メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

最近の作業…7

2017-06-30 23:10:35 | 整備
最近の細かい作業を…


26年式で走行4万キロのフォワード…


この車両は自家整備をお持ちの運送会社さんからの依頼で…


内容はクラッチマスターを交換して欲しい…との事。


フロントからその内容を聞いた時はさほど気にもしませんでしたが、実際に車両が入庫して現車を確認すると、マスターを交換してくれ…という割にはオイルが漏れてる様子も無ければクラッチの踏みしろや接続位置にも違和感は無く…

何で交換するんだろう⁉︎…といった疑問が。


このままただ交換するのも気持ち悪いのでフロントに確認して貰うと、どうやらクラッチの繋がる位置が変わるので自社のメカニックに診てもらったらクラッチマスターが原因だ…と告げられたらしいんですが…


本当にクラッチマスターが原因でしょうか…(^_^;)

少々疑問です。


だってコレ…↓



クラッチの調整しろがもう無いんですよ…
それにこのミッションはレリーズベアリングにグリスアップが出来ないアホな構造のミッションなんです…


なので中が怪しい気がするんですけどね…


どちらにしても…

26年式で走行距離は4万キロ…

それなのにコレだけクラッチの調整が詰めてあるという事は…



運転手さんの乗り方が良くないのは間違いなさそうです…



とりあえず担当者さんには早めのクラッチO/Hをオススメして言われた通りクラッチマスターを交換する事に…



フルードを吸い取り…


取り外し…



こちらは支給されたクラッチマスターASSY。
純正です…



取り付けてエア抜きして完了…




で、取り外したクラッチマスターを分解…






シールの弾力も充分だしシリンダーにキズもありませんので…

やっぱりマスターが原因ではないと思うんですけどねぇ…(^_^;)

ま、向こうにも整備士さんが居るのであまり深入りはしません…笑


お次は水漏れのレンジャーの見積り。
ヘッドライトがバンパー上にあるダサいタイプのレンジャーです…笑


不整地仕様なんでしょうけど…見た目は超カッコ悪いと思います…笑


冷却系統に圧力をかけて漏れ箇所の確認…



と、その時に見つけた怪しい物体…


魔人ブウの家みたいなこの物体…

気になって突いてみると…




((((;゚Д゚)))))))ギャー‼︎


クモ…⁇
それも大量に…



ナニコレ?巣?
どうやら死んでるようですが…
いったい何匹いるんだ…⁉︎


クモ嫌いな自分にとってはホラーでしかありません…

あー鳥肌が…笑




そんな事より問題の水漏れはヒーターホースからでした…



その他にも今は漏れてないけど劣化したホース類を交換する見積りを出してサッサと完了。




それから少し時間が空いたので3LD1の作業…
インジェクションポンプを取り外しなど…



ピストンも…



2番が…


これはオーバーヒートによる焼き付きっぽいですね…




と、ここまででまた時間切れ…




全然進まない…



それとKTCのセールスマンからのオススメで買ったネプロスのミニラチェット…


箱は豪華だけど…


大事なのは使い易さと耐久性です。


もともと使ってたKTCのミニラチェと比べると全長は長いですが…


ヘッドはシェイプされてるようで、ギヤも比べ物にならない位細かくなってます
元々のギヤ数は36くらいなのに対しネプロスは90ですから、倍以上です。

とても滑らかですが…

1つ気になるトコはフレックスの角度に段が無くなってる事。
以前のは3段階ほどに保持が出来ましたがネプロスはナシ…
その為ヘッドのクネクネ感は否めません…


個人的にはあんなに豪華な箱は無くてもいいと思いますけどねー笑


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キューブ…異音。その他…

2017-06-23 12:47:55 | 日産
21年式の日産Z12キューブ…



走行中にエンジン付近から『ピー』という音がする…という事で入庫。


音を確認する為に試運転…


アイドリングでは特に異音は出ず、アクセルを踏みゆっくり加速していくと前方のエンジン廻りから『ピィー』と『キィー』が混ざったような音が発生…
その後加速を続けても音が大きくなる訳でも無く一定の音量で鳴り続け…
アクセルを放しても鳴りっぱなしで、ブレーキを踏んでゆっくり減速していき、止まる寸前で音が止まる…といった症状。
また、異音が発生してる状態でギヤをニュートラルに入れても音が止まります…


