メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

キーオンにするとカチカチ音がする…

2015-09-30 21:11:52 | 整備
三菱ふそうスーパーグレートでよくある症状。


キーオンにするとセンターコンソールの奥からカチカチ音が鳴る…10秒くらい経つと止まる。

だいぶ前に何台かあって最近は無かったんですが本日、久々にこの症状に遭遇しました。

運転手さんはリレーがリレーが…と言ってくるんですが…

違います…。

まずオートエアコン車のみに起きる症状なんですが、原因として1番多いのはエアコンのモード切替用のモーター内部のギヤ欠けによる滑りから出る異音。
事例としては少数ですがA/M調整用のモーター内部不良の場合も何度かありました。

確認方法は異音が発生している時に手で触ってみてどちらから発生してるのか確認するのが確実です…


で、今回は前者の方でした。


部品を注文して、早速作業開始。



ここからアクセスして交換するんですが、A/M側だったら比較的簡単に交換出来るんですが、モード側だと非常にやりにくいです…



手前がA/M用でその奥にあるのがモード用。

まずA/M用を外してからモード用を外します…


外したA/M用…


片手しか入らないのでやりにくいです…

そこで厄介なのがこいつ…


一見ネジ山に見えますが、違います…
初めてやった時、外れないのにずーっと回してました…泣

片側がツメになっていて外せるようになってます



今回交換する新品のモーター


で、取り付けていくんですが外す時よりも苦労します…が
なんとか取り付けて…


A/M用も取り付けて完了。



交換後、音も消えて終了。

納車すると運転手さんがリレー変えた⁉︎と…




だから違うっつーの…。
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責任感。

2015-09-30 12:14:56 | その他
先日車検で入庫していたトレーラーでの出来事…


入社7年目のメカニックのBさん…
経験年数は7年で当社が整備会社としては初めて働いた会社らしく、今までは当社の他の工場に勤務してたんですが4月から当工場に異動になった方なんですけど…

前にいた工場はスペースの問題もありトレーラーは入庫してなかったので実質、当工場で初めてトレーラーを整備したらしいんですが…

そんなBさんが車検整備中のトレーラーのブレーキ…

これ、当然フリーの状態です…
ライニング自体の残量は少ない所でリベットから7ミリほど…

トレーラー整備をされてる方なら気付くと思いますが、自分ならこのSカムの立ち具合からすればライニングの残量があっても必ず交換します。

理由はライニングの残量があっても、Sカムがこれだけ立ってる状態で使い続けると最悪の場合、ブレーキ踏んだ時にSカムが立ったまま戻らなくなり
車輪がロックする可能性があるからなんです。

原因はいろいろあって、ライニングやドラムの摩耗、Sカムの摩耗等…
今回はドラムもSカムも減ってなかったのでライニングの摩耗が原因だったんですが…


で、トレーラー整備の不慣れなBさんはライニングの残量がまだあった為、交換の必要は無いと判断して作業を続けてたところまではまだ納得なんですが…

ここで、この作業を手伝いに入ったKさん…
入社10年以上経つ役職も一応現場ではトップなんですが…
横で作業してた自分は当然交換を指示するんだろうな…と思ってたんですが…

