかかるかもしれないが、
 J-POPを30年以上支え続けたトップ・シンガーの、
 本格的な活動再開に多くのファンが心弾むはず。 

 <mimifukuから一言>

 2月25日。
 午後8時からのテレ朝:ミュージック・ステーションを観た。
 歌ったのは「銀河の星屑」と「月光の聖者達(ミスタームーンライト)」。
 「銀河の星屑」ではジプシー・バイオリンを効果的に使用。
 「月光の聖者達」はバラードを渾身の力で熱唱。
 紅白の時よりも元気そうな表情も2曲の歌唱に疲労感を感じた。
 ~当たり前の事だが完全復活にはもう少し時間が必要(無理をしないで)。
 病気については“何で俺が?”と思う気持ちは万人に共通。
 番組の最後に局アナのMCで知った、
 桑田佳祐さんの誕生日は1956年2月26日
 特番の放送日が、
 2011年2月26日=NHKの番組タイトル“55歳”の意味を理解。
 余談だが、
 番組の時間割を確認し頭に描いた再放送は翌週の金曜日の深夜。
 しかし、
 テレビ情報誌で未定になったいた“その時間”は大の桑田ファンの、
 『aiko LIVE at NHK』:
2011年 3月 5日(土) 午前0:45~午前1:45
 今日放送されたミュージック・ステーションでも出演者の中で一番感激(涙)していた。
 話はそれたが“桑田佳祐55歳の誕生日”に合わせた記念番組。
 再放送がない可能性も高いので、
 時間の都合のつかない人は録画のチェックよろしく! 
 ~再放送が決定しました!なんと73分の拡大版(→記事最上部に時間記入)。

 <番組感想:2月26日>

 お帰りなさい。
 番組『55歳の夜明け』を観て感じる予想以上の復活モード!
 “紅白歌合戦~Mステ”と生放送は緊張感。
 息(呼吸)があがっているようで無理をしないでと。
 ~番組でも(今はまだ)大きく呼吸を吸い込めないと告白。
 でも、
 スタジオ・ライブ映像を見る限り声の状態は良い。
 特に「銀河の星屑」の歌唱はMステとはまるで違う声の張り。
 また
 スカーレット・リヴェラを思い出す音色の金原千恵子さんのヴァイオリン。
 視覚的にも異国ムードがあり桑田メロディ屈指の名曲の予感。

 番組で語られた、
 癌(ガン)の手術によって声が出なくなる可能性と不安。
 不安(諸行無常)を払拭するための創作活動は“遺作”もイメージ。
 いつもとは違ってシリアスで真正面から受け答えする桑田佳祐。
 45分では短すぎない?
 
 桑田さんの予想以上に好調な映像を見ながら、
 亡くなった忌野清志郎さんが脳裏を過ぎった。
 喉頭ガンの手術を拒否し放射線治療を選択した清志郎さん。
 声が出なくなる可能性を示唆されながらも手術に踏み込んだ桑田さん。
 過酷なコンサートツァーは当面無理としても元気な復活は嬉しい。
 ~できれば“もう1枚アルバムを制作”して来年の春には?
 周囲の声が盛り上がっても“激しい運動”に決して無理をしないで!
 
 当然の現実として、
 ガンの再発を一番意識しているのは罹病した本人。
 シッカリ者の奥様(原由子さん)がいるので安心だけど、
 小まめな定期健診だけは心がけて欲しい。
 桑田佳祐を待望しているファンの願いはフォーエバー。
 そんな感じです。
 ~ハッピーバースデー!のラジオがはじまった、
 
カセット(録音)の準備はOK?(えっ、aiko特集?)

 <FMラジオ:めでたい夜遊び>

 桑田佳祐さん、原由子さん、斎藤誠さん、片山敦夫さんで番組を進行。
 新譜『MUSICMAN』全曲放送をコンセプトに楽しい2時間だった。
 メイン・パーソナリティの桑田さんもエロコメ(エロス&コメディ)全開。
 圧巻はハラボーと2人で歌った『逢いたさ見たさ病めるMy Mind』の生ライブ。
 番組をリスニングして感じた“夫婦の絆”とメールをくれた多くのファンの気持ち。
 桑田さんが、
 「人間ドックに行ってる俺がなんでガンになるんだ?」
 と言えば、
 「人間ドックに入ったから早く見つかって“今”があるんじゃない。」
 と原由子さん。
 無茶を言う桑田さんを一歩下がりながらもハラボーが諌める展開は従来通り。
 ~次のアルバムはジョンとヨーコの『ダブル・ファンタジー』みたいなのどうかな?
 桑田さんが番組最後に語った“検診と墓参り”は今は亡き茅ヶ崎の家族への想い。
 しかし、
 家族がいなくなった茅ヶ崎には今でも待っている多くの人がいる事実に感謝。
 “病気を不条理と見るか機会(チャンス)と捉えるかは本人次第”
 桑田佳祐55歳。
 日本の元気の素としてまだまだ頑張ってもらわねば!
 全快したら無理してね(笑)。


 <記事参考リンク>

 *ナタリー→ http://natalie.mu/music/news/45280

 *OOPS!→ http://oops-music.com/info/view_news.html?nid=64384


 ~以下番組HP記事転載

 *NHK『復活!桑田佳祐ドキュメント』

 がんを克服し鮮やかに復活した桑田佳祐のドキュメント。
 紅白歌合戦の裏舞台をはじめレコーディングや、
 アルバム試聴会での飛び入りライブなどに完全密着。
 また、
 録りおろしのロングインタビューやスタジオでの感動的な熱唱も。
 桑田佳祐の真実に迫る。

 <曲目リスト>

 「それ行けベイビー」(紅白歌合戦)
 「本当は怖い愛とロマンス」(紅白歌合戦)
 「銀河の星屑」(スタジオ・ライブ)
 「現代人諸君!!」(スタジオ・ライブ)
 「明日晴れるかな」他(福岡ライブ)
 「月光の聖者達」(スタジオ・ライブ)
 「MY LITTLE HOMETOWN」(茅ヶ崎ライブ)