で、どこからこの音が発生してるのか?を特定する為にスピードテスターに前輪を乗せ、擬似走行状態にすると先ほどの異音が発生…
その状態でサウンドスコープにて音の発生源を探っていくと…


CVT内部から発生しておりました…


何の音だろ…⁉︎

サウンドスコープで聞く限りだと回転部分であるのは間違いなさそうだけど…

スチールベルトが滑ってるのかな…⁇
それともスライドプーリーでしょうか…⁉︎

ストールテストは問題ありませんでした…


オイルの汚れを点検してみると…



汚い…


走行距離は4万キロ程ですが真っ黒…
オイルパンから少量抜き取ってみるとかなり汚い…
ただ、鉄粉が混ざってる様子はありません。



異音の原因かどうかは分かりませんが、オイルがここまで汚いとなると1度交換してみたくなります…


という事でお客様に相談。


結果、オイルは交換してみる事に…




出てくるオイルの汚れはかなり酷く…


コレは何回か抜き替えが必要でしょう…



使用するオイルは純正のCVTオイル。




これが新油の色…



廃油を抜き取り、新油を注入、試運転…という作業を3回ほど繰り返しようやくキレイになり…

ドレンのP/Kを新品に交換して完了…


結局ペール缶1本丸々使いました…


オイルもキレイになり、いざ試運転。

結果は…





















残念…

また異音が発生。



ダメか〜(;´д`)


とりあえずオイルが原因ではないようです…


この異音はミッション内部のどこから発生してるのか…⁇
これ以上詳しく調べる為にはミッションを降ろす必要がありそうですが…

これまたどうするかはお客様と相談です…




お次は最近、新規で取引を始めたお客様のトレーラー…
車検入庫で当然ウチでは初めて整備するんですが…

以前整備してた業者がどんな整備をしてたのかは不明なのでいつもより念入りにチェック…

BPW3軸車両…


ベアリングのグリスも汚い&初入庫なので交換。

実際ウチではBPWのハブグリスは当工場で管理してる車両についてはベアリングを脱着しての全グリス交換作業は2年もしくは3年毎の交換にしてます…

洗浄したベアリング…


ローラーの状態やキズなどを細かく点検…
特に問題はなさそうですが…

BPWのハブベアリングも国産同様テーパーローラーベアリングなんですが、ローラーガイドが樹脂製のベアリングがあるんですよね…
今回の車両は1軸だけは樹脂製で残り2軸は鉄製といった訳の分からない組み合わせ…

