メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

近況…

2018-11-21 07:24:05 | 整備

つい先日の話ですが…

いつものように自分の車で出勤途中にコンビニに寄りコーヒー買って再出発後、最初の信号が赤だったので減速の為ブレーキをゆっくり踏み込んだら…














スコーっとペダルが奥まで抜ける…‼︎







当然、ブレーキは効きません。
慌ててパーキングブレーキを踏み込み減速、たまたま速度が出てなかったのでなんとか止まれましたが…
危うく前の車にオカマ掘るところでした…


ぶつからなくてよかったぁ…と胸を撫で下ろしつつ、会社の近くだった為そのままノロノロ運転でなんとか到着。
会社に到着後ブレーキペダルを何回かペダリングすると踏みしろも戻り、ブレーキテスターでの制動力にも問題なし。

症状が回復した事に少々?がありますが…

どちらにしてもブレーキの不具合は怖くて走れないので急遽、自分の車を点検させてもらう事に…




まずブレーキオイル…

ちゃんと入ってる…


ブレーキパイプやホース、キャリパー、ABSユニットやマスターシリンダーなどを目視で点検するも漏れてるような形跡はナシ。





パッドの残量もまだまだある…





となるとまさかの…











ベーパーロック現象…⁉︎



まあ正直、お恥ずかしい話ではありますが自分の車のメンテナンスって結構いい加減なものでした…
整備士だったらマイカーのメンテナンスはバッチリと思われがちですが…

職業上、人様の車は神経質に扱いますが自分の車となると乗りっぱなし…なんて事はよくある話です…

よく考えたら新車で購入してから一度もブレーキオイルの圧送交換をしてませんでした…

現在の走行距離は10万キロをちょっと越えたあたりで、ブレーキパッドは前後共2回交換してますがその時はキャリパーのピストンを押し戻す時にブリーダーからオイルを抜き、減った分をリザーバーに補充するという適当な整備。

自分の車という事もあり手抜き整備でした。


ただ通常ベーパーロックってブレーキのオーバーヒートから起こる事が多いですがオイルが劣化してるとはいえ特にハードなブレーキングをした訳でも無く通常走行で起きた事に少々ビックリ…

過去に峠道の下りでブレーキの多用からベーパーロックを経験した事もあり…
結果的にぶつからずに止まれましたが、あの時はマジで死んだ…と思いましたが。

今回は朝家を出て渋滞にハマりながら5km程走行してコンビニに…
その間ブレーキに違和感はありませんでした。
で、コンビニでコーヒー買って動き出し、最初の信号でペダルがスコっと抜けました…

今までは今回の走行条件から考えるとベーパーロックが起きるような状況では無いと思ってたんですが、点検の結果ブレーキ系統はどこにも不具合は無し…
マスターシリンダーのシールがイカれたなら制動力が回復するなんて事はあり得ないだろうし…

またABSユニットの不具合ならチェックランプの点灯があるだろうし、そもそも不具合が起きた時のフェイルセーフもありますからね…

そういった状況や症状から考えると原因はベーパーロックとなる訳で…

メンテナンスを怠った為にブレーキオイルが劣化…水分を多く含んだブレーキオイルが沸騰、気泡が発生しペダルを踏んでもブレーキが効かない…と言った状態になったと推測。


という事でブレーキオイルは圧送交換する事に…



ブレーキオイルはそれなりに汚れてましたが、真っ黒という訳ではありませんでした…


全てキレイに圧送交換して完了…



で、ブレーキオイル交換後に試運転にて確認すると…

ペダルの踏みしろは明らかに良くなり、ペダルが抜ける前の状態と比べてもペダルフィーリングは格段に良くなりました。

ここまで変わるとやっぱりブレーキオイルの劣化
によるペダルフィーリングの低下が起きてたんでしょうね…
徐々に劣化するものに対しては日頃乗ってる車でも分かりづらいって事でしょうか…



そんな事よりやっぱりメンテナンスって大切ですねぇ…笑


皆さん、車検時には必ずブレーキオイルの交換はするようにしましょうね…
本当に怖い思いをする事になりますから…

もちろんウチではお客様の車検時には無条件で交換してますけど…笑



にしてもリフトアップして下廻りを点検してたら、色々と不具合予備軍を見つけました。

ロアアームのブッシュが…


ブレーキローターにも小キズが沢山…


新車で購入して早8年。
まだまだ乗り続ける予定なのでキチンとメンテナンスしなければ…





それから私事ですが…

以前よりこのブログ内ではちょくちょくお話はしておりましたが…

現在の会社を年内一杯で退職する事が正式に決まりました。
今の会社には10年在籍しましたが、来年からは新しい環境でチャレンジする事になります。

色々な意見もありましたが、自分が真剣に考えて出した結論です。
誰かのせいにするつもりも無ければ、後悔もしません…

勿論、不安が全く無いと言えばウソになりますが、それ以上にこれから自分の置かれる環境の方が自分を成長させてくれる可能性を感じており、ワクワクした感情の方が圧倒的に強いです…

それからこの選択をサポートしてくれている方々には本当に感謝しています。
その方々の為にも頑張らなくては…という身の引き締まる思いです。

『感謝、努力、挑戦』

少々早いですが来年の抱負はコレでいきます…笑


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最近の作業…25

2018-11-13 08:44:47 | 整備


まずは縁石を跨ごうとして下廻りをぶつけ、何やらオイルが垂れてきた…との事で入庫したHA36Sアルト…


話を聞く限りだとどこか損傷があるのは間違い無いんでしょうけど…


その前に…


何で縁石を跨ごうとするかね…笑


ゴリゴリの四駆でもない軽自動車で縁石を…


越えられると思ったのかな…?