 【語り】松下奈緒

 *WOWOW『桑田佳祐:MUSICMANスペシャル』

 2010年に日本中に激震が走った。
 アルバム制作作業の中断、発売延期を経て、
 桑田佳祐がニューアルバムを完成させた!
 2002年9月にリリースしたアルバム“ROCK AND ROLL HERO”以来、
 実に約9年ぶりとなるオリジナル・ソロ・アルバムのタイトルはズバリ、
 『MUSICMAN』。
 桑田佳祐の様々な想いが収録全17曲に綴られたアルバムである。
 WOWOWでは、
 アルバム“MUSICMAN”の2月23日(水)リリースに合わせて、
 特別番組『桑田佳祐“MUSICMAN”スペシャル』の放送を決定!
 アルバム“MUSICMAN”の世界をより深く理解し楽しめるように、
 収録楽曲の中から選び抜いた全11曲を、
 それぞれの楽曲の世界観に合わせた異なる豪華スタジオセットで、
 桑田佳祐が熱唱する。
 桑田佳祐が“MUSICMAN”収録楽曲の数々を披露するパフォーマンスは、
 ここでしか観ることが出来ずまさにスペシャルなものとなる。
 また、
 番組では2月23日(水)のアルバムリリース後に桑田佳祐のインタビューを敢行予定。
 アルバムリリースの反響を受けて敢行するインタビューで、
 改めて超大作アルバム“MUSICMAN”を中心とした、
 昨年から今年にかけての活動全体を総括する。
 さらにレコーディングに参加したミュージシャンへのインタビューも実施し、
 音楽家:桑田佳祐の実像に迫る。
 アルバム“MUSICMAN”の世界をより掘り下げるためのコンテンツなども盛り込む予定。
 番組タイトルが示す通り、
 『MUSICMAN』を引っさげて再び動き出した、
 “音楽人:桑田佳祐”の特別番組は世代を超えて、
 必見の歴史に残るプログラムである。

 2011年2月23日発売。
 ニューアルバム『MUSICMAN』

 <収録曲>
 
 01. 現代人諸君(イマジン オール ザ ピープル)!!
 02. ベガ
 03. いいひと ~Do you wanna be loved ?~
 04. SO WHAT ?
 05. 古の風吹く杜
 06. 恋の大泥棒
 07. 銀河の星屑
 08. グッバイ・ワルツ
 09. 君にサヨナラを
 10. OSAKA LADY BLUES ~大阪レディ・ブルース~
 11. EARLY IN THE MORNING ~旅立ちの朝~
 12. 傷だらけの天使
 13. 本当は怖い愛とロマンス
 14. それ行けベイビー!!
 15. 狂った女
 16. 悲しみよこんにちは
 17. 月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)

 

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2011年2月22日の“大きなニュース”と短い独り事。

2011-02-22 21:00:00 | 日記・雑記・独り言

 今日も我が家の前の通りから、
 美しい白山が見えた。
 2月に“4日連続で白山が見える晴天”は珍しい。
 おそらくお隣の富山県でも、
 立山連峰の美しい頂が見えたことだろう。

 午後7時のNHKニュース。
 1時間枠で放送された特別編集は、
 お隣の富山県民には衝撃が走るニュースだった。
 ニュージーランド:クライストチャーチ大聖堂。
 調べてみると、
 1864年に着手され1904年に完成した高さ63mの大聖堂は、
 日本からも毎年多くの観光者が訪れる名所旧跡で、
 教会内部には日本語のパンフレットも置いてあるらしい。

 マグニチュード6・3。
 数字を聞けば驚くべき数字ではない。
 阪神大震災のマグニチュードは7・2~7・3。
 震源の深さは10km~20km(諸説あり)。
 福井震災はマグニチュード7・1~7・2。
 震源の深さは10km~30km。

 おそらく、
 ニュージーランド:クライストチャーチ近辺を襲った地震は、
 震源は極めて浅い規模の小さな直下型地震と見られ、
 小さな範囲に大きな揺れ(激震)を生じたと考えられる。

 少なくとも150年以上は微動だにしなかった断層が、
 ニュージーランド:クライストチャーチ大聖堂地区に
 2011年2月22日に大振動が襲った。

 その大振動が襲った大聖堂のの直近の建物に、
 富山県から20数名の向上心溢れる人達が集まった。
 午後7時のニュースでは行方不明者が11名。
 救助を待つ人2名を含む12名の安否は確認されている。
 自然がもたらす偶然が人々が集う教会の傍で起きた悲劇。
 
 携帯電話の電力消耗をなくすために、
 連絡をしないと決めた富山外国語専門学校の判断は正しい。
 地震と同時に携帯電話はつながらなければ自らの電源を切る。
 そのことは以前に述べたと思う。


 リビアでは大きな市民行動が起きている。
 40年以上続いた独裁体制が崩れるかも知れない。
 地震のニュース同様に市民に与えられた通信機器の活躍。
 現地で災害に遭われた被害者の安否情報も、
 報道よりも個人情報が先立つ現実。
 21世紀の世界は大きく変わったことを示している。

 本当は今日はオペラの話題を文字にしようと思った。
 だが“それ”を文字にするのは不謹慎に感じる。

 今朝のトップニュースは一斉に“パンダの来日”だった。
 夜のニュースで“それ”を大きく報じるのは不謹慎だろう。
 ニュースと言うのは“そうした”ものだ。
 
 行方不明の方々の無事を祈ります。

 【追記:2月22日朝】

 気になったので朝起きるとすぐにTVをつけた。
 死者は65人。
 行方不明者は100人を越えるという。
 日本からの留学生(東京・京都)を含む行方不明者は、
 昨晩の11人から24人に増えていた。
 救助を待つ人は1人に減っており、
 夜の間に1人が救出された模様。
 瓦礫の下には多くの“生存者の声”が聞こえるとの報道に、
 時間との争いなのだと“地震直後の人力の必要性”を強く感じる。

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BS日テレ『トクセンお宝映像』:幻の中津川フォークジャンボリー

2011-02-22 07:05:00 | 番組メモ


 BS日テレ『徳光和也のトクセンお宝映像』
   ~帰って来たフォークソング伝説~

 放送局:BS日テレ
 放送日:2011年2月22日
 放送時間:午後7時~7時56分
 ~3月1日(火)に再放送があるようです。
 
 <mimifukuから一言>

 朝起きて新聞を確認。
 BS日テレに興味深い文字が。
 “伝説のフォークライブ”って何?
 テレビ備付のデータ放送を調べてみると、
 “伝説の中津川フォーク・ジャンボリー”
 ってことで、
 仕事前にもかかわらずPCを開いて皆様にご連絡。
 “中津川世代”ではないけれど、
 日本の若者が熱かった時代の映像の記録。
 番組に気が付けばお見逃しなく!

