メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

4JG2…O/H。その2

2016-08-31 00:24:55 | いすゞ
今日も4JG2の続きです。


根本的な原因追究と交換部品の洗い出しです…



オイルパンを取り外し…


ストレーナ一体型のオイルポンプも取り外し。


ライナーのコーティングも剥がれ気味なので交換ですね…



ピストンは問題無さそうです…



で、ピストンを外す時にチラッと目に入り気になったモノ…


んん⁇

もしかして…



確認する為に更に分解。
タイミングベルト周りの取り外し…





ギヤも取り外して…




カムシャフトを取り外してよく見てみると…


欠けてるし…


カム山が…





センターが摩耗してます…


コレでバルブクリアランスが広がった原因も判明しましたね…

原因はカムシャフトの摩耗でした。



コレで納得です…

オイル管理が悪い為に油膜が切れてカム山が摩耗…その結果バルブクリアランス不良から運悪くバルブとピストンが接触…その結果、ロッカーアームが折れて異音が発生。
という結論に。


他のバルブクリアランスも大きくなっていたのでどこがなってもおかしくない状況だったようですね…


タペットは特に偏摩耗している様子はありません…




カム山との当たり面は凹凸になってますが、コレはどうやら初めからみたいです…
まあカムがあんな状態なのでタペットも交換しますが…


カムシャフト自体に曲がりはありませんでしたが、カム山が摩耗しているので再使用は不可能です。


カムシャフトのメタルも段付き摩耗してるので交換。




問題はシリンダーライナー…
おそらく乾式だと思うんですが、手で抜けるレベルではなくプーラーで抜かなきゃいけないんですが、持ってるライナープーラーが使えないんです…


正確に言うとクランクシャフトが邪魔で爪が掛からない…
正直、クランクシャフトは外さない予定だったんですが…




いっその事クランクシャフトを外すか…

SSTでも作るか…

どうしよう…



とりあえず部品の洗い出しは終わったので見積りの作成ですが…
この車もキチンとオイル管理がされてれば今回の修理は防げた可能性が高いと思います…
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4JG2…O/H。

2016-08-30 00:55:37 | いすゞ
前回の記事で書いたエンジンから異音がするカンカンエルフ…


原因を探るにしてもこれ以上はバラさないと進みませんよ〜…と話をしてたんですが…

特殊車両という事もありまだまだ使うので修理の方向でお願いします…と連絡があり、原因を探りつつ見積りも出していく事に。

で、お客様からの伝言でクラッチがスベり気味…という症状とエンジンオイルが減る…という症状もこの機会に直して欲しい…との事らしく…



どうせミッション降ろすなら…と作業性も考えてエンジンも降ろす事に。


ミッション降ろして…



エンジンも降ろして…



エンジンスタンドにセット。



このエンジンスタンドだとこのクラスのエンジンまでが限界かな…
重くてエンジンが前のめりになってます。


一応キャパは400kgだけど、いかんせんメイドインチャイナ…ですからね。
造りがちゃっちいんですよ…


エンジンとミッションも降りたので車両もジャッキダウン。
コンプレッサーやらパワステポンプなどを固定。






ピットから車両を引っ張り出す為です。
この手間をどう捉えるか…

多くの人はせっかくセットした車を降ろして出すなんて面倒臭い…って思うんですよね。


でも、今回のように長期作業でしかも車両側の作業が無い場合は1度ピットから出した方が工場としての回転効率は確実に上がるんです。
車両がリフトアップされて止まっているとそのピットでは他の車両を入れる事は出来ませんから…
それに比べ少し手間をかけてでも車両を出す事でそのピットには別の車両を入れて作業する事が出来ます。
それにエンジンの重整備は当然、降ろして単体で作業した方が整備性も良く確実です