車を運転するのにも空間認識能力は大切ですね…




早速、調べる為にリフトアップ。


フロントバンパー下部に既に損傷あり…


この時点でギリギリ越えられなかった訳では無い事が分かります…笑

更に下廻りを覗き込むと…


オイルパンに擦った跡があり、アルミ製のオイルパンが割れてそこからオイルが漏れちゃってます。


こうなると要交換ですね…


という事で部品を手配してそのまま作業を開始。

邪魔なエキパイを取り外し…
このエキパイにも若干ダメージがありますね…



クランク角センサーも取り外して…



オイルパンの取り外し。

アルミ製ですからね…
この程度の接触でも割れちゃいます。







こちらが新品のオイルパン。


ブロック側をキレイに掃除&脱脂したら新品オイルパンにボンドを塗って取り付け…
各ボルトを規定トルクで順番に締め付けます。




後はボンドが乾くのを待ってオイルを注入後、漏れの確認をして完成です。



で、損傷したオイルパン…


ただポイするなんて勿体ないので…


再生修理の実験台になってもらいます。笑


割れた箇所をよく見ても分かる通り、ホント少しの事なんだけどなぁ…


材質上、粘りが無いので割れちゃうんですよね…

これはオイルパンに限らず多くのアルミダイキャスト製品で同じ事が言えると思います…


今回のように部品が直ぐに入手出来れば特に問題もないんでしょうが時には在庫が無いなんて事もあり得ます…
そんな時は応急的に修理する必要があるのでその実験台となってもらう訳です…


まず割れた箇所に肉盛りする為に表面を軽く削って…


溶接にて肉盛りします…


4,5,6000番台と数種類の溶接棒で試しましたが5000番系が1番溶け込みがいいように感じました…
元の材質番手は分かりませんが無難なのはやっぱ5000番台あたりでしょうか…

肉盛りした後に表面を慣らして再生形。


で、取付面の面精度の確認。
この程度の溶接なら歪みが出る事も無いので応急での修理も十分可能ですね…



損傷が広範囲だったり溶接する箇所によっては溶接時の熱で取付面が歪んじゃいますからね…
こういう交換後の部品も捨ててしまえばただのゴミですが、こうやって色々と試す事でどの程度までの損傷なら再生が可能か色々と検証出来る訳です…

ただ捨てるなんて勿体ない!笑

他にも試したい事はあるのでまだ捨てませんよ…

という事でアルトは完了。



お次はタンクトレーラーのトラブルシュート。


走行中などに荷物を積んで無いのにリフトアクスルが勝手に降下したり、上昇したりを繰り返す…という症状で入庫していたらしく…
他のメカニックがトラブルシュートをしてレベリングバルブなどを交換したが改善されず…
ギブアップという事でヘルプの依頼が入りました。

現車は車高調整を機械式のレベリングバルブで行いリフトアクスル制御はEBSコントローラが行うTEBSタイプのトレーラー。
診断機を繋いで過去故障コードを確認すると色々と入っておりますが、現在コードは無し。


まあ怪しい故障コードもありますが…
ほとんどがホイールセンサ系の故障コードなので今回のようなリフトアクスルが勝手に下降上昇を繰り返す症状とは直接関係は無さそうです。


で、下廻りを確認すると…


レベリングバルブは左右共新品に変わってますが…




TEBSタイプのエアサスのレベリングバルブは機械式なのでリフトアクスルの制御には直接関係ありません…
あくまでも車高を機械的に調整してるだけです…

また車体がなんらかの理由で(ベローズのヘタリやリンクのガタなど…)傾くとそれを戻そうとエアを排出したり吸入したりするのでそれをエア漏れや故障と判断するメカニックもいますが…
実際にはレベリングバルブは悪くないなんて事も少なくありません。

このリフトアクスルの制御は接地軸のベローズ圧力をコンピュータがモニターしており、その圧力に応じて車軸を上げるか下げるかを判断してます。
またリフトアクスル制御に何かしらの異常があると判定されると強制的に車軸を下げる事もします…

今回の症状は走行中に車軸が勝手に下がったり上がったり、また常に症状が発生する訳ではなく出たり出なかったりという事なので可能性としては圧力センサの一時的なバグや特性ズレなどが考えられます…

で、その圧力センサの良否を判定する為にパラメータを少々変更します。




コンピュータが車軸を下げる判断をする基準となる数値を少々甘く設定し直して、実ベローズ圧とセンサの数値を見比べながら実際に作動圧が変化するか?を確認します…

これをする事でセンサの信頼性が判断出来ます。

ところが試運転の結果、作動圧や症状は変わらず…

また試運転時に圧力センサのデータを見ているとセンサの数値が一瞬0に落ちたりしてるので圧力センサの不良でほぼ間違いないでしょう。


問題はこのタイプのベローズ圧力センサは単体ではなくEBSコントローラに内蔵されており、基本的にはEBSコントローラASSYでの交換が必要となります…

元々作業をしていたメカには…
EBSコントローラの交換とパラメータの設定、更には設定後スタートアップを行う必要があるなど、一通り説明して再度、作業を引き継いでもらいました。