 ~以下番組情報

 ▽PPMから岡本信康まであの頃の魂の叫びを熱く語ろう。
 ▽幻の中津川フォークジャンボリーが今夜甦る!
 ▽小室等&高石ともや熱唱!帰ってきたフォークソング伝説。
 ~受験生ブルース、友よ、街と飛行船、風に吹かれて等が歌われた。
 ▽かぐや姫:つま恋ライブ1975からの貴重な映像。

 【ゲスト】:小室等、高石ともや


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NHK-BShi 『華麗なるメトロポリタン・オペラ(全5夜)』:2011年2月放送。

2011-02-19 16:30:00 | オペラ・バレエ・舞台

 『華麗なるメトロポリタンオペラ(5夜連続)』

 *第1夜:歌劇『ばらの騎士』(R.シュトラウス)
 ~BShi:2011年2月20日(日)午後10:45~午前2:25

 *第2夜:歌劇『カルメン』(ビゼー)
 ~BShi:2011年2月21日(月)午後10:00~午前1:02

 *第3夜:歌劇『シモン・ボッカネグラ』(ヴェルディ)
 ~BShi:2011年2月22日(火)午後10:00~午前0:47

 *第4夜:歌劇『ハムレット』(トマ)
 ~BShi:2011年2月23日(水)午後10:00~午前1:02

 *第5夜:歌劇『アルミーダ』(ロッシーニ)
 ~BShi:2011年2月24日(木)午後10:00~午前1:13

 *放送されるMET5作品の日本上映版制作:松竹株式会社。
  演目の詳細→ http://www.shochiku.co.jp/met/program/0910/

 *MET:キャスト&スタッフの紹介。
  松竹HP→ http://www.shochiku.co.jp/met/cast_staff/

 【オペラ:関連番組】

 プレミアムシアター
 
*喜歌劇『モスクワ、チェリョームシキ地区』(ショスタコーヴィチ)
 
*喜歌劇『天国と地獄』(オッフェンバック)
 ~BS2:2011年2月21日(月=日曜深夜)午前0時40分~5時

 プレミアムシアター
 *ドキュメンタリー『エグザイル』
 *歌劇『パサジェルカ』(ヴァーインベルク)
 ~BShi:2011年2月26日(土)午後11時~午前2時18分頃

 <mimifukuから一言>

 NHK-BSハイビジョンでは恒例となった名物番組。
 メトロポリタン歌劇場から全世界に向けて配信される“METライブビューイング”
 映画館で観るオペラは“全米やヨーロッパ各地では衛星同時中継”されており、
 日本では松竹が上映権を持ち各地の都市でMETの全プログラムが公開され、
 映画(ライブ)の公開から数ヶ月の遅れで“日本のお茶の間に放送”されるのが、
 “華麗なるメトロポリタン・オペラ”である。

 番組の見所は、
 オペラ本幕は当然の事ながら“生中継を同時に記録”していくことで、
 幕間の休憩時間を利用して出演者、演出者、裏方さん等にインタビュー。
 ~さらに突撃インタビュアーは“有名歌手”がこぞって参加。

 普段では聞くことのできない話やオペラ歌手の生の声を聞く楽しみも。
 
 今回放送されるの“2010年のプログラム(TV初)”で、
 第1夜:歌劇『ばらの騎士』、第2夜:歌劇『カルメン』、第3夜:歌劇『シモン・ボッカネグラ』
 第4夜:歌劇『ハムレット』、第5夜:歌劇『アルミーダ』の5作。

 放送される5作品の中で、
 最も注目すべきビゼーの『カルメン』ガランチャアラーニャ
 さらにミカエラ役を現在最高のリリコと評判の高いフリットリが務める贅沢。
 昨年(2010年)の大晦日。
 ベルリン・フィルのジルベスターに招かれた“ガランチャのカルメン”は、
 世界に絶賛され“当たり役”として話題をさらった。

 トマ作曲:『ハムレット』はシェークスピアの原作をオペラ化。
 フランスが生んだ最高のオペラ女優:ナタリー・デセイが演じる、
 オフィーリアの“狂乱の場”とはどんな場面なの?
 ~METでは100年ぶりの再演だそうです。
 私のお気に入り、
 デセイの演技と超絶技巧は常にMETの注目の的。
 フランスの作曲家:トマ初体験に今からワクワク。
 【お詫び】
 デセイ降板(急病)のためマルリース・ペテルセンに配役変更。
 因みにガランチャのカルメンもゲオルギューとの配役変更だったようです。
 誤った情報を掲載してしまい申し訳ありませんでした。
 
 R・シュトラウスの傑作オペラ『ばらの騎士』では、
 フレミングの元帥夫人とシェーファーのゾフィーに注目。
 クリスティーネ・シェーファーもまた私のお気に入り!

 ベルディの名作オペラ『シモン・ボッカネグラ』は、
 アバド&カプッチッリ、フレーニ、カレーラス等の歴史的名盤(77年)以来、
 世界の歌劇場で数多くで上演されているドラマチックな作品。
 今回タイトルロールを歌うバリトンは、
 世界3大テナーの1人であるプラシド・ドミンゴ
 
 さらにMETでは初上演となる、
 ロッシーニ作曲:『アルミーダ』もまた私にとって初体験。
 主役を演じるのはMETの女王:ルネ・フレミング。

 また再放送ながら21日未明のBS2では、
 ショスタコービッチの珍しい作品『モスクワ、チェリョームシキ地区』
 カンカンで御馴染のオッフェンバックの『天国と地獄』
 2作品と楽しいオペラ(喜歌劇)なので深夜ながらお子様にもお薦め?
 ~とても観る事のできる時間ではありませんが…。

 そして26日深夜にはBShiで、
 “まったく予備知識のない作品”である、
 ヴァインベルクの歌劇『パサジェルカ』を放送。
 ~パサジェルカは女船客の意味でアウシュビッツを主題にした異色作。

 約7日間に放送される8つのオペラ作品。
 オペラ・ファンにとって、
 眠れない日々が続きそうです。


 <放送の記録:ブログ内関連リンク>

 *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2010年11月放送分。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20101119

 *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2010年 3月放送分。
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100301

 *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2010年 2月放送分。
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20100131

 *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2009年10月放送分。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20091010

 *華麗なるメトロポリタン・オペラ:2008年10月放送分。
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20080921


 ~以下NHKホームページより記事転載。

 歌劇 「ばらの騎士」(R.シュトラウス)
 ~2011年2月20日(日)午後10:45~午前2:25

 【キャスト】
 ウェルデンベルク侯爵夫人:ルネ・フレミング
 オックス男爵:クリスティン・シグムンドソン
 オクタヴィアン(若い貴族):スーザン・グレイアム
 ゾフィーファーニナルの娘):クリスティーネ・シェーファー
 フォン・ファーニナル:トマス・アレン