限られたスペースをどう効率良く使うか…
常に考える事は必要です。

もちろんケースバイケースなので一概には言えませんが…
場所や人の問題もありますからね…


話が逸れましたが作業の続きです。
ヘッド周りをバラしていきます…


ヘッドカバー取り外し。

この状態を見るだけでオイル管理をちゃんとしていない事が分かりますね…


で、早速あのカンカン(パンパン…)という異音の原因が判明。


真っ黒で見にくいと思うのでパーツクリーナーでキレイにします…


ロッカーアーム飛んでるやん…



2番のエキゾースト側なので…
やはり音の原因はエキゾーストバルブが開かずに本来排気されるはずの排ガスが再度圧縮された所でインテークバルブが開き逆流…その音がカンカンと聞こえてたんですね…(自分はパンパンに聞こえましだか)←しつこい…笑


ただ、これは異音の原因であって問題は何故そうなったのか⁇…がこの修理の本質。


まず初めに疑うのはバルブクリアランス…
調べると計るまでもない程にオーバークリアランス…
目視でも2mm以上あるんじゃない?ってくらい。

E13Cのジェイクブレーキじゃあるまいし…

バルブクリアランスが広すぎてロッカーが割れた⁇

更にヘッドを降ろして見ると…





2番のピストンに薄っすらエキゾーストバルブが当たった跡が…


コレで何となくは説明がつきますね…

あくまでも仮定ですが…
バルブクリアランスが広くなり過ぎた結果、プッシュロッドの先端ボールがロッカーアームの淵に乗り上げてバルブリフト量が多くなりピストンと接触…本来ならバルブが曲がる所がロッカーアームの強度が弱く折れた…

まあ、いくつか腑に落ちない点もありますが、今の所はこんな感じでしょうか…。



問題は何故バルブクリアランスが広がったのか?ですが…

当工場には4JG2の入庫率低いので比較出来ないんですが、オイル管理が悪くてロッカーアームが摩耗した…?
アジャスターボルトはちゃんと締まってるので緩んだ訳でもなさそうですし…


まだ納得は出来てないので、もう少し調べてみる事にします…



とりあえずお客様の言う通りオイルも上がってきてるので、腰上はオーバーホールですね。


















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カンカンエルフ…。

2016-08-25 22:03:43 | いすゞ
まずはコンドル…

出先でクラッチが滑って走行不能になり、レッカーで入庫。



もう、クラッチが滑った時の匂いって何とも言えない臭さ…

入庫した時点でプンプン匂います。

ミッション降ろすと…


ファー付きのクラッチカバー…笑





にしてもこの匂い…鼻の奥に残る臭さ…。

ズルむけ…


ディスク、カバー、レリーズB/G、パイロットB/Gにグリスホースも交換…

ベアリング打ち替え










他にも走行中にヒーターホースがパンクしてオーバーヒートしたフォワード。
エンジンは6HH1



原因はコレ…


冷却系統にエンジンオイルが混入してホースがブヨブヨになり圧力に耐えきれず破裂。
実は前回の点検時に冷却系統にオイルが混入してる事が分かってたので早めの修理を…という事で見積りも出して修理の必要性を説明してたんですが…

お客様はこの車は来年の3月で代替えだからお金を掛けたくない…との事で放置されてたんです…
結果、ホースが破裂してオーバーヒート…
それなのに来週どうしても使いたいから何とかならんか⁉︎…と。

とりあえず、ホース類は全て交換してオーバーヒート点検。
運転手さんの話によると水温計が振り切っているのに気付いて慌てて車を停めたらしいんですけど…


点検の結果…


吹き返しあり。


残り半年で代替えだからお金を掛けたくない…というお客様の考えも分かりますが、車が使えなくなっては元も子もありません。


という事なので…


残念ながら何ともなりません。
直すか廃車か…




そして題名のカンカンエルフ…

何がカンカンか…というと、
エンジンから異音がする…という事で持ち込まれたエルフ。

その音がカンカンする…という事です。

こちら


まあ人によって聞こえ方は違うと思いますが、自分には『パンパン』に聞こえます…

圧縮が吸気側に逆流してるような…


可能性として考えられるのがロッカーアームかバルブブリッジ辺りに問題があり、エキゾーストバルブが開いてないのかな…という気がします。

この4JG2はバルタイがタイミングベルト式なのでバルタイのズレも考えましたが、エンジンはかかる事から全気筒でのズレではなくどこか特定の気筒の不具合の可能性の方が高いかと…