そのままハブを組もうとしてました…

始め言おうか迷ったんですが、このまま見過ごすのも良くないな…と思い、
自分『Kさん、そのブレーキ交換した方がいいと思うんですけど…』

K『あ~やっぱり…⁉︎』

正直、心の中でやっぱり⁉︎じゃねぇよ…分かっててそのまま行くつもりだったのかよ…と思うとその無責任さに腹が立ち…

自分『そのまま納車して、もしブレーキロックしたらどうするんすか… そんなリスク背負う必要ないでしょ‼︎』と言うと

K『じゃあ交換するわ~』…と

現場のトップがコレでは困るのは下の人たちな訳で…
当然お客様にも迷惑がかかり、信用も失う可能性だってあります。

もう少し自分の立場と役職を理解して、責任感を持って仕事をして欲しいものです…
何がダメで何が良いのか…
そういう場合どうするのがベストな選択なのか…

技術的な事だけじゃなく今回みたいな判断基準なんかも後輩などに教えていかなきゃならない立場だっていうのに…


こういう体質や体制を変えていかなきゃならん…
と、本気で思った一日でした…


ちなみに新品との 差



















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スーパーグレート 走行中パワーが出ない…⁉︎

2015-09-28 20:54:40 | 整備
三菱ふそうのPA-FU54JUZのスーパーグレート…

年式は忘れちゃいました…


運転手さんから走行中なんかパワーが無い感じがする…と言われ会社の周りを試運転してみたんですが…イマイチ分かりません…

で、運転手さんに確認すると高速じゃないと分からないよ…と

先に言ってよ…そういう事は…と思いながら、高速に乗ってみます

すると確かに加速が鈍くなかなか速度が上がりません…

乗った感じだとブーストがかかってないような感じ…
工場に戻ってスキャンツールを繋ぎブースト圧を調べてみると…0~400kpaを行ったり来たり…

これは明らかにおかしいでしょ…なんて思いながら次にタービン回転数を見るも、何故かこの型式にはタービン回転数のセンサーが付いて無い…

なのでデータ上では判断出来ず…

となればターボのパイピングを外して直接確認するほかありません。

で、タービン側よりも比較的簡単に外せるインテーク側のパイピングを外してコンプレッサーホイールを点検。

すると特に問題ありません…手で回してみたりシャフトのガタを確認するも異常は見られず…

VGターボのシリンダーやロッドも点検しましたがこちらも異常無し。


となるとデータ上でブースト圧が安定してないのはブースト圧センサーの不良⁉︎

…と単体点検するも抵抗値は悪くありません。


どうしたもんかな~なんて考えてたらちょうど車庫に同じ型式の車両が…

ツイてます。

とりあえずブーストセンサーを入れ替えてみます。

が、変化無し…やっぱツイてないわ…


ん~でもやっぱターボしかないよな…て事でもう一回ターボを調べます。
今度は先ほど避けたタービンホイール側を点検します…これが結構手間がかかるんです…
だから避けてたんですが…
排気シャッター周辺をバラしてエキゾーストパイプ外して…インシュレータやらいろいろ外して、そこまでして何とか覗ける程度…