 【演奏】
 合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 指揮:エド・デ・ワールト

 演出:ナサニエル・メリル

 ~収録:2010年1月9日/メトロポリタン歌劇場~


 歌劇 「カルメン」(ビゼー)
 ~2011年2月21日(月)午後10:00~午前1:02

 【キャスト】
 カルメン(ロマの女):エリーナ・ガランチャ
 ドン・ホセ(竜騎兵の伍長):ロベルト・アラーニャ
 ミカエラ(ホセのいいなずけ):バルバラ・フリットリ
 エスカミーリョ(闘牛士):テディ・タフ・ローズ

 【ダンス】
 マリア・コウロスキ
 マーティン・ハーヴィー

 【演奏】
 合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 指揮:ヤニック・ネゼ・セガン

 振付:クリストファー・ウィールドン
 演出:リチャード・エア

 ~収録:2010年1月16日/メトロポリタン歌劇場~


 歌劇 「シモン・ボッカネグラ」(ヴェルディ)
 ~2011年2月22日(火)午後10:00~午前0:47

 【キャスト】
 シモン・ボッカネグラ:プラシド・ドミンゴ
 マリア・ボッカネグラ(シモンの娘):アドリエンヌ・ピエチョンカ
 ガブリエレ・アドルノ(ジェノバの貴族):マルチェルロ・ジョルダーニ
 ヤコポ・フィエスコ(ジェノバの貴族):ジェームズ・モリス
 パオロ・アルビアーニ(ジェノバの金糸職工):スティーヴン・ガートナー

 【演奏】
 合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 指揮:ジェームズ・レヴァイン

 演出:ジャンカルロ・デル・モナコ

 ~収録:2010年2月6日/メトロポリタン歌劇場~


 歌劇 「ハムレット」(トマ)
 ~2011年2月23日(水)午後10:00~午前1:02

 【キャスト】
 ハムレット(王子):サイモン・キーンリーサイド
 オフィーリア:マルリース・ペテルセン
 ガートルード(王妃):ジェニファー・ラーモア
 クローディアス(国王):ジェームズ・モリス
 レアティーズ(オフィーリアの兄):トビー・スペンス
 ポローニアス(オフィーリアの父):マキシム・ミハイロフ

 【演奏】
 合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 指揮:ルイ・ラングレ

 演出:パトリス・コリエ / モーシュ・ライザー

 ~収録:2010年3月27日/メトロポリタン歌劇場~


 歌劇 「アルミーダ」(ロッシーニ)
 ~2011年2月24日(木)午後10:00~午前1:13

 【キャスト】
 アルミーダ(ダマスカスの王女・魔女):ルネ・フレミング
 リナルド(アルミーダの恋人だった騎士):ローレンス・ブラウンリー
 ゴッフレード(十字軍の将軍):ジョン・オズボーン
 エウスターツィオ(ゴッフレードの弟):エギシェ・マヌチャリアン

 【演奏】
 合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団
 管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
 バレエ:メトロポリタン歌劇場バレエ
 指揮:リッカルド・フリッツァ

 振付:グラシエラ・ダニエレ
 演出:メアリー・ジマーマン

 ~収録:2010年5月1日:メトロポリタン歌劇場~


 【オペラ:関連番組】

 喜歌劇「モスクワ、チェリョームシキ地区」全3幕(ショスタコーヴィチ)

 <キャスト>
 アレクサンドル・ペトロヴィチ・ブベンツォフ(サーシャ):ロマン・ブルデンコ
 マーシャ:クリスティナ・ダレツカ
 セルゲイ・グルシコフ:アンドレイ・イリュシニコフ
 リューシャ:エレナ・ガリツカヤ
 リードチカ:オルガ・ペレチャツコ
 セミョーン・セミョノヴィチ・バブロフ:ゲンナジー・ベズベンコフ
 ボリス・コレツキー:ナビル・スリマン
 ヴァヴァ:マリア・ゴルトセフスカヤ
 フョードル・ミハイロヴィチ・ドレベドニョフ:ミカエル・ババジャニャン
 アファナーシ・イヴァノヴィチ・バラバシキン:アレクサンドル・ゲラシモフ

 <演奏>
 合唱:フランス国立リヨン歌劇場合唱団
 管弦楽:フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団
 指揮:キリル・カラビッツ
 美術:マシャ・マケイエフ セシル・デゴス
 衣装:マシャ・マケイエフ 
 
 演出:マシャ・マケイエフ ジェローム・デシャン
 字幕:増田ユリ子

 収録:2009年12月26日、29日
 フランス国立リヨン歌劇場

 喜歌劇「天国と地獄」(オッフェンバック)
 ~エクサン・プロヴァンス音楽祭2009~

 <キャスト>
 ユリディス(オルフェの妻):ポーリーヌ・クルタン
 オルフェ(音楽院長):ジュリアン・ベール
 アリステ(羊飼い)・プリュトン(地獄の王):マティアス・ヴィダール
 ジュピテール(神々の王):ヴァンサン・デリオー
 世論:マリー・ゴートロ
 ジョン・スティクス(生前はボイオティアの王子):ジェローム・ビリー
 メルキュール:ポール・クレマジー
 キュピドン(愛の神):エマニュエル・ド・ネグリ 
 ディアヌ(狩りの女神:スーラ・パラシディス
 ヴェニュス(美の女神):マリー・カリニーヌ
 ミネルヴ(知恵の女神):エステル・カイケ
 ジュノン(ジュピテールの妻):サヴィーヌ・レヴォー・ダロンヌ

 <演奏>
 合唱:エクサン・プロバンス音楽祭合唱団
 管弦楽:カメラータ・ザルツブルク
 指揮:アラン・アルティノグリュ

 演出:イヴ・ボーヌスヌ
 
字幕:竹内ふみ子

 収録:2009年7月
 大司教館劇場(フランス:エクサン・プロバンス)


 ドキュメンタリー「エグザイル」
 ~ブレゲンツ音楽祭のヴァーインベルク~
 歌劇「パサジェルカ」(ヴァーインベルク)
 
~ブレゲンツ音楽祭2010~

 <キャスト>
 リーザ:ミシェル・ブリート
 ワルター:ロベルト・サッカ
 マルタ:エレナ・ケレシディ
 タデウシュ(タデック):アルトゥール・ルチンスキ
 カーチャ:スヴェトラーナ・ドネワ
 クリスティーナ:アンゲリカ・ヴォーイェ
 ヴラスタ:エルジビエタ・ヴルブレフスカ
 ハンナ:アグニェシュカ・レフリス
 イヴェッテ:タリア・オール
 ブロンカ:リューバ・ソコロワ