まあ正確な原因はバラさないと分からないので、どうするかはお客さんからの返事待ちです。

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リフトアクスル…修理。

2016-08-21 06:30:10 | トレーラー
リフトアクスルが右側だけ上がり方がおかしく、上がる時に異音がする…との症状で入庫したトレーラー。

調べた結果リフトアクスル用のチャンバーのロッドが変な方向を向いており、アームが曲がっていたので交換の見積りを出していたのが1ヶ月程前の話。


予定が合い本日入庫…

これは車両をリフトアップしてタイヤを外した状態。


BPWのツーサイドリフトアクスル…というタイプのアクスルです。

リフトアクスルって何…⁇という方の為に簡単に説明すると、そのまんまなんですがアクスル(車軸)をリフトアップする機構で…
トレーラーの多軸車で荷を積んでいない時や軽い荷を積んでる時などに必要のない車軸をリフトアップする機構の事です。

何故そんな事をする必要があるのか?…ですが…

1番のメリットは高速道路などの通行料金に割引が適用されるんです。
大型トレーラーの高速道路での車種区分は特大車なんですが、トラクターとトレーラーの合計軸数が3軸だと大型料金で通行出来るんです。
大型車の通行料金は特大車に比べ4割も安くなるので大幅な経費の削減になります…

なので、例えばトラクターが2軸、トレーラーも2軸の場合は合計で4軸なので本来なら特大車扱いなんですが、トレーラーにリフトアクスル機構があり、2軸のうち1軸がリフトアップされて路面に接地してる軸数が合計で3軸になれば連結状態でも大型料金で通行出来ます。

ただし、リフトアクスルは空荷もしくは比較的軽い荷の時にしかリフトしないので、ガッツリ荷物を積んでると通常通り特大車扱いとなります…
なので帰り荷の無い事が多いタンクトレーラーなどを主に採用率も上がってます…

リフトアクスルの制御には自動と下降しか無く、通常は自動にしておきます。


エアサスのベローズの圧力が規定圧以上になると強制的に軸が降りるので荷を積んでるのにリフトアクスルして通行料金を安くしよう…というズルは出来ないようになってます。


長くなりましたが…作業の方を。

今回のケースはリフト用のステーが割れて変形した事によるリフト不良…
取り外したステー。


新品との比較



チャンバーもロッドが曲がってます


チャンバーの押込み不良でステーが割れたのか…
それともステーが割れてチャンバーが悪くなったのか…
スプリングピボットボルトにはガタや摩耗はありません…
軸方向のガタも無さそうです。

スプリングピボットボルトの比較。


このピボットボルトも定期的なトルク管理が必要です。


チャンバーブラケットやステーやカラー類は全て交換します…
スプリングブッシュはガタは無いので再使用します。

組み付けていきます。
穴を合わせて…


スペーサープレートも交換します。

スラスト方向のガタを抑制するものなんですが、組む時に穴の位置を合わせて保持させるのが意外と大変なので、プレートを保持しつつも穴の位置も合わせれるように…と、以前、不要になったピボットボルトを切っただけのSST…


スペーサーを入れて


SSTで保持。

ハンガーから飛び出さないけどスペーサーは保持出来るナイスな長さでカットしてあります。

仮組みしたブラケットを合わせて…


新品のピボットボルトを挿入。
後はところてん方式でボルトを軽く叩いていけば反対側に保持用のSSTが抜けていきます。





で、内側にナットを取り付けて規定トルクで締め付け…


るんですが、このスプリングピボットのボルトの締め付けトルクは900Nmという高トルクで…
フレーム外側からはボルトの回り止めがある為、内側からじゃないと締められないんですが…
当然、車両の内側にはそんな長いトルクレンチが振れるスペースはありません…