鼻の下を伸ばしながら覗き込むもイマイチ見にくい…

で携帯を差し込みパシャリ。


すると、


あれ…?
キズだらけ…⁉︎

でも最初調べた時シャフトにもガタ無かったはずだけど…と思いながらどちらにしてもターボはダメなのでリビルトに交換する事に。

で、ターボを外して納得…



タービンホイールだけキレイにもげてました。
こんな状態でもコンプレッサーホイールはガタ無く回ってました…




ターボ交換後ブースト圧の調整を行い完成。
バッチリ直りました。


最初からタービンホイール側も調べとけばこんなに時間かからなかったんだよな…と反省しつつ

基本に忠実に調べる事の重要性を改めて実感した事例でした…。


そして…スナップオンのモニタースコープ…


これがあれば最小限の分解でしかも早く原因が分かったんだろうなーと思うと…


この仕事、やっぱ持つべきものは道具だな…と












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レンジャーDPR再生出来ない…

2015-09-24 20:13:00 | 日野
日野レンジャーADG-FD7の散水車…

題名通り、DPRのランプが点滅してるのにスイッチを押しても再生出来ない…との事で入庫。

症状を確認すると確かにスイッチ押しても何も反応しません…

スイッチ不良⁉︎…なんて思い、スキャンツールを接続してスイッチの信号を確認すると…データ上ではちゃんとオンになります。

なのでスイッチは正常みたい…


次に強制再生をしてみるも…最終画面まで行き『車両側スイッチを押して下さい』となり、スイッチを押すんですが…やっぱり無反応…

再生禁止状態なのか…⁉︎と考えながらいろいろ調べながらDPRデータリセットしたりするも、いっこうに再生出来ません…

あーだこーだしますが…
とうとう万策尽きて、渋々ディーラーに問い合わせ。

最初から聞けばいいじゃんと思う方もいるかと思いますが、個人的には極力ディーラーには頼りたくないんです…
自分で調べて解決したい…というのもあるので…

でもそんな事も言ってられないので電話で事情を説明すると…

デ『うーん…ECUかな~⁉︎…とりあえず一回ECUをリプロしてみます⁉︎』…と

やっぱそうなるのね…と思いながらもディーラーさんも忙しいみたいなので当然すぐには出来ないと言われ…

お客様に説明して、このまま一度うちで預かる事に…
で、車検も近いのでそのまま作業もする事になり

下廻りの洗車だけでもしておこうと思い、スチームで洗って、散水車のタンクに水が4トン分満載だったので効率良く抜こうとPTO入れて散水ポンプ回して抜く事10分…

抜けきったようなのでバルブ閉めてPTO切って車両に乗り込み、なんとなくダメ元でDPRスイッチ押してみると…なんと再生出来ました…

なんで??と思い、今やった事を考えながら調べていると…なんとなく答えが分かりました。




どうもこのアクセルセンサー開度(PTO)というのがイタズラしてたみたいです…

と言うのも、この車両…ポンプ付き散水車で車両の左後方にPTO作動時にエンジン回転を上げれるようにレバーが付いてるんです…

で、どうもPTOが作動してない時でもECUはそのレバーの開度をモニターしてるらしく、そのレバーが微妙な感じで戻りきっておらずセンサー開度が0%じゃなかった為に再生動作を禁止してたみたいで…

試しにレバーをほんと微妙に開けてデータ上の開度を1~2%にして再生スイッチを押してみると、無反応になります…


そう言えば確かにこの車両に限らず、この型式は再生中にアクセルペダル触っちゃうと再生止まっちゃうもんな…と思い出し

なるほど…と


ディーラーに持ってかなくてヨカッタ…


ECUリプロしてたかと思うと…ゾッとします…







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TPM2000

2015-09-21 20:31:16 | 工具
ツールプラネット…という会社が開発、製造して、スナップオンが販売している汎用診断機の『TPM2000』

汎用診断機の中では比較的 安価なのですが…
使ってみてその性能にビックリしました。

個人的には間違いなくお値段以上だと思います。


当工場、汎用診断機は全部で3台あって…
インターサポートのG-SCAN
日本ベンチャーのDT-2000
そして今年4月に導入したツールプラネットのTPM2000…

基本的には使い慣れてる事もありG-SCANをメインで使ってたんですが、少し前にフソウのLKGやQKG系でMDASのチェックランプ点灯するトラブルがあり、G-SCANを繋ぐも未対応…

この年式は無理かな~なんて思いながらTPM2000を繋ぐと、なんとエンジン系だけじゃなくちゃんとMDASにも対応してました…

この出来事をキッカケにTPMの株が急上昇。

それ以来G-SCANと合わせてTPMも繋いでみるんですが、もちろん各々の強み、弱みはありますが…TPMに関して言えば車種によっては専用診断機並みの性能があります。

この値段でここまでの性能は正直予想してませんでした…

今後、さらに色んな車種を試してみて検証して機会があれば紹介したいと思います。








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安全保障法案。長文です…

2015-09-20 07:49:10 | その他
自分はメカニックです。

そして日本人です。

この仕事で感じた事や経験した事を書く為にブログを始めたんですが、カテゴリーが違うので書こうか迷いましたが書くことにしました。


先日、可決した安全保障法案。

色んな意見や主張があると思いますが、個人的な意見と言うか感想を…


まず、私は戦争には反対です。

ただ今回の法案は賛成です。
(プロセスは強引で反対ですが…)

各地で反対デモをしている方々たちは『戦争法案』と言ってますが、それは間違ってる気がします。
今回は今までの歴代内閣の憲法の解釈を変えて集団的自衛権の行使容認を可能にする為の法案です。

憲法を改正すれば問題無いんでしょうが、それは今の日本では多分無理ですよね…


そもそも今までの歴代内閣が容認しなかった集団的自衛権を今の政府が容認しようとしているから不安に思う方もいるでしょう…
武力行使も可能になる訳で…
それに憲法学者の方が違憲だ。と言う方もいれば合憲だ。と言う方もいるし…

つまり解釈次第なんですよね…


じゃあ何故そんな法案が必要なのか?

答えはひとつ『中国』です。


私の知り合いにも中国人の方がいます。
とても親切でフレンドリーです。
中国に仕事でよく行く人に話を聞いても空気は汚いが人はみんな真面目で親切だよ…と
もちろん全ての人がそうとは思いませんし…
それは日本人でも同じです…