 <演奏>
 合唱:プラハ・フィルハーモニー合唱団
 管弦楽:ウィーン交響楽団
 指揮:テオドール・クレンツィス

 美術:ヨハン・エンゲルス
 衣装:マリー・ジャンヌ・レッカ
 演出:デーヴィッド・パウントニー
 字幕:武石 みどり

 収録:2010年7月
 ブレゲンツ祝祭劇場(オーストリア)

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NHK-BS 『アバド&ルツェルン2010』:マーラー/交響曲第9番ニ長調。

2011-02-17 22:00:00 | クラシック・吹奏楽

 ルツェルン音楽祭2010
 『アバド渾身のマーラー!』
 ~交響曲第9番ニ長調~

 ~BShi:2011年 2月20日(日)午前1時18分~午前2時54分(終了)
 ~2月19日(土曜日)深夜プレミアム・シアター枠内での放送。
 ~BS2:2011年3月7日(月)午前2時58分~午前4時34分頃(再放送)
 ~3月 6日(日曜日)深夜プレミアム・シアター枠内での放送。

 <mimifukuから一言>

 クラウディオ・アバド&ルツェルン音楽祭管弦楽団 “恒例のマーラー”演奏会。
 その頂点を極めると考えられる2010年8月に演奏された交響曲第9番ニ長調。
 マーラーが“死と正面から向き合った”とされる屈指の名曲。
 このブログでは過去にも“この曲”についての記述(下記再編集)がある。

 *ベルリン・フィルのすべて:mimifuku的評説(その2)
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20080323

 ベルリン・フィルのヴィオラ奏者として42年余り在籍した土屋邦雄さんが、
 バーンスタインが一度だけベルリン・フィルを指揮したマーラーについて、
 「マーラーの第9番って、
 バーンスタインが振るまではあれほど悲痛な曲とは考えていなかった。
 バーンスタインはリハーサルから泣いてるんだから。
 以後ベルリンでもマーラーの第9は“イイゾ”と注目するようになった。」
 このバーンスタインが演奏した1979年のマーラーの第9交響曲ニ長調は、
 通説では一期一会の感動の名演奏との評価を得ている名高い録音(ライブ)。
 しかし一説ではベルリン・フィルのメンバーがバーンスタインの要求に辟易し、
 やる気を失くしていたとの説もあるようだ(真相か如何に?)。
 また土屋さんが述べた“以後注目するようになった。”の意味は、
 その後にカラヤンが1979~80年にスタジオ録音。
 さらに1982年にはライブ録音を試みており、
 1982年のライブ録音は、
 ベルリン・フィルのオーケストラとしての精度が、
 最大限に発揮された名演奏として評価が高い。
 しかしこの演奏もマーラーの持つ、
 “死への精神性=死の恐怖との対峙”が欠如しているとの指摘もあり、
 この2人の大巨匠による第9交響曲の演奏を聴き比べてみると、
 クラシック評論の限界点や問題点が見えてくる気がする。
 私の愛聴盤は、
 カラヤンの82年盤の耽美主義に徹した極上の機能性と音の美しさが1番で、
 バーンスタインの85年盤(コンセルトへボウ管弦楽団)が2番だ。

 *NHK-BS:『レナード・バーンスタイン没後20年(3週連続放送)』
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20101006

 第9番は先にも紹介したが“マーラー芸術の頂点”として君臨。
 悲劇か耽美か愛か?
 バーンスタインの演奏は概ねテンポが遅く感情の揺さぶりが顕著。
 劇的な表現を望むならバーンスタインの右に出るものはいない。
 耽美(儚く美しく)な演奏を望むならカラヤンのライブ演奏は空前絶後。
 愛に満ちたマーラーは近年のアバドの神がかり的な演奏が最右翼。
 余談ながらマーラーはユダヤ人として知られ、
 初めてマーラー全集を完結させたバーンスタインもユダヤ系ロシア移民。
 (注)モーリス・アブラヴァネル指揮:ユタ交響楽団が最初の全集との記述も。
 フルトヴェングラー、カラヤン、ベームなどの著名なドイツ系の指揮者が、
 ブルックナー(オーストリア)には執心だったのに対してマーラーには距離。
 (想像される)ドイツ人とユダヤ人との深い傷跡(暗い過去)。
 バーンスタインの最初の全集(1~9:CBS)は1968年でその録音の殆どが、
 ニューヨーク・フィル(8番:千人の交響曲だけがロンドン響)の演奏だった。

 戦後を代表する2大巨匠が鎬(しのぎ)
を削った名演奏。
 マーラーの9番について少しだけ学習したい。

 『マーラーの交響曲第9番ニ長調』
 ・1909年夏に作曲を開始。
 ・1910年4月に完成。
 ・1911年5月11日にマーラー死去。
 ・1912年6月に弟子のワルターの手によって初演された。
 付帯事項として、
 ・1907年7月に長女のマリア・アンナをジフテリアで失い、
 ・同年同月にマーラー自身の心臓疾患が発見される。

 マーラーは自らの死期を悟り体調を考慮しながら作曲を続け、
 この曲や“交響曲:大地の歌”を通して死と向き合ったとされる。
 歌唱のない純器楽曲の交響曲第9番ニ長調は、
 伝統にそった4つの楽章で構成されている(ただし最終楽章にアダージョ)。
 ☆第1楽章:アンダンテ・コーモド:ニ長調(ソナタ形式)
 ~当初“わが消え去った青春の日々よ、わが消費された愛よ”のスケッチ。
 ☆第2楽章:ゆっくりとしたレントラーのテンポ:ハ長調(ぎこちなく粗野に)
 ☆第3楽章:ロンド・ブレスケ(道化):イ短調(きわめて反抗的に)
 ~スケッチでは“アポロにいるわが兄弟に”と記述。
 ☆第4楽章:アダージョ:変ニ長調(ロンド形式)
 ~曲の最後の小節に“死に絶えるよう”にと指示(pppp)。

 【マーラーの第9を鑑賞する前の注意点】 
 クラシック初心者には骨の折れる大曲(約80分)であること。
 マーラーの9番の特徴として全曲を通して聴くと“不思議な違和感”を覚える。
 第1楽章と第4楽章は音の輪郭は曖昧でありながら曲の流れは大河の如く。
 第2楽章と第3楽章は音の輪郭は明快ながら曲の繫がりに不安定な印象。
 第1楽章と第4楽章は音の流れに身を任せれば心地よく聴く事ができるが、
 第2楽章と第3楽章は何度か音楽の流れが止まることで慣れない耳には混乱。
 そのため初めてこの曲を体験する方は、
 録画したものから“第4楽章”だけをチョイスし何度か聴きなおし、
 全体像を知りたくなれば全曲を通して聴く事がお薦め。