作業後は無事に症状も改善しました…
という事でトレーラーも終了。



それから先日、赤信号で停まっていた所に隣に停車したレクサス…



LSかぁ…なんて見てたら…



ナンバーが…


31A…⁉︎


もう数字だけじゃ番号足りないんでしょうね…


にしても初めて見た…笑





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工具…

2018-11-04 18:17:11 | 工具
とうとうネタ切れ感が否めないので…
今回は工具ネタです…笑


実は以前から『使用している工具を見せてもらえませんか?』とか、『工具の紹介をお願いします…』とかコメントやメッセージでリクエストがあったんです…

勿論、そういった要望に全て応えられる訳ではありませんが、最近はネタに困り気味なので記事にしてみようかと、少しずつ自分の工具の写真を撮り貯めてました…


まあ人の工具箱の中身を見てみたいと思う気持ちも分からなくもないですからね…

言わば究極のマイワールドな訳です…笑

使ってる工具や箱、更には中身の状態を見ればその人の拘り、また仕事や工具に対する姿勢が表れます…


で、そんな整備士の工具にも会社が支給してる物を使っている人と自前の工具を使用している人の2パターンあると思います…

私は後者の方で工具箱も含め中身の工具も全て自分で買い揃えた物です…

まあこれはどちらが良いとか悪いとかではなく、あくまでも個人の考え方によって大きく変わる部分でもありますが、私の場合、使い慣れた工具が1番使いやすいと思うタイプなので自前の工具を揃えてます。

当然、自分の道具であれば例え勤務先が変わろうが会社が変わろうが何処へでも持っていけるというメリットがあります…

そのかわり修理や校正も全て自腹ですけどね…

ただ身銭を切って揃えた道具は大切に扱うし、決して間違った使い方や無理な使い方はしないものです。



前置きが長くなりましたが…



基本的にはsnap-onを好んで使ってますが、使い易さからKTCやTONEなど様々なメーカーも使ってます。
重要なのは品質と耐久性ですね…



で、まずロールキャブはsnap-onのKRA4813というタイプにトップチェストは同じくsnap-onのKRA4114というタイプ…



本当はもう一回りサイズの大きいマスターシリーズが欲しかったんですが工場の広さの関係と頻繁に移動させるのでこの組み合わせの選択になりました。

トップチェスト最上段はゴチャゴチャさせたくないのでトルクレンチだけ…
後は、中に0.5ミリ厚のステンレス板を敷いて一時的な工具置きスペースとして使ってます。


1番上のドロワーはコンビネーションレンチ、メガネレンチ、ショートコンビ、ミゼットコンビ、両口スパナなどなど…








2段目はストレートメガネ、ギヤレンチ、トルクスメガネ…






3段目はマルチメーターやサーキットテスタ、オシロスコープなどの電機関係…










これはトラブルシュート時などに使う自作のテストリード類…
使いやすいように色々と作ってあります。


4段目はロングプライヤー類やインパクトなどのよく使うエアツールに電動ツール…


左側はロングプライヤー類…


右側は電動ツールにエアツール…


因みに、電動ラチェット買ってからエアラチェは全く使わなくてなりました…笑


トップチェストは以上。


で下のロールキャブ…
1番上の幅広のドロワー…
ここは1番よく使うラチェットやソケット類です。







で、右バンク1段目はドライバー系…


2段目はプライヤー系…


3段目はご覧の通り…笑


4段目もちょっとしたSSTやノンスリップドライバーに、エアツール。


5段目はタップダイス類に各ボルトなど…


タップ&ダイスの各サイズに…


プーラーボルトやセットボルトにガイドボルト…


右バンク1番下は消耗品です…
置き場に困ったインパクトドライバーもありますが…笑


で、左バンクの1段目…
ここはちょっとした測定器類…
シックネスゲージ、デプスゲージ、ノギス、テンプメーター、マイクロメーターなどなど…


2段目は小物…
カッターやスクレッパー


3段目は特殊な小物…


4段目はエキストラクターに強化スクレッパー。


5段目は汎用のガスケットやOリング類に細々とした物…




集めたメクラカバー類…
これ結構役に立ちます。


更にスタッドボルトやグリスニップルやクリップ類…




1番下は今まで苦労して集めた各メーカーのマル秘情報…笑


紙ベースなので、これも本当はタブレットにデータとして入れたいんですけどね…(^_^;)
結構な量なのでいまだに重い腰が上がりません…笑

後はサイドにアクセサリーステーションを付けてケミカル関係やハンマー類はそちらに…






この工具箱に入ってる物は基本的な工具で他にもあまり使わない特殊工具類はまた別で保管してあります…

まあそちらは時間があればまたの機会にでも。


で、よく言われるのが『仕事で使う工具なんだから会社に買って貰えばいいじゃん!自分で買ってたらお金がもったいなくない⁉︎』なんて事…

もちろん大型の設備や個人で所有するにはデカすぎる工具などは会社に揃えてもらいますが、小手先の工具はほぼ自分で揃えてます…

まあこれには賛否両論あるのは承知ですが私の場合、会社の為にお金を使ってる訳じゃなくあくまで自分の技術や経験を上げる為の自己投資みたいなものです…


会社の場合、欲しい物をポンポン買ってくれるなんて事はあり得ないですからね…
必要な物でさえ金額によっては少なからず渋ります…
『儲かってる時じゃないと買えない』とか…
『それで元が取れるのか?』とか…
損得勘定で判断されがちです。

まあ会社なので設備投資した分の減価償却を考えればそれも当然かもしれませんが、現場としては無いと仕事にならない事も少なからずあります。
我々の仕事は設備が直接的な利益をもたらす訳じゃなく、その設備を使って人が利益を生み出すという事を忘れてほしくないですね…