ただ日本と違うのは中国は共産党の一党政治。
とにかく共産党が国をコントロールしていて、反対勢力は徹底的に潰されます。

その共産党は反日のエリート教育を受けた方々の集まりなんですよね…

そんな中国が周りの海域を勝手に埋め立てて、自分たちの土地だ…と言ってる訳です。

日本の尖閣諸島も中国は自国の領土だ…と主張してますよね?
でも実行支配をしないのは何故か…

それは日本の後ろにアメリカがいるからです。
つまり日本はアメリカに守られてるんです。

アメリカがいなかったら尖閣も沖縄もとっくに侵攻されてます…

今回の法案は日本とアメリカには強固な軍事同盟がある…と証明して中国を牽制する為でもあるんです。

この法案は中国も痛手でしょう…
中国政府の会見を見れば明らかです。


日本がこの法案を可決する事のメリットは中国を牽制出来る事…くらいでしょうか…ただ、それほど中国が脅威になってきているんです。

一方アメリカにもその他の国々にもメリットがあります。
アメリカは日本の後方支援を得られたり…
オーストラリアなんかはPKO活動している自衛隊の警護をしなくてよくなります。
(ここでも日本は守られてたんです…)

少なくとも今まで日本の憲法の縛りで亡くなった外国の方々がたくさんいます。
その方々のおかげで自衛隊には死者が出ていないんです。

なのでこの法案には各国からのプレッシャーもあったでしょう…
それがこの強引な成立に繋がったのかは分かりませんが…

今、日本は平和と思うかもしれません…
でも世界は違うんです。

日本の同盟国が攻撃されてるのに日本はただ、傍観しているだけ⁉︎
それじゃあ理解は得られないでしょう…

確かに自衛隊のリスクは増えるでしょう…
死者も出るかもしれません。
ただ、そのリスクを今まで他の国が負っていただけで…

なので日本も同じリスクを背負う事で国際社会の理解を得ようとしたんだと思います。



私は今の日本人は平和が当たり前と思ってる方が多い気がします。(自分もそうでしたが…)
忘れてはいけないのはそうやってリスクを背負っている人がいるからこそ日本は平和なんです