 【マーラーの第9交響曲:第4楽章】 
 2010年10月にBSで放送された、
 『バーンスタインのマーラーの交響曲第9番(リハーサル付き)』
 では第4楽章に焦点をあてたバーンスタイン自身の解説があった。
 生きたいと願う強い意識(西洋的?)と、
 死を受け入れようとする意識(東洋的な瞑想)が交互する曲の進行は、
 生への激しい欲情と死の受け入れの葛藤を表している。 
 しかし曲は死に向かって前進(時間の経過)し、
 静寂の中で死(最期)を迎える。
 
 
マーラーの第9番:第4楽章に秘められた、
 約25~30分間のドラマはバーンスタインの解釈を参考。
 決して標題音楽ではないが曲想に“ストーリー”を作ることで、
 音楽鑑賞(&演奏表現)は劇的に聴く耳を刺激する。
 ~ただしストーリーはあくまでも個人の想いでしかないことも認識。

 【アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団のマーラー演奏】

 *ルツェルン音楽祭2003
 
『交響曲第2番ハ短調“復活”』(マーラー作曲)


 *ルツェルン音楽祭2004
 
『交響曲第5番嬰ハ短調』(マーラー作曲)


 *ルツェルン音楽祭2005
 『交響曲第7番ホ短調“夜の歌”』(マーラー作曲)

 *ルツェルン音楽祭2006
 『交響曲第6番イ短調“悲劇的”』(マーラー作曲)

 *ルツェルン音楽祭2007
 『交響曲第3番ニ短調』(マーラー作曲)

 *ルツェルン音楽祭2009
 『交響曲第1番ニ長調“巨人”』(マーラー作曲)
 ~2009年8月12日収録

 『リュッケルトの詩による五つの歌』(マーラー作曲)
 『交響曲第4番ト長調』(マーラー作曲)
 ~2009年8月21、22日収録

 上記プログラムの中では、
 NHK-BSで放送された、、
 2007年:『交響曲第3番ニ短調』と、
 2009年:『交響曲第4番ト長調』に、
 私は深く感動を覚えた。

 特に2009年に演奏された、
 『交響曲第4番ト長調』の“第3楽章”で示された天上の美しさは、
 古今東西のマーラー演奏の白眉の名演として印象深く、
 近々の“神がかり”なアバドの演奏会に歴史を刻んだ。

 そのアバド&ルツェルンが満を持して演奏する、
 マーラーの最高傑作との呼声も高い交響曲第9番ニ長調。
 期待するなと言う方が無理である。

 私のイメージの中にある演奏芸術により表現された第9の“生と死”は、
 ・バーンスタイン&ベルリン・フィル(79年Live)が表現した生への執着と死への抵抗

 ・カラヤン&ベルリン・フィル(82年Live)の耽美表現に見え隠れする安らかな死への憧れ。 
 ・バーンスタイン&アムステルダム(85年Live)が表現した生の願望と死の悲しみ。
 ~最期へと向かう数分間の静寂と聴衆に求められる精神統一はマーラー芸術の到達点。
 果たして現代の巨匠:アバド“どんな死”を観衆を前(Live)に表現したのか?
 願わくば愛情に満ちた“穏やかな死”であって欲しい。
 
 『交響曲第9番ニ長調』を耳にする時、
 演奏芸術はマーラーの心情の代弁ではなく、
 変化する時代の“生と死の表現を主題”に耳を傾ける。
 クラシック音楽の楽しみは、
 そんな聴き方があっても良いのでないか?

 2回の放送は何れも視聴には適さない深夜。
 クラシック・ファンの方は、
 録画の準備をお忘れなく!

 <番組感想>

 マーラーの手によって約100年前に完成された器楽合奏のための交響曲。
 100年の時を経てスイスで行われた素晴らしい演奏会の記録が
 日本全国
(BS放送を受信できる)の“お茶の間で鑑賞”できる贅沢。
 その音声は明瞭で一点の曇りもなく私の家庭にも届けられた。
 デジタル電波で運ばれる驚きの音質と情報量に冷静な音楽鑑賞ができたかどうか?
 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団による演奏会は“あっと言う間の95分”だった。
 番組の感想を一言で言えば“音の見える演奏会”と言えよう。
 2本のスピーカーから流れる優れた解像度と画像に見る細かな演奏者の動き。
 膨大な情報量の中で殆どキズ(演奏のミスや聴衆の咳払い等の雑音)のない、
 奇跡の演奏会は“カリスマ指揮者&優秀な演奏者&場を弁えた聴衆”との調和。
 ~思い出すのは小澤征爾さんのボストンでの“さよならコンサート”で咳込む観客。

 演奏されたマーラーの交響曲第9番ニ長調は名演が揃う大曲。
 しかし全体像を俯瞰すると“どこか違和感”があることは前文にも文字にした。
 アバド&ルツェルン2010が
解決したバランスの妙は合奏能力の高さ。
 パロディに見られがちな第2楽章を重い音色で第1楽章との調和をはかり、
 機能性を最大限に発揮できる第3楽章は鋭角ではなく輪郭に丸みを持たせる事で、
 第2楽章からの流れをスムーズにした上での、
 第3楽章のラストスパートの騒乱への追い込みは見事の言葉しか見つからない。
 前文で示したバーンスタインの解釈による“生と死を含む第4楽章”では、
 生死を超越したところに“音”が存在するかのイメージを頭に浮かべた。
 ~視聴前に私が望んでいた音楽表現(前文に記述)とはまるで違っていた。

 全体を通して視聴し違和感を覚えない理由としての両端の緩徐楽章はやや淡白。
 バーンスタインのように濃厚に感情の起伏を音楽表現に取り込んだ場合に、
 第2楽章の不安定(秩序の乏しい)
と第3楽章の機能美(高度な合奏能力)を、
 バランスよく纏める事は困難なように思う。
 そのため正直な気持ちを吐露すれば、
 アバド&ルツェルン2010の演奏は私には“胸につまる演奏”にならなかった。
 ~感動の所在はルツェルン2009の交響曲第4番ト長調の方に軍配をあげたい。

 私が感動できなかった理由としての、
 音質向上による情報量の多さが、
 第4番よりも複雑で高度な第9番には不利に働いた。
 昔々フルトヴェングラーやワルターを聴く際に、
 “霧の中の音を聴き取るための想像力が必要”
 との音楽通の鑑賞の仕方を文字で読んだ事がある。
 しかしデジタル時代の21世紀。
 “霧は晴れ雲ひとつない音場空間”
 に求められる想像力とは何か?