道具が無くて仕事が出来ないというのはプロとしては情けないですから…
その為、自分自信で何とか出来るものなら…という考えで自己資金を投入してます。



そんな話の流れという訳ではありませんが…
会社に数年前から要望してた設備がようやくOKが出ました…


待望の小型車用の埋設式リフト…
今までは小型車は移動式のポータブルリフトで整備をしていました…
揚程も1m程度の軽作業用のものだったので…
まあ効率の悪い事…

数年前から事あるごとに設備を入れてくれ!と言い続け、あーだこーだ文句を言われながらもようやく実施に至り、先日から工事が始まりました。









小型車の作業効率は比べるまでもなく大幅に向上してますし、立ち姿勢で整備出来るのでメカニックの負担軽減効果も大きいです。


まあこれも小型を整備するなら当たり前の設備なんですが…
この設備を入れてもらうまでに長い事かかりました…笑



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オートコン修理…

2018-10-17 12:36:33 | 整備

最近、地味に増えているオートコンの修理…

ウチは代理店でも専門業者でもありませんが、お客様が所有していたオートコン車の修理を訳あって自社で修理するようになってから少しずつ依頼が増えていき、今ではそのお客様経由で紹介して頂いた車両の修理なども入庫するようになりました…笑


症状は様々で…
チェーンが切れた、動きがおかしい、または動かないなど…

今回の車両は荷下ろし中に物凄い音がして動かなくなったとの事。


車両を預かり早速調べると…


見事にチェーンが引きちぎられており…


何か無理な力がかかり伸びて破断した…って感じですね。

切れた先のチェーンもスプロケに噛み込んでる…




更に切れた箇所も1箇所じゃないので嫌な予感はしてたんですが…




切れたチェーンを回収して長さを比べてみるも明らかに足りない…

このオートコンはモーターから駆動用のチェーンを介してスプロケットシャフトに繋がっており、そのスプロケシャフトに4本のチェーンが接続されてます。
その4本のチェーンと一体型のブラケットに床板が取り付けられておりフロア自体を前後にスライドさせる仕組み…
更に1番前のプレートは4本のチェーンを繋げる形で取り付けられています…
(↓これは別の車両の画像ですが…)


つまり4本のチェーンは同じ長さ、同じコマ数じゃないと機構として成立しません。
4本中切れたのは1本で切れたチェーンを繋ぎ合せても寸足らず…

嫌な予感は当たるもので、恐らく見えない部分で何かが起きているんだろうと一部床板を取り外して裏側を調べてみると床板がフレームに引っかかり玉突き事故を起こしておりました。
これでも引っかかっていた状態をかなり戻した状態です…




噛み込んだ床板を取り外すのにも苦労しましたが、何とか摘出…笑


もしかしたらコレが原因かもしれませんね…

この細い床板はアルミの押出材で厚みは約2ミリ。
両端に固定用の穴が開けてありますが、ここがよく割れるんです…


当然、床板を後進させていくと上側にあった床板は裏側に入り込んでいきます…
その過程で固定部が割れグラついた床板がフレームのメンバー部に引っかかり玉突き事故…
結果的にチェーンに無理な力がかかり切れる…

今回の状況から考えるとこんな原因だと説明がつきますね…

とりあえず切れたチェーンは再生させる事に…

このチェーンはブラケットが一体型の特殊なチェーンで、以前チェーンメーカーにこの仕様のチェーンの事を問い合わせたら既に廃盤となり供給不可との事。

まあいくらオートコンの製造元が無いからとは言え少々無責任な気もしますよね…

30年も前の代物ならまだしも2000年以降に作られている製品ですからね…
今尚オートコンを現役で使用しているユーザーさんが多数いる以上、補修部品の供給は製造メーカーとしての責任だと思いますけど…

個人的には最後まで責任が持てないんだったら作るなって話ですよ。

まあ私が文句を言った所で状況が変わる訳ではありませんけど…

ただ、お客様が困っている状況は何とかしたいと思うし、それを修理する事が我々の責任な訳です。

そんな訳で以前、付き合いのある業者さんに協力してもらいチェーンのブラケットを特注で製作してもらいました。




切れた部分やブラケットが曲がった部分など再生が必要な部分を選定し…








既製品のチェーンを分解して製作したブラケットを組み合わせながら再使用不可能な部分を再生させていきます。











こんな状態だったチェーンが…


復活します。




こうやって再使用出来ない部分を地道に再生させます…

更に再生したチェーンを元通り接続すればチェーンの修理は完了。




他にも怪しい部分のチェーンも交換。
ブラケットが付いて無い部分の交換はいたってカンタン…





で、チェーン修理後、取り外した床板を取り付けるんですが…


破損して再使用不可能な床板が数枚あるので当然、足りなくなってきます…

それを補う為に裏側に隠れている予備的な床板を取り外して表に持ってくるんですが…
今回は何とか足りましたがもう後が無い状況にはなってきてます…


足りなくなれば当然歯抜け状態になってしまうので…
これも遅かれ早かれ何とかしなくてはいけないという事で実はこの床板も代用品の製作を進めています…
押出材の為、同じ物を製作するのはコストを考えれば限りなく不可能なので…笑