なのでこのような倍力レンチを使用します。


このレンチの倍率は3倍なので300Nmのトルクを入力すれば900Nmで出力されます…
全長も短いので車両の下の限られたスペースでも十分に使用出来ます。





このエアサスの足廻りはメーカーから定期的なトルク管理が指定されてます。

更にリフト用のチャンバーも取り付け。




このチャンバーの締め付けトルクは180Nm…





後はタイヤを取り付けて完成です。



完成後のテスト。
作動はこんな感じで動きます。

リフトアクスルその1

リフトアクスルその2






無事に左右共、正常にリフトアップするようになりました…




仕事を終えて帰りの道中…

太陽の光が綺麗な夕焼け空…


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プロフィア…ドラレコ取付。

2016-08-19 00:26:53 | 日野
まずは朝からブレーキの効きが悪い…というデュトロの見積りを…




全輪ディスクブレーキの車両なんですが、右後のキャリパー周辺がブレーキオイルでベタベタしてます…


よく見ると…


ん⁇

パッドが無い…


あ、あった。笑


パッドというより、プレート部しかありませんが。

使用限度を超えても尚、走行した為にブレーキパッドの摩材部分が無くなりプレート部が直接ローターに当たったようです…

普通ならここで異常に気付くんですが…

驚くのは…そのプレート部が当たってる状態でも走行した…という事。
その為、プレートとローターが削れ、薄くなり過ぎて脱落。更にピストンとローターが接触…という最悪の状況になっております…




普通ならディスクローターとブレーキパッドのプレート部が接触する程になるとブレーキを踏む度にゴーゴーと大きな異音がしてたはずなんですが…
気付かなかったのか…
それとも知ってて乗り続けたのか…

分かりません。

とりあえず見積りですが…残念ながらここまでいくと修理費用はそれなりにかかってしまいます。





ここから本題のドラレコの取り付けを…
車はプロフィア。

ドラレコとETCの取り付けで、ETCはデジタコと連動…との依頼。

デジタコとはデジタルタコグラフの事で、いわゆる運行記録計の事です。
今現在の法律では大型トラックには運行記録計の装着が義務化されてます。
今後は中型車にも義務化されるみたいですが…


取り付けるデンソーのドラレコ。


ETC2.0はデジタコと連動させるので矢崎製。


コレがデジタコ。
日時や運行時間、走行速度などが記録されます。


で、早速インパネ周辺をバラしていきます。









このデンソーのドラレコは取り出しが電源だけじゃなく、車速信号に加えウィンカー左右の信号とフットブレーキ信号まで取り出すタイプ…

最近のドラレコはGPSで速度も計測するタイプが多いですがGPSだけだとどうしても正確じゃない場合があるので車速信号を取る事でより正確な車速を記録出来ます。

4トントラック以上のクラスになると通称「矢崎コネクター」と呼ばれる20ピンコネクターがあり、そのコネクターから車速信号やエンジン回転信号も取り出せます。
まあエンジン回転に限っては一部取り出せない車種もありますが…


コレが矢崎コネクタ…(通称…)


このコネクタの20番に車速信号が来てます。
画像の赤マルです…


取り出し。


ちなみに青マルの9番にはエンジン回転信号が来てます。


19番にはイルミネーションも来ており、常時やIGON信号もあります。


他にもウィンカー信号とフットブレーキ信号の取り出し。
最近の車はトラックに限らず乗用車でも電装関係を制御するコンピューターがあり、そのコンピューターがまとめて制御してます。