どっかでベアリング交換したのかな…⁉︎


こちらがローラーガイドが樹脂製のベアリング…
アウターベアリングに…


インナーベアリング…



で、これが鉄製のベアリング…





BPW専用のグリスを詰めて…



リテーナシールも交換。


取り外して…




新品のリテーナシールをセットして組み付け。





レース側にもグリスを…


BPWはハブ内にグリスを充填させる必要はありません。
あくまでもベアリングユニット部のみで大丈夫です…

ベアリングをセットし…


リテーナを入れてスナップリングで固定。







アウター側も同様に…






これで安心ですね…


その後灯火類の点検してたらマーカーが1箇所点かなかったのでレンズを外してみると本来12w球のはずが25wが突っ込んである…


これは運転手さんが自分で換えたのかな⁉︎

さすがに整備業者がこんな事はしないとは思うけど…




なんだかんだで終了です。





それから3LD1の部品も少しづつ揃い初めてますが…
手を付ける時間がありません。

ピストンももう来てるので本当はブロックの加工に出したいのですが…




こんな状態…

いったいいつになるやら…



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続・ギガ…SCR異常。その2

2017-06-19 23:17:09 | いすゞ
以前のギガ…


チェックランプが点くとの事で預かったものの、現在故障は無くデータリセットにて様子を見てもらってたギガですが…

結論から言うと…



ダメでした。



その後数日は問題なく運行してたらしいのですが、数日前に再度チェックランプが点灯した…との事なので…

車両を預かり調べる事に。


点いてますね…アドブルー噴射異常。



問題のコードは前回と同じく尿素水センサー信号異常なので…


交換決定です。



交換作業はさほど苦労する事もありません…



尿素水の送り側、戻り側のホースにヒーターホース2本を外せば簡単に外れます…



こちらが新品の尿素水センサー



尿素水の濃度を測定する超音波センサー。

緑の矢印の部分から超音波を発生させて赤色の矢印部のプレートに反射…再度センサー部に戻るまでの送受信時間で濃度を測定してます。


タンクに尿素水センサーを取り付けてホース類も接続して…


完成。



念入りに試運転をしてもチェックランプは点灯せず…


ただ、試運転後にデータを確認すると…


尿素水濃度が今現在は32.5%を表示してますが、最小値は23.4%に最大値は34.3%にまで振れてます…
結構バラついてますが、こんなもんなんですかね…

超音波センサーの特徴を調べてみると、測定対象物の温度により少なからず誤差が出るようですが…
そこはさすがに補正されてるでしょう…

あとは振動による対象物の揺れで数値が前後する事はありそうです…
まあ、濃度が異常であれば濃度異常のコードを拾うはずでしょうし、とりあえずこれで大丈夫でしょう。


DPDもついでに燃焼しておきます…







後は納車して終了です。


で、取り外した尿素水センサを少し拝見。


ストレーナー…


この尿素水センサもDCUとはCAN通信をしているのでコントローラを内蔵してるんですが…
なんとか覗けないものか?とカバーを外してみるも…




このコントローラが不具合の原因なんでしょうけど、シリコン⁉︎が充填してあり目視不可でした。





次はオイル漏れで入庫したNSP160プロボックス…


まだ登録から1年の新車ですけど…⁉︎

エンジンは1NR



こんな新車のオイル漏れは問答無用でメーカー保証でしょ…なんて考えながら下廻りを覗き込むと…
汚れてますね…


スチームで洗浄…


すると何やらキズがあるんですけど…



おまけにその先にボンドらしき白い物体が塗ってあり、そこからオイルが垂れてます。



いや…これは保証がどうとかって話でも無いですね。
下廻りをぶつけてオイルパンが割れたんでしょうけど…
どうやらぶつけた人間は状況を分かっていてボンドを塗って漏れを止めようとしたようですが…

残念ながら漏れは止まっておりません。

これまた厄介なのはこのプロボックスの1NRはオイルパンとロアブロックが一体型なんですよね…
つまり、フロントケース含めタイミングチェーンなども外さないと交換出来ません。
ミッションも絡んでくるので、すんなり外れるのかも微妙だし…
作業性を考えるといっそのことエンジンを降ろした方が早そうな気もするし…

一番の問題はお客様の会社の誰かが運転してオイルパンを当てて、それを隠そうとした跡がある事…
担当者さんはそれを知らないんですよねぇ…






こりゃモメるな〜笑








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コンドル…水が減る⁉︎

2017-06-14 12:43:21 | UD
26年式のQPG-PK39コンドル…



このコンドル…

以前、エンジン不調で燃料系を修理した車で…


その後エンジンの調子は良く、アイドリングが不安定になったり、始動不能になる事も無くなり絶好調らしいです。
ヨカッタヨカッタ…


ところが今回は最近、水が減る…⁉︎との事で入庫しました。

この運転手さんは自分の乗る車をとても大事にしてる方で、日頃から目視での点検を行なっており今回の異常に気付いたようです。


その症状がラジエーターとリザーバータンクの冷却水が日に日に減る…というもの。
更に水温も上がり気味になるようです。
ただ、下廻りを覗いても冷却水が漏れたような跡はない…と。