 アバド&ルツェルン2010の“最高級に磨きあげられた演奏”を聴きながら、
 有名なポリーニの紹介文“これ以上何をお望みですか?”を思い出した。
 ~その言葉は同時にカラヤンの手による82年のライブへの称賛にも通じる。
 
 余談になるが番組を視聴し気付いた事。
 第9番の最期の静寂の部分でライト(照明)を暗くする演出があったことは、
 クラシックのコンサートでは珍しい光景として印象に残った。
 ~2010年:ギャルドの金沢公演では『ローマの松』で体験。

 またルツェルン2009同様に、
 演奏が終わった後の観客席の静寂は音楽鑑賞の理想的な現場を感じる。
 永い静寂の後の少人数の拍手は万雷の拍手に変わり、
 やがてスタンディングオーベーションへと…。

 帰ろうとしない観客の催促に答えるアバド氏への賞賛。
 先日放送された1975年以後のカール・ベームさんの来日公演や
 朝比奈隆さんに贈られた称賛同様のファンの感情表現(感謝の意)。

 アバド&ルツェルン音楽祭のマーラー演奏。
 
今年も電波を通し“スゴイもの”を観せて頂いた。
 それが私の率直な感想だ。
 

 ~以下NHKホームページより記事転載。

 【曲目】

 グスタフ・マーラー作曲
 交響曲第9番ニ長調

 【演奏】

 管弦楽:ルツェルン音楽祭管弦楽団
 指揮:クラウディオ・アバド

 2010年8月20日21日
 ルツェルン文化会議センター:コンサート・ホールでの収録


 *Lucerne Festival(ルツェルン・フェスティバル)
  公式HP http://www.lucernefestival.ch/en/

 *アバド&ルツェルン2010:マーラー/交響曲第9番(BD・DVD)
  HMV→ http://www.hmv.co.jp/news/article/1012280079/

 

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2011年2月16日:今日は“投げやりな文書”で日記でも。

2011-02-16 21:00:00 | 日記・雑記・独り言
 今日は出張で名古屋に行った。
 北陸線の積雪がどんなものか、
 窓際の席を取りずっと風景を眺めながら。
 
 早朝は放射冷却による冷凍の世界。
 しかし路面は乾いており、
 ブラックアイスバーンの心配はなさそう。
 
 福井県の雪は多い。
 あわら市、坂井市では見られなかった屋根雪が、
 九頭竜川を越えたあたりから顕著。
 福井市街、武生市、鯖江市と雪量が増え、
 大雪から2週間あまり経つのに、
 南条⇔今庄では現在も多くの屋根雪が残っていた。
 
 この雪を見れば、
 国道・高速道路・JRが一斉に止まった理由が理解できる。
 長い長い北陸トンネルを抜けると敦賀市。
 敦賀市も30、31日と大雪に見舞われたが、
 現在は屋根雪はほとんどない。

 中京、近畿から北陸に入る人にとっては、
 “長いトンネルを抜けると雪国だった”
 を福井県でも実感できるのではないだろうか?
 20年以上ほぼ毎月名古屋に出向いているが、
 これだけの屋根の雪を見るのは初めて。
 2月初旬の雪は“どんなもの”だったろうかと?

 敦賀を越えると木之本~湖北へ。
 時に、
 北陸を越える大雪に見舞われる湖北の雪。
 今年も多くの積雪があったようだ。
 長浜あたりまで来ると雪は断然少なくなる。
 長浜では今の時期、
 盆梅展で賑わう。
 盆梅展 http://www.nagahamashi.org/bonbai/
 
 長浜⇔関が原から観る、
 晴れ渡る日の“雪の伊吹山”の景色は格別。
 今日の晴れは私にとってご褒美のようなもの。
 
 いつもは、
 米原で新幹線に乗換えをするのだが、
 今日は東海道線で名古屋に向かった。
 岐阜駅で気になった黄金に輝く織田信長像。
 JR沿いに名古屋へと向かうと何か新しいお城が?
 平静になって建てられた清洲城。
 途中下車したい誘惑も今日は仕事じゃ。


 今日のお昼は顧客と食事。
 味噌煮込みうどんの山本屋総本家で、
 名古屋コーチンの煮込みうどんを。
 関東の辛口、名古屋の濃口、関西の薄口。
 地域地域で好みの味は違う。
 旅の楽しみは“地の料理”を食べる事!
 ~旅じゃないけど。
 名古屋のトリプル投票の話や景気の話。
 40分程の楽しい時間を過ごした。

 帰りは米原に接続する新幹線の時間までタワレコと三省堂。
 タワレコで見つけたフルトヴェングラーの21枚組輸入CD
 21枚(演奏は20枚)の内6枚は持っているのだけど、
 5290円なら安いか?と思い購入すると、
 アマゾンでは4418円、タワレコ通販で4623円。
 まあね。

 でもこの輸入セットCD。
 5290円でも“お買い得”だよ。
 特にフルトヴェングラーの、
 楽劇:『トリスタンとイゾルデ』は聴きたいと思いながらも、
 聴いた事がなかったのでワクワク・ドキドキ。
 ベートーヴェンの“バイロイトのリマスター盤”にも期待大。
 チャイコの悲愴、モーツァルトの40番、ベートーヴェンの田園は、
 ストコフスキーも真っ青の独自の世界。
 フルトヴェングラーの入門編としてお勧め!
 で気に入ったCDが見つかったら、
 日本で生産販売されるSACDハイブリット盤に進んでください。
  

Wilhelm Furtwangler: THE GREAT EMI RCORDINGS
CD21枚組
ベートーヴェン:交響曲全集
ブラームス:交響曲全集
楽劇『トリスタンとイゾルデ』全曲他
EMI Classics(輸入盤)

 
 *Wilhelm Furtwangler
 The Great EMI Recordings<初回生産限定盤>
 タワレコ→ http://tower.jp/item/tracks/2829304 

 HMV→ http://www.hmv.co.jp/news/article/1012040001/

 *フルトヴェングラー:デジタル・リマスタリング
   ~SACDハイブリッド盤シリーズ~
 タワレコ→ http://tower.jp/article/feature_item/72329


 あとCDを物色していて、
 珍しいタワレコ限定CDを発見。
    ↓  ↓  ↓  ↓ ↓
  
 *山田一雄のオリジナル吹奏楽曲集(2枚組)
 価格:¥2,000(タワレコ限定販売)
 タワレコ→
http://tower.jp/item/tracks/2840501
 

 こんなんでいいの?
 ・・・。
 いいんじゃない?
 ・・・。
 なんか投げやりなような…。

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エジプト革命→グラミー賞と日本人→美術館の思い出と進む私的連想。