BCM(Body Control Module)、統合化ユニットなどメーカーによって呼び名は変わりますが働きは基本的には同じです…

そのBCMからウィンカーやブレーキ信号はまとめて取り出せます。
ただ、ウィンカーなどは入力と出力が分かれてるので出力側で取り出す必要があります…

ウィンカー右、左とブレーキ信号を分岐。





並行してETCの配線も行います。


本体を取り付けて…


専用ハーネスでデジタコと連動。







ETCアンテナも取り付け。



ドラレコ本体も取り付けていきます…





で、ごちゃごちゃになった配線をキレイに整えます。










インパネ類も取り付け…
最近買ったコードレスラチェットとインパクト…
車内での作業にも非常に便利。








で、完成。





と、思ったら…次の車両が入庫。
KK-FDレンジャーです。

内容は同じ…
古いですがBCMもあって、ひと安心。







本日はこんな感じでドラレコばっか…

この暑さなので…


車内での細々とした作業は…



地獄です。




小型のコードレス扇風機買おうかな…。











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何事にも節度を…

2016-08-15 12:43:05 | その他
連休中は親戚の家がある山へ。

家から車で2時間位。
コレがまた本当に山奥で…
最寄りのコンビニまで10km以上もあるような所。


周りは大自然に囲まれており、冬こそ極寒ですが…
春は山菜採りなど…夏は涼しく近くの川で鮎なども釣れますし、秋は紅葉といった日本の良い所を満喫出来ます。


子供にもこういう自然を体験させたくて年に数回は連れて行くんです。

ちょっと山を登るととてもキレイな小川があったりと…


子供達は楽しそうに遊んでます…
因みに二人居ますが一人は姉の子供です…



天然記念物のカエルがいたりと…
モリアオガエルだっけな…教えてもらって初めて知りましたが…

因みに捕獲は禁止なので撮影のみ…

今回は見れませんでしたがサンショウウオもいるみたいです…


他にも自給自足の生活なので野菜を採ったり…


今はまだ子供も分からないと思うけど、こういう経験って今の時代では凄く貴重なんだろうなぁ…

今後も出来る限り経験させたいですね…




で、次の日いつもの家に帰ってきても特に予定も無いので…
家から車で15分位の所に大きな公園があるので
子供を遊ばせようと思い、車で向かうと駐車場が満車で入れない…

…⁇

連休とはいえいつもはこんなに混んでる事無いんだけどなぁ…と思いながら駐車場が空くのを待ち公園に入ると…

いつもは子供達がワイワイしてるはずの公園に大の大人達がウロウロと…

しかも全員下を向いてスマホを見てる…

その異様な光景に少しの間状況が理解出来ず。




で、しばらくして判明。


そうです…ポケモンGOです…


もう…本当に異様な光景。
ざっと数えただけでも30人以上の大人が全員スマホ片手に下向いてウロウロしてるんですよ。


そりゃ子供達も少ないはずです…

他にも子供達を遊ばせに来てた方と話をしてると、この公園は夜間は駐車場が閉鎖になるらしいんですが、ポケモンGOのプレーヤー達が夜に近くの道路に路駐して公園に集まってるらしく、近隣住民から苦情が入り公園の管理会社は対策として夜間も駐車場を開放してるそうです…


いつ、どこでゲームをやるのかは個人の自由なので何ら文句もありませんが、公共の場など他人に迷惑がかかる様な状況では個人の自由とは言えません。

周りが皆んなやってるから大丈夫だろう…っていうのは自分の考えを持っていない証拠で周りに流される人。


いい歳の大人なんだから、考えれば分かる事だろうし…何事にも節度ある行動をして欲しいですね…



「人の振り見て我が振り直せ」


自分も色んな事で気を付けよう…。










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色々と…

2016-08-10 01:45:08 | 整備
もうすぐお盆休みですね…

2016年も、もう8ヶ月経ったのか…
早いなぁ…
目標にはまだまだほど遠く…
何やってんだ俺は…と思います。

そんな事はさておき…




一応人並みにお盆休みはあるんですが、どこ行っても混むので出掛ける気になれません…

毎年欠かさないのはお墓参りぐらいですかね…



で、休み前は大抵やり残した仕事をこなす感じです…

まずはGK4XABクオン。
サーモスタット交換のはずがアッパーホースを外すとパイプが…


こんなの見てしまったらラジエター交換しないとお盆休みも気が気じゃないですよ…
という事で交換。






クオンはキャブチルトが奥まで上がるのでラジエター載せ替えに天井クレーンが使えるので楽ですね…



他にもレンジャーのドラレコとETC2.0の取り付け

最近トラックも助成金の関係でETC2.0の取り付け依頼や問合せが急増してます…



ドラレコの配線…
デンソーのドラレコで、常時やIGに加えブレーキ信号、ウィンカー信号に車速信号も取り出す必要があります…




オプションハーネスでデジタコと連動させます。
このお客様は先日ドラレコとETC2.0の取り付けを依頼して頂いたのですが、最終的に全車やらせて頂ける事になり、全部で60台…