実際に依頼があったのは先月だったんですが、その時は冷却系統のプレッシャーテストを行なっても圧力は下がらず外部に漏れる事も無く、またヘッドガスケットやコンプレッサーヘッドを疑い吹き返しを点検するも吹き返しも無し。

他にも疑わしい箇所を考えてたんですが、イマイチ原因ははっきりせず…
その後の運行もあったのでとりあえず冷却水を補充してもう少し様子を見てもらう事に…


で、6月に入り運転手さんから、『やっぱり減る…それとエアドライヤーのドレンから微量ではあるがクーラントらしきモノが出てきた…』と。

おぉ…それは有力情報…笑


早速、車を預かり調べると…


ドライヤーのドレン付近は確かに少し湿っており…
匂いを嗅ぐとクーラント臭が…

どうやらコンプレッサーヘッドから内部リークした冷却水がドライヤーに流れてしまっているようです。


という事で早速部品を手配して修理する事に…
交換するのはコンプレッサーヘッドにドライヤーはO/H、それと少々お疲れ気味のラジエーターホース。






まずはコンプレッサーヘッドから…
接続されたホースやパイプを切り離し…


ヘッドを取り外し…


オイルが上がってきてる様子はありませんね…

新品のコンプレッサーヘッドに…


ヘッドボルトも新品に交換します。



取り付けてコンプレッサーは完成。




お次はドライヤー…


取り外し…


分解すると中にはコンプレッサーから流れてきたクーラントが溜まってます…





各部を洗浄と点検…




こちらは古い乾燥剤…
あまり汚れてはいません…


交換。






組み付け…






ドライヤーも完成です…


交換した部品…


車両に取り付けて…


後はラジエーターホースを交換して冷却水を注入


データで水温を確認しながら暖機&エア抜きです。




サーモスタットも問題無し…


念入りにエア抜きを行い、ラジエーターキャップも新品に交換…






DPFの堆積モニターも溜まってたので、ついでに再生。








特に問題なく無事終了…


試運転をしっかり行いその日は終了…

翌日の完全冷間時に冷却水の量の確認と補充をして…






全ての作業が完了です。




ただ、今回気になった事…

コンプレッサーヘッドから内部リークしてもラジエーター側にエアが吹き返さなかったのは冷却経路の問題でしょうか…
しかも逆に、ドライヤー側に冷却水が流れるという…
通常コンプレッサー側の方が圧倒的に圧力が高いですからね…
また吹き返しがない時点でヘッドガスケットとコンプレッサーヘッドは選択肢から除外してましたが…

原因はコンプレッサーヘッドでした。

運転手さんの有力な情報で判明しましたが…

少々腑に落ちない原因でしたね…


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スーパーグレート…SCR異常。

2017-06-12 23:29:16 | ふそう
またSCR関連のトラブルです。





19年式のBDG-FU50スーパーグレート。

尿素SCRシステムを搭載した初期の型式です…


排ガス規制がBDG-はまだ6M70エンジンを搭載しております…
関係無いけどエンジン廻り汚いな…


この年式のスーパーグレートの尿素SCRは日産ディーゼル(現UDトラックス)の技術供与を受け当時のクオンと同じ尿素SCRシステムを搭載してます。
その後、ダイムラーの資本を受けたふそうはダイムラー製のエンジンである6R10に尿素SCRもブルーテックを採用する様になりました。



お客様曰く、アドブルー異常のランプが点いた…との事でこちらも出張で確認する事に。

現在はチェックランプは消灯してます…


診断機を繋いで確認してみると…


エンジンの過去故障には…


エンジン回転センサーと尿素SCRシステムのコードが…
このP1BB1…SCRシステムのコードは尿素SCRに異常があった場合にエンジン側ECUに同時に記憶されるコードで…
本来ならDCUにもトラブルコードが記憶されるはずなんですが…
問題の尿素SCR側は…


ナシ…⁉︎

整備書ではこのP1BB1が単独で検出されるのはDCU異常となっており処置としてはDCUの交換…
となってますが…
お値段が笑っちゃうほど高額。

初期のUDの尿素SCRシステムでもありましたが、エンジン側でP2042(尿素SCRシステム)と通信系の複数の故障コードを変換してSCR側の故障コードを特定する…なんて方法もありましたが…