こちらはよく破損するエンド部分のみを単体で製作して元の床板をカットし溶接して再生する方法で考えてます。


最後にチェーンが切れた事による為かストップ位置に大幅なズレが生じていたので修正。

このスライドする床も過巻きを防止する為に前進、後進共にある位置で自動で止まるようになってるんですが、そのギミックがなかなか面白い。


初めてオートコンを操作した時に作動ボタンを押し続けていてもある所にくると自動で止まるのを見てどこかにセンサースイッチが仕込まれてるんだろうなぁ…なんて思ってたんですが、実際に探してみるもセンサーらしき物はどこにも無く、どこで床の位置関係を認識してるんだろうと不思議に思ってたんです…

で、その時に仕掛けがどうなっているのかあちこちバラして調べました…笑


仕掛けとしては駆動モーターに入る電源線の前にこんな機械式のメーターがあり…


このメーターがベベルギヤを介して床板をスライドさせる為のスプロケットシャフトに繋がっており…
そのシャフトの回転数が一定の回転数に達すると回路を遮断するというなんともアナログな構造…笑


今の時代には珍しいアナログな方法に思わず笑ってしまいました…笑

でもこれ、全体的な前後ストップ位置の調整は簡単に出来ますが片側だけの調整は出来ないと思うんですよねぇ…
専用の仕様で作ってあるのか…
それとも中のギヤ比を自在に変更できるのかな…

まあ最悪コレが壊れても前後にセンサー付けて現代方式で修理します…笑

ただまあこの融通の利かないアナログ感も意外と嫌いじゃ無いですけどね…笑



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最近の作業…24

2018-10-06 16:00:44 | 整備
最近は相変わらず車検に細かい作業やクイックなど…

まずはEXZ52ギガの初回車検…
走行は6万キロ程。


足廻りをバラして油脂類はフル交換します…


初めて触る車両だったので整備書である程度予習はしてますが…
リターダがデフのコンパニオンフランジ側に…


整備書見る限りだと18.5H、19.0H、14.5HTの3種類のデフロック仕様はスリーブのロックが必要なようです…


ロックせずにアクスルシャフトを抜いてスリーブを落としちゃうとファイナルギヤASSYを外して取り出す…って恐ろしい事が整備書には書いてありますが…笑

長い棒で引っ掛けられないのかな⁉︎


まあこの車両は前後ロックはありますが左右ロックは無いので関係ありません…






他にもVAY12のADバン…


こちらも車検整備ですが、タイヤを取り外す時にホイールナットが異常に固い…

取り外したナットを点検すると…




矢印のところを見てもらえば分かると思いますが…
思いっきり段差が出来てます…

オーバートルクで締め付けたんでしょう…
ナットのテーパー部もゲジゲジだし。

こんな仕事をするのは素人の証拠ですね…
仮にタイヤ屋か整備業者がやったとしてもこんな仕事をする人間は素人です。

こんなナットは再使用はせず全数交換…
これが新品のナット…


ハブボルトは幸いにも伸びておりませんでした。


そんなこんなでADバンも完了。


更にGP1フィットhybrid…
こちらも車検です。


タイロッドエンドブーツの破れの為、ブーツの交換や…




走行は16万キロでスパークプラグの交換履歴が無い事から交換する事に…
ホンダ得意のツインプラグ…
手前のプラグは簡単に交換出来ますが、奥側はアッパーカウルやワイパーリンクを取り外す必要があります。




使用するプラグはpremium RX…


ツインプラグなので当然8本です…

組み付けて完成。



お次も車検で入庫していたFP50スーパーグレート…

車検整備が終わり検査も終わった後で…

待っていたかのようなタイミングでエアサスコントロールバルブからエアが漏れ出しました…


まあ古くなるとよく漏れる部品ではありますが、このタイミングで漏れるかね…


画像はリークテスターをかけてますが、かけなくても音が聞こえるレベルの漏れです。


とりあえずお客様には説明して交換させてもらいますが…


このエアサスコントロールバルブ…


高いっす…


15万します…


お客様に伝えるのを躊躇いそうになる金額ですが…笑

車を返した後に漏れるよりはまだ良かったと思います…

新品のエアサスコントロールバルブ…




お古を取り外し…


これも形状が改善されてます…



車両に取り付けて完成…








それから週間GT-R nismoも進んでます…笑


定期購読してるので月に1、2回複数号がまとめて送られて来ます。






いきなり完成図ですがこの号はタイヤ&ホイールだけ。

焦らすなぁ…笑


これはまずまずのクオリティ…



次号はブレーキディスクとキャリパーだけ…


見た瞬間ちょっと納得いかなかったのがキャリパーの色。






手を抜いたのか上手く色が出なかったのかどっちでしょう…


更に4号では…


サスペンションアーム類…
ビルシュタイン製のはずなのにショックアブソーバ含め全部黒…


まあ1000歩譲ってここは見えない所だから我慢しますか…

組み上げた部品と前号で作ったタイヤとブレーキを合体…




更にタイヤを取り付けて左リヤタイヤ部が完成…




やっぱりキャリパーの色合いが納得いかない…笑
画像で見るとそんな事ないように見えますが、実際の色はゴールドというより山吹色って感じです…



5号は何故かエンジンルームセクションに…

いや、足廻りの続きは⁇…笑


エンジンルームの組み立て…




うーん…急に手を抜いた感が否めません。


にしても使わないので大切に保存しておいてくださいっていうパーツが結構あるんですよね…
次号で使うのかと思えばそうでもなかったり…

更に合体出来ないセクションがどんどん増えていきます…


これを保管するのも大変ですよ…

まあ、まだ始まったばっかりですからね…
それもしょうがないか。


本物はやっぱりカッコイイ…








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プロフィア …クラッチリフレッシュ。

2018-09-24 19:17:10 | 日野
KS-FR2Pプロフィア…
クラッチの不調で入庫。

走行は約92万キロで過去にブースターとマスターは予防整備で交換してますが、それ以外はノントラブルです。

運転手さん曰く、特に滑ってる様子は無いが最近クラッチの繋がりに違和感を感じるようになった…との事で、今後も安心して乗れるように予防も含めてクラッチ系統をリフレッシュする事になりました。