…頑張ります。




別のレンジャーはクラッチO/H。






更にE12ノートの純正オプションの取り付け。
ドアをロックすると自動でミラーを格納するやつです…




ただ付けるだけ…と思ってたら想像以上に大変で…












配線の割り込ませるピンを逆にしてしまい、ミラーが左は閉じるのに右が開く…といった意味不明な状態になったりと…
配線を差し替えて無事終了…



車検で入庫した26年式プロフィアも…


マニュアルで9速まであるやつ初めて見ました…




他にも特殊トレーラーの油圧系統の修理など…














連休の前はいつもこんな感じでバタバタしてます。
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ブレーキパイプ製作。

2016-08-04 07:05:44 | 整備
ディーラーさんからブレーキパイプを全交換して欲しい…との依頼。


詳しく話を聞くと、この車両は年式が平成9年と古い為に既製品のブレーキパイプは受注生産になり納期に数ヶ月かかるらしく…そんなに待てない‼︎…という話みたい。

それで当工場に依頼が来た訳ですが…


既製品が無い…という事は、新たにブレーキパイプを製作する必要があります。

で、今回は全交換と言っても交換するのはオイルパイプだけでいいみたい…

正直、ちょっとホッとしました…


エアパイプも製作交換となると、かかりっきりでも1週間はかかるから…
この忙しい時期に1ライン止まると非常に困るとこだったので…


車両はギガ…



まずは簡単に交換出来る所から進めていきます…


外したブレーキパイプを元に同じ形になる様にパイプをベンダーで曲げていきます。




おおかた決まったら末端にダブルフレア加工を。


で、取り付け。


コレぐらい単純なパイプばっかりなら楽なんですけどね…

徐々に形が複雑になっていきます…




フレアナットも交換したかったんですが在庫が切れてて注文中の為、使える所は再使用です…



更に複雑に…


長さを計ってストレートパイプから加工…





ちなみに銅パイプは使いません。
純正規格のパイプ、もしくは同等品のブレーキパイプを使用します。

銅パイプと違って硬い分加工は大変ですが…
見た目もスッキリするし、耐久性も十分ありますからね…





長くなると加工も大変です…





計っては曲げて確認…の繰り返し。




ダブルフレア加工も…


カットしたパイプのバリ取りと面出し…

ココを丁寧にしないとキレイなダブルフレアにはなりません。

キレイにして第一加工…


アダプターを取り外して…


第二加工…




キレイなダブルフレアの完成。
コレもそれなりにコツがいります…




当然ですが、ダブルフレア加工がキチンと出来てないとブレーキオイルの漏れに繋がります。
構造上…先端加工はダブルフレアに越したことありませんが、下手なダブルフレアにするぐらいならシングルフレアの方がマシです…



で、基本的には6mmパイプなんですが、箇所によっては8mmパイプを使用してる所もあります…

通常、柔らかいパイプや細い鉄ならこのベンダーで事足りますが…


8mm以上になると丈夫なベンダーが必要になってきます。


















このダブルフレアリングツールもネットで売ってる様な安モンだとキレイなダブルフレアになりません。
銅パイプには使えるかもしれませんが純正規格にはそれなりのフレアリングツールが必要になります。
ハスコーからは定価が30万以上するダブルフレア加工機が出てますが…
使用頻度から考えるととても買えません…
1度どんなもんか使ってみたいんですけどね…



そして…

1番の長尺物…



4mパイプを丸々使用しないと作れない長さです…
長さ、曲げ角度、曲げ方向、オフセットなどなどここまで長いと曲げ間違えない様に何度も確認しながらの作業で非常に気を使います…

途中に若干のごまかしもありますが…
完成…



車両に取り付け…





で、全てのブレーキパイプの交換が終了。
後はエア抜きを入念に行って漏れの確認&試運転です。





記事にするとあっという間ですが、この作業も約3日間かかりっきりで作業してようやく完了です…
疲れました…笑

やっぱり寒冷地の整備工場ではこういう作業も頻繁にあるんでしょうかね…

大変だろうな…



分解整備記録簿も書いて…無事納車です。







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