反対デモをしてる方々も平和を主張するなら法案を成立させる政府を批判するのではなく、中国の海洋進出を批判した方が理にかなってると思うのですが…


まあ独り言です…。

































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ダイナAT不調&ギガコンプレッサーO/H

2015-09-19 20:36:21 | 整備
BDG-XZU548ダイナ。

走行中たま~にA/Tが変速しないらしく、チェックランプが点灯するとの事…


試運転するかぎり今のところ不具合は確認出来ず…

スキャンツールにて過去履歴を見てみると…



うーん、まあ症状からして言いたい事は大体分かりますが…

一応ファイネスで調べると…

コントロールユニットからの変速信号が出ているにもかかわらずシフトが切り替わらない状態が3回⁉︎…3秒だったかな?が続くと点灯するみたいです…

つまりシフト切り替え用のソレノイドの不調だ…と
電気的に動いてないのか、物理的に動いてないのかは分かりませんが…どちらにしても動かない時があるんでしょう…

ATFの状態を点検すると、あまり汚れてない…

ドレンを外し鉄粉を調べるも…

不調になるほどの量とは思えません。



で、最初から薄々気付いてはいましたが…


ソレノイド単品では供給がありません…


やっぱり…

オイルパン外そうか考えましたが、
単品で出ないんなら原因調べるだけ時間の無駄か…と思いリビルトの見積もりをすると…


なんと…部品だけで60万オーバー…


お客様に説明するも、そんなのすんなり通る訳も無く…
とりあえずATFを循環交換して出来るだけ内部をキレイにして様子を見てもらう事にしました。


続いてSKG-EXD52 ギガ…
エアドライヤー下のドレンからオイルがポタポタ…
原因はひとつしかありません。
エアコンプレッサーからのオイル上がり…

V型2気筒…
オーバーホールします。





チャージパイプ内部も掃除して完了。



それにしても、いすゞは整備性が悪いですね…







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フォワード燃料漏れ…

2015-09-18 21:57:31 | 整備
当社の管理車両の中でも、今となっては数台になってしまった機械式の噴射ポンプフォワード

運転手さん曰く

信号待ちで止まってたら後ろに走ってた人が突然降りて来たらしく、いちゃもんでも付けられるのかな⁉︎って思ったら
『運転手さんっ‼︎なんか漏れてますよっ‼︎』

って言われたらしく、急いで降りてみたら燃料ダダ漏れ…慌てて路肩に停めてご連絡頂きました。


連絡を受けて現地まで見に行ったのですが、エンジンをかけてみると噴射ポンプ周辺から物凄い勢いで噴射されてます…

外部に噴射されてる事は分かるのですが、なんせ高圧で霧状になるのでイマイチ場所が特定出来ません…


これ以上地球に噴射する訳にもいかないのでレッカー手配…

ちなみに…その運送会社さんはちゃんと取るべき対応を取っていました。


で入庫した車両。


再度漏れてる箇所を調べる為、エンジンをかけます…顔を近ずけて見たいんですが、そうすると顔面噴射されるので………

触診にて確認してみます。


で、手で周辺をこちょこちょすると、どうやらデリバリーヘル…じゃないデリバリーパイプから漏れている様子…


エンジンを止めて先ほどの突き止めたパイプを点検してみると…

分かりません…


ただ、先ほどの感触は間違い無い‼︎…と思いバラして確認してみます。

で、よ~く見てみると…



お…


発見。


4番のパイプが割れてました。

交換。

完成。



こんなとこも割れてしまう年式なんですかね…


ただ、EGRもすぐそばにあるし、引火しなくて本当に良かったです。




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ある日の出来事。

2015-09-18 12:39:15 | 整備
今はめっきりみる事も減ったEE102Vのカローラバン。

車検で入庫したんですが、前回まで別の整備会社に依頼してたらしいんですが今年から当社にてメンテナンスする事に…


まあ古い車なんで気になる所は多々あったんですが、当然、初入庫なんでデータが無いので記録簿を見てみる事にしました。


で、記録簿を見てさらに気になる事が…





まずこの4Eエンジンに4リットルもオイル入らねーだろ…と

エレメント変えたとしても、せいぜい3リットル前後でしょ…


それよりも気になった事…




パーステベルトて…


…ちゃんと書けや‼︎って思います…


記録簿見ただけで整備した人の性格がわかる様な気がしますね…






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レンジャー エンジン不調…

2015-09-17 12:36:38 | 整備
日野レンジャーBDG-FC7J エンジンJ07E


同業者の方からの依頼で走行時にエンジンが吹けずに加速していかない…でSCVを換えたが状況変わらず、ディーラーに持って行ったらインジェクター、サプライポンプ、コモンレールやセンサー類をごっそり見積もられたらしく…
何とかならない⁉︎みたいな感じで持ってこられました。


で、とりあえず現状を確認します。

アイドリングでは吹けるが実際に走ってみると確かに吹けません…


乗った感じは燃料が出てないか燃圧が低い感じで黒煙も若干出てます。

診断機を繋いでみると…P0088 コモンレール圧力制御系統異常/燃料制御弁異常…と出ました。

確かにP0088のコードはSCV不良の時に出やすい故障コードですが…
SCVは新品だし、機差学習もしたみたいなのでとりあえず無視…。


次はインジェクターのデータを確認します。

が、5本とも補正値を見るかぎりでは問題無さそうです…

そうなるとサプライポンプの可能性も否定出来ないし…でもそれじゃあディーラーと似たような見積もりになっちゃうし…

いろいろ考えた結果、ディーラーと同じ内容じゃあ意味ないので時間はかかるけど順番に潰していく事に…

で、同業者の方に了解を得てとりあえずインジェクターを交換してみます。


早速ヘッドカバーをバラすと…



コテコテ…

オイル管理が悪いんでしょう…



外したインジェクター。



インジェクタースリーブも微妙だけど今回は掃除でいきます。



こいつで掃除します。




キレイになりました。



リビルトインジェクター。


後は組んでいくだけ…

自分は各部を規定トルクで締めたら必ずペイントマークするようにしてます。コレをする事であのボルト締めたっけ⁉︎ …が無くなります。

ヘッドカバーやその他ホースや配線を組んで完了。
後はインジェクターIDを登録します。
このリビルトは親切にIDコードが書いた紙が入ってます。

なのでインジェクター上部に刻印されてるちっちゃい文字を目を凝らして見る必要もありません…


登録…

完了…


でエンジンをかけてみます。
アイドリングは変わらず調子良さそうな音…
データ上も補正値は交換前とさほど変わらず…


SCVの電流値も燃圧と比較するかぎり良さそうです…

試運転してみると…不快な振動も無くちゃんと吹け上がり加速していきます。
黒煙も出なくなりました。

結果インジェクターが悪かったみたいですね…
ただデータ上では補正値もそんなに悪くなかったし…P0088の故障コードも気になりますが…

インジェクター不良でP0088が出る事はあるのかな…⁉︎

まあとりあえず現在は故障コードも拾わないのでこれで様子を見てもらう事に…


入庫した時に気付いた事…


ん…⁉︎


ホイールナットが付いてません。

点検していない事を物語ってます…


まあうちのお客様じゃないので伝えるだけにしておきます。





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