走行距離は925000km…



内容はクラッチのO/Hに加え、クラッチブースターとマスターシリンダーの交換です。

まずはミッションを降ろします…





ハウジング内部はスチームで洗浄…


カバーASSYとディスクを取り外します…




クラッチディスク自体は残量はまだあるように見えますが、残量は使用限度である2.6mmを下回ってました。

ダンパースプリングも無事ですが…
クラッチは早めの交換が基本です。

クラッチの減り具合は最終的には降ろしてみないと分かりませんが、調整ロッドの詰め具合でおおよその交換時期は判断する事が出来ます。

あとは運転手さんの感覚…これが何より大事ですね…
毎日乗ってる運転手さんならクラッチ断接時の微妙な変化に気づく事ができますから…

今すぐにどうこうというレベルでは無くても
滑ってからでは遅いです…
レッカー代や休車期間の損失などを考えれば、まだ使用出来る段階で予防整備をする事が合理的ですね…

フライホイールもキレイなもんです…



クラッチに良くないのは半クラと急な接続…
空車時はいいとしても荷を積んだ時などは多少面倒かもしれませんがなるべくLOW発進が理想ですね…

この車両はフライホイール表面にも過度な熱がかかった跡も無いのでクラッチ操作が上手な証拠です…
このように乗り方が良ければクラッチも約100万キロ持つんです…

パイロットベアリングの交換…






クラッチディスクをセットして…


クラッチカバーASSYの取り付け…
これも重いので人力では上がりません…笑




カバーを規定トルクで締め付け。
74±10Nmです…


で、クラッチブースターもリビルトに交換してミッションを載せます…




プッシュロッドやクレビスなども新品に交換です…


クラッチトラブルで少なからずあるのがプッシュロッドの破損…
リビルトには付いてこないし、見た目的にも問題なさそうな事が多いので再使用する事も多いと思いますが、長年の金属疲労からある時ポキッと折れる事もあるので注意が必要です。

ミッションが載ったら各部を接続して、クラッチマスターの交換に移ります…


ペダルユニットを取り外してマスターシリンダーを交換します。


このブログでも何度も書いてますが、ペダルユニットを取り外さないとマスターシリンダーのプッシュロッドは交換出来ません。

こちらが新品のマスターシリンダーのキット。


ウチにいるんですがペダルユニットを外さずにマスターシリンダーだけを交換するいい加減なメカニック…
ペダルユニットなんて10分もあれば外れるのにそれをやらないんですからね…