まさかその方式じゃないよな…

システム的には同じシステムだけど…

まさかね…





ま、整備書をサラッと読んでもそんな事書いて無いので…

大丈夫でしょ…



多分…笑


データで確認する限りだと添加量のエラーを検知したようです。


今現在はチェックランプも点いて無い事からシステムは正常に作動してるんでしょうが…


なんか最近こんなケースばっかり…


とりあえず、この車も履歴データを消去して様子を見る事に…





データも当然リセットされます。


にしてもエンジンルームが汚いな…←2回目


水漏れもあるようだし…


これまた見積りを出してお客様に相談ですね。



で、見積りを作ってる時に気になったんですが…

UDのポンプモジュールは55万なのに対し、同じモジュールなのにふそうは65万…

逆にUDのドージングモジュールは13万なのにふそうは65,000円と…

ポンプモジュールに関してはコーディングの関係上無理かもしれませんが、ドージングモジュールは交換後の設定は特に必要無いので…

もしかしたら今後はわざわざ高いUDのドージングモジュール買わなくてもふそうで買った方が同じ物が安く買えるんじゃない…⁉︎



なんてセコい考えが…




ちょっと調べてみようかな…笑

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ギガ…SCR異常。その2

2017-06-05 21:59:38 | いすゞ
気が付けば2017年も…

もう6月です。



時間ばかりあっという間に過ぎて行きますね(;´д`)




またまたQKG-EXD52ギガ…


前回のギガと同じお客様で年式、型式も全く同じですが、別車両です。


こちらの車もアドブルーのチェックランプが点灯した…という事で入庫。

現在はチェックランプは点灯しておらず…

これもNOxセンサーだったりして…⁉︎なんて考えながら診断機を繋いで確認すると…




履歴にはP1466 尿素水品質センサー信号異常…



全然違った…笑


尿素SCRシステムは排ガスに含まれるNOxを還元させる為に尿素水(AdBlue)を使用しています…

正確に言うと、NOxを還元するのはアンモニアなんですが、アンモニアは劇物なのでそのまま車両に搭載するのは危険な為、尿素水を搭載してるんです…
尿素水を高温下のマフラー内に噴射する事で加水分解されアンモニアが生成されます…
そのアンモニアがNOxと科学反応を起こし、無害な窒素と水に分解する事でNOxを浄化します。

更には生成したアンモニアが全てNOxと反応する訳じゃなく余剰分が出てきてしまうんですが、そのアンモニアを大気に放出する訳にはいかないので余剰アンモニアを還元する為の触媒まであります。


近年の厳しい排ガス規制に対応する為、ディーゼル車を扱う各メーカーは多くが尿素SCRシステムを採用してますが…
この尿素水はその名の通り、尿素を水に溶かした物で…
AdBlueという商標で流通してます。

で、この尿素水の品質はかなりシビアな為に尿素タンクに尿素水温度や濃度、充填量などをモニターする尿素水センサーが付いてるんですが…

このコードは尿素水レベルセンサ、尿素水温度センサ、尿素水品質センサーいずれかからの異常信号をDCUが受信するとチェックランプを点灯させるようです。
尿素水センサはレベルセンサ、温度センサ、品質センサが一体で構成されて尿素水タンクに付いてます…


ただ、汎用診断機には尿素SCRシステムのフリーズフレームデータ機能が無いので現在故障が無い現状だと原因の特定は難しいですね…
フリーズフレームデータ機能があればもう少し深く原因を追求する事が出来るんですが…

まあ今回のケースでは実際に原因が分かった所で尿素水センサはASSY交換以外に方法は無いんでしょうけど…笑


で、この尿素水品質センサはどのような方法で品質をチェックしてるのか?…を調べると、タンク内の尿素水中で超音波を発生させてその信号の送受信時間で濃度を測定してるみたいです。