2011-02-14 22:10:00 | mimifuku


 エジプトで起きた民衆革命
 平素、
 大きなニュースの翌朝はコンビニで新聞を購入するのだが、
 昨日(2月13日)は日曜日を利用して図書館で調べもの。
 “朝日、産経、日経、毎日、読売”とエジプト関連の記事を閲覧。

 調べてみて気付いたキーワードとしての、
 18日間、警察官、エジプト軍、ジャスミン革命、ホワイト革命、フェイスブック(Facebook) 。
 ・1月25日にはじまったデモから僅か18日間で大統領が辞任。
 ・当初は警察官による治安維持を試みたが鎮圧できず軍に治安維持を依頼。
 ~結果として軍は市民に対してほとんど手出しはせず市民の行動を容認した。
 ・ジャスミン革命の“ジャスミン”はチュニジアの国花。
 ・ホワイト革命(仮)はエジプトのデモでの流血が少なかった事から。
 ~ただしデモの衝突により300人以上の犠牲者を出している。
 ・フェイスブックはエジプト革命にとってのネットワークの核になったと言われる。

 キーワードの警察官と軍隊。
 警察官はエジプト国内では汚職の温床とされムバラク政権の維持に協力的。
 軍隊はアメリカ軍との共同軍事訓練などにより近代的な思考を持ち、
 エジプト軍は過去にエジプト市民に一度も銃を向けたことがないとされる。
 また、
 アメリカ政府が親米派の盟友:ムバラク大統領を支持しなかった理由としての、
 “パーレビ国王を強硬に支持した事で起きたイラン国民の反米意識とイラン革命”
 の苦い経験が背後にあるようだ。
 
 フェイスブック(Facebook) についてモバイルに強そうな?
 図書館の若い女性職員に尋ねたところ、
 社長:マーク・ザッカーバーグ氏を描いたとされる現在公開中の、
 映画『ソーシャル・ネットワーク』はアカデミー賞の候補として有力。
 ただし、
 詳しい事は知らないしフェイスブックに登録している人も知らないと。
 ~そのくらいの事はオジサンも知ってる(笑)。

 昨晩のテレビ番組表で見つけたフジTVの『Mr.サンデー』で、
 滝川クリステルさんがフェイスブック本社を訪問取材。
 実際の登録シーンを見ながら感じた事は、
 実名(本名)と顔写真(フェイス)とキーワードを登録し、
 本人と関連する人(=友達)を選別(=紹介)しコミニュケーションをはかる。

 現実に使用していないためフェイスブックについて理解できないでいるが、
 キーワードに○○高校や生年月日を記入すれば登録している同級生とコンタクト?
 さらに、
 キーワードに店名と販売員の名前を記入すればカリスマ店員と友達になれるかも?
 また、
 お世話になった会社の上司や学校の教師などの近況を知る手段にもなるのだろうか?
 ~まったく正体が分からないので想像で記述(誰か教えて!)

 全世界で5億人以上と言われるフェイスブック登録数に感じる不思議。
 言論が統制されている国家での“写真入本人登録”の危険性。
 フェイスブックが何故ジャスミン革命やエジプト革命の原動力と言われるのか?
 基本的にはメールや秘匿性の高いツイッター(Twitter)が有利に働くように思うが?


 日本人にとって嬉しい知らせは、
 第53回グラミー賞で、
 ・B’zの松本孝弘さん:最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞(連名)
 ・ピアニストの内田光子さん:最優秀器楽ソリスト演奏賞(単独)
 ・琴奏者の
松山夕貴子さん:最優秀ニューエイジ・アルバム賞(参加)
 ・ジャズピアニストの上原ひろみさん:最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞(参加)
 の4人が選ばれた。

 過去にグラミー賞を手にした日本人は、
 ・1987年:グラフィック・デザイナーの石岡瑛子さん(最優秀アルバム・パッケージ賞)
 ・1989年:作曲家の坂本龍一さん(最優秀映画/音楽アルバム賞)
 ・2001年:シンセサイザー奏者の喜多郎さん(最優秀ニューエイジ・アルバム賞)
 ・2008年:太鼓奏者の中村浩二さん(最優秀ニューエイジ・アルバム賞)
 の4人。

 グラミー賞2011を受賞された、
 ・松本孝弘さんは昨年の『東京JAZZ2010』にラリー・カールトンと参加。
 ・内田光子さんは『ラトル&ベルリン・フィル』や『小澤&サイトウキネン』。
 ・上原ひろみさんは『音楽の女神たち』、『東京JAZZ2008』、『みんなでドリする』。
 等が近年NHK-BSで放送されており視聴・周知の方も多いと思うし、
 受賞された3人は“その世界のトップを走る”スペシャリスト揃い。

 さて、
 松山夕貴子さん&中村浩二さんって誰?
 調べてみると、
 太鼓奏者の中村浩二さんは、
 “ポール・ウインター・コンソート”のアルバム『Crestone』で、
 第50回グラミー賞・最優秀ニューエージアルバム部門を受賞。
 琴奏者の松山夕貴子さんもまた、
 “ポール・ウインター・コンソート”のアルバム『Miho: Journey to the Mountain』で、
 第53回グラミー賞・最優秀ニューエージアルバム部門を受賞。
 両者に共通するキーワードは、
 “ポール・ウインター・コンソート”“和楽器奏者”
  
 ポール・ウィンターは1939年生まれのサックス奏者。
 ポール・ウィンター・コンソートは彼が結成したバンド名。
 *詳しくは→ http://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Winter_Consort

 また、
 受賞アルバム『Miho: Journey to the Mountain』 の、
 Miho(ミホ)は滋賀県信楽にある美術館“MIHO MUSEUM”のミホであり、
 創立者である小山美秀子さん(宗教家)に捧げられているようだ。
  http://www.miho.or.jp/japanese/inform/shop/paulcd.htm

 
 個人的な話だが、
 “MIHO MUSEUM(ミホ・ミュージアム)”には、
 2004年の『乾山展』(尾形乾山=けんざん)に行っている。
 ~『乾山:幽邃と風雅の世界』(2004年9月1日~12月15日開催)
 MIHO MUSEUMは、
 IM・ペイ
(イオ・ミン・ペイ=建築家)の手による自然に包まれた別世界。
 ~春と秋の年2回の展覧会を実施(冬季・夏季は休業)。

 また近くには、
 滋賀県立“陶芸の森美術館”があり、
 同年同日に『ロイヤルコペンハーゲン展』を鑑賞。
 ~ちょっとした私の思い出。

 話し変わってテレビ(BShi)では、
 ライザ・ミネリのショーが既にはじまっている。
 ショービズ界の女王:ライザ・ミネリ
 見逃すわけにはいきません。

 今日はここまで。 

 

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