何故新品のキットにロッドも含まれているのか?
それを理解していればそんな仕事はしないはずです…




ま、理解してないんだろうな。笑


そんな事はいいとして…
マスターシリンダーを交換してペダルユニットも車両に取り付け…


更にクラッチオイルの交換&エア抜きを行い…


最後にクラッチの調整を行い、全ての作業が完了です。

これでクラッチ系統はしばらくトラブルとは無縁でしょう…

実際クラッチは滑ってから入庫する事が多いですから…

何度も言いますがクラッチは滑ってからでは遅いので早めの交換が基本ですね…






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ギガ…クラッチ異音。

2018-09-10 21:58:20 | いすゞ

クラッチから異音がする…という事で入庫したPJ-EXD52ギガ。

実際に入庫した段階では特に気になる音がする訳ではありませんでしたが、サービスホールのカバーを外して中を調べると…

中からグリスにまみれたダンパースプリングの破片がゴロゴロと…


こりゃダメだな…という事で急遽そのまま預かりクラッチのO/Hを行う事に…


まずはゴソゴソしてミッションを降ろします…



で、中の状態を調べるとクラッチディスクのダンパーが数カ所破損しており…





その内、1箇所はディスクのプレートまで割れスプリングが完全に脱落…
サービスホールから出てきたスプリングはコレですね…


で、クラッチハウジング側を見ると何故かオイリー。


ニオイからしてどうやらミッションオイルが漏れてるようで、更に詳しく見てみると…




フロントカバーを止めてるボルトの頭が折れてる…


恐らく破損したクラッチカバーの何らかの破片がフォークとの間に挟まりクラッチペダルを踏んだ時に噛み込んだ事でボルトの頭をへし折ったんでしょう…

ハウジング内に転がってた破片を調べると…


ありました…折れた頭が。


破断面を見ると矢印の方向から負荷がかかり折れてるのが分かります…


ボルトの頭は強い力がかかった為に変形してます。



にしてもM10ボルトとは言え、折れるには結構な力がかかったはずです…

問題は折れ残ったボルトがすんなり抜けてくれるか…
ここのボルトにはロックタイトが塗布されてるし、ボルトの出しろによっては苦労しそうだな…と思っていたんですが…

フロントカバーを外すと、思ったよりボルトの頭が出ていて一安心…笑




これだけ出しろがあればリムーバーが使えます…


リムーバーが入れば難なく抜き取り可能…




ボルトは全数、念のためフロントカバー…通称、『天狗の鼻』も交換します。


オイルシールを圧入…




カバーを取り付け規定トルクで締め付け。
トルクは44Nm…


ここのボルト穴はハウジング内と貫通してるので忘れずにロックタイトを塗布しましょう…
忘れるとミッションオイルの漏れに繋がります。

更にレリーズベアリングの交換…


シャフトやフォークを取り付けて…


レリーズベアリングも組み付けてミッション側の作業は完了。



残るはエンジン側の作業…
カバーやディスクの取り外し…




ツインプレートクラッチの為ディスクは2枚です。


これがフロント側ディスク…


こちらがリヤ側のダンパーが破損したディスク…




それからせっかくなのでクランクシャフトのリヤシールも交換…
スリンガーを抜いて…


新品のオイルシールを圧入…



で、フライホイールの取り付けは塑性域締め付け。
締め付けトルクは79Nmで締め付けた後…




60°からの30°での角度締め…
ボルトの頭にペイントをして…


まずは60°…


その後30°で締め付け合計90°の締め付け。
全てのボルトのペイントが同じ方向に向いてる事を確認…


フライホイールを取り付けたらクラッチディスクを組み付けていきます…
新品のクラッチディスク…


まずはフロント側ディスク…


インターミディエイトプレートも取り付けリヤ側ディスクを…


クラッチカバーを仮付けして、二枚のクラッチディスクのスプラインをアライニングしたら…


カバーを規定トルクで締め付け…
インターミディエイトプレート、クラッチカバー共にトルクは86Nmです。


最後にセットボルトを抜いてエンジン側の作業も完了。


後はエンジンとミッションのドッキング…


無事ミッションも載り…


各補機類を取り付けたら完成です…
トラクターヘッドは上からも作業が出来るのでストレスが少ないです…笑


後はデッキパネルを取り付けたら全ての作業が完了です。



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GT-R …

2018-09-01 20:34:39 | 趣味

日産が世界に誇るスポーツカーであるGT-R …


私が車に興味を持ち始めたキッカケとなった車でもあります。

ちょうど16歳位の時…
当時R34型のスカイラインGT-R が現役時代で、
私が見たのはベイサイドブルーのR34型GT-R でその時の衝撃は今でも忘れません…
『なんだこのクルマ…ガンダムみたいじゃん!』と思ったのを覚えています…笑

それ以降その車が気になって仕方がなく、数日後その車が停まっていた日産ディーラーに飛び込んで営業マンに『この前ここに停まっていた青色で後ろに羽が付いたガンダムみたいな車って何ですか?』って尋ねたんですよ…笑

その時の営業マンは『それはGT-Rの事ですね!』
なんて言って、15〜6歳の明らかに免許も持ってなさそうで、ましてやGT-Rなんて買えそうもない私に対して『よかったらこれ持っていって下さい』と言ってカタログをくれたんですよ…

その時はなんとも思いませんでしたが今思うと素晴らしい営業マンだったなぁ…と思います。
(結果的に買えてないけど…)


そんなGT-R…
私にとってやっぱり特別な車で憧れでもあり、いつか乗りたいと思う車です…

ただ、実際に乗れるか…というと現実的にそんな余裕は無い‼︎



そこで…



こんなもの買っちゃいました…




週間 日産GT-R nismo…


本物は買えないからせめて1/8スケールだけでも…笑




付属の冊子を挟むバインダーまで買っちゃった。





ただコレ、本当に精巧に出来てますよ…

毎号付属のパーツを組み立てて完成を目指すんですが記念すべき第1号はフロントバンパー…


ネジネジして組み立て。




フロントバンパーの完成。



最終的に100号で完成するらしいんですが…
週間なのでざっと考えても2年位かかる計算です…


毎号が平均1700円くらいなので総額は約17万円…


総額考えるとちょっと引くな…笑


でも、これからはしばらくブログのネタに困ると思うので…

困った時の週間GT-R で行きたいと思います…笑










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最近の作業…23

2018-08-29 07:09:00 | 整備
久しぶりの更新ですが…

サボっていた訳ではありません…笑


最近は車検ばかりだったので大したネタがありませんでした…


まずはCYL77ギガの初回車検…


オイルやエレメント類の交換…




燃料フィルターやセジメンターフィルターも。




規定トルクで締め付け。


足廻りなども組み付けて完成…





お次は私の嫌いなエルフ…笑


エルフが嫌いというより4JJ1が嫌いなんです。

オイルエレメント交換はまだいいけど…


燃料フィルター交換の整備性は最悪ですから…


この車は特装車&A/Tという事もあり…

上からは手は入りませんし…





下にはATFのホースが嫌がらせのように陣取っています…




結局ブリーダーを1個緩めるのにダクトやらサージタンクやらを外す羽目に…


燃料フィルターの交換にどれだけ時間がかかる事やら…

いすゞさんのメカは凄いですね…
このエンジンを毎日整備してるんですから…

私なら発狂してると思います。




お次は車検では無く3ヶ月点検の新型クオン…




取説を見てるとESCOT Ⅵのオイル交換インターバルは噂どおり本当に45万キロ又は3年毎でした…


化学合成油を使用してるデフも同じく45万キロ又は3年毎の交換…




ギヤオイルってこんなロングインターバルでいいのかな…
エンジンと違ってミッションやデフはギヤ同士が擦れるので多かれ少なかれ必ず鉄粉が発生します…
その為ギヤオイルの交換ってオイルの劣化だけじゃなくその鉄粉を除去する意味でも交換するものなんです…