ちなみに尿素水の濃度は32.5%が基準なんですが…

最近チラッと聞いたのは市販の尿素水は高いから自分で尿素と水を混ぜて尿素水を作る…なんて話も聞きましたが、絶対に辞めましょう…
トラブルの元になるのは間違いないですから。



とりあえず、今現在のデータの確認をする限りだとおかしな点は見られず…
問題の尿素水濃度も基準値通りです。


しばらく試運転してみましたがチェックランプも点きません…

さあ、どうしたもんか…とデータを見てみると…


現在の尿素水濃度が32.2%になってる…

最大値に限っては32.9%…

薄くなったり濃くなったりしてます。

こちらのお客様が使用している尿素水は日産化学工業製の物なので品質に関しては疑う余地は無さそうです。

という事はやはりセンサーがおかしいのかな…

基本的には尿素水タンク内の尿素水濃度が変わる事自体が疑問ですが…
実際にはタンクに水が混入して濃度が薄まる事も無いとは言い切れませんが、濃くなるのはおかしいですよね…
尿素水残量も64%ある事から量が少ない為、正確な濃度が測定出来ない訳でも無さそうですし…

ただ、現在チェックランプも点灯してないし…DCUは濃度は問題無いと判断してるんでしょうか…

そもそも当初の故障コードは品質センサ信号異常で…
整備書を読む限りだとこのコードは決して濃度が異常で検出してる訳ではありませんし…


問題の尿素水センサASSYのお値段は約65000円と思ってたよりは全然安い…

一部フソウの尿素水識別センサーなんて25万しますからね…


ただ、今の所試運転してもチェックランプは点灯しないので…
お客様と相談の結果、このまま少し様子を見てもらい、またチェックランプが点灯するなら交換する事にします…

とりあえず結果待ちです…


ちなみに前回のギガはダメでした…笑

またチェックランプが点灯したので、先日出張でNOxセンサーを交換してきました。







キャリブレーションしてデータも確認…


コレで大丈夫でしょう…笑



それから空いた時間に3LD1のオーバーホールを開始…




これまたかかりきりでの作業は難しいので合間合間の仕事になりそうです…




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aniary…

2017-06-04 22:35:20 | その他

注:整備ネタではありません。


今日は個人的にお気に入りのモノを…



デザインに一目惚れして実際に購入してから10年近く愛用してる革製品のブランドであるaniary…

人間、何でも興味を持つきっかけは見た目などのファーストインパンクトだと思いますが…
ある雑誌で見てすぐにコレかっこいい…と販売店を探したのを覚えています。

初めて購入したaniaryの鞄がコレ。


この鞄も雑誌で見た時どうせ高いんだろうなぁ…と思ってたんですが、実際には4万円台とビックリするぐらいの価格で、当時、こういう革製品の鞄って10万以上するのがイメージとしてあったんです。

デザインが良いだけの物なら世の中腐るほどありますが、実際には価格も含めその品質にまで満足出来る物って少ないですよね…

もちろん好みもあるとは思いますが、細かい所まで拘っていて個人的にここまで好きなブランドは数少ないです…

しかもこのaniaryはオールメイドインジャパンなんです…
職人さんがハンドメイドで1つ1つ手作りしてるので当然、同じ柄は2つと存在しません。
そういう職人さんの拘りも好きになった1つの理由かもしれません…

もちろんその品質も。


それ以来、鞄に加え財布や…




キーケース…


ボディバッグに…


仕事で使う名刺入れまでも…笑




全てaniary…笑

細かい金具やボタンにまでロゴがあったり…




ディテールにも拘ってますよね…

キーケースなんかは以前は某有名ブランドの物を使ってましたが、買って1年で金具が外れたりしました…(ちゃんとした正規品です。)