メーカーはロングインターバルにする事でユーザーのメンテナンスコスト削減を目的としてるそうですが…
個人的にはそんな事よりDPFや尿素SCRのトラブルを無くす為に注力した方がよっぽどコスト削減出来ると思いますけど…

まあとにかく壊れない事を祈るのみです…笑



お次はエンジンがかからない…との事でヘルプのプロフィア …
どうやらウチが7月に車検をやったばっかりだそうで出張で対応。

結果的にバッテリー不良でした。(それはそれで情けない話ですが…)


で、バッテリーを新品に交換後、ダイナモの点検などをしてると…




発電量は問題無かったものの…


本体の取付けボルトが…


締め付け不足…


ワッシャーが微妙に浮いてるのが分かると思います…
緩んでコレなのか最初から締め付けが甘かったのかは定かではありませんが…
こういう所は本当に気を付けて欲しいですね…

ベルトも張りが甘かったので再調整して…


キチンと締め付け。
一目瞭然でしょ?


こちらも完了。



最近はこんな感じで車検整備をメインにやってるのでネタがありません…笑

今まではトラブルシュートや重整備はほぼ私が担当していましたが、最近は他のメカに担当してもらい私はなるべく当たり障りのない車検などを自ら担当してます。

少しづつですが引き継ぎの準備です…

前にも少し記事にしましたが…
今の会社を退職する事に決めました。

まだ会社には伝えてませんが、なるべく現場に急な負担をかけないようにしたいので一部現場のメカには既に伝えてあります…
時期については会社との調整次第ですが、私としては最長でも年内いっぱいで考えてます。

ちょうど1年程前から環境を変えたいと思い始めた時から色々と自分の方向性を模索していましたが、今後の方向性もおおかた決まりました。

不思議な出会いがいくつもあり…
偶然の重なりなのか、それとも必然なのか…
このタイミングで起きた事も運命だったのかなと思うほど…

私はあんまりそういうのを信じるタイプでは無かったんですけどねぇ…笑

まあとにかく…
方向性が決まり、覚悟さえ決めてしまえば後は全力で頑張るだけですね…


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お盆休み…

2018-08-14 17:53:08 | 整備
2018年も、もうお盆休み…



そうこうしてるうちに気が付いたらもう年末だ…なんて事を言ってるんだろうなぁ…



盆前ではなく少し前の作業ですがサラッと。


スピンドル径が摩耗基準値を大きく超えたトレーラー…

全軸のベアリングのインナーレース部のガタが大きくなっており…
このまま使用するのは危険だったので、お客様には状況を説明し、修理するかどうかの判断待ちだったんですが…

廃車になると思ってたんですが、結果的に修理する事に…


スピンドルの摩耗修理といっても基本的には再生か交換しかありません。

専門業者にて車軸のスピンドル部を切り落とし新品スピンドルを溶接してもらうか…
車軸ASSYで交換するかしかありません。

一昔前までは溶射や肉盛修理を行なっていた業者もありましたが最近では保安上の理由から車軸に行なう事は無くなりました。

勿論、スピンドル交換と言ってもスピンドル部だけ部品が出るものに限りますが…

この車軸はスピンドルだけ部品として出たんですが、再生修理は時間がかかる為、新品に交換する事になりました。

という事で車軸を降ろし…


チャンバー、Sカム、シューなどは再利用する為に移植…
ベアリングは当然、新品です。



この2枚しか画像ありませんでした。笑


ちなみに新品の車軸は1本約100万です…

3軸車なので車軸だけでざっと300万…
それにUボルトやらベアリング、ショートパーツを考えると…


あー恐ろしや。





他にも今ではだいぶ板についてきたオートコン修理…


これも初めて手を付けた頃は部品や情報の無さに色々と苦労しましたが、少しずつ実績も出来てきて今ではメンテナンスも含めた修理を依頼して頂けるまでになりました…


今回の車両も作動点検してると右と左のコンベアで動きに違和感があったのでよく調べてみると…
左右で差が出来ており…




詳しく見ると明らかにズレてます…



これ、左右のチェーンの位置関係がズレるとこのような状態になります。

ただ構造上、使用過程でコマがズレる事はあり得ないので、いつからかチェーンを外した業者が1山ズレたまま組み付け、そのままズレた状態で使ってたんでしょうね…

当然、左右でズレがあるとチェーンにも負担がかかるので修正しときます。


コマ位置を適正な位置にするとこんな感じ。


無事正常に戻り完了。



それから車ではありませんが嫁からの依頼…


使ってる時にコードから火花が出たという掃除機…

調べるとプラグの根元の被覆が剥がれショートしたようです…






メーカーに修理を頼むと15000円程かかるようで、さすがに掃除機の修理にそんなに払うのはアホらしいのでホームセンターで汎用のプラグを買ってきて自分で修理する事に…




完成…


見た目は気にしません…笑

他にもブラシが回らないとの事でしたがこちらはベルトが外れてるだけでした…









それからちょっと前に職場に来た悪魔の誘惑…笑

東京から遥々来たというスナップオントラック…
中には色んな箱がたくさん…

正直、今の工具箱はもう手狭です…
工具は増える事はあっても減る事はありませんから…
そこにきてこんなん見せられたら…

ねぇ…笑


現実的に良いなと思ってるのがKRL722…



でも生で見ちゃうとそのデカさが魅力のEPIQ…
サイズも値段もヘビー級です…



あー見ると欲しくなる…笑



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