値段もハンドメイド、メイドインジャパンであるのに決して高くありません。

この価格帯でここまで拘る製品を作るのって凄く難しいと思うんですよね…
世の中、安い物には安い理由がありますが…
必ずしも高い物が満足するとも限りません。

もちろん商売ですから売れてナンボなのは理解してますが…
物に溢れた時代にこういう作り手の思いが伝わる商品って凄く少ないように思います。



この業界にも似た様な事が言える気がするんです…

自動車整備業は物を売る仕事ではなく技術を売る仕事です…

"高い技術力に安心低価格"…とうたってる整備業者は5万とありますが、本当に高い技術を持った業者は一体どれ程いるのか…
価格に見合ったサービスを提供出来ているのか…

と、疑問に感じます。





色々と理想があっても現実にはそうはいかない事も多々ありますが…

こういう仕事を見る度に自分も品質には拘って仕事をしたい…と改めて思いますね。



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ランクルプラド…タイベル交換。

2017-06-03 21:18:05 | トヨタ
14年式のVZJ95ランドクルーザープラド…


タイミングベルトの交換と足廻りの修理で入庫。


エンジンはV型6気筒の5VZ…


まずはタイベルから作業開始…


どんどんバラしつつ交換する部品を選定していきます…


激カタのプーリーボルトを緩めて、クランクプーリーも抜き…


タイミングベルトカバーを取り外すとウォーターポンプから漏れた跡が…


まあ今回はウォーターポンプが漏れてようが漏れてなかろうが交換する予定でしたが…

更にタイミングベルトテンショナーを取り外すにはクーラーコンプレッサーのブラケットが邪魔になってくるのでそちらも取り外します。




取り外したブラケット…



上死点を出しタイミングベルトの取り外し…
ウォーターポンプはあちこちから漏れた跡があります…




カムやクランクのシールも交換する為カムスプロケットも取り外し…





オイルシールからの漏れは無さそうです…
シールを取り外し…






新品のオイルシールを圧入。






ウォーターポンプの交換も…
使う部品はアイシン製社外品です。
もともと付いてるトヨタ純正ウォーターポンプは液体ガスケットなんですが、今回のアイシン製はシートタイプでした…

出どころは同じはずなんですけど…
何故なんでしょう…⁉︎
個人的には液体ガスケットに比べればシートガスケットの方が気を使わなくて済むので楽ですけど…


ガスケットを取り付けて…


ウォーターポンプの取り付け。
サーモスタットも交換…




バックプレートも付けて…


カムスプロケットも取り付け…
トルクは110Nm…


更にアイドルプーリーやテンショナープーリーなども組み付け。
もちろん新品です。



タイミングベルトを取り付けたら…


クランクシャフトを回してタイミングの確認。


よくタイミングベルトがズレたまま組み付けてエンジンがかからない…とかいう話を聞いた事がありますが…
キチンと確認すればそんな事は絶対あり得ないんですけどね…笑
確認してないか、確認の方法が間違ってるんでしょう…


確認したら後はどんどん組んでいくだけです。


クランクプーリーも取り付け。
締め付けトルクは250Nm…


ファンやらシュラウド、補機ベルトに…


ラジエーターホースを取り付けて完成。
ちなみに本来ならプラグも交換するんですが、2ヶ月前にエンジン不調修理で交換してる為に今回はそのままです。



他にもフロントのブレーキパッドの交換など…




リヤのスタビリンクの交換も…
ブーツが破れちゃってます。



こちらは社外品のスタビキットで対応。


左右共交換して完了…




冷却水を注入してエア抜きを行なっていきます。




タイミングベルトを交換したら交換済証を忘れずに貼りましょう…



後は試運転をして全ての作業が完了…



なんですが、今日は土曜日なので早じまい…笑
試運転と最終確認は来週にします。







それから全然話変わりますが…

去年の10月頃だったかな?に記事で書いた…
いすゞの産業機械用ディーゼルエンジンの3LD1オーバーホール…

当時は修理代が高額な為、廃車にする…という事で作業を中止してバラしたエンジンも仮組みしてお返ししたんですが…

何故か半年以上経った今頃、やっぱり修理する事になった…と、話が復活しました。

で、昨日エンジンを取りに行って来ました。


確かピストンが割れてたんだっけ…⁉︎

とりあえず来週から空いた時間を見つけてオーバーホールを開始